京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2023/09/26
本日:count up7
昨日:165
総数:859762
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
9/30(土)「中学生対象学校説明会&コンサート」10/14(土)「小学生保護者対象スクールガイダンス」9/29(金)中学校先生対象説明会のご案内は、左のカテゴリ「小中学生のみなさんへ」から各記事をご覧ください!

教育実習期間最終日

画像1
画像2
2名の教育実習生の最後の1日となった今日。聴音や視唱の授業を担当し、生徒ひとりひとりに目を配ろうとする姿勢を見せていました。

7時間目のLHRでは、それぞれの実習生がHR指導の実習をしていた学年の担任から、生徒たちに、メッセージを届ける時間をもらっていました。
作曲専攻の実習生は2年生担当。自分の高校3年生の卒業演奏会での作品、弦楽四重奏の演奏動画を見せ、生徒たちからたくさんの専門的な質問をもらいながら、自分の音楽に対する思いを伝えていたようでした。
どちらの学年の生徒たちも、自分たちの先輩でもある若い「先生」に出会えたことの感謝を伝えていました。自分たちの年齢に近い二人の奮闘ぶりから、たくさんのものを受け取ったことでしょう。

放課後には、教育実習反省会を関係の教員ともち、自身の振返りと今後に向けての抱負をそれぞれが語りました。今日が最終日では有るのですが、明日の定期演奏会にはスタッフとしてもう1日「先生」をお願いしているので、まだ生徒と触れ合う機会はある、と激励ももらっていました。
指導にあたった教員からは、学校は、教えたり教わったりするだけの空間ではない。「感化」する場、される場でありたい、という言葉がありました。人が人に向き合う教育活動の意味を、私たち教職員は考え続けたいと思います。

写真 上:1年生
   下:2年生


手作りのぬくもり。

1年生は週に2時間、「家庭基礎」の授業があります。20名ずつの2講座展開で、本日は3・4時間目と5・6時間目にそれぞれ調理実習を行いました。

メニューは「おからマフィンと紅茶」。「おから」を用いるということで、ヘルシーで、またSDGsとしても意味あるお菓子を作りました。エプロンに三角巾という、いつもと違ういでたちとなり、4人グループのメンバーが役割を分担しながら、手順に従って調理を進めました。担当教員からは「今年の1年生はみんなよく動く!」とお褒めの言葉もいただきました。

いい色に焼きあがったマフィンと、紅茶葉にたっぷりのお湯を注いで入れた紅茶を、おいしいそうにほおばる1年生たちでした。家族への持ち帰り用に、小袋も用意されていました。
後片付けも大事なミッション。生徒たちは次の人が気持ちよく使えるように、という教員の声かけを聞ききながら、食器を洗うだけでなく、水回りも丁寧にきれいに整えていました。

次回の調理実習のテーマは「中華」とのこと。全校生徒120人の本校に、しっかりとした家庭科室が設置されていることに感謝です。

画像1
画像2
画像3

教育実習生の奮闘 〜研究授業実施〜

画像1
画像2
画像3
3週間の教育実習も残りわずか。声楽専攻と作曲専攻の教育実習生2名の研究授業がそれぞれ行われました。

声楽専攻の実習生は13日、1〜3年生約70名を相手に「合唱」の授業を行いました。題材は来月22日のオーケストラ定期演奏会で披露する、モーツァルト作曲「戴冠式ミサ」の「Credo」です。今回は「歌詞と音楽との関わりを感じ取り、曲にふさわしい表現で歌おう」というテーマでの授業でした。
実習生は緊張しながらも、時折発声の見本を示したり、「『f(フォルテ)』のところは、向こうの舞台の幕全体に届けるように。『p(ピアノ)』のところは舞台の中央の幕の隙間に響きを通すようなイメージで。」などと伝えるなど、指導に工夫を凝らしていました。
また、今回のテーマに据えた「歌詞の意味」を生徒たちが十分理解しているかを、発問を通して確認しながら、よりよい表現ができるように進めていました。

