最新更新日:2024/12/05 | |
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FOUNTAIN NO.18
H23.9.1
京都市立桂坂小学校 山本 泉 昔ならば,「夏休みも終わり,2学期が始まりました。」と書き始めるところですが,学校が始まってからすでに一週間が経過しました。正直,何となくせわしなさ・あわただしさを感じるこの頃ですが,学校としては,学習指導要領の内容を踏まえ,授業時数もしっかり確保していかなければなりません。無邪気な子供たちの顔を見るにつれ,よりすばらしい人間に育てるためにしっかりとした桂坂教育を進めていかなければならないと思うところであります。 さて,この校長室だよりの「子育て・教育フォーラム」シリーズも今回が最後になります。お付き合いいただきありがとうございました。 (3) 子どもの話をしっかりと受け止める 学校にはいろいろな行事があります。運動会や授業参観など,共通の話題になるものについては,できるだけお家のほうで感想などを交えながらお話ししてほしいと思いますが,遠足など,保護者の方が見られない行事で,なお且つ子どもにとって非日常的な経験をするものについては,特に「よい聞き方」でお話を聞いてあげてください。 以前にいた学校で,このことをお話したことがあり,それを実践したお母さんから大変いい感じだったと報告がありました。それはこんな内容です。 子どもが遠足から家に帰ってきたときのこと,「どうやった?」と聞くのではなく,お母さんの方から「楽しかったみたいやね。」と切り出したそうです。「えっ,なんで?」「顔がうれしそうやもん。」というやりとりのあと,お母さんに,楽しかったことやびっくりしたこと,新しく発見したことをいっぱい,一生懸命,うれしそうに話したそうです。 そのとき,お母さんは,子どもが話すのをうなずきながら楽しそうに聞いてあげておられたようです。 私はこのお母さんの,子どもの話の受け止め方は,素晴らしいと思います。 遠足のときに限らず普段でも,子どもの方から自然に話したくなるようなきっかけづくりが大切です。また,家に帰って学校であったことをお家の方に話をしたとき,お家の方が正面を向いてうなずきながら聴いたり,時には相槌や短い感想を挟んだりしながら聴いてくれると,子どもは嬉しくなります。話すことが楽しくなり,もっと話したいという気持ちになります。話すことへの意欲にも繋がります。 逆に,子どもが話しかけた時,お家の方が「今,忙しい。」「うるさいな!」と言ってしまったり,そのような態度をとられたりすると,子どもの話そうとする気持ちは萎えてしまいます。 自分の経験したことを,経験していない人に疑似体験させるように伝える力,これが本当のコミュニケーション力だと思います。今,こういった力が求められています。学校でも大切にしていることだと書きましたが,ぜひ,子どもたちを話し上手な子に育てたいものです。 (4) 子どもの心の安定を これも以前にいた学校の経験ですが,その学校は子ども達がすごく荒れた状況でした。しかし、そんな荒れた状態の学校でも,子ども一人ひとりは普通の,いやむしろ人なつっこい明るい子どもたちばかりでした。荒れる原因は子どもたちのせいでもないし,親のせいでも学校のせいでもないと,今でも思っています。 桂坂小学校では,現在そういった荒れた状態はありません。また,将来的にも子どもがすさんだ状態になる確率は,今のところ,きわめて低いと思います。それには理由があります。子どもが荒れた状態になる原因の一つは,将来に対する不安であるといわれます。確かにそれは,大きな要因であり,これは現代社会にいきるすべての子ども達が抱えていることなので,桂坂小学校の子ども達も決して例外ではありません。 しかし,何より大きいのは,今現在,子どもが置かれている状況の中での心の安定です。温もりのある地域に住み,暖かい家庭に育まれ,優しい友達に囲まれ,そして自分の存在価値が認められ大切にされる環境にあって,心がすさむ子がいるでしょうか。こういった環境を周りの大人が創り出すことが,子どもたちの健全育成につながることは間違いありません。 今,桂坂学区は保護者や地域の皆さんの努力のお蔭でしょうが,子どもたちにとってそういった環境に恵まれていると,私は思っています。 ただし,大変失礼ながら,今のところと言わせていただきました。今の社会状況の中ですから,桂坂学区の地域といえども将来的にどのように変わっていくかは分かりません。今後も,ご家庭と学校が連携しつつ,地域の皆さんのお力もかりながら子ども見守り育てていただけますよう,学校からも発信していきますので,ご理解とご協力をいただきますよう,よろしくお願いいたします。 学校が始まって1週間!!元気なあいさつを!!
