最新更新日:2024/12/05 | |
本日:13
昨日:23 総数:450871 |
FOUNTAIN NO.16
H23.7
京都市立桂坂小学校 山本 泉 前回までに,現代社会の中で起こっている子どもを取り巻く気になる状況について書かせていただきました。今回からは,こういった現状を踏まえ,学校としてどうしていくべきか,ご家庭ではどういうことが望まれるのかということについて書いてみたいと思います。 (1) 授業を通してコミュニケーション力をつける この桂坂学区は,生活水準に比例して平均的にご家庭の教育力が高く,多くのご家庭が確固たる教育方針を持っておられると感じています。しかし、そういった地域はそれぞれの家庭の独立性が強くなるため,生活水準の低い地域と比べると必然的に人間関係が希薄になりがちです。このような背景からも,本校の子ども達はコミュニケーション力に弱さがあると考えています。 そこで,学校としては授業の中で「伝え合う力」を養うことに力を注いでいます。 例えば,1時間の授業のどこかの場面に交流(話し合い活動)を設定した授業形態を多く取り入れるようにしています。もし,手を挙げなければ,しゃべる機会がないまま1時間が過ぎてしまうというのではなく,グループ交流などの場面を設けることで,必然的に自分のおもいや考えを話せるようになります。 人に自分のおもいや考えが伝わるようにしようと思ったら,頭の中でしっかりと整理をしなければなりません。そして,言語化するステップを通して考えが深まり,しっかりとした意見として頭の中に定着します。また,友達の意見を聞くことで知識や考え方が広がります。先生とのマンツーマン的な学習や自学自習も大事なことではありますが,さらにもう一歩学力を伸ばそうと思ったら,こういった交流活動などの集団学習も有効であると考えています。 また,こういった学習活動を通してコミュニケーション力を高めることは,社会性の向上にもつながるだろうと思っています。 (2) 地域と歩み,地域とともにつくる学校づくり 地域に開かれた学校づくりということがよく言われます。どのようなことかといいますと,地域と学校が一緒になって,学校づくりをしていこう,ということです。 今,学校ではどのようなことをしているのか。どんな教育方針で,どのような子どもを育てようとしているのか。そのために,学校はどのような取組をしているのか。そういったことを保護者や地域の方々に伝えていくようにしています。 例えば,このホームページもその一つの手段です。また,地域諸団体の集まりなどで学校のことをお伝えしたり,「学校だより」を保護者の方だけでなく,地域へ回覧板として回していただいたりすることもあります。そういったことを通して,小学校では今こんなことをしている,と言うことをお知らせします。 また,学校の取組に対して,いろいろとご意見をいただき学校運営について一緒に考えていただく学校運営協議会というものがあり,本校でも実施しています。今年度も,すでに動き出しています。 学校をよくするために,また,子どもが楽しく通う学校づくりをするために,今後もご協力いただこうと思っています。 (3) すべての大人が子どもたちとどう関わるのか 少子化・高齢化が進んできています。 一世帯の子どもの数ですが,・全国1.3人 ,京都市 1.16人 高齢者の数は,・全国 65歳以上 18.5% (20年前 9.2%) 京都市 19.3% また,FOUNTAIN No.14でも書いたように,地域の人と人とのつながりが希薄になってきたとよく言われます。これからは,地域の縦のつながりをどう強めていくかが大事になってきます。そういった中,新しい教育では,学校と地域とのつながりが強くしていこうという方向があります。 これは一般的な話ですが,地域での子ども,大人,年配者の様子を見ていると,子どもは子ども,大人は大人,老人は老人と,それぞれの活動する層が横で切られていることが多いように思います。子どもは子ども同士の横のつながり,大人は大人同士の横のつながり,年配者は年配者の同士の横のつながりで生活されていて縦のつながりが弱く,子ども,大人,年配者が一緒に活動する機会があまりないと思います。 桂坂学区においても,次世代を担っていく子ども達を育てることは大事なことです。子ども,大人,年配者が1つになり,地域全体が1つになる,そのために,一緒になって一つのことに取組むことが大事だと思います。 例えば,本校は他の学校と比べてPTA活動が盛んで,大変充実しています。役員になった方は大変だと思いますが,子どもと大人が触れ合う機会が保障されているというのは,子どもの成育環境として大事なことです。子どもは身近な大人の姿をお手本として成長します。学校・保護者・地域が連携を深め,私たち自身が子どもが目指すべき大人の姿を示していけたらと考えています。 (以下,次号に続きます。) 頑張ったぞ日清カップ
6月25日(土)に西京極陸上競技場にて開催された日清食品カップに5.6年生
