最新更新日:2024/12/06 | |
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京都城巽音楽フェスティバル実行委員会 〜振り返りと来年度に向けて〜
11月26日(火)17:00より、本校職員会議室にて、本年度4回目となる、京都城巽音楽フェスティバル実行委員会を行いました。
議題は、去る10月26日に盛会のうちに開催できた「第18回京都城巽音楽フェスティバル」の振り返りと来年度の実施日の予定の確定。準備から当日までの流れの中で、城巽自治連合会からのご指摘と学校側から気づきを共有し、来年度に向けての改善策についても検討しました。 来年度の実施日については、城巽自治連合会が10月22日実施の、都大路を華やかに彩る「時代祭」の“当番”にあたっていることや、地元神社の祭礼の日程、学校が11月に外部での特別のコンサートが予定されていることなどから、さまざまな案が出されましたが、最終的には今年度と同様、10月の第4土曜日に、というところに落ち着きました。 その後は、関連事項として、1月のシニアクラブ主催の「新年の集い」に本校卒業生が出演する件や、3月に本校1年生が企画・運営を学ぶ機会を頂戴する、城巽自治連合会主催 同社会福祉協議会共催の「ひな祭りコンサート」についての打合せもおこなわれました。 「音楽の街 城巽」は、いつもいつも本校生徒たちを見守り育んでくださっています。 【12/1(日)14:30〜】 PTA音友会コーラス「15周年記念コンサート」
11月27日(水)
本日は、本校PTA音友会コーラスのみなさんが、来る12月1日(日)に本校音楽ホールにおいて開催される「15周年コンサート」に向けて、最後のホール練習をなさいました。 「PTA音友会コーラス」は、本校が沓掛からここ城巽の地に新築・移転し、「京都市立京都堀川音楽高等学校」として開校した年に同時に生まれたサークルで、今年で15周年を迎えます。 7月に京都で開催された「第49回近畿地区高等学校PTA連合会大会京都大会」のレセプションに、オープニングアトラクションとして招かれ出演された折には、アンコールの拍手が鳴りやまないほど、美しく楽しいコーラスの数々をご披露いただき、ご参加の皆様から大好評でした。 その後、10月の「第18回京都城巽音楽フェスティバル」へのご出演を経て、今回のコンサートでは、さらに磨きのかかったコーラスと数々の演出で、ご来場の皆様をうきうきワクワク、そして、心をゆさぶる感動のひとときへと誘ってくださるはずです。 12月1日(日)は、皆様お誘い合わせの上、ぜひ本校音楽ホールへお気軽にお越しください。入場無料です。 第3回イタリア語ディクション講座
11月26日(火)
本日16:45から、大阪音楽大学より2名の講師の先生をお招きし、今年度3回目となるイタリア語ディクション講座を開催し、声楽専攻の生徒たちが受講しました。 ディクションは、1・2回目に続いてジュリオ・デ・パオリス先生、そして声楽は、本日初めての本校ご来訪となる石橋栄実先生にご指導いただきました。 今回の受講生は3名。一人ずつ、用意したイタリア歌曲をまず歌い、歌詞のディクションをジュリオ先生に指導していただいたあと、その成果を歌って実践。石橋先生も加わって、発声や表現の面とディクションの面から、お二人に様々なご指導やご示唆を受けて、どんどん良くなっていきました。 途中、イタリア語独特の発音をジュリオ先生のお手本に続いて繰り返し試みるも、なかなかピタッと来ず受講生本人が噴き出してしまって、会場全体が笑いに包まれる場面もあったりして、なごやかに楽しい講座が進み、あっという間の90分でした。 聴講する生徒たちも、楽譜に書き込みをしながら熱心に学び、最後の質疑応答も活発に行われました。 ジュリオ先生、石橋先生、気づきや学びでいっぱいの講座を、ありがとうございました! 1年生「総合的な探究の時間」
11月25日(月)4時間目
