京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/03/28
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卒業おめでとうございます

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(式辞より抜粋)
 皆さんは、本校の校風である「チーム白河」を拠り所とし、地域社会への貢献を掲げる本校の教育目標に沿って、誇りを持ち、日々学び、それを振り返り、気づき、また新たに学ぶことを積み重ねてきました。かげがえのない四三人四三通りの青春時代を過ごし、本日、晴れて卒業の日を迎えました。
 これは、言うまでもなく、皆さん一人ひとりの努力の賜物ではありますが、同時に、これまで、温かい愛情を持って励まし、支えて来られましたご家族や先生方、関係機関の皆様、日々の販売演習や高齢者体操教室、配食サービス等でお会いした地域の皆様、産業現場実習でお世話になった企業の皆様など、ご縁をむすんでいただいた多くの方々のお陰でもあります。どうかこの点にも思いをめぐらし、感謝の気持ちを忘れないでほしいほしいと思います。
 インターンシップ実習、学校祭、地域感謝祭、北海道への研修旅行、部活動、休日のスポーツ大会への参加、生徒会活動など様々な体験を分かち合うなかで、お互いの絆を深めていったことと思います。北海道への研修旅行では楽しいこともアクシデントもありましたが,それを機会に改めて私の胸にみなさん一人一人の個性が刻み込みました。また,本年度から軟式野球部が高校野球連盟に加盟し7月には太陽が丘で公式戦デビューを果たしました。1回戦で強豪に敗れはしましたが立派な戦いぶりでした。このように,様々なことを体験するなかで目標に向けて努力を積み重ねていくことの大切さ,仲間同士の絆の大切さを実感したことと思います。
 皆さんは、職場体験実習や職場実習を積み重ねてきました。そこには、失敗したり、しんどい思いをしたり、やり切って自信につながったりと、いろいろな思いがあることと思います。
 皆さんは、実習で体験したことを振り返り、「ああこうやったんや」と気づき、「じゃあこうしよう」とキャリアデザインを作ってきましたね。気づいたことをもとに、先生たちと廊下や教室で学習目標について話し合ったりしていました。
 白河の三年間には四つのステージがありました。最初の1ステージでは、働くということについて馴染んだり、挨拶や掃除をすること、遅刻をしないことなどの基礎基本を学びました。2ステージでは、自分を知るために、様々な実習や演習にチャレンジしました。3ステージでは、自分がつきたい仕事を見定め自己アピールしたり、課題を解決したりしてきました。そして、今、4ステージに立ち、社会人になることへのいろいろなそなえをしていることと思います。
 みなさんがこれまでこうして歩んできた道は決して平らなものではなかったと思います。しかしながら,確かに歩んで来たからこそここへたどり着きました。
 これからまた、社会人一年生として、新たな1ステージを踏み、職場になじみ、やがて、大人としての新たな自分を見つけるための、試練や挑戦の時を迎えることでしょう。
先生たちは、経験し実感するチャンスをみなさんに与えましたが、そこから何を学び、どうするのかは、みなさん自身が納得して決めてきたことです。納得して決めるためには、回り道や失敗もしたことでしょうし、「ああでもない、こうでもない」と自分の心のなかにいっぱいあることを言葉にして人に伝え、悩みや不安を取り除いてきたことでしょう。
これからの人生においては、より一層、自主自立の精神を大切にし、自分の未来を切り拓いていってください。また、人は多くの人の支えのなかで生き、また、自分も人を支えて生きていくこと、それが人としての幸せであるということも心に留めておいてほしいと思います。これからの日本を支えるのは他でもないみなさんです。
 結びに、卒業生のみなさん。三年間本当にありがとう。みなさんが、これから、私たちの同じ社会人として、さらに多くの人たちからありがとうと言われ続けることを願ってやみません。
平成26年3月3日
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