8月31日(水)PTA主催登校時の声かけ運動は今朝が最終日となりました。山の手倶楽部や女性会のみなさんは,朝早くから来ていただき,大きな声で「おはようございます」の声かけを笑顔でしていただきました。地域の方々にこのように温かく見守られている子どもたちは幸せです。今週からは,陸上の朝練の子どもたちも声かけに加わり,とてもにぎやかな朝でした。
たくさんの朝顔の花をつけた鉢を抱えた1年生や,夏休みの作品を大きい袋に下げて登校してきた子どもなど,夏休み明けらしい光景が数々見られました。 声かけ運動は終わりますが,これからも毎朝,家族や友だち,先生,地域の方に心からあいさつができるようになれば嬉しいですね。「おはようございます」だけでなく,場に応じたあいさつが自然にできるようになれるようにしたいです。 不思議な空模様夕方空を見上げると,肉眼ではっきり雨のラインが見え,真っ黒の雲が。でもその手前は夕日に照らされて写真のように光輝いていました。 秋雨前線が南下したり,高気圧が張り出したり・・・。あちこちでゲリラ豪雨が起きています。その上,今,台風が2つも発生しています。来週の天気が気がかりです。 一体何をしているのでしょうか?
これは8月24日(水)職員作業の一こまです。校舎から体育館にいく通路の上を見上げれば,たくさんの蜘蛛の巣が・・・。ほうきや棒に雑巾をくくりつけ掃除をしました。美しい学校にするためには,普段から隅々まで目を配らないといけませんね。
職員が分かれて,運動場の整備や図書室,理科室,家庭科室,校内の草むしりなど,子どもたちを気持ちよく迎えるために汗を流しました。 体育館にそろう日焼けした顔
夏休みも終わりました。海や山やプールやテーマバークやいろいろな所に出かけ,楽しい夏休みの思い出ができたでしょう。中には,受験勉強で机に黙々と向かっていた子もいたかもしれません。さあ,今日から学校が始まりました。給食も始まりました。規則正しい生活に早く戻して,楽しい学校生活を送りましょう。
校長先生のお話は,イソップ寓話の「アリとセミ」(場所によっては「アリとキリギリス」の題名で)のお話でした。実際の話では,夏の間歌ってばかりいるセミは冬になってえさがなくなり困っていました。しかし「次は踊ってばかりいれば」とアリは冷たい言葉を投げかけ,セミはえさもなく死んでしまいます。 このお話の結末をウォルトディズニーは,遊んでばかりのセミにえさを分け与えることでセミを助け,セミ自身も自分の行いを正すことができたというお話に書き換えました。困っている友だちに手をさしのべるやさしさ,思いやりの心を持って接することができることはすばらしいことです。校長先生の心温まるお話でした。 元気に登校!!元気なあいさつ!!
8月25日(木)夏休みも終わり,いよいよ今日から学校が始まりました。山の手倶楽部,女性会,PTA役員,そして教職員が声かけ運動を行いました。照れくさそうにその間を通る子,にこにこ笑顔であいさつをする子など様々な姿を見せていました。
声かけ運動は1週間続きます。「おはようございます」と大きな声であいさつをしましょう。「あいさつ」から始まる元気な日々を過ごしましょう。 遊具が生まれ変わったよ子どもたちが安全に楽しく遊べるようにしています。 暑さに負けずに4年生の「ツルレイシ」も花から実へ たくさん実らせています。「ゴーヤジュース」 「ゴーヤチャンプルー」観察もいいけれど,食材としていろいろな料理に挑戦するのもいいかもしれません。 高学年 夏休み最後のプール
8月4日(木)午後のプールは5,6年でした。6年生にとっては,小学校でのプールは今日が本当に最後になりました。5,6年生で32名と少ない人数でしたが,ロングビート板や小さいビート板など,思う存分使って自由遊泳を楽しみました。
5年生は,ビート板を組み合わせて水中電車ごっこをして戯れていました。水の中では子どもたちは,さらに幼くなるのですね。 水泳が終わって,シャワーを浴びる時,6年生達は「最後のシャワー」と少し感慨深げでした。 「ツルレイシ」真夏の太陽を浴びて中国語では,苦瓜(クーグァ)とか涼瓜(リァングア)と呼ばれ,日常的に食用だけでなく,焙煎してお茶としても飲用されているそうです。 黄色のかわいい花をつけている「ツルレイシ」これからイボイボのある独特の実を結ぶでしょう。7つの切れ目がある線対称に近い美しい葉を見つけました。いつも何気なく見ている植物もよく観察するといろいろな発見があります。 |
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