一方、作曲専攻の実習生は15日、「現代音楽の扉を開く」というテーマで3年生39名に対して「鑑賞研究」の授業に挑戦しました。
最初に、フルート・クラリネット・ヴィブラフォン・ヴィオラ・チェロで演奏する室内楽作品の演奏動画を鑑賞し、グループで題名を考えるワークをしました。8つの班からそれぞれ理由を添えて発表があり,それぞれに共通するイメージがあって理解を深めたり、各楽器の音色や表現から創造されたイメージをユニークに表現したものに感心したりしました。
ここで、実はこの作品が実習生の作曲した現代音楽作品であることが明かされ、「えーっ!」という驚きや「やっぱり!」との声が。演奏者は全員が実習生の大学の仲間であり、そのうちの2人は実習生の堀音時代の同級生であるということで、生徒たちにとって、現代音楽が急に身近なものに。
ここから、楽譜にどのように特殊奏法が書き込まれているのか、楽譜の記号の解説と映像を行き来しながら理解を深めたり、現代音楽作品で用いられる特殊奏法について知識を得たりしました。
授業の最後に「現代音楽は、演奏者が作曲者本人と対話することができる。その大切さを伝えたかった。みんなも大学に行ったら、作曲専攻の仲間から「初演に参加して」と頼まれ、現代音楽を演奏する機会が増えますよ。」と実習生。
生徒たちの現代音楽への興味や大学で音楽を学ぶイメージが、俄然、広がりました。

前期校内公開授業 その3

 1年生の「聴音」の授業では、iPadを使った授業が行われていました。「聴きどころ」「間違いやすいリズム・音」などに着眼した、少し違いのある3つの楽譜が画面に表されています。その違いを十分に確認してから、ピアノで弾かれる音を聴き、どの楽譜が正しいかを選ぶというものでした。もちろん、本来「聴音」は、ピアノで弾かれた旋律や和音を、鉛筆で五線紙に書き取るものです。しかし、どこでつまずきやすいか、間違いやすいかを自覚する途中段階として、このような手法が取入れられていました。解答はアンケート形式で入力し、最後には正解が示され、自分の正誤がチェックできるというものでした。
 聴音に少し苦手意識のある生徒たちにとって、学びのポイントがはっきりして、モチベーションがあがる授業となっていました。

 2年生の「聴音」の授業では、1年生の授業よりやはり難易度のあがったものとなり、一旦自分で解答にたどりついたあとで、「聴きどころ」や「こうなるはずと一定予想のたつところ」などの指摘が行われていました。

 音やリズムを正確に聴くことのできる耳を鍛えることは、自分の演奏をメタ認知するためにもたいへん重要なこと、とのことで、本校ではそれぞれの力に合わせたグレード別の授業を行い、3年間でしっかりとした力をつけていきます。

画像1
画像2
画像3

指揮者・松本宗利音先輩(63期卒)の指導が始まりました!

画像1
画像2
6月13日(火)6・7限「合奏」

7月22日(土)に京都コンサートホールで開催する「第50回記念オーケストラ定期演奏会」に客演いただく指揮者の松本宗利音先輩(63期卒)が、オーケストラ授業の指導に本日、初めて来校くださいました。

生徒たちはみんな、朝からすでにとてもワクワクした気持ちで登校し、松本さんが音楽ホールに登場されたときには、全員の目がキラキラ輝いていました。

今日は、ブラームスの交響曲第1番を、「この部分の主役の楽器はなにかな?」「どの音ももっと最後まで丁寧に」「密度の詰まった8分音符にして」など、とても優しく丁寧にご指導いただき、あっという間に6,7限の授業が終わってしまいました。生徒たちは、自分たちの準備がもっとできていたら、もっと濃い指導をいただけたのにと自らを顧み、次に向けての課題をそれぞれに見つめていたようでした。

