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最新更新日:2023/09/30 |
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長唄講座2023![]() ![]() ![]() 本校2年生の日本音楽史の授業を担当してくださっている京都市立芸術大学日本音楽研究センター 准教授 武内 恵美子(たけのうち えみこ)先生のコーディネートで、三味線、長唄の今藤 政雪(いまふじ まさゆき)先生他1名、囃子方 の藤舎 悦芳(とうしゃ えつほう)先生がお衣装も本番さながらに本校にいらしてくださいました。 ホールには緋毛氈を使って舞台をしつらえ、その上にお三方の先生方が楽器を携え、姿勢よくお座りくださると、そのお姿だけでもプロ感がただよっていました。 武内先生が司会をなさる格好で、三味線、長唄、お囃子の楽器などの概説をそれぞれの先生がレジュメにそってお話くださり、まとめとして歌舞伎舞踏の長唄曲「越後獅子」をお三方で演奏してくださいました。演奏の前には、その旋律の一部はプッチーニのオペラ「蝶々夫人」に引かれており、その部分や、歌舞伎舞踏の晒(さらし)を持って踊るシーンを、動画で見せてくださるなど、ほとんどの生徒にとって初めての日本音楽との出会いをスムーズにする工夫をしてくださいました。 後半は、三味線・長唄チームとお囃子チームに分かれての体験の時間に。五線譜とは全く異なる「楽譜」も示してくださり、生徒たちはそれらを食い入るように見ながら、先生方の説明を聞いていました。どちらのチームも、全員が実際に三味線や小鼓に触れ、音を出したり、「さくら さくら」の演奏に挑戦したりさせていただきました。生徒たちは初めてと思えないほどしっかりとしたリズムや音程で演奏ができ、「堀音の生徒さんは、さすがに勘がいい!」と先生方にお褒めの言葉をいただきました。生徒たちがたくさんのことを身体で感じる時間となったようです。 政雪先生は大学ではピアノを専攻なさっていたということで、クラシック音楽を勉強している生徒たちに日本音楽との違いを的を射てご説明くださったことも、生徒たちの理解を助けたようでした。また、先週末には予めこの講座に臨むための「問い」が提示されていたり、今日の体験も互いにiPadで楽器の構え方や持ち方を撮影したり、と、「総合的な探究の時間」で学んだことを活かす取組となっていました。 武内先生と3名の先生方、楽器の運搬などお手間をかけました。良い学びの時間にしていただけたことに、心より感謝申し上げます。 |
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