京都市立学校・幼稚園
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生徒会便り 文化祭1日目 その2

2019年度文化祭1日目 「狂言らいぶ」を鑑賞しました!その2
終演後、私たち生徒会執行部は和泉元彌さん、三宅藤九郎さんと少しお話をすることができました。塔南高校には「普通科」「教育みらい科」があることや私たちの将来のことをお話しし、和泉元彌さんが初演された時の話などを聞かせてもらいました。舞台の上とはまた違った柔らかい雰囲気で、新鮮で面白かったです。この貴重な経験を生かして残りの文化祭も頑張りましょう。

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生徒会便り 文化祭1日目 その1

2019年度文化祭1日目 「狂言らいぶ」を鑑賞しました!その1

こんにちは!生徒会執行部です。
2019年度文化祭・長月祭1日目は長岡京記念文化会館で「狂言らいぶ」を鑑賞しました。
狂言に初めて触れる生徒が多かったのですが、有名な和泉元彌さんと三宅藤九郎さんが出演して狂言のルールや基本姿勢を教えてもらい、狂言を知るとても貴重な体験になりました。「鬼瓦」「盆山」の鑑賞の後の和泉元彌さんによるワークショップでは、会場にいる全校生徒と一緒にクイズをしたり、狂言に出てくる言葉の発声練習をしたりしました。初めて知る言葉も多く、会場はより一層盛り上がりました。

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和泉元彌さんによる「狂言らいぶ」を鑑賞

9月4日(水)〜6日(金)の日程で、文化祭が始まりました。
初日は、長岡京記念文化会館で、和泉元彌さんによる「狂言らいぶ」が行われました。
和泉元彌さんの狂言についての分かりやすいお話しから始まり、演目の2つ目を見るころには、すっかり狂言が身近なものに感じるようになりました。
ワークショップでは、あの良く聞くフレーズを使った「まずは、そろりそろりと参ろう」を和泉元彌さんの発声に続いて、学年ごとに復唱し、先生方の復唱も加わり、大変盛り上がりました。

― 和泉元彌さんのお話しより ―
『狂言は、日本の伝統文化の発生と言われ、600年前の会話がそのまま生かされており、日本人の根幹の部分は、今もあまり変わっていません。舞台に於いては、背景(松の木)は変わりませんが、言葉・動き・表情を見ることで、その会話において場面が変わったことをみなさんが想像することができます。想像力の源となります。』
『狂言という無形の芸術の中に、昔の人々の心が受け継がれてきました。みなさんも今日体験した事を未来に受け継いでください。そして、みなさんもいろいろな事に目を向け、高校時代にしかできない事をたくさん体験し、そこから刺激を受けて大人になってください。』
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防災ボランティアリーダーの育成

本校は,平成31年3月に京都府内の高校初のコミュニティ・スクールとなりました。学校運営協議会においては,令和5年度開校見込みの「新しい普通科系高校」の創設に向けて,地域や企業,行政等を代表する委員の皆様と,生徒も参画して意見交換することで,本校の特色ある取組の一つである地域連携事業の充実を図っています。

この度,この地域連携事業の一環として,1年生4名と2年生1名が,8月5日〜7日に熊本地震の被災地である益城町を訪問し,被災した子どもたちへの学習支援への参加などのボランティア活動も含め,被災時の対応や防災の取組について学ぶ「防災ボランティアリーダー研修」を実施いたしました。

<参考>
被災生徒への長期的な学習支援「熊本大学教育学部ましきプロジェクト」
(注)光京都ネット事務系からはアクセスできません

参加生徒は,この研修の成果を活かし,「防災ボランティアリーダー」として,地域とともに主体的に防災活動を推進していくこととなりました。

今後,校内で京都市南消防団と連携した防災ハイスクールや,吉祥院小学校の防災キャンプに企画段階から関わるなど,地域と防災の取組を推進します。

なお,益城町での防災ボランティアリーダー研修の報告については,本校長月祭(文化祭)最終日9月6日(金)10:00から本館2階事務室前で,参加した1年生生徒が発表します。

写真:熊本県益城町での防災ボランティアリーダー研修の成果を学校長へ報告
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防災ボランティアリーダー研修報告1

