最新更新日:2024/12/06 | |
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京大研修2024
11月9日(土)秋晴れの午後、京都大学吉田南構内 総合人間学部棟にて「京大研修2024」が実施されました。本校からは1,2年生8名が参加しました。
「京大研修」とは、京都大学と京都市教育委員会との「高大連携協定」に基づく事業で、京都市立高校の生徒たちが京都大学の大学院生から、学ぶ喜びを伝えていただく機会となっています。テーマ別に、8人の講師の方による8つの分科会が設定され、自分の興味のある分科会に参加申し込みを行います。今年度は全員第1希望の分科会への参加が可能となりました。 本校の8人の生徒が参加を希望した分科会は、農学研究科農学専攻博士後期課程2年の方が講師の「抜いても抜いても生えてくる!?〜雑草の華麗な生存戦略と雑草研究の魅力〜」や、文学研究科思想文化学日本哲学史専修博士後期課程3年の方が講師の「あるものをあるものとして『見る』とはいかなることか〜日常を哲学する〜」、工学研究科電子工学専攻修士課程1年の方が講師の「量子もつれ状態の性質と応用」などでした。どの分科会もとても専門的なご研究内容でしたが、高校生たちにどのように伝えるかをよく考えてくださっていました。ご自分がどうしてそのような研究を志すようになったか、大学・大学院の生活はどのようなものか、ご自身の夢、なども、たくさん語ってくださいました。何より、難しいことを易しく、優しく、語ってくださる講師の方の、深い理解と謙虚な姿勢、そして研究対象に限りない愛をお持ちの姿に、生徒たちは心を動かされていたようでした。 分科会終了後の全体会では、各分科会をZoomでつないで、代表の生徒がまとめを語るのですが、他校のキレのあるまとめをする生徒さんや、「こんなまとめ方もあるんだー!」というユニークでコミュニケーション力たっぷりの生徒さんに刺激を受けていました。本校の生徒たちは、「難しかったけど、おもしろかった」「なんだかこういうことも音楽に関係するな、と思った」と話をして、帰路についていました。高校生の間に、さまざまな機会を活用して、生徒たちが興味関心の幅を広げ、「教養」のベースを作っていってくれることを願っています。 このような貴重な機会をご準備くださった、京都大学と京都市教育委員会の皆さまに、心より御礼申し上げます。本当にありがとうございました。 |
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