京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/03/28
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第41回 卒業証書授与式 式辞

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      式 辞

 柔らかな春の陽ざしに、木々の芽も膨らむ季節となりました。この佳き日に、ご来賓をはじめ、日ごろからお世話になっている企業・地域・関係機関の皆様、保護者の皆様のご臨席を賜り、第四十一回卒業証書授与式を、かくも盛大に挙行できますことは、卒業生はもとより、在校生、教職員にとりましても大きな喜びです。深く感謝申し上げます。

 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。これまでの皆さんの努力を心から讃えたいと思います。また、この日まで長きにわたってお子たちを励まし、支えてこられた保護者の皆様に対しても、ここに深く敬意を表します。今、立派に成長し、晴れやかに巣立っていくお子たちの姿を目の当たりにされ、これまでの歩みを振り返えられ、感慨深いことと存じます。こころよりお慶び申し上げます。

 さて、卒業生の皆さん。先ほど、皆さん一人一人に卒業証書を授与いたしました。書いてある文言は同じですが、たどってきた道は一人一人違います。
 企業実習で真剣に取り組んだ人。それぞれの専門教科の中で、暑い日も寒い日も黙々と作業に取り組んでいた人。みんなで意見を出し合い、対話を通して自分たちの作業内容や新しい取組を考えていった人。
 配食サービスや体操教室をはじめとして、野菜の引き売り・交流農園、名刺・チラシの受注製作、喫茶ミルキーウェイの営業、錦林小学校・児童館との協働など、地域の方とのコミュニケーションを深めた人。
 アビリンピックやビジネス文書検定等に取り組んだ人。オープンキャンパスで参加者に白河の取組を丁寧に説明した人。ポスター発表で自分たちが大切にしていることや自らの育ちを堂々と発表した人。
 生徒会活動を引っ張っていった人。各種スポーツ大会に積極的に参加した人。部活動に熱心に取り組んだ人。また、美術作品の発表や音楽・和太鼓の演奏・発表に取り組んだ人、茶道などの伝統文化でもてなしの心を学んだ人等、卒業までに取り組んできたことは、一人一人様々です。
 時には、白河で学習していくことの意味を見失いかけて、学校を休みがちになったり、実習で思い通りにいかず良い評価がもらえず落ち込んだり、友達との人間関係に悩んだり、いくつかの挫折感も味わったことと思います。
 しかし、皆さんは失敗したこと、つらかったことをも通して成長して来たのです。うまくいかないこと、つらいことにどのように対応していけばよいのか、どのように乗り越えていけばよいのかを、経験を通して学び、確かに成長してきたのです。
 自ら頑張って取り組み、成果を上げたこと、そして、うまくいかなかったこと、その両方が皆さんを成長させてきたのだと思います。

 一つ、皆さんに、覚えておいてほしいことがあります。それは、企業や地域の皆様の支えがあってこそ、今の皆さんの姿があるということです。
 企業との連携による実習では、数多くの企業にお世話になり、働く力を高めるためのご助言をたくさんいただきました。実習を通して、皆さんは、自ら振り返り、自ら次の課題に気付き、それを自らのキャリアデザインに落とし込んで、専門教科や各教科での学習につなげてきました。
 また、地域の皆様からは、地域協働活動等で多大なご協力・ご支援をいただきました。地域の方と共に活動する中で、人と人との触れ合い、感謝の気持ち、誰かのために何かをすることの大切さなど、人として大切なことをたくさん学ばせていただきました。

 錦林小学校との協働では、先日、錦林小のゆめいろ学級の子どもたちから卒業生に向けてのメッセージをいただきました。その中の言葉をいくつか紹介します。
野菜作りなどいつも優しく分かりやすく心を込めて教えてくれてありがとうございます。
僕たちのために時間を作ってくれたり、質問に答えてくれたりして僕はかっこいいなぁーと思いました。
 私はもっと一緒に交流したいです。お兄さん、お姉さんは、誰かのためにいつもこころを込めて活動しているところがかっこいいなと思いました。
 野菜の苦い根を切るのはお客さんのためで愛情がこもっているからだということが分かりました。
 パン生地を丸めるコツを教えてくれてかっこいいと思った。僕もお兄さんみたいに優しくなりたいと思いました。
 お兄さんやお姉さんを見ているとすごいなぁーと思ってパン屋さんになりたいと思いました。
 手の洗い方、接客の姿勢や言葉について学びました。
 人やものに心を込めることが大切だということが分かりました。
 これらのメッセージを読んで皆さんもきっとやってよかった、うれしいと思ったことでしょう。
 