本番まであと40日足らず。
松本さんとの数少ない練習の機会を大切にして、日々鍛錬していきましょう。

研修旅行に向かって

 本日7時間目、2年生「総合的な探究の時間」では、12月の研修旅行で東京音楽大学でのレッスンや東京音楽大学附属高校との演奏会後の最後の1日の研修先についてのプレゼンテーションが行われました。

 音楽を志す堀音生として、また76期全員揃って、東京ディズニーシーで研修する意味を、8つのグループそれぞれの観点から、作成したスライドを使って発表しました。1年生のときの総探での学びを活かして、調査をしたり、プレゼンの組立に箇条書や比較の効果を使ったり、具体例から抽象的な説明をしたり、とグループごとに特長がありました。「環境音楽」という言葉がひとつの鍵としてあげられていましたが、その取り上げ方にはさまざまな観点がありました。

 研修旅行全体のテーマ「Sogno(ソーニャ)」は「夢」という意味。どのグループも「夢」をキーワードにプレゼンを展開していることはうれしいことでした。

 事後、教員からの講評をもらい、クラス全体に「どんな問を持って東京ディズニーシーへ行くのか」が宿題に出されました。今日相互に交流したプレゼンをクラスで整理して、堀音生らしい問にしてくれることを期待しています。

画像1
画像2
画像3

第202回 定期演奏会 1日目

 6月10日(土)午後、本校ホールにて、3年生の公開実技試験でもある定期演奏会を行いました。おかげさまで、ピアノ専攻14名、声楽専攻8名が、よい緊張感を持って、無事本番のステージに立つことができました。

 生徒たちは専攻の先生はじめ多くの先生方のご指導とご家族のお支えを得て、また仲間たちと励まし合い切磋琢磨しながら、努力を積み重ねてきました。今日のステージでは、その成果と、自分の内にある音楽へのまっすぐな思いを、誠実に、存分に発揮したことと思います。

 ひさびさの常態での6月の定期演奏会開催とあって、運営面での心配もありましたが、演奏委員を中心とした生徒たちと、教職員が連携して、良い演奏会になったと思います。土曜日ということで、多くの保護者の皆さま、卒業生の皆さま、生徒たちを中学の時までご指導いただいた先生方、また、音楽が大好きで堀音に憧れているという小さなお子様など、幅広い層の方にお越しいただき、温かな拍手を頂戴できたことは、生徒たちの大きな励みとなったことでしょう。

 ご来場くださった皆さま、本当にありがとうございました。生徒たちがこの演奏会の経験を活かして、大きく飛躍してくれることを願ってやみません。

 来週の17日土曜日は、定期演奏会 2日目を行います。
12:30〜 弦楽 15:50〜 管打楽 の演奏をお聴きいただけます。皆さまどうぞ本校ホールにお越しください。

画像1
画像2
画像3

明日の「公開実技試験第1日目」に向けて

画像1
画像2
画像3
6月9日(金)

明日10日と17日に本校音楽ホールで行われる「3年生公開実技試験(第202回定期演奏会)」に向けて、本日放課後に、1,2年生の演奏委員と教職員による運営リハーサルを実施しました。

演奏委員たちは、5月にすでに2回の事前打合せを行い、今日は、開催前最後の打合せで若干緊張ぎみです。

今回は、4年ぶりに一般のお客様をお迎えするため、リハーサルもスムーズには進まず、教員のアドバイスを受けながら、また時折そこここで笑いを誘うしぐさや説明が飛び出しては、ああだこうだと試行錯誤しながら、シミュレーションに臨みました。

明日は、3年生のみんなが、よい緊張の中で最高の演奏ができるよう、演奏委員が立派にサポートしてくれることでしょう。

皆様、3年生の渾身の演奏と、演奏委員1,2年生の運営に、どうぞご期待ください。

3年生公開実技試験(第202回定期演奏会)
【第1日】6月10日(土)12:30〜 ピアノ
             16:30〜 声楽
【第2日】6月17日(土)12:30〜 弦楽
             15:50〜 管楽
*************************************
【写真上】受付スタッフ打合せ
【写真中】ステージスタッフリハーサル
【写真下】アナウンス係打合せ