1年生の「総合的な探究の時間」がありました。 この授業では、前期に培った思考力や他者と対話する力を活かし、地域社会の方々との協働のなかで、生徒たち自身の主体的な取組による演奏会の企画立案に取り組んでいます。 授業の冒頭で、本日から新しく加わったTA(探究活動の指導にあたる大学生・大学院生)の方々の紹介【写真1枚目】があった後、「ひな祭りコンサート」チームと「絵本コンサート」チームに分かれて活動しました。 「ひな祭りコンサート」は、3月に地元・城巽地域の方々に向けて音楽をお届けする演奏会です。アンサンブルを担当する各班が、それぞれが演奏したい曲とその選曲理由を互いにプレゼンしあい、コンサート全体の方向性も考えつつ吟味しました。【写真2枚目】 「絵本コンサート」チームは、京都市立図書館各館で4月に開催予定の「0歳からの絵本コンサート」に向けて、司書の方々との相談を踏まえて、選曲等に取り組みました。【写真3・4枚目】 絵本の読み聞かせに効果音やBGMをつけるのも大切な仕事で、どのような音をつければ絵本の世界に聴衆を引き込めるのか、さっそく楽器を使って試している班もありました。 それぞれの場に即した「本物」の音楽を届けるために、1年生の試行錯誤は続きます。 京都市立高校合同授業実践研修会<音楽科>京都市立高校9校では、各教科の新しい学びの在り方と観点別評価の趣旨を踏まえた適切な評価の実施について理解を深め、教科指導者としての資質・能力の向上を図る目的で、毎年10月にすべての教員が教科ごとに集まり、「合同授業実践研修会」を開催しています。 本校は音楽科の会場校となりますが、10月の学校行事と授業計画の関係から、音楽科のみ特別に時期をずらしていただき、1か月遅れで本日開催することとなりました。 今年度は、3年生の「演奏研究」という科目で研究授業を行いました。今日の授業は、合唱曲「未来へ」(谷川俊太郎詩・信長貴富作曲 混声合唱曲集「かなしみはあたらしい」より)を題材に、「曲想にふさわしい表現を工夫して音楽性豊かに指揮しよう」というテーマで実施。これまでの授業で学んだ指揮の基本的な技法をふまえて、楽曲の特徴や、曲想と歌詞との関わりなどを分析し、歌唱メンバーやピアノ伴奏者に、どのように演奏してもらいたいのかを伝えるには、どのような指揮の技法や表現がふさわしいかを、ペアワークやグループワークを通して考え、実践する授業でした。 ちょうど、先日訃報が届いたばかりの谷川俊太郎さんの詩による曲を扱うことになった今回。指導する教員が授業のはじめに、「昨年も合唱組曲『信じる』を歌いましたね。あれも谷川さんの詩。この曲の題名は『未来へ』だが、未来への希望がストレートに書かれてはいない。『生と死』などの言葉が出てきたりする。みんなにはじっくり詩を味わって、その意味を考えてもらいたい。」と語りかけていました。 研究協議では、音楽科教員だけでなく、ともに参観した普通科教員も出席し、さまざまな観点から意見交流を行いました。音楽科指導主事の先生からは、この研究授業中にiPadで撮影した動画や写真を休憩時間のあいだに即座にパワーポイントに差し込んだ資料をモニターに映し出しながら、本時の評価についての指導助言をくださったり、学習指導要領にもとづく示唆に富んだお話をお聞かせくださいました。 短い時間でしたが、多くの学びを得た研修会でした。 今後も、教員同士が切磋琢磨して、授業改善に取り組んでいきたいと思います。 ご助言いただいた指導主事の先生に、心より御礼申し上げます。 帰ってきた 2年生!
11月21日(木)
77期ヨーロッパ研修旅行の一行が帰国してから、代休をはさんで、本日久しぶりに2年生たちが登校してきました。 早朝のレッスン室開放に7:40に登校している者や、通常通り登校してきて、楽しげに合唱曲を歌いながら廊下を進む2人組など、にぎやかな2年生が戻ってきて、堀音全体に活気がみなぎるようです。 ホームルームでは、研修旅行第5日目にウィーンのカールス教会で開催したミニコンサートのパンフレットが2年生たちに配られました。 コンサート当日に配られるはずでしたが、お客様のご来場が予想以上に多く、持参したプログラムがほとんどなくなってしまったために、今日改めての配付となりました。 皆、愛おしそうに手に取っていました。 今日からまた、堀音での学習活動の再開です。 ヨーロッパ研修旅行で得た多くの学びを糧に、さらに飛躍していってくれることを期待しています。 谷川 俊太郎さん
小学校の国語の教材、レオ=レオニの「スイミー」、中学校や高等学校の国語の教科書で出会った「二十億光年の孤独」…。谷川さんの詩の合唱曲を歌ってきた人も多いと思います。谷川さんの言葉に導かれ、私たちは果てしない宇宙にも自分の内面の奥深い世界にも気持ちを向ける時間を持てたように思えます。