 また、配食サービスや体操教室・手浴、情報印刷ワークショップ、児童館イベントのカード作り等でも地域の方々からたくさんうれしいお言葉をいただいています。
 皆さんが地域の方と一緒に活動することで地域の方にも喜んでいただいています。皆さんは活動を通して地域への貢献もしているのです。

 働くことについての思いや決意も一人一人違います。先日の卒業生を激励する会では、一人一人が、この三年間を振り返り、自らの未来のことをしっかり考え、卒業後の働く姿について、自分の言葉で力強く発表してくれました。
 コミュニケーションを自ら積極的に取っていこうと思っている人。自ら健康管理に努め毎日休まず出勤しようと思っている人。丁寧に間違いなく作業し、周りから信頼される人になりたいと思っている人。一人一人様々です。
 しかし、共通して言えることは、皆さん一人一人が働く社会人として、責任感を持って仕事をしていこうと考えていることです。
 そのことをとても頼もしいと感じています。
 そして、そんな皆さんは、白河の誇りです。

 卒業後の生活も一人一人違います。卒業後に一人暮らしを始める人もいます。今、就労前の実習に取り組んでいる人もいます。三月中旬から働き始める人もいます。職種も仕事内容も一人一人違います。
 働くことだけでなく、人生をより豊かにするために、趣味を充実させようとしたり、旅行に行こうとしたりしている人もいます。
 卒業生二十七名それぞれの「自らの未来」がここにあります。

 皆さんは、入学以来、「振り返りと気付き」を大切にしてきました。そして「なぜ、何のために」を意識して様々な学習や実習に取り組み、自ら働く力を高め続けてきました。そして、今、まさに、働くことを通して社会に貢献していこうとしています。さらに、働く生活を続けていく中で、自らの夢や希望を叶えていこう、自らの未来を切り拓いていこうとしています。

 卒業生の皆さん、これからも「振り返りと気付き」「なぜ、何のために」を大切にして、「自ら」歩んでいってください。

 企業・地域の皆様、本当にありがとうございました。改めて感謝申し上げます。
 卒業生の皆さん、皆さんを支えて下さった企業・地域の皆様への、そしてご家族や周りの方々への感謝の気持ちを忘れずに、次のステージに進んでいってください。

