京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/12/06
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多くの方々のご協力や応援のおかげで、77期のヨーロッパ研修旅行から全員元気で帰国しました。本当にありがとうございました。生徒たちが、クラシック音楽の本場での貴重な経験を糧に、自分たちの音楽を、より豊かに育んでいってくれることを、心から願っています。

令和6年度 前期終業式

10月1日(火)この日の1、2時間目は、8月末に台風の影響で日程変更をした文化祭のためにカットした、授業時間の回復を行いました。2時間目が終了すると、全校生徒はホールに移動、前期終業式を行いました。

主幹教諭の司会で開式が告げられ、まずは校歌合唱。今日は1番を歌い、最後は3番で終わるときのように「あがって」くださいという指示。音楽科教員の伴奏で合唱しました。「あがって」のところはさすがに反応よく皆がそろいましたが、3番を歌うことが多い昨今、1番の歌詞がすこしあやふやなところがあって、司会の主幹教諭から「秋休みの宿題が決まりましたね」というアナウンスもあり、反省(?)の笑いがさざめきました。

続いて校長からの話では、4月からここまでの全校生徒と教職員の頑張りへの感謝が伝えられました。学ぶよろこびを持って取り組んでいたこと、楽しもうという姿勢が嬉しい。当たり前に自然に、やることがある日々。それはたいへんな日常でよくやっていると敬意をもって見ている。だからこそ、流さないで、意識的に課題意識を持ってほしい。また、盛りだくさんの学校だけれど、それだけでつながりを完結しないで。高校生という瑞々しい感性のある時期に、「触れておく」ことが大事。コンサートにも美術館にも、京都にたくさんある歴史的なものにも触れてみて、と若き音楽家たちへの期待も伝えました。

音楽科主任は、学年ごとに取組への労いや評価を伝え、「校長先生とかぶるけど…」と音楽に志す先輩として、外へ目を向けることの大切さを伝えました。

生徒指導主事からは、文化祭の評価、そして、もの、こと、ひとを大切にすることが伝えられ、そのあと生徒自治会より、10月8日始業式の日の午後に行う「音リピック」(体育祭)について競技の紹介と諸注意が行われました。

最後の企画推進部教務主任の話は、7月末に能登半島でのボランティアに参加した自身の体験について、スライドを交えての報告でした。1月の震災から半年経っても復旧の厳しい状況を肌で感じた教員は、そのうえに過日の豪雨災害が重なった現地の人々に心を寄せ、「みなさんに今何かしてほしいとかそういうことではない。でも忘れないでいよう。」と呼び掛けました。

「人とつながる音楽家」の育成という新しい教育目標を掲げての令和6年度前期。明日から7日までの秋季休業は短い時間ですが、後期と次の年度への目線を送る、前期末の総括・振り返りを行う時間にしてほしいと思います。

いろいろな反省点、課題は持ちつつも、大過なくこの前期を終えられましたのも、保護者の方々、地元城巽地区の皆さま、京都市教育委員会など、堀音を応援してくださったすべての方々のおかげと感謝申し上げます。本当にありがとうございました。後期、ご心配をおかけすることもあるかと思いますが、お見守りとご指導をどうぞよろしくお願い申し上げます。
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盛況!〜HORION秋のスクールガイダンス〜

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9月28日(土)13:00から、例年課題曲発表に合わせて行っていた、コンサート&学校説明会を新装した、HORION秋のスクールガイダンスを実施し、多くの中学生と保護者の皆さんにお越しいただきました。学校の行事や音楽会なども立て込む時期に、ご都合をつけてご来校くださり、本当にありがとうございました。

開始30分前の開場と同時に次々と参加者の方々がお越しくださり、受付にて資料を受け取り、ホール内へ。本校生徒スタッフの明るい挨拶の声が聞こえました。
13:00ジャストに、在校生(今回は伴奏も含め、全員3年生)演奏の部がスタート。校内のオーディションで選ばれた、弦楽専攻の生徒たちによる弦楽四重奏、声楽専攻生徒ソプラノ独唱、管打楽専攻生徒トロンボーン独奏、ピアノ専攻生徒ピアノ独奏、弦楽専攻生徒のヴァイオリン独奏と続きました。熱量の高い演奏に中学生も保護者の方々も聴き入ってくださり、大きな拍手をいただきました。舞台スタッフは、1、2年生の生徒スタッフがきびきびと務め、スムーズな進行となりました。また、客席からは、いつかは自分もこのステージで!という中学生の前向きな気持ちも感じることができました。