目的:
熊本地震の被災地である益城町を訪問し,地震災害の実態や地域防災の取り組みについて理解するとともに,被災生徒への長期的な学習支援活動に参加して貢献する。
この研修に参加した生徒は,防災ボランティアリーダーとして,本校の防災に関する学習や地域の防災に関する取り組みに参画する。

行程:
【1日目】
《午前》 京都出発→熊本到着
《午後》 益城町交流情報センター<研修1>
     木山仮設団地自治会訪問<研修2>
     木山仮設団地被災生徒学習会参加<研修3>
【2日目】
《午前》 ホテルにて1日目振り返り ※台風のため
《午後》 熊本大学の先生及び学生ボランティアの方との懇談<研修4>
     その後,熊本市内自主研修
【3日目】
《午前》 益城町役場危機管理課訪問<研修5> 
《午後》 熊本出発→京都到着 解散

写真:再建中の益城町情報交流センター
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防災ボランティアリーダー研修報告2

研修1(益城町教育委員会訪問)
○教育委員会 坂本先生のお話
 ・小中学校教員や生徒の動き
 ・復興状況など                
○NPO「カタリバ」井下さんの支援活動の説明
○質疑応答

地震発生から学校再開までの状況を詳しくお聞きすることができました。
被災時の教育委員会の対応や学校再開に向けた動き,NPO「カタリバ」や全国の自治体の支援,学校の子どもたちと教員の状況などを知ることができました。
生徒の感想と気づきやアイディアを紹介します。

【感想】
・災害が起こったら素早く情報を回すことが大切だと知った。
・SNSがとても有効。
・ボランティア団体からの物資も嬉しかったけど,イベントなどをしてくれるのがとても嬉しかったと知った。実践してみようと思った。
・避難場所などの雰囲気づくりや自治は,ボランティア団体に任せるのではなく自分たちで行うのがよいと知った。

【気づきやアイディア】
・SNSが大事。
・食料や支援物資が届きすぎて困ることがある。
 炊き出しと企業からの支援が重複してしまう。
 支援物資の整理や配送に渋滞が起こる。
 →スマートフォンのマップなどを使い,場所ごとに物資の有無をSNSで知らせてはどうか。

写真:
(上)益城町教育員会学校教育課 坂本さんの講義
(下)NPO「カタリバ」 井下さんとの対話
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防災ボランティアリーダー研修報告3

研修2(木山仮設団地西団地自治会訪問)
○自治会関係者(自治会長さんをはじめとする自治会の方)との懇談
 ・被災後の生活における課題などについて話す
 ・質疑応答

被災された住民の方から直接お話を伺える貴重な機会となりました。
地震発生時の恐怖感や被害の状況,復興や生活再建における課題などを,圧倒的なリアリティの中でお聞きすることができました。
生徒の感想と気づきやアイディアを紹介します。

【感想】
・同じ熊本県内でも熊本市と益城町では,地震の規模や被害に関する認識の差が大きかったということに驚いた。
・「地元で地震が起こってみて,それまでは地震災害を「対岸の火事」のように思っていたのだとわかった。」という言葉が印象的で,防災意識の温度差を埋めることの難しさを感じた。
・被災後に音の恐怖が残ることもあるということが分かった。
・被災時は,物資の支援などが嬉しいのではないかと思っていたが,ボランティアによる催し物の方が嬉しかったことを知った。


【気づき】
・緊急時に使うマニュアルが重要であることがわかった。
・避難場所を事前に確認しておくことが大切であることがわかった
・被災時に物的支援だけでなく催し物を行うなど,住民の方の心のケアが重要であることを知った。
・防災バッグや懐中電灯などの緊急時に必要な物を事前に準備しておくことが大切であることがわかった。

【アイディア】
・学校で生徒向けの防災マニュアルを作成する。
・各市や地区ごとで,ハザードマップや避難所の場所を記した地図を作成する。
・学校に被災者の方に来ていただき,体験談などお聞きする。

写真:
(上)訪問した木山仮設団地西団地の「みんなの家集会所西」
(下)自治会の方にお話を聞く参加生徒
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防災ボランティアリーダー研修報告4

研修3(仮設団地被災生徒学習会参加)
○見学及び生徒(中高生)の学習補助

中高生が夜間に集まって学習している様子を見学しました。
また,休み時間に本校生がアイスブレイク(ゲーム)を企画して実施し,参加していた生徒と交流を深めました。
生徒の感想と気づきやアイディアを紹介します。