 皆さん一人一人の、 歩いていく道は、 きっと違うけれど、 この地球のどこかで、 同じ空見上げている仲間がいることも忘れないでください。

 あらためて皆さんのこれからの人生が実り多い、幸福なものでありますよう心から祈念して、私の式辞といたします。

       平成三十年三月一日 
       京都市立白河総合支援学校
       校 長  松 田   実

研究発表会を振り返って

 1月26日に平成29年度の研究発表会を開催させていただきました。全国から約100名の方にご参加いただきました。
 公開授業では,共通教科,専門教科を公開しました。専門教科では,日ごろから地域の方との協働により行っている地域協働活動についてもご参観いただきました。配食サービス,体操教室・手浴,地域の方との交流農園,錦林小ゆめいろ学級との共同学習(ゆめいろ農園での収穫→パン製造→販売)などをご参観いただきました。
 生徒同士で相談しながら活動を進めたり,今どうすべきかを自ら考えて行動したり,お客様に合わせてコミュニケーションをとったりする様子がうかがえた,日ごろから主体的・対話的に活動している様子がうかがえたなどのご感想をいただきました。
 生徒のポスター発表(4本)は,生徒が自らの育ち・自分を振り返る内容で発表しました。たくさんの人の前でしっかり発表していた,参観者からの様々な質問に対しても自分で考え自分の言葉で応答していた,生徒が自分自身をよく振り返り自分の成長に気付いている,生徒の言葉の一つ一つに「何のために」がついている,日ごろの地域協働活動やオープンキャンパス等でのやり取りがコミュニケーション力の向上につながっていると感じた,などのご感想をいただきました。
 教員のポスター発表(9本)は,生徒の発表と関連付けた事例発表及び,「地域に開かれた教育課程」「カリキュラム・マネジメント」「リソース活用」「生徒会活動・花と緑の白河プロジェクト」「性と生の学習」のテーマ別の発表を行いました。
 実践内容を通して子どもたちがどのように変容していったかがよく分かった,自校の教育実践について良く理解してきちんと説明している,生徒の振返りと気付きを活かした育成に力を入れている,さまざまな学びの環境がデザインされている,共同学習の可能性を感じた,就労支援が生徒の成長に合わせて段階を追って丁寧に進められている,自らの課題を解決しようとする生徒をサポートしながら自ら学び変わっていく教師の姿が見えた,若い先生方が自信をもって話しているので組織力の高さを感じた,先生方が「なぜ,何のために」教育活動に関わっているのかはっきり伝わってきた,などのご感想をいただきました。
 全体を通して,地域の方とのかかわりの深さにおどろいた,授業のほとんどが地域とつながり,生徒自身が自分たちの役割を感じていることがよく分かった,地域協働の中で生徒の自己有用感・自己肯定感が高まってきている,「キャリアデザイン」によって生徒に関わる様々なものが関連付けられ生徒自身が意識できる状況が作られ生徒の学びにつながっている,授業と授業の関連性があった,カリキュラム・マネジメントの具体を知りたかった。教育課程の全体を知り発表を聴いたらもっとよく分かったと思う,生徒が生徒同士や教員との対話を通して課題や長所を発見し自己肯定感を育んでいく実践が見られたなどのご感想をいただきました。
 また,それぞれの授業については,さまざまなお気づきの点やこうした方が良いのではというご意見も寄せていただきました。今後の授業改善に役立てていきたいと思っています。
 今後の課題としては,生徒のキャリア発達を支援していくための「評価」の在り方,その評価を活かすための「キャリアデザイン」の様式を含めた見直し,シラバスの整理を含めてどのような内容をどのような場でどのように指導していくかのカリキュラム・マネジメントの在り方の検討などがあげられます。
 ご講演・ご助言いただきました植草学園大学 発達教育学部 准教授 菊池 一文先生には,10年にわたって本校の育ちを見てきていただいています。たくさんのご助言,ご示唆をいただき本校は歩んできています。本当にありがとうございます。
 研究発表会にご参加いただき,たくさんのご意見・ご感想をお寄せいただきました皆様,ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

          平成30年1月29日
          校長 松田 実


研究発表会

本日,平成29年度の本校の研究発表会を開催します。
小雪の舞う冬の京都らしい天候となりました。
参加者の皆様,どうぞ,お気をつけてお越しください。

明けまして,おめでとうございます

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 明けまして,おめでとうございます

 本校生徒の産業現場実習を受け入れてくださり,障害のある方の雇用・就労支援を進められている企業の皆様,また,自己肯定感を育み働くことの基盤となる力を高めるための「地域協働活動」にご協力いただいている地域の皆様,旧年中は何かとお世話になりありがとうございました。皆様のおかげで生徒は着実に育ち,働く力を高めてきています。心より感謝申し上げます。
 本校の学校教育目標は,「自ら働く力を高め,働くことを通して社会に貢献し,自らの未来を切り拓く人を育む」です。目指す生徒像は,「自ら考え行動する生徒」で,自ら学び,自らを高めようとする生徒の育成を目指しています。目指す教職員像は,「職業人として生徒のモデルとなる教職員」であり,生徒一人一人のキャリア発達を支援するための適切な学習内容・学びの場を提供する教職員です。目指す学校像は,「地域・企業と共に歩む学校」であり,地域(社会)に開かれ,地域との協働,企業との連携を大切にし,社会に貢献する学校を目指しています。
 この教育目標を達成するために,「企業との連携」,「地域との協働」を学校経営の2本柱としています。また,市立職業学科3校が持つリソース(教育資源)の活用も含め,多様な学びの環境のデザインを進めてきています。そして,日々の学習,教育実践においては,「自ら」,「振返りと気づきを大切に」,「なぜ,何のために」を生徒・教職員共に意識をして取り組んでいます。
 本年も,教職員一同,教育実践に取り組んでまいります。引き続き本校教育にご支援ご協力賜りますようよろしくお願い申し上げます。

