京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/19
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校長室だより 臨時号

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≪平成24年度修了式を迎えて≫
 ここ数日の暖かさで,本校玄関前のモクレンの花が一気に開花し,真っ白な花を咲かせています。3月15日には,第34回卒業証書授与式を行いました。本校,分校共に,中学3年生全員,希望通りの進路に向かって大きな一歩を踏み出しました。
3月22日には,本校と分教室をTV会議システムで結んで修了式を行いました。本校,各分教室の代表それぞれに修了証を手渡しました。
今年度は,総務省フィーチャースクール推進事業,文科省学びのイノベーションスクールの実証校として2年目の取組をいろいろ進めてきました。ICT機器を使うことで,教育活動に様々な広がりができました。これまで不可能だった取組も次々と可能になりました。
 その中で,次のような取組が生まれました。
分教室中学3年生のA君は,治療のため卒業式に出席することができません。そこで,京都府下の遠く離れた中学校のクラスの友達が,「3年○組卒業式」を企画してくれたのです。
TV会議システムを使って,分教室と90キロメートル離れた中学校を結び,TV画面を通して,校長先生がA君に卒業証書を読み上げてくださいました。そして,クラスの友達はかわるがわるエールを送ってくれました。「早く治って帰ってこいよ」というクラスメートのエールに,「絶対治して帰ってやる!」とA君は力強く返事をしました。心温まる,素晴らしい卒業式になりました。終わるときにA君は「みんなと一緒でよかった。」と言っていました。
 次の日,中学校の卒業式が終わった夕刻,校長先生にお礼の電話を入れました。すると校長先生はこんなことをお話しされました。
「実はあのクラスは,学級運営でも担任がいろいろ苦労していた時期があったのです。でも,A君のことをきっかけにクラスみんなが大きく成長しました。今日の卒業式で,A君の呼名をした時,クラス全員が声をそろえて返事をしたのです。この予想もしていなかった出来事に,担任が思わず声に詰まってしまい,式の進行が一時ストップするようなシーンがあり,私も,胸が一杯になりました。TV会議でつないだ「3年○組卒業式」ができて,本当にクラスのみんなの心が一つになりました。あのカメラでつなげたおかげです。こちらの方が御礼を言いたい。」
 数ヶ月前に中学校に送った1台の小さなWEBカメラが,こんな素晴らしい子どもたちの取組を実現することに繋がりました。ICT活用は,まさに人と人の心をつなぐことになるのだと改めて実感しました。
 今A君はクリーンルームに入って,次の治療に備えています。A君も含め,みんなに素晴らしい春が来るよう祈って,ご協力いただいた多くの皆様へのお礼としたいと思います。
1年間本当にありがとうございました。

平成24年度の修了式をしました

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3月22日,本校と分教室をテレビ会議システムでつないで,平成24年度の修了式を行いました。
はじめに,校長先生から児童生徒の代表者に修了証が渡されました。分教室の代表者には画面上で,まるで本当に校長先生から手渡されたように,臨場感のある映像が映し出されました。
 その後,校長先生から,「今年の初めに3つがんばること『あいさつ』『勉強』『服装』を伝えたけれどできましたか?」の問いに,子どもたちは「大きい○」「小さい○」「バツ×」のジェスチャーで答えました。みんな少し遠慮がちに答えていたようです。子どもたちが相談した今年の重大ニュースの発表も,本校と各分教室ごとにありました。
4月からは学年がひとつ上がります,春休みもみんな元気で過ごしましょう。

感嘆符 平成25年度 教職員異動(退職・転出)について

平成25年度 教職員異動(退職・転出)について


 下記のとおり人事異動がありましたので,お知らせします。


【管理職】
 [転出]  副教頭   長谷川 明美

【教職員】
 [退職]  教 諭   小野 明美
       教 諭   木梨 洋子
       教 諭   柴田 美宏
       教 諭   谷邑 泰彦
       
 [転出]  教 諭   深見 智子
       養護教諭  川口 怜子
       事務職員  山田 真知子
       常勤講師  濱口 哲輝
       常勤講師  丹野 貴之
       常勤講師  早川 徳江
       常勤講師  三上 裕子
       常勤講師  森   敦

 なお,離任式は,3月28日(木)9:30〜 本校体育館にて行います。

チャレンジ委員会の活動

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児童生徒会活動の一環として,本校の6年生のチャレンジ委員会が中心となり,ペットボトルのキャップとベルマークの回収に取り組みました。学校と病院に呼び掛けたところ,多くの方の協力もあり,たくさんのペットボトルのキャップとベルマークが集まりました。エコキャップ運動では,3,328個のキャップが集まり,ポリオワクチン4本と交換できる量になりました。集まったキャップとベルマークは,同じ活動をしている藤城小学校に届け,活用してもらいます。

地域ふれあいタイム 中学部1・2年 クラフト講座

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3月19日(火),クラフト講座で藤城女性会の方々に「タフロープを組んで作る小物入れ」の作り方を教えていただきました。
初めは,作り方がわからず戸惑っていた生徒たちでしたが,一人ひとり丁寧に教えていただいたので,最後まで集中して完成させることができました。
皆一生懸命作っていて,できあがった瞬間,嬉しそうな顔をしていました。