休憩を挟んで、校長が登壇。演奏を終えたばかりの生徒4名がそれに続き、インタビュー形式で学校紹介を行いました。肩ひじ張らない、ナチュラルな生徒の語りから、中学生の、また保護者の皆さまの心に響く言葉や音楽への思い、考え方を聞き取っていただけたのではないかと思っています。

それに続いて、教務主任からの令和7年度入学者選抜説明、音楽科主任からの実技検査内容・課題曲等説明を行いました。前年度までは音楽科主任が全体の場で各専攻の実技試験についても説明を行っていましたが、今年度は専攻別の分科会を設け、丁寧な説明を行うこととしました。そのために、ホールから各教室の方へご移動いただくことにご協力をいただきました。ここまでは全員の方にご参加をお願いし、そのあと希望者には、京都府外から受検を希望される方々への「特別事情具申」に関する説明や、個別相談、在校生交流コーナー等をご利用いただける形をとりました。

今回のスクールガイダンスも、本校の1年生から3年生まで20名あまりの生徒が、教職員とともに参加者の方々をお迎えしました。交流コーナーの中学生の質問への回答は、率直且つ多方面に配慮の行き届いたもので、教職員が感心する場面もありました。生徒たちがこの取組をとおして、改めて自分たちの学校である堀音への“愛”を確認してくれている様子を嬉しく見ることができました。

ご参加くださった中学生の皆さん、音楽を愛する気持ちを大切に、今回のガイダンスを刺激として、日々の学習や練習におおいに励んでください!

中学校教員対象 学校説明会 実施

9月27日(金)前期末考査最終日の今日、予定どおり令和7年度選抜の課題曲発表を12:00より行うことができました。
それを受けて、15:30より、中学校の先生方を対象とした学校説明会を実施しました。中学校の行事等も多いこの時期、お忙しいところご参加くださいました先生方に、心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

定刻少し前には、ご参加予定の先生方が全員お揃いくださり、教頭の司会で、スムーズに会を始めることができました。
校長挨拶に続き、教務主任より令和7年度入学者選抜説明を、音楽科主任より実技検査内容・課題曲等の説明を行いました。中学生が検査に向かって準備する際や、中学生と保護者が作成する書類について、先生方にも十分ご確認いただきたい点などを、ご説明しました。

その後、会場前方では他府県の先生方を対象に、出願の際に必要な書類の入手方法や特別事情具申の説明を行い、後方では、音楽科の各専攻担当の教員にご質問をいただく時間といたしました。明日行う中学生対象の秋のスクールガイダンスに生徒さんがちゃんと申し込んでいるか(申し込みは個人でおこなっていただいているので)を確認してくださる先生方もいらっしゃいました。

本校教職員が、令和7年度選抜に向かってしっかりと準備をしていく、という確認を改めて行う日ともなりました。遺漏なく業務を進めていきたいと思います。

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いよいよ明日。〜令和7年度選抜 課題曲発表〜

9月26日(木)前期末考査4日目を終え、教職員は明日15:30からの中学校教員対象説明会と明後日13:00からの中学生対象HORION秋のスクールガイダンスの準備を行いました。

まず、教職員全員で、秋のスクールガイダンスの役割とタイムテーブルの確認のミーティングを行いました。今年度は、実技検査の受検者全員に係る内容説明に続いて、専攻別の分科会で丁寧な説明を行うことに改善したため、各教員の動きと生徒スタッフの動きを精査しました。

その後、ホールに会場を移し、実際の進行と動線をシミュレーションし、アナウンスの内容をよりわかりやすくするなど、皆の知恵を集めてよりよい形を追究しました。当日の説明内容についても、関係の教員で内容の点検をしました。

並行して、ホールのステージでは、明後日のスクールガイダンスの最初のプログラム、在校生たちの演奏のために、ピアノの調律も行っていただきました。本校では“本番”のたびにこのようにピアノの調律が入ることが普通です。

明日と明後日の配布資料の袋詰めは、内容に課題曲の冊子が含まれるため、厳正に課題曲発表の正午以降、13:00より多くの教職員の手でスピーディーに行います。

明日、明後日、本校にお越しくださる中学校の先生や中学生の皆さんには、明日正午に発表する令和7年度選抜の課題曲の冊子をお渡しいたします。それ以外の方々で課題曲が必要な方は、正午以降本校にお越しください。郵送等がご希望の方は、本校企画推進部(075-253-1581)までお問合せください。

