京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/02
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伏見工業高等学校定時制課程閉制にあたりご挨拶

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 長きにわたり、伏見の地になれ慕われてきた伏見工業高等学校定時制課程の歴史が令和6年3月をもつて幕を閉じることとなりました。
 79年間に及ぶ、教育実践を積み上げてきた夜間定時制の閉制は歴史的な舞台裏と共に深い感慨を呼び覚ます瞬間です。この学び舎は、働きながら夢を追い求める多くの人々にとって頼りにされる存在でした。 
 創立された頃は、経済の荒廃と共に生活に困難を抱える人々に、新たな可能性を切り開く手助けとなりました。時を経て、定時制は夜の学びを通じて、技術や職業教育の担い手として確立されていきました。その歴史は、社会の変化と共に歩み、多くの人たちに未来への懸け橋を提供してきました。 
 閉制の決定は厳しいものでありながらも、この学び舎が築きあげてきた歴史的な足跡は、地域社会や産業において永遠に響き続けることでしょう。これからも多くの卒業生たちが挑戦し、夢を実現させる姿が見られることを楽しみにしています。
 閉制は一つの学びの場が終わると同時に新たな可能性が芽生える瞬間です。
 同じ伏見の地で学ぶ京都奏和高等学校は歴史的な価値や精神を受け継ぎ、新たな学びのコミニュテイを築く使命が込められています。この移行は、豊かな伝統を背負いながらも、変革と進化への意思を象徴しています。
 伏見工業高等学校の歴史的な背景や学びの哲学は、引き継ぐ京都奏和高等学校にとって貴重な財産です。この遺産を尊重し、次代へ受け渡すことで、学びの連鎖が断ることなく続いていくことを期待しています。新たな旅路での成功と栄光が訪れることを心より願っています。
 伏見工業高等学校定時制の校長として、この閉制の瞬間に胸に迫る思いが広がります。
 夜の学びの瞬間がここで終わりを告げ、伏見工の名前も歴史の一ページとなり、名残惜しい気持ちと共に、この場に立ち会えたことを心から感謝しています。
 結びに、これまで伏見工業高等学校定時制を支えてこられた皆様に心より感謝を申し上げると共に、皆様方にとって更なる成功と幸福が続くことを心より願っています。


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京都市立伏見工業高等学校(定時制)
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