京都市立学校・幼稚園
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2学期始業式で,こんなことを話しました。

 8月27日(月)8時40分から,2学期始業式を行いました。本来はグラウンドで行うのですが,暑さ対策のため,1学期終業式に続き,今回も各ホームルーム教室で待機する生徒たちに対して,放送により行いました。

 校長挨拶では,次のようなことを述べました。

 皆さん,この夏はどんな夏でしたか。おそらく,勉強に,部活動に,その他課外の自主的な活動にと,充実した日々を過ごすことができたのではないでしょうか。
 1学期の終業式の挨拶では,3つのことをお話ししました。一つ目は「頻発している自然災害や事件・事故等人災への日頃の備えの大切さ」,二つ目は「長期的な目標をしっかりと見据え,努力を継続することの大切さ」三つ目は「見聞を広め教養を深める“心を耕す行動”を意識的にしてほしい」という3点です。たくさん実行できましたか? 
 この夏も,さまざまな自然災害が起こっています。亡くなられた方々の御冥福をお祈りしますとともに,被災された皆様及び関係者の皆様にお見舞いを申し上げます。また,一日も早い復興を心から願っております。そして,皆さんに,日頃からの備えと予防的な行動の大切さを改めて強調しておきたいと思います。

 さて,いよいよ今日から2学期が始まります。新しいスタートの時に当たり,皆さんにお話ししたいことは本当にたくさんあるのですが,時間が限られていますので,一つだけ,にします。
 それは,当たり前のことではありますが,「何事にも一生懸命に取り組むことの大切さ」です。
 昨年度も紹介したので,2・3年生の中には覚えている人もいると思いますが,このような言葉があります。

  一生懸命だと知恵が出る
  中途半端だと愚痴が出る
  いい加減だと言い訳ばかり
  本気でするから大抵のことはできる
  本気でするから何でも面白い

という言葉です。

 特に3年生の皆さんは,自分が希望する進路への扉を自らの力で開けるときが近づいています。仲間たちと励まし合いながら,扉に手が届くまでの時間をしっかりと見定めて,一日一日を大切に,粘り強く,最後まで諦めず,地道な「本気の努力」を積み重ねてください。
 そして,1・2年生の皆さん,「将来自分はどのような形で社会に貢献したいのか」という人生の道筋は,まだはっきりとしていないかもしれません。「夢」や「やりたいこと」は,何となく「見つけるもの」ではなく,目の前にあるものに全力で取り組む中で「育てていくもの」です。「これは将来役に立つから頑張る」「これは関係ないからやらない」「やれることしかやらない」といった考え方ではなく,何事につけても,今は興味がなくて「やりたくない」と思うことであっても,「どうつながるかわからないけれども,せっかくだからやってみよう」という姿勢で努力してください。そうすれば,そこから思いがけない面白さ・楽しさを見出したり,興味関心が意外な方向に展開していったりするものです。一つ一つにひたむきに,取り組んでください。

 これで最後にします。
 文化祭が近づいてきました。一人一人が当事者意識をもって,仲間とともに,真正面から一生懸命に取り組んでください。そのことを通して,皆さん自身,そしてお越し下さった皆様ともども,「平成最後の塔南の文化祭,とても良かった。」と言えるような,すばらしい文化祭を作り上げてください。

 以上,夏を終えての再会を喜ぶとともに,今後とも学校行事に,勉強に,部活に,皆さんが大いに活躍されることを期待して,始業式の挨拶とします。

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