明日の中学校教員向け説明会にご参加くださる先生方、お忙しいところお申込みありがとうございます。どうぞお気をつけていらしてください。

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大学入学共通テスト 出願へ。

9月25日(水) 前期末考査も残すところあと2日。
朝夕の気温が随分秋らしくなって、生徒が学習に取り組みやすくなってきました。

本日は、令和7年度大学入学共通テストの出願期間の初日です。すでに3年生(76期)の出願書類は、出願予定者の全員分が出揃い、点検を行っています。
進路指導部や担任らで改めて最終点検を行ったうえで、暦の良い日を選びつつ、速やかに出願してまいります。
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第10回記念 京都夜想曲 開催!

9月20日(金)18:00より、第10回記念の「名曲クラシック1コインコンサート 京都夜想曲」(主催:堀音父母の会)が、たくさんのお客様をお迎えして行われました。

この演奏会は、本校卒業生の保護者の方が運営されている堀音父母の会が、卒業生たちに演奏の場を提供するとともに、地元を中心に多くの方々にクラシック音楽の魅力に触れていただこうと企画されているものです。本校の音楽ホールを活用し、一般500円(“1コイン”の由来です)・中学生以下無料という、足をお運びいただきやすい設定で、「CMなどのどこかで断片でも聞いたことがある…」というような耳なじみのよい曲を選んで幅広い層にお届けしたい、という音楽会にしてくださっています。

今回は第10回記念ということで、本校在校生にプログラム最初の1ステージをいただきました。2年生ピアノ専攻の男子生徒2名が、ピアノ2台4手でラフマニノフの組曲第2番Op.17より第4曲「タランテラ」を演奏しました。譜めくりと舞台セッティングは、本校の生徒たち数名が応援しました。生徒たちに貴重な機会をくださいました堀音父母の会の皆様、ありがとうございました。

ピアノ、ヴァイオリン、チェロ、フルートによる、ソロやアンサンブルの多彩なステージが続きました。卒業生の方々は、演奏の前にプレトークもしてくださり、現役の77期、この春卒業したばかりの75期から62期までの堀音の先輩後輩が、皆さんのひとつの原点である本校のホールを舞台として共演する、温かな演奏会でした。

次回第11回目の京都夜想曲は令和7年の3月28日(金)に予定されているとお聞きしています。詳細はまたこのブログでもご紹介していきたいと思います。皆さまぜひお越しください。

写真上:本校生徒による演奏
  中:姉妹によるピアノ1台4手の演奏
  下:師弟と同期生による2本のフルートとピアノの演奏
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前期末考査、スタート!

9月20日(金)、前期末考査が始まりました。3連休をはさんで27日(金)までの5日間の日程です。朝のSHR前には、生徒たちがほとんど着席していて、1時間目の科目のノートや課題を確認したり、「視唱」の新曲課題に備えてウォーミングアップしたりしながら、準備していました。これまで学習してきたことをよく整理し、咀嚼して、自分のものにして考査に臨んでほしいものです。

考査終了後、会議室では、2つの会議が続けて行われていました。
1つ目は、来週末に迫った「中学生対象 HORION秋のスクールガイダンス」(R7年度選抜実技検査内容[課題曲等]説明)に向けての生徒スタッフ会議です。当日の流れの確認、業務内容説明と役割分担、生徒交流企画についての相談などを行いました。本校に興味・関心をお持ちの中学生(1〜3年生)のみなさんとその保護者の皆様で、お申込みがまだの方は、ぜひこちらのフライヤーもご参照のうえ、
WEB(https://horion.ed.jp/applications/)からお申込みください。
お待ちしております!