<研究発表会のご案内>
 1月26日(金),本校の研究発表会を開催させていただきます。 
 本研究は,京都市立総合支援学校 高等部職業学科3校合同研究(平成26年度〜28年度)の成果を充実させる方向で,学校教育目標・経営方針に基づいた日々の教育実践をまとめたものとなります。
 企業との連携による「デュアルシステム」や地域との協働による「地域協働・共生型活動」の推進が,「地域(社会)に開かれた教育課程」の構築につながっているのではないか,また,地域協働・共生型活動,産業現場実習・専門教科・共通教科等を関連付けた教育内容の工夫・設定,リソースの相互活用等の教育環境の開発が「カリキュラム・マネジメント」につながっているのではないかということを意識して教育実践・研究に取り組んでいます。
 これらの教育実践が,生徒の内面の育ちや変容にどのように結びついていったのかについて事例を通して発表します。教育実践を通して生徒のキャリア発達支援を進め,就労支援・社会参加をさらに推進していきたいと考えています。
 ご参加いただき,ご助言賜りますようよろしくお願い申し上げます。

            平成30年1月26日
            校長 松田 実

◆研究発表会 二次案内 リンクページ

◆研究発表会 参加申込書 リンクページ



「うれしかったこと 〜誰かのために〜」

 研修旅行3日目,鹿児島市内の班別研修で,次のようなことがありました。
 
 鹿児島市内の路面電車も通っている大通りに,なぜか脚立が落ちて放置されたままになっていました。そのままにしておいたら大きな事故にもつながりかねません。その様子に気が付いた本校の生徒が,その脚立を路上から取り去り,歩道にあげてくれました。その様子を見ていた,タクシーの運転手さんが,手をたたいて感謝してくださったそうです。タクシーの運転手さんもきっと「危ないなぁ」と思ってられたことでしょう。

 その話を聞いた時,誰かのためにと思って行動する白河生だとうれしく,また,誇らしく思いました。

地域の方に感謝

 本校の近くの岡崎道などの交差点で,地域の方が子どもたち(大人も含めて)の交通安全を守るボランティアをしてくださっています。
 暑い日も,寒い日も,雨の日も,雪の日も,毎日立ってくださり,横断歩道を渡る小学生をはじめ中学生,また本校生の安全を見守ってくださっています。
 また,出会ったときに「おはよう」とあいさつもして下さったり,ちょっとした会話もしていただいたりしています。今日の朝も,本校生徒が地域の方と会話している姿を見かけ,うれしい気持ちになりました。地域の方々とつながりが持てる,これは,子どもたちにとって大変ありがたいことです。
 本校は,地域共に歩み,地域に開かれた学校でありたいと思っています。
 生徒のみなさん,いつも感謝の気持ちを持って地域の方に気持ちの良い挨拶をしていってください。地域の皆様は,いつも私たちを支えて下さっています。これからも地域との協働を大切にしていきたいと思っています。
 

平成29年度入学式 式辞

    式 辞

 桜の花びらが舞う春爛漫の季節となりました。この春の佳き日に、ご多用の中、ご来賓、地域、企業、諸団体、関係機関、保護者の皆様のご臨席を賜り、第四十二回京都市立白河総合支援学校入学式を、かくも盛大に挙行できますことは、新入生はもちろん、在校生、教職員にとりましても大きな喜びです。高いところからではございますが、御礼申し上げます。

 新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。
 みなさんは、三年後の高等部卒業時には、企業に就職したい、社会に出て働きたい、という思いを持って本校に入学を希望されました。昨年度までに、何回かオープンスクールに参加し、本校に入って働く力をつけるんだという強い意志をもって本校を希望し、そして、見事に入学を果たされました。
 皆さんは、今日から、白河総合支援学校産業総合科の生徒の一員です。皆さんの入学を、心から歓迎いたします。
 さて、本校は、職業学科の学校です。職業学科である本校の教育目標を次のように定めています。
 「自ら働く力を高め、働くことを通して社会に貢献し、自らの未来を切り拓く人を育む」です。
 どんな仕事であっても、社会に出て働くこと、それは、だれかの役に立つことであり、社会に貢献することです。これからの三年間の学びを通して、働く力をしっかりと身に付け、社会に貢献する人になっていってください。
 そして、さらに、仕事だけではなく、スポーツや音楽・美術・旅行・その他の趣味なども楽しむ豊かで文化的な生活も送ってほしいと思っています。