地域ふれあいタイム 本校小学部 シイタケ菌の植菌

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3月19日(火),学びの森に春の暖かい日差しがさしこむ今日,今年も「みどりの会伏見桃山」の方々と一緒にシイタケ菌の植菌をしました。
コナラの木に穴をあけて,菌を塗りつけたコルクをかなづちで打ち込んでいきます。みどりの会の方に,「木と水平になるように打つと,来年の秋においしいシイタケができるよ。」「おいしいシイタケになるように,お願いしながら打つといいよ。」と教えていただいた子どもたちは,夢中になって植菌に取り組んでいました。
植菌したコナラの木の前に,子どもたちの名前を書いた看板を取り付けました。「おいしいシイタケができるの,とても楽しみだね。」と,笑顔の子どもたちでした。

平成24年度 第34回 中学部 卒業証書授与式

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3月15日,中学部の卒業式を行いました。
昨日の寒さとは打って変わって,柔らかな春の風が子ども達の新たな門出を祝うようにそよいでいました。
来賓の方々,保護者の方々,小学部や中学部の在校生が参列し,厳かな中にも温かさのある素晴らしい卒業証書授与式となりました。
本校中学部8名の子ども達は,病気で京都市桃陽病院に入院しながら桃陽総合支援学校で学んできました。そして今日は,これまでの学校生活の締めくくりとして立派な態度で式典に臨み,新たな生活へ大きな夢を膨らませて立派に巣立って行きました。

卒業生を送る会

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3月13日(水)の3・4限に,本校体育館と京大病院分教室,府立医大病院分教室,第二赤十字病院分教室をテレビ会議システムで結んで,児童生徒会による『卒業生を送る会』を行いました。今年度新しく開発された「リモート・コンサートホール」システムを使って,本校と分教室が一緒に,合唱や合奏,群読などの出し物をしました。
 また,京都市桃陽病院 在田看護師長と京都府立医科大学小児科学教室 細井教授よりお祝いの言葉をいただきました。卒業生からは,「旅立ちの歌」の合唱と代表の言葉がありました。
学校長から,卒業生に三つの「これからも続けてほしいこと」について話がありました。「学び続けていてほしい」「人と繋がっていてほしい」「感謝の気持ちを持ちを忘れない人であってほしい」という三つを,本校と分教室の卒業生に向けてお話されまた。
 テレビ会議システムによる初めての『卒業生を送る会』です。本校と分教室が一つとなり卒業を祝うことができました。

京都市シェイクアウト訓練に参加

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3月11日(月)10:30,京都市から市内全域を対象にした訓練「緊急速報メール」を受信して,本校と4つの分教室が訓練を行いました。
1限目の学級活動で,京都市シェイクアウト訓練についての事前学習をしました。
本校・分教室の児童生徒と教職員は,訓練の放送を聞くと,落ち着いて,(1)姿勢を低く!(2)頭・体を守って!(3)揺れが収まるまでじっとして!の3つの安全行動をとりました。

校長室だより 臨時号

 ≪3.11をむかえて≫
 今年も,3月11日を迎えました。東日本大震災から2年を迎えます。
今日は,学校でも「京都市シェイクアウト訓練」に参加し,午前10時30分緊急速報メールの着信を合図に「姿勢を低く!(DROP!)」「頭・体を守って!(COVER!)」「揺れが収まるまでじっとして!(HOLD ON!)」の訓練をします。
2年前,震災から2週間ほど後に所用で横浜に行きました。新横浜の駅は電気が半分消灯され,コンビニでは商品がすっかり減った棚が並び,多くのガソリンスタンドは売り切れのため閉店していました。そんな光景の中,突然,携帯電話から聞いたことのない着信音が鳴り響いたのです。近辺にいた人の携帯電話も一斉に鳴りだし,あたりはすごい音に包まれました。それが「緊急地震速報」の音だと気づくのに数十秒かかり,気付いた後も,どうしていいのか分からず立ち尽くしてしまいました。幸い大きな揺れは来なかったのですが,いざという時,体が硬直するだけで動けなくなるというのを実感しました。やはり,普段から,どういう行動をとればいいのか,体が自然に動くように訓練するのはとても大切なことです。
 
 震災の時,岩手県盛岡市に住んでいる友人は,実家のある大船渡市にいる両親と震災3日後にやっと連絡がついて無事が確認でき,ご両親を,電気も水道も止まった大船渡市から盛岡に避難してもらったそうです。ところが,盛岡に来て初めてTVで被害の大きさを知ったご両親は(大船渡ではTVもつながらず,何が起きているのか十分情報がなかったそうです。),「みんながこんな大変な思いをしているときに,自分たちだけ盛岡に避難していられない。ご近所の方に申し訳ない。すぐ帰ってみんなと一緒に何かしなければ。」と早々に大船渡に帰って行かれたそうです。
あれから,2年。まだまだ復興半ばで,心の傷も癒されないまま苦しんでいる方も多いと聞きます。3.11を迎えるにあたって,今一度自分にできることは何か考えたいと思います。

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京都市立桃陽総合支援学校
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