続いての会議は、2年生の「ヨーロッパ研修旅行委員会」です。旅行委員9名が集まり、現地で行うコンサートで披露することになっている合唱の、今後の練習計画について話し合いました。11月の出発まで、あと2か月を切りました。7曲ほど用意した合唱を、高いレベルで完成させ、現地の人々にお届けするため、クラスのみんなに計画的に暗譜を進めてもらい、パート練習や全体練習をどう重ねていくか、見通しをもった練習計画をクラスのみんなに提示しなければなりません。
みんなのことを考えつつ、でも、厳しさも必要で…と、議論しながら計画をまとめあげていました。頼もしい限りです。

【写真上】「秋のスクールガイダンス」生徒スタッフ会議
【写真下】ヨーロッパ研修旅行委員会 会議
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三菱みらい育成財団からのお客様をお迎えしました。

9月19日(木)気温37度超えの午後、それにもかかわらず、東京から、一般社団法人三菱みらい育成財団 事務局部長 吉田 憲史(けんじ)様が本校をご来訪くださいました。

三菱みらい育成財団とは「三菱グループ創業150周年を記念して、2019年10月に設立されました。VUCAの時代を生き抜き、未来を切り拓く人づくりを目的に、次代を担う若者の育成を目指す教育活動への助成と、ネットワークづくりや情報発信を通じ、その成果を社会に波及させるために活動(財団HPより)」を行っている財団です。2024年度、この財団からの助成に堀音が採択されたため、事務局として本校に関わってくださる吉田様が学校の様子を視察にいらしてくださいました。

堀音が採択された助成は「高等学校などが学校現場で実施する『心のエンジンを駆動させるプログラム』」というカテゴリーです。「総合的な探究の時間や教科等、教育課程の一環として、原則として、学年の生徒全員を対象として行うもの」という条件のもと、書類選考を経て、Zoomでの面接選考により採択が決定しました。プログラム名は「人とつながる音楽家」を目指して〜音楽科の特色を活かした探究的な学びの実践〜」。生徒と教職員が挑戦している、本校の音楽専門学科ならではの総合的な探究の時間の取組の実績と今後の計画が評価され、100万円(小規模校としての最高額)をいただくことができました。今後3年間継続の可能性があります。6月に実施した人権×キャリアの講演会も、この助成によって実現しています。

吉田様と校長、教頭、事務長、そして担当の教員と事務員が初顔合せ(Zoomではお目にかかっていましたが)のご挨拶のあと、改めてこの助成の意味をお話しくださり、本校の教育活動や76期生からスタートした新カリキュラムでの「総合的な探究の時間」の活動についてのご質問をたくさん頂戴しました。高校への助成で、音楽専門学科が採択されるのは本校が初めて、ということで、大きな期待を寄せてくださっていることに、背筋が伸びる思いがしました。
その後、校舎内をご案内し、本校の雰囲気を感じていただきました。ざっくばらんに「ホリオンあるある」のようなお話もするなかで、堀音のスピリットや魅力をお伝えできたかと思えました。
京都特有の蒸し暑さのなか、遠路お運びくださった吉田様、ありがとうございました。引き続きどうぞよろしくお願いいたします。

このように多方面からの応援を得ながら、より一層充実した教育活動に取り組み、「若き音楽家」たちの成長を促していきたいと考えます。

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「オーボエ特設講座」開催!

9月18日(水)15時より、本校音楽ホールにおいて、京都市立芸術大学准教授の加瀬孝宏先生をお招きして、「オーボエ特設講座」を開催しました。オーボエを専攻する1〜3年生計6名の生徒がレッスンを受け、他の管楽器専攻の生徒も聴講しました。

加瀬先生は、一人ひとりの課題に応じて、丁寧な説明と演奏のお手本によって、癖の修正や発音の改善、音楽的な表現へのテクニックなどを、わかりやすく優しくご指導くださいました。

たとえば、出だしの発音がうまくいっていない生徒には、「ロングトーンをディミヌエンドしながらやってみて」と実際に吹いて見せ、続いて生徒に吹かせてくださいます。「ディミヌエンドしながらロングトーンを吹いていって、口の形や息の量が変化していくことで、どんな音が出ているのか、どのような状態のときに、“その音”に行きつくのかを調べる。それを覚え込む。その記憶をたどって、“その音”を出すんですね」と加瀬先生。
また、「高音を吹くとき、大きな音を吹くときには(息の)量じゃなくて速さ。押し出して行ってみよう!」「広げるんじゃなくて、突き抜かせる。まっすぐ一直線に」と身振り手振りでお教えくださいます。
「ここは、『えいっ』と吹く。」「こういうときは、『よいしょっ』という感じで吹くよね。理屈じゃないんだよね…」などと、体の動かし方や体の状態を、動作と感覚的な表現で伝えてくださり、生徒たちもそれらを理解して笑顔で応えていました。

さらに、「休符は音が無いだけで休み過ぎない」「継続した時間の中で演奏をすることを意識する」ことや、「音符の長さが同じでも、音の処理によって全く別の印象になる」と、実例を示しながらどのような音を選択していくかということの大切さをご指導いただきました。

そして、「エチュードの課題をクリアしていくには、その曲の意図を考え、特徴やリズム、アーティキュレーションを含めて、その意図を感じさせる演奏を目指す」など、生徒の日頃の練習での取り組みに対する大切なアドバイスもいただきました。

加瀬孝宏先生。本日は、長時間にわたって、たくさんの生徒を熱心にご指導くださり、ありがとうございました。ご指導いただいたことをしっかり自分のものにし、これからの学びに生かしてほしいと思います。本当にありがとうございました!
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「イタリア語ディクション講座」(公開)を開催しました!

