最新更新日:2024/06/14 | |
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越境講演会“Diversity & Inclusion”
12月22日(火),本校SGH事業の一環として,東京2020(オリンピック・パラリンピック)組織委員会より茅和子氏を講師としてお招きし,「東京2020大会とD&I(Diversity&Inclusion)」をテーマとするオンライン講演会が開催されました。1・2年次の合わせて10名の生徒がZoomで参加しました。
本校では平成28年度のSGHアソシエイト校指定以来,東京2020オリンピック・パラリンピックを国際理解や社会課題に関する教材ととらえ,探究テーマの一つとして扱ってきました。今回の講演会はその流れを受けたものです。 講演では,東京2020大会の重要テーマの一つであるD&I(Diversity&Inclusion:多様性と調和)について,オリンピック憲章との関係から過去大会の変遷,今大会での目標とそれに向けた取り組みに至るまで,わかりやすくお話しいただきました。また,実際に社会で見られるダイバーシティ(多様性)についても紹介していただき,「障がいって何だろう?」というテーマでグループディスカッションを行いました。生徒たちはグループごとに考えたことを発表し,多様性を受け入れる社会について考えを深めることができました。 今回参加した生徒が中心となって,「多様性と調和」についてさまざまな生徒が考え,意見を交わし,行動に移していけるような雰囲気を日吉ケ丘高校に作り出してくれることを願っています。 参加生徒のふり返りより: ・初めて聞いた言葉ばかりだったけど,D&Iについて深く考えられた。どんな人も嫌な思いをせず生きていけるように考えて思いやりをもって行動することがD&I実現につながると思った。 ・今回の講演会でオリンピックはスポーツの大会だけではなく,選手も含め委員会の方が,これから誰もが暮らしやすい環境を広めるための活動を行っていると知りました。最後質問したときに,地道に浸透するようにという言葉を聞きました。この言葉で,D&Iを広めるのではなくてそれが普遍的なものになるようにみんなの意識を根本から変えていく活動なんだなと思いました。とても貴重なお話が聞けて新しい知識も身につけられてとてもいい経験になりました。 ・今まで東京2020オリンピックを含めたオリンピック大会について,人よりも抜きん出た個性を比較し合う(→少し聞こえが悪いかもしれませんが,オリンピックは好きです。)大会で,テレビやラジオ,新聞を介して多国と繋がっていく取り組みという見方で見てきていました。でも今日の話や去年からのSDGs学習の取り組みから,ジェンダーだったり,貧困だったりのその国や人々が持つ個性を越境し合う取り組みのひとつでもあったと見方が変わりました。また,選手が記録を競い合うということは,それもひとつのその人の個性だと気づきました。私も一日でも早く,人それぞれが持つ個性を『世界にひとつの存在』として自慢し合えるような,表現し合えるような世界になってほしいです。そして実際に意見交流をしてみたいです。長文になりましたが貴重なお時間ありがとうございました。 |
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