京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/03/28
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研究発表会を振り返って

 1月26日に平成29年度の研究発表会を開催させていただきました。全国から約100名の方にご参加いただきました。
 公開授業では,共通教科,専門教科を公開しました。専門教科では,日ごろから地域の方との協働により行っている地域協働活動についてもご参観いただきました。配食サービス,体操教室・手浴,地域の方との交流農園,錦林小ゆめいろ学級との共同学習(ゆめいろ農園での収穫→パン製造→販売)などをご参観いただきました。
 生徒同士で相談しながら活動を進めたり,今どうすべきかを自ら考えて行動したり,お客様に合わせてコミュニケーションをとったりする様子がうかがえた,日ごろから主体的・対話的に活動している様子がうかがえたなどのご感想をいただきました。
 生徒のポスター発表(4本)は,生徒が自らの育ち・自分を振り返る内容で発表しました。たくさんの人の前でしっかり発表していた,参観者からの様々な質問に対しても自分で考え自分の言葉で応答していた,生徒が自分自身をよく振り返り自分の成長に気付いている,生徒の言葉の一つ一つに「何のために」がついている,日ごろの地域協働活動やオープンキャンパス等でのやり取りがコミュニケーション力の向上につながっていると感じた,などのご感想をいただきました。
 教員のポスター発表(9本)は,生徒の発表と関連付けた事例発表及び,「地域に開かれた教育課程」「カリキュラム・マネジメント」「リソース活用」「生徒会活動・花と緑の白河プロジェクト」「性と生の学習」のテーマ別の発表を行いました。
 実践内容を通して子どもたちがどのように変容していったかがよく分かった,自校の教育実践について良く理解してきちんと説明している,生徒の振返りと気付きを活かした育成に力を入れている,さまざまな学びの環境がデザインされている,共同学習の可能性を感じた,就労支援が生徒の成長に合わせて段階を追って丁寧に進められている,自らの課題を解決しようとする生徒をサポートしながら自ら学び変わっていく教師の姿が見えた,若い先生方が自信をもって話しているので組織力の高さを感じた,先生方が「なぜ,何のために」教育活動に関わっているのかはっきり伝わってきた,などのご感想をいただきました。
 全体を通して,地域の方とのかかわりの深さにおどろいた,授業のほとんどが地域とつながり,生徒自身が自分たちの役割を感じていることがよく分かった,地域協働の中で生徒の自己有用感・自己肯定感が高まってきている,「キャリアデザイン」によって生徒に関わる様々なものが関連付けられ生徒自身が意識できる状況が作られ生徒の学びにつながっている,授業と授業の関連性があった,カリキュラム・マネジメントの具体を知りたかった。教育課程の全体を知り発表を聴いたらもっとよく分かったと思う,生徒が生徒同士や教員との対話を通して課題や長所を発見し自己肯定感を育んでいく実践が見られたなどのご感想をいただきました。
 また,それぞれの授業については,さまざまなお気づきの点やこうした方が良いのではというご意見も寄せていただきました。今後の授業改善に役立てていきたいと思っています。
 今後の課題としては,生徒のキャリア発達を支援していくための「評価」の在り方,その評価を活かすための「キャリアデザイン」の様式を含めた見直し,シラバスの整理を含めてどのような内容をどのような場でどのように指導していくかのカリキュラム・マネジメントの在り方の検討などがあげられます。
 ご講演・ご助言いただきました植草学園大学 発達教育学部 准教授 菊池 一文先生には,10年にわたって本校の育ちを見てきていただいています。たくさんのご助言,ご示唆をいただき本校は歩んできています。本当にありがとうございます。
 研究発表会にご参加いただき,たくさんのご意見・ご感想をお寄せいただきました皆様,ありがとうございました。今後ともよろしくお願いいたします。

          平成30年1月29日
          校長 松田 実


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学校行事
2/6 SC来校 図書司書来校
錦林児童館とのワークショップ
リソース体験
2/7 リソース体験
2/8 配食サービス
2/9 避難訓練(11:30〜11:45)
3校時 4校時 参観日
5校時 6校時 1年課題研究
京都市立白河総合支援学校
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