最新更新日:2024/09/12 | |
本日:13
昨日:11 総数:191027 |
星をながめているだけで・・・
『星をながめているだけで幸せになれるんだ…』
ようやく本格的な冬がやってきました。先日には初雪も見られ、寒い中、子ども達はこごえていないか心配になり登校指導に行きましたが、なんのことはない、素手に雪のかたまりをいっぱい持ち、白い息をはずませる笑顔があふれていました。子ども達の圧倒的で純粋なパワーをあらためて感じた朝でした。 そんな中、登校時になかなか姿が見られない子のことが気になります。寒くてなかなか起きられない子や、夜遅くまでゲームをしていて生活リズムが乱れてきている子などさまざまですが、心配なのは、それが一日の生活にしみこんできて、学校になかなか足が向きにくくなる事です。授業に出られないぶん、勉強はどんどん遅れてたまっていきますし、友だちとの関係が薄くなることで、より学校に向かいづらくなるサイクルにどんどん陥ってしまいます。 それぞれの家庭には、それぞれのいろんな事情があります。そんな中、元気な登校を支えるための家庭のご努力には心より感謝しています。卒業や進級を間近にひかえたこの時期、子ども達の次のステップへの飛躍がスムーズにできますよう、「早寝、早起き、朝ごはん」のサポートをあらためてお願いします。学校も、一丸となって子ども達の楽しい活動を用意し、温かく子ども達を迎えたいと思っています。 先日、久しぶりに映画を見に行きました。「リトルプリンス(星の王子様)」と言う映画です。私自身、小学生の時に出会ったお話で、何回読んでもなかなか分かりにくかったり、読むたびに感じるものが違ったりする奥の深いストーリーです。その中で王子様のこんな話が心に強く残りました。 『だれかが、何百万もの星のどれかに咲いている、たった一輪の花が好きだったら、その人は。そのたくさんの星をながめるだけで、しあわせになれるんだ。』 子ども達の内には大人が感じている世界とは違った世界があふれています。どんな大人になるかは、そんな夢や感性をどれだけふくらませてきたかによって大きく左右されます。私たち教師も含め大人は、忙しさの中で忘れてきた子どもの純粋な感性を、夢を、少しでも共有しつつ支えていくことが必要だと思います。そして、子ども達が一つでもワクワクと心が向くことができる場や関係をしっかり用意して、学校や家庭が「しあわせになれる」ところと感じられるようにしていきたいです。 |
|