9月14日(土)10時30分より、「イタリア語ディクション講座」を本校204教室で開催しました。

「ディクション」とは、朗読、演劇、声楽などにおける言葉の発音法を指します。声楽におけるディクションのレッスンでは、広いホール等の空間で聴衆にはっきりきこえるように正しく美しい発音で歌うことを目指し、イタリア語をより楽に、より美しく響かせて、歌にどう生かしていくかを学びます。

本校では昨年度、本校生を対象に3回にわたってこの特別講座を実施しましたが、今年度は全4回に増やし、そのうちの第1回を「公開」として、本校声楽専攻生のほかに、歌や音楽を勉強したいと思っている中学生の方、堀音の授業に興味を持ってくださる中学生の方やその保護者の方、小中学校や各種教室の音楽の指導者の方々などにもご参加いただきました。
講師は、昨年度に続いて大阪音楽大学にご依頼し、同大学講師のジュリオ・デ・パオリス先生(イタリア ローマご出身)と同大学教授の松田昌恵先生(Sop.)のお二人をお迎えしました。

まずは、本校声楽専攻の3年生2名にそれぞれレッスンしていただき、それを皆さんに聴講していただきました。レッスンでは共通して、まず受講曲を歌ったあと、歌詞の朗読をご指導いただきました。ジュリオ先生からは単語一つ一つの正しい発音に加え、「この3つの単語は切らずに一つにして」などと言葉として自然な発音をお教えいただき、さらに、「この詩を書いた人はどんな人かな?年ごろは?」「書いている時の状況は?気持ちは?」と受講生に想像させ、そして、「文字の中に呼吸がある。出だしのとてもいい感じを最後までもっていこう。呼吸を感じて」とアドバイス。
また、別の受講生には「カフェでちょっとコーヒーでも飲みながら、口ずさむように。リラックスして読んでみよう」と促してくださると、受講生は、息の流れに言葉が生き生きと乗り、声がのびやかになってきれいなレガートで歌えるように。松田先生も、あるフレーズについて「ここに休符があるのはなぜかしら。」と休符ありと休符なしのパターンで歌わせ、受講生から「休符ありの方がより喜びを確かめている感じがします」と自分なりの解釈へと導き、「気持ちは前へ前へと動いている。休符で流れを止めず、息はずっと流れているように」「楽譜をよく読んで、再現していくこと。なぜ休符がわざわざあるのか。その演奏効果も考えて。カンニングブレスをここで入れると、あとの長いフレーズにたっぷり息を使えるわよ。」と美しいお声で歌って聴かせてくださりながら、ご指導くださいました。

休憩をはさんで、今度は外部からご参加くださった皆様とともに「Caro mio ben(いとしい人よ)」を歌い、この歌のディクションをご指導いただきました。松田先生が、「どなたか皆さんの前で歌詞を朗読してみませんか」と呼びかけてくださると、まず中学校の先生がすぐに立候補してくださり、続いて、中学生の方もお二人、皆さんの前で歌ってから朗読し、ジュリオ先生と松田先生のご指導を受けてくださいました。その勇気と素晴らしい歌声に大きな拍手が贈られました。

みなさんで楽しみながらディクションを学び、歌の奥深さ、おもしろさを発見することができたひとときでした。

大阪音楽大学のジュリオ・デ・パオリス先生、松田昌恵先生、ご指導ありがとうございました。そして、中学生をはじめとしてご参加くださった皆様、ありがとうございました!

【写真】
1・2枚目:本校生のレッスンの様子
3枚目:みんなで「Caro mio ben」を歌います
4・5枚目:中学生のレッスンの様子
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学校評価

教育内容

卒業生の皆さんへ

保健室より

「学校いじめの防止等基本方針」

「学校生活の基本的なルール」について

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