京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/19
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京都堀川音楽高等学校 第15回 入学式

 ここ何年か、3月の終わりには、早々と満開となっていたあちこちの桜が、今年はすこしゆっくりと見ごろを迎えました。本校西側を流れる堀川をふちどるソメイヨシノも、今日の入学式を待って、美しい姿を見せてくれました。遅い早いはあったとしても、こうして季節の巡りを恙なく迎えることができますことを、文字通り、ありがたく存じます。本日、京都堀川音楽高等学校 第15回入学式を、多くの来賓の皆さま、新入生保護者の皆さまのご臨席をいただき、無事挙行することができました。ありがとうございました。

 今年度の入学生は、本校が昭和23年に「堀川高等学校音楽課程」として創設されてから数えて、第78期に、また、この城巽の地に移転新設され「京都堀川音楽高等学校」となってからは第15期となります。担任の呼ぶ、ひとりひとりの名前を聞き届け、38名に入学を許可いたしました。

 式辞では生徒たちに、この学校の音楽を学ぶのにたいへん恵まれた環境を、「当たり前」にしてほしくないこと、京都市民をはじめとした、多くの方々から、あなた方に託された期待と希望と受取り、日々の生活において意識の底に、しっかり忘れずに持っていてほしいと、と伝えました。
 
 また「夢」について、昨年度の東京大学入学式での東大OB馬淵俊介氏のご祝辞をお借りして、次のような話をしました。以下概略です。

 馬淵氏のお話の1つ目は、「夢」に関わる、心震える仕事をして欲しいということ。自分の「夢」に関わる本当に好きなことをやらないと、それを徹底的に突き詰めることはできない。また、好きなことをやってないと、幸せの尺度が「自分が他人にどう評価されているか」になってしまう。他人の評価を気にする、他人の人生ではなく、自分がやりたいことに突き進む自分の人生を!と語られた。
 15歳で「堀音」で音楽に志すと決心した堀音生は、もうこの発信は届いている。あなた方は、人生にとっての大きな意味で、音楽という「心震える仕事」を「夢」とする道を歩み始めた。そんなあなた方を、私たち教職員一同は、私たちの「夢」として、あなた方に寄り添い、見守っていきたい。

 馬淵氏の「夢」についての2つ目の発信は、「夢」は、探し続けて行動し続ける人にしか見つけることはできないし、そうする中で、少しずつ「彫刻」のように形作っていくものだ、というもの。
 さきほどあなた方は既に「夢」を持ってその道を歩み始めた、と言った。しかし、その「夢」は硬直した、変容を受け付けないものではあってほしくない。この堀音で、音楽という方向性の中で、音楽と真摯に向き合って、考え続けて、体験し続けて、今描いている「夢」を、ある時は木彫のようにくっきりと彫出し、ある時は彫塑のようにのびやかに膨らませていってほしい。何かの時に「夢」が壊れたり、遠のいてしまったように思えるときには、それはもっとダイナミックな「夢」、あるいはもっと繊細な「夢」への変容の予兆だとたくましくとらえてほしい。この堀音で堂々と音楽への「夢」を見続けよ。「夢」に向かって、ひたむきに歩み続けてほしい。

 78期の皆が、仲間とともに、この堀音で、濃密な時間を積み重ねてくれることを願うばかりです。

京都堀川音楽高等学校
校長 中村 陸子

写真 上:校歌合唱 本校の入学式は在校生も全員参加します。
   中:入学許可 担任が名前を呼ぶと、新入生たちは晴れやか返事をしてくれました。
   下:入学生代表のことば 憧れの先輩方のように、私たちも憧れてもらえるようになりたい。 

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ご挨拶

 令和5年度に引き続き、本年度も校長を務めさせていただくこととなりました、中村 陸子(なかむら みちこ)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。

 昨年度は皆が待ち焦がれた“平常”の日々、久しぶりに何の制約もなく音楽科らしく教育活動に勤しむことができました。地元城巽自治連合会の皆さま、京都・堀音同窓会の皆さま、この校舎を拠点に活動されている、京都子どもの音楽教室と京都市少年合唱団の皆さまはじめ、音楽関係者の皆さま、全国の芸術・音楽系大学の皆さま、数えきれないたくさんの方々のご理解とご協力、ご指導のおかげで、本校の歩みをすすめてまいることができました。たびたびの演奏会に足をお運びくださった皆さま方も含めて、おかげさま、と御礼申し上げます。本当にありがとうございました。本年度も引き続き、本校の生徒・教職員へのお支えとお見守りを、お願いするばかりです。

 私自身、生徒たちからたくさんの音楽を聴く機会をもらいました。音楽は言うまでもなく、一回性の芸術です。高校生として謙虚にまっすぐに音楽に向き合い、また若い音楽家として堂々と自分の表現を伝えようとする彼らの演奏。その場、その時に、彼らの傍らにある機会をいただける幸運を思う1年でした。今年度、その幸い、その贅沢に馴れることなく、また、昭和23年という厳しい時代に、新制高等学校に西洋クラシック音楽に特化したコースを置くという、ある意味常識の枠外の願望を実現させた京都の熱き先人たちに思いを致しながら、誠実に務めを果たしてまいりたいと存じます。

 今年度は教育目標を「人とつながる音楽家」の育成、とシンプルな形にリニューアルいたします。音楽家にとって人とつながるとはどういうことなのか、人とつながることがどのような意味を持ち、音楽に志す生徒たちの今と未来に、どのような可能性を生み出していくのか、生徒たちとともに探り続けていこうと思います。
 
 ここ城巽の地に移転新設し、校名を「京都堀川音楽高等学校」に改めてから15年目の春を迎えました。東門の桜が美しく咲いた本日より、令和6年度を始めます。どうぞよろしくお願いいたします。
 
令和6年4月1日
京都市立京都堀川音楽高等学校 校長 中村 陸子

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