総勢40名で参加しました。当日は,真夏を思わせるような猛暑の中で,290 0人余りの子ども達が,共に汗を流しました。子ども達は,「走って」「跳んで」 「投げて」と日頃の練習の成果を思い存分発揮することが出来満足そうな表情でした。 結果は下記の通りです。 5年生男子の部 100m 2位 5年生女子の部 100m 3位 共通女子 走高跳 2位 共通女子 走高跳 4位 共通女子 80mハードル 2位 共通女子 80mハードル 5位 ◎大変暑い中にも関わらず,たくさんの応援ありがとうございました。 第1回子育て・教育フォーラム
1,2校時の参観の後,クローバーホールに移動して,PTA主催の教育フォーラムが開催されました。フォーラムが始まる前に,今年はPTAコーラスの発会式がありました。お母さん方と校長先生の爽やかな歌声が梅雨空を吹き飛ばしてくれました。
続いて,日本メンタルヘルス協会講師の先生の講演が始まりました。さすがプロのカウンセラーだと感じることが多々ありました。「みなさんは聴くのが得意ですか?」と話を切り出され,隣同士で3分間話すことに。まあ,保護者のみなさんはにぎやかに(失礼!)ぺちゃくちゃと・・・コミュニケーションってホント大切ですね。 次に子どもが朝起きた時,「学校に行きたくない!」って言ったらあなたならどうしますか?この時も隣同士で話し合うことに。一方的な講師の話だけでなく,うまく聴き手に投げかけられる方法はすばらしいです。 「つべこべ言わず学校に行きなさい」・・これは命令 「何言ってるの!!行くのは当然でしょ」・・これは説教 「学校に行ってしんどかったら保健室で休めばいいでしょ」・・これは提案 「今日は学校に行きたくない気持ちなのね」と相手を「変えよう」ではなくて「わかろう」とすることが大切である。 受動的な聴き方 1 沈黙・・・ただひたすらに黙って聴く。 但し,表情は作って 2 あいづちを打つ 「なるほどね」「そうなのね」「へえ」 3 ドアオープン 「もう少し聴かせてくれる?」 相手の心を開いていく 能動的な聴き方 1 繰り返す 相手の話を繰り返す 「学校に行きたくない気分なのね」・・・共感 心のキャッチボールができる。 「学校に行きなさい」ではドッジボールになる。 繰り返すのはオウム返しではない。 2 (話を)まとめる 相手の話を集中して聴くこと 3 心を汲む 今,あなたはそういう気持ちでいたのねと。 私はこう思っているからあなたもきっとそうでしょうはダメ。 一体感・・・子どもは常に親とそうだと思っている ママはいつも自分のことをわかっている。 離別感・・・親子であっても別々の存在 学校であったことを「お母さんに教えてちょうだい」 *夜のネオン街のホステスさんは,とても聴き上手 子どもを甘えさせることではない。 まず受け入れることが大切。 大人になっても小さい頃に甘えることができていない人は, ・泣いてはいけない ・弱みを見せてはいけない と頑張りすぎるため 心身に支障をきたす。甘え直しも必要!! とにかく,子育てに必要なこと ◎子どもが立派な大人になると信じること。 ◎子どもを尊重すること。 要約すればこのようなお話でした。今,先生のお話をうかがって,教師こそ,子どもたちの話をじっくり,しっかり聴いてやることが一番大切だなあと感じます。忙しいとかの言い訳は決して通用しないのだから・・・・。 写真左:♪PTAコーラス部員の発会式 中:クローバーホールの棚の上にどなたかが? 右:なめらかに話される講師の先生 今日は 日曜参観日!!
朝から,大勢の保護者の方にご来校いただきました。梅雨時で蒸し暑い時期でしたが,子どもたちは,家の人が参観に来ているとあってはりきっていました。特に,1年生は初めての日曜参観とあって,教室や廊下は参観の保護者であふれていました。
学年で同じ学習をしているところもあれば,クラス独自の時間割もありました。保護者の皆さま,お子達の学習ぶりはいかがだってしょうか?金曜日お渡ししました「学校生活についてのアンケート」の自由記述欄にひとこと感想をいただければ嬉しいです。 また,学校への希望があればお書きください。改善できることは,前向きに取り組んでいきたいと考えております。 写真 左:1年生 生活科「がっこうたんけん」 中:6年生 理 科「動物に食べられる植物」 右:4年生 道 徳「本当の友達」 第1回避難訓練 〜地震による火災〜
6月2日(木)今年度第1回目の避難訓練が行われました。想定震度6の地震で第一避難。そして,給食室から出火ということで,全員体育館(運動場が昨夜の雨でコンディションが悪いため)に避難しました。少し,話し声が聞かれたものの子どもたちは,真剣な表情で訓練ができました。
校長先生から改めて東日本大震災の被害の大きさを聞く中で,「自分の身は自分で守る」ということの大切さを一人一人が胸に刻んだようでした。いつどこで起こるかわからない災害。パニックにならずに冷静に行動することで防げることがたくさんあります。 訓練がいざという時に役立つようにしたいですね。 プール開き近し そうじに精を出す6年生
昨日はあいにくの雨模様で,プール掃除も途中で中断。2日(木)薄曇りの中,再び6年生がプール掃除に力を入れました。
泥がたまったプールの底も水できれいに流しました。来週から水慣れが始まります。そして,来来週からは水泳学習の始まりです。プールからはまた子どもたちの元気な歓声があがることでしょう。 |
|