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最新更新日:2025/04/18 |
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入学式
ほんとにぴったりと満開になった桜の祝福を受けて、本日、京都堀川音楽高等学校第16回入学式を、多くの来賓の皆様、新入生保護者の皆様のご臨席を賜り、全校生徒が参列する中で無事挙行することができました。ありがとうございました。
新入生は、みんなとてもいい顔をして、ほんとに希望に満ち溢れた様子でしたし、2,3年生は新入生を温かく仲間として迎える雰囲気を存分に出してくれていました。 厳粛な式ではありましたが、一体感のあるすばらしい式になったと思います。 新入生のみなさん、今日からたくさんのことを学び、音楽家への長い道のりを歩みだしてほしいと思います。 以下は校長の式辞(抜粋)です。 ********************************* 新入生のみなさん、入学おめでとうございます。教職員一同、そして在校生一同、新入生のみなさんのご入学を心より歓迎いたします。 みなさんは、昭和23年に本校が「堀川高等学校 音楽課程」として創設されてから数えて第79期、この城巽の地で「京都堀川音楽高等学校」となってから第16期生となります。この長い歴史の中で、たくさんの素晴らしい音楽家が巣立ち、音楽を通じて多くの人々とつながり、感動を与え、人の心を動かしています。多くの先輩方は、本校で学ぶ喜びを感じながら、時には肉体的、精神的に厳しくなろうとも、挫けることなく練習に勉強に向き合い夢を実現してこられました。 みなさんも、音楽が好きで、音楽で自己表現し、人を感動させたいと思ってこの堀音に入学してきたのだと思います。諸先輩方の紡いでこられた歴史と伝統に支えられながら、自分らしい音楽を常に探求し、創り上げていく道をしっかりと歩み、人を動かすことのできる音楽家を目指してほしいと思います。 本校には、そのためのすばらしい環境があります。音楽を学ぶために整えられている施設や設備、たくさんの専門の先生方も含めた熱意ある教職員、このような最高級の環境が与えられることは、みなさんにとってとても大きなチャンスとなります。そして、それと同時に、「堀音をいい学校にしたい」という多くの方々の並々ならぬ期待の表れでもあります。みなさんがこの3年間で得ることのできる価値を高めるために、その熱意への感謝を忘れず、この環境を最大限に活用し、「音楽家になりたい」という自分の大きな目標に向かって、常に努力を続けてほしいと思います。私たち教職員も全力でサポートします。 さて、本校の教育目標は「人とつながる音楽家の育成」です。「人とつながる」という言葉にはいろいろな意味を見出すことができます。だからこそ、音楽だけでなく高校の全ての活動がこの目標につながり、意味を持つことになります。何を持って「人とつながる音楽家」なのかは、みなさんが3年間考え続けるべきことです。そのためには、授業も含め様々な取り組みに真剣に向き合うことが重要です。「人とつながる」ということを考えることと、人間として深く成長し自分の視野を広げることとは密接につながっています。そのための種が、たくさんこの学校にあります。常にそれを見落とすことなく拾い、そして自分の中に蒔くことを意識してほしいと思います。そして、ぜひ芽を出させてください。 みなさんは、全員「音楽家になりたい」という強い思いを持ってここに集まりました。これからの3年間は、同じ思いを持つ仲間と一緒に、技術や感性、そして人間性や音楽に対する思い、様々なことを深め広げていく時間となります。お互いに切磋琢磨し、時にはぶつかり、理解し合いながら、成長していってほしいと思います。 きっと、みなさんは多くの困難にぶつかることになるでしょう。しかし、自分を信じ、周りを信じ、前を向いて乗り越えていくことが、最終的に夢をつかむための鍵となります。私たちは、みなさんがその夢を実現できるよう、心から応援しています。 それでは、これからの3年間が素晴らしいものとなることを願い、式辞といたします。 令和7年4月8日 京都市立京都堀川音楽高等学校 校長 谷口 衛 〈写真〉 左:全員での校歌合唱 中:式辞 右:入学生代表のことば ![]() ![]() ![]() 入学式を前に
4月8日(火)10時30分より挙行される令和7年度入学式に向けて、式場の準備が整いました。教職員一同新入生のみなさんを迎えるのを心待ちにしております。
東門の城巽の桜も少しはらはらとしつつも満開の花で皆さんを見変え入れてくれます。また玄関の桜はようやく満開となり、みなさんの門出を祝福してくれているようです。希望とワクワクを胸に、ぜひ登校してください。 ![]() ![]() ご挨拶![]() 本日付で京都堀川音楽高等学校の校長を拝命いたしました、谷口衛(たにぐちまもる)と申します。 昭和23年に堀川高校音楽課程としてスタートして以来、脈々と受け継がれてきた京都堀川音楽高校のすばらしい歴史と伝統は、何物にも変え難いものだと感じています。前任の中村 陸子校長はその「堀音」の素晴らしいところをしっかりと伸ばすために、教職員の方々と一緒に考え対話しながら、今までにない取り組みを始められました。その流れが堀音の新しい文化となり、より「堀音」が素晴らしい学校となっていくよう、これから実直に取り組んでまいります。 令和5年度の途中より「人とつながる音楽家を育成する」という言葉で本校の教育目標が語られるようになりました。令和7年度学校案内を見てみると、 「音楽家」として「人とつながる」とはどういうことなんだろう?そんな問いかけから京都堀川音楽高校、通称 堀音(ホリオン)の学びが始まります。その問いの答えを、教職員が生たちに「これだ!」と教えることはありません。そもそも正解の定かではない問いであり、誰かが教えられるものではない問いです。音楽に志す生徒自身が堀音の3年間をかけて、その答えを自分なりにつかみ取ってほしい、そんな願いを込めて、教職員は堀音の学びを設計しています。 とあります。 芸術は、表現者と受け取り手があってこそ成り立っているので、その成り立ちからして人と人がつながっている営みです。音楽も例外ではありません。しかし、実はそれ以外のとてもたくさんの人達とつながっています。音楽としてのより高い芸術性を求めるためにはそういった様々な人たちと広く深くつながり、それを自分の中に落とし込み、それが自分の音楽に返ってくるような、そんなサイクルを意識しながら、すべての教育活動を学校長として支えていきたいと思っています。 堀音には、学校を愛してくださっている皆さまがたくさんおられます。城巽学区自治連合会の皆さま、同窓会の皆さま、この校舎を拠点に活動されている音楽関係の皆さまをはじめ、本当に多くの方々のご理解とご協力によって堀音は支えられていると思っております。皆様には本校への一層のご支援ご指導をいただけると幸いです。 今日から新年度が始まります。生徒たちの音楽に耳を傾け、対話し、保護者をはじめ堀音を愛してくださっている方々の思いを胸に、教職員一丸となって「堀音の教育」をすすめてまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。 令和7年4月1日 京都市立京都堀川音楽高等学校校長 谷口 衛 |
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