前期校内公開授業 その2

画像1
画像2
画像3
 本日3年生1時間目は音楽理論。7月22日(土)に京都コンサートホールで開催する、第50回記念 オーケストラ定期演奏会のメインプログラム「ブラームス 交響曲第1番 作品68」第1楽章の楽曲分析を行う授業が行われていました。

 テーマは“「主題労作」を検証する”。「主題労作」とは、「主題に含まれる部分動機への分割・展開」のことだそうです。教員がピアノを弾きながら解説する知識・内容を、生徒たちは、教材として用意されたさまざまな色のマークの入った楽譜を見ながら、難なく理解しているようでした。

 そのあと、全員iPadを使っての実習の時間。グループごとに割当てられたQRコードを読み取ると、そのグループが分析する部分の楽譜が画面に現れます。グループのメンバーで分担して「動機」(固有の特徴・表現力、独立した楽想をもち、楽曲を構成する最小単位となる音型)の5つの型などを見つけ、色別にマークしていきます。指で色をパレットから選んで見つけた個所にマークをしていく、このような作業は初めての生徒が多く、教員からの丁寧な説明プリントを参考に、グループ内で教え合い、試行錯誤しながら進めていきました。
 作業を進めていくと、「この部分は色が重なる(「動機」の型が重なる)んですが…」というような質問が教員に投げかけらることもあり、そのようなことを自分で気づいていくことがとても大事なのだということでした。

 次の授業もこの実習の続きを行い、最終的に各グループが作成した色マーク入りの楽譜を、全てつなげる編集を行い、カラフルに出来上がる楽譜を見ながら演奏を聴き、“「主題労作」を検証する”というダイナミックな授業展開となる、とのことでした。現在進行形でこの曲と向き合っている生徒たちにとって、大きな学びの機会となることでしょう。

 今年度の前期校内公開授業のテーマは「授業におけるICT活用」。今回の音楽理論の教員と生徒の挑戦は、校内に良い刺激を与えてくれています。

前期校内公開授業 その1

 6月5日(月)〜16日(金)は、校内で教員がお互いに授業を見学し、気づきを共有し合う、公開授業週間です。教育実習生の実習期間に重ねて毎年行っている取組です。各教員が、特にこの授業を参観してほしいという授業を申告したものを総務部がまとめています。 

 互いに授業のヒントをもらうだけでなく、自分の授業やHRで見ている生徒と違った“顔”をしている生徒を発見するのも、とても大きな意味があります。また、日頃は生徒にも教員にも参観を少し遠慮してしまう専攻の個人レッスンにも、教員が積極的に誘ってくれます。

 2年生の声楽のレッスンでは、教員が生徒に問いを投げかけながら、自分の状態をメタ認知させたり、教員が2つの歌い方を示範して、どちらがいいか感じさせたり、専門的な言葉のみならず、豊かな比喩表現や身体をしなやかに使っての指導が行われていました。伴奏のピアノの生徒が反応する集中力にも感心しました。見学の実習生は、熱心にメモをとっていました。

 こちらも2年生生徒のピアノのレッスンでは、生徒がどのようなイメージでそのフレーズを弾いているか尋ね、生徒が答える言葉を教員がうまく膨らませて、より具体的で聴く人に伝わる演奏に変化させていました。テクニック的な指導の場面では、生徒は自分が難しいと感じていることを言葉にして教員に伝え、的確なアドバイスをもらっているようでした。

 1、2年生は週に1度、この50分のレッスンをできる限り自分に活かすために、朝に夕に、試行錯誤しながら、日々専攻の練習に励んでいます。

画像1
画像2
        1 2 3
4 5 6 7 8 9 10
11 12 13 14 15 16 17
18 19 20 21 22 23 24
25 26 27 28 29 30  
京都市立京都堀川音楽高等学校
〒604-0052
京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1
TEL:075-253-1581
FAX:075-213-3631
E-mail: ongaku@edu.city.kyoto.jp