 さて,皆さんは,これから共通教科・専門教科・企業実習・地域での学習等様々な学習を通して働く力をつけていきます。専門教科は,食品加工,農園芸,情報印刷に分かれていますが,食品加工だからパン製造業に就く,農園芸だから農業に就く,情報印刷だから印刷業に就くということではありません。それぞれの専門教科を通して働く力をつけていくのです。共通教科も,専門教科も,企業実習もすべて働く力をつけていくためのものなのです。しっかり取り組み,自ら働く力を高め,企業就労を実現していってください。
 
 ところで,皆さんは、将来どんな仕事に就きたいですか。どんなふうに働きたいですか。どんな生活をしたいですか。どんな人になりたいですか。皆さんそれぞれ一人一人に夢や希望を持っていることと思います。
 皆さんの夢や希望を実現していくために大切なことを二つお話しします。
 まず一つは、自ら考え行動するということです。三年後には、責任ある働く社会人となる皆さんです。自ら考え行動する習慣をつけていってください。そして自ら進んで学習・生徒会活動・部活動などに取り組んでいってください。自ら考え行動する、そして自分自身を振り返り,自ら気付くということを大切にしていってください。
 次に、なによりも大切なのが健康です。しっかり学校生活が送れるよう、そして働く人としての力が発揮できるよう、自ら健康管理に努めてください。
 一つ、自ら考え行動すること。一つ、自ら健康管理に努めること。この二つをしっかり心にとめて、白河生としての3年間を充実させていってください。

 保護者の皆様、本日は、お子たちの白河総合支援学校へのご入学、誠におめでとうございます。本日より卒業するまでの三年間、お子たちをお預かりいたします。私たち教職員は、全校をあげて、一人一人の生徒を徹底的に大切にし、一人一人が働く力をしっかりと身に付けていけるよう、指導・支援に当たってまいります。
 子どもたちのより良い成長のためには、学校と保護者の皆様との連携が不可欠です。子どもたちの基本的な生活習慣を整えていくとともに、子どもたちの頑張りを認め、誉め、また、子どもたちが間違ったことをしているときには、愛情をもって叱り正しい方向に導いていくということをしていきたいと思っています。
 卒業時には、子どもたちが責任ある働く社会人となりますよう、学校と保護者が一体となって子どもたちを支えていきたいと思っています。
 どうか、学校に信頼をお寄せ頂き、ご支援、ご協力を賜りますよう心からお願い申し上げます。

 本校は、企業との連携による「デュアルシステム」を教育課程の中核としています。企業実習で得られた課題に教科の学習で取り組む、また、教科の学習で身に付けた力を企業実習で発揮する。このようなサイクルで学校と企業が連携して、生徒自らが働く力を高めていくことを支援しています。
 また、地域の皆様や諸団体・関係機関の協力を得て、配食サービス・体操教室・交流農園・錦林小学校・児童館との交流など、地域の方と共に活動したり、地域で学習させてもらったり、地域に貢献させてもらったりする「地域協働活動」の充実にも取り組み、働く力の基盤となる心を育んでいます。
 今年も、「企業との連携」「地域との協働」を学校経営の柱として、教職員一丸となって教育実践を展開してまいります。

 新入生の皆さん、「自ら考え行動する」このことを胸に働く社会人に向かって、一歩一歩、歩みを進めていってください。

        平成二十九年四月十日 
        京都市立白河総合支援学校
        校 長  松 田   実

平成29年度がスタートしました

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 平成29年度がスタートしました。

「自ら働く力を高め,働くことを通して社会に貢献し,自らの未来を切り拓く人を育む」
の学校教育目標の下,地域との協働,企業との連携を大切にし,生き方探求(キャリア)教育を推進してまいります。
 本校は,職業学科の学校です。卒業時には企業就労します。生徒の働く力を育てる「職業学科」としての使命をしっかり担い,着実に歩みを進めていきたいと考えています。
 今年度もどうぞよろしくお願いします。
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京都市立白河総合支援学校
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