【感想】
・塾のような学習会を想像していたが,憩いの場のような感じでにぎやかだった。
・休み時間に,塔南生が企画したアイスブレイクをすることで,参加していた生徒の皆さんとの距離が縮まり,楽しくたくさん話すことができた。

【気づき】
・仮設団地から来ている生徒よりも,遠くから来ている生徒の方が多かった。
 →学習会は学習することだけが目的ではなく,生徒の居場所にもなっている。

【アイディア】
・塔南生による学習会を実施してはどうか。
 塔南生がどこかの場所(塔南高校など)で,小中学生を対象として学習会を開く。
 →もしも災害が発生した時に,被災した子どもたちの居場所として残り続けるのではないか。

写真:
(上)訪問した木山仮設団地「みんなの家談話室A」
(下)塔南生によるアイスブレイク(ゲーム)の様子
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防災ボランティアリーダー研修報告5

研修4(熊本大学教育学部訪問)
○地域の子どもたちに対する学習支援「教育学部ましきプロジェクト」についての講義・研修
○意見交流
 テーマ「どのようにしたら,多くの人にボランティアに参加してもらえるか」 
○熊本大学教育学部の説明・キャンパス見学

熊本大学教育学部を訪問し,熊本大学の学生さんから「教育学部ましきプロジェクト」について説明を受けました。
また,本校からは,学校の概要や防災ボランティアリーダーについて紹介しました。
その後,熊本大学や熊本学園大学の学生さんと積極的な意見交換を行いました。
生徒の感想と気づきやアイディアを紹介します。

【感想】
・教育学部がNPOの仕事の一部を引き継いでやっているところに驚いた。
・被災から時間が経過するにつれて,むしろ子どもたちの心のケアが必要になることを知り,不思議に思った。
・より多くの人がボランティア活動に参加できるよう,情報が集まる場所を作っているのが良案だと思った。

【気づき】
・短期的ではなく,長期的に支えていくことの重要さに気付いた。
・被災しても,すぐに切り替えて支え合うことの大切さに気付いた。
・全員の,「ここは(災害がないから)大丈夫だ」という意識をなくすことの必要性に気付いた。

【アイディア】
・ボランティアに参加する一定の人数を確保するために,ボランティア部を立ち上げてはどうか。
・各クラスや学年で,ボランティアに多く参加した人を表彰してはどうか。
・ボランティアにたくさん参加してもらえるよう,ボランティアについての情報が集まる生徒窓口をつくってはどうか。 

写真:
(上)熊本大学・熊本学園大学の学生さんとの意見交換
(下)熊本大学教育学部の説明
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防災ボランティアリーダー研修報告6

研修5(益城町役場危機管理課訪問)
 ○熊本地震の被害状況,復興,防災の取組についての説明
  危機管理課 岩本さん
  ・熊本地震の被害状況について
  ・復興に向けた益城町役場や住民の方の取り組みについて
  ・地域住民の防災意識を高める地域防災の取り組みについて
  ・質疑応答

災害発生時の役場の動きが極めて多岐にわたり,難しい判断を迫られるものがたくさんあったことなどをお聞きしました。
また,危機管理意識を高めるためのマニュアルづくりや訓練についてもお話をお聞きすることができました。
生徒の感想と気づきやアイディアを紹介します。

【感想】
・コミュニティースクールが災害に強いという言葉が印象的だった。
・益城町役場はまだ再建されておらず,仮設庁舎はとても簡易な造りで本当に「仮設」という感じだった。
・災害時のマニュアルを用意しておくのは重要だと思った。
・緊迫,混乱した状況の中でも,役場職員の方が冷静な判断をしていてすごいと思った。
・役場の仕事が多すぎるので,他の機関で分担できないのかなと思った。

【気づき】
・緊急事態でもパニックに陥らないためのマニュアルを作成しておくことが大切だとわかった。
・災害時でも自分にできることを探して行動することが重要だとわかった。
・災害関連死をできるだけ減らすための取組が大切であることがわかった。
・学校と地域が日頃から連携を深めているコミュニティースクールでは,避難所の運営も円滑だったことがわかった。 

【アイディア】
・京都府内のコミュニティ・スクールをもっと増やしてはどうか。
・避難した住