感謝をこめて、ご冥福をお祈りいたします。 谷川さんの訃報を知った昨日、本校の作曲専攻の教員平田あゆみに、京都新聞社から取材依頼の電話が入りました。平田教諭は、平成26年京都工学院高等学校開校時に、谷川さんが作詞、平田教諭が作曲で校歌を担ったことから、谷川さんがお亡くなりになったことについてのコメントを、ということでした。すぐに記者がご来校され、取材。その記事が本日の京都新聞の朝刊に掲載され、教頭が早速本校玄関ホールにその記事を掲示しました。皆さんも機会があれば、お読みいただけましたら幸いです。 平田教諭は、自身の作曲家としての活動の中で、たびたび谷川さんの詩に作曲していたご縁を持っていたそうで、来月8日には、谷川さん新作の詩の新曲のお披露目の演奏会が予定されているということです。また、以前の音楽家活動において、谷川さんの詩の曲を多く収録したCD『うたう劇場』を出した折には、そのブックレットに谷川さんからメッセージを頂戴していたということで、その文章も、新聞記事と並べて掲示しました。 谷川さんの新聞やネットニュースの訃報には、多くの学校の校歌がとりあげられ、それぞれの学校においての校歌の“意味”が語られているのを目にします。本校の校歌「海を遠く」は、人が音楽を求める意味、音楽に志す仲間たちと大事にしたいこと、自分たちの目指していくところ、が語られています。作詞の山本純子先生は、長く京都市立高校の国語の教員をなさりながら、詩人や俳人として、またミュージカル制作などにも関わっていらした方で、堀音への期待もこめて書いてくださったのだと、改めて感謝する機会ともなりました。そして作曲はもちろん平田あゆみ教諭。谷川俊太郎さんに「一筋の清流」と言わしめた平田教諭の作品らしく、若い音楽家たちの清々しい歌声が映える合唱曲となっています。 3月に京都コンサートホール大ホールで開催する卒業演奏会は、卒業生たちの堀音での学びの集大成をお届けする演奏会で、その最後のセレモニーでは、全校生徒による校歌をオーケストラ版で聞いていただけます。後日このブログでもご案内いたしますので、ぜひご来聴ください。 【写真上】昇降口ロビーの掲示板 【写真中】CD『うたう劇場 平田あゆみの声楽作品を集めて 』 【写真下】同CDブックレット 右ページ:谷川さんからのメッセージ「一筋の清流」 1年生「茶道体験」「茶道を中心としたおもてなし事業」の一環として、1年生全員を対象に「茶道体験」を実施しました。講師には、裏千家淡交会から津田宗代先生と安渕宗悦先生をお招きしました。津田先生のお子様は本校47期卒(フルート)で、堀音生たちの先輩だというご縁があります。 2講座に分かれて、それぞれ2時間連続で講座を行いました。 まず1時間目は、茶道の基礎知識や歴史、基本的な作法について、ビデオ視聴を交えた講義を受け、2時間目には、和室で体験実習を行いました。 体験実習はまず、1時間目の講義で学習した「真」のお辞儀を全員で行い、先生方に「ご指導、よろしくお願いいたします」とご挨拶して、スタートしました。 はじめに、お茶席での客と亭主のふるまいについて、先生の解説つきのお点前のデモンストレーションに代表生徒1名が「正客」役となって参加し、その様子を全員で見学しました。 次は、いよいよ自分たちの番です。2人ずつペアになって向かい合わせに座り、「亭主」役が「正客」役に主菓子(今日は、“綾錦”という美しい紅葉の意匠のきんとんです!)をお出しし「お菓子をどうぞ」と促すと、「お菓子を頂戴いたします」と言って、美しくて美味しいきんとんをいただきました。 「亭主」役は、お抹茶碗にお湯を注いでもらい、茶筅を前後に素早く振ります。上手に点てる生徒もいれば、なかなかうまくいかない生徒も。先生方にも助けていただきながら、なんとか皆きれいにきめ細かな泡を点てることができました。最後は、静かにのの字を描いて茶筅を上げ、横に置きます。 「正客」役は、出されたお抹茶碗を手に取り、2回時計回りに回してお椀の正面を避けて、そっと飲んでみると、なんと美味しい薄茶だこと! つづいて、亭主役と正客役が交代して実習しました。 最後に、お軸やお花、お香合などの、お茶室のしつらえについてご説明いただき、茶道のおもてなしの心を学びました。そして、「今日の体験をきっかけにして、少し茶道を学んでみてください。今や茶道は『ティーパーティ』として世界中で知られています。外国に行くとき、お抹茶と茶筅さえあればほかは何でも代用できるので、ぜひお茶を点てて世界の音楽のお仲間とつながっていってください。」とメッセージをくださいました。 たった2時間の短い体験授業でしたが、今日の体験を心に留め、自国の伝統文化について学ぶ一つの契機にしてもらえればと思います。 津田先生、安渕先生、ご指導本当にありがとうございました。 77期ヨーロッパ研修旅行【第6・7日目】<最終回>***********11月17日(日)「ウィーンから日本へ」*********** 天気: 晴れ 気温: ウィーン 最低0度 最高8度 ◆ウィーン市内研修 朝、窓を見ると霧で外が真っ白に。バスに乗っても少し前が見づらいほどで、日本ではなかなか見られない光景でした。ガイドさんから冬のウィーンをはじめヨーロッパではよくある景色だとの説明に、一同聞き入っていました。 そして、霧が少しかかって幻想的なベルヴェデーレ宮殿へ。バロック建築を代表する建物で、中には美術品が数多く展示されていました。 クリムトの代表作「接吻」「ユディット」をはじめ、さまざまな画家の作品を鑑賞しました。ガイドさんから作品の特徴や背景などの説明を聞きながら見ると、作品を深く捉えることができ、とても勉強になりました。そのあとは、庭園に出て散策したり、昨日班別研修を行ったウィーン中心部が遠くに見えているのを写真におさめたりしていました。 次は、ウィーン中央墓地です。 ウィーン中央墓地には自分たちが普段演奏している作曲家たちが埋葬されている場所です。 ウィーンで活躍したベートーヴェン、シューベルト、ブラームスなどのお墓を見たり、モーツァルトの記念碑の前で、クラス全員で「アヴェ・ヴェルム・コルプス」を合唱したりしました。神聖な雰囲気の中での歌声は、とても思いのこもったものとなりました。 その後、ウィーン国際空港へ。 名残を惜しむ生徒がたくさんいて、またぜひ来たいとか住んでみたいという声もたくさん聞かれました。 写真や映像で見るのとは違い、実際に自分の眼で見て、その場所の空気を肌で感じることで、ものの捉え方がこれまでとはがらっと変わったのではないでしょうか。 日本に戻っても、この1週間で見たこと、感じたことを大切にして学びを進めていってほしいと思います。 ◆ヨーロッパを離れ、一路、日本へ。 まだ帰りたくないと思いながらも、飛行機は乗り継ぎのドーハへ。すっかり機内での過ごし方にも慣れてきて、行きとは違ってリラックスした雰囲気でした。 経由地を経て、関西国際空港へ。 空港の案内の文字や放送が日本語で、少し安心したように見えました。 出国手続き、預け荷物のピックアップ後、旅行委員さんによる解団式をして、それぞれ帰宅の途につきました。 この研修旅行中、私たちのためにいろいろご尽力くださった、ヤナーチェク音楽院の先生方・関係者のみなさん、添乗員さんや看護師さん、各地でお世話になったガイドさんや通訳の方々、ドライバーさんなど、たくさんの方々に支えられたこと、そして、全員健康で過ごせたことに心から感謝したいと思います。 そして、77期生たちのご家族の皆さま、さまざまなご協力をありがとうございました。 研修旅行の成果が、77期のみんなの今後の学校生活やそれぞれの音楽に、素晴らしい果実をもたらしてくれることを信じています。 (生徒の記録より) ・ベルヴェデーレ宮殿では、ガイドさんから「絵の深さ」を学ぶことができました。こだわりを表現し、一回出来上がっても変化させていくのは音楽と同じだと教えていただき、とても素敵だと思いました。ウィーン中央墓地では、ベートーヴェン、シュトラウス、ブラームスなど多くの作曲家たちの墓を巡り、五感を使って感じ取ることができました。今後の演奏にも活かせることを、40人それぞれが自分なりに考え、心に刻んだ1日でした。(H.K.) ・ベルヴェデーレ宮殿ではモネやナポレオンの有名な絵など、いつも教科書の中でしか見ることのできない絵がたくさんあって、みんなでワクワクしながら鑑賞しました。中央墓地では、有名な作曲家から建築家まで、ウィーンで活躍した様々な分野の人たちのお墓がたくさんあり、ベートーヴェンやブラームス、シュトラウスにブラームス、スッペなどが目の前のお墓に眠っていると思うと感慨深く、圧倒されました。(N.M.) ・ブルノのホテルのリンゴよりウィーンのホテルのリンゴの方がおいしかった。ベルヴェデーレ宮殿から、カールス・ヴォティーフ・シュテファンの各教会などウィーン市内が見渡せて良い眺めだった。展示されている絵画を見て、時代ごとに絵画の役割が変化していることを実感した。音楽も絵画と同様に「内と外からの力」によって形を変えてきたのだろう。中央墓地で僕は、今回の旅のなかで大音楽家たちを最も身近に感じた。死の象徴ともいえる墓たちは、彼らが生きていた証人として力強く語りかけてきた。かの人々はウィーンの市内を歩き、あるいはリンゴを食べ、そして芸術を成して墓を残したのであろう。(Y.K.) ***************************************************** 77期ヨーロッパ研修旅行【第7日目(最終日)】速報
11月18日(月)
77期ヨーロッパ研修旅行の一行が乘ったカタール航空802便は、予定より少し早く、16:06に関西国際空港に無事、着陸した模様です。 これから入国審査などが続きます。最後の最後まで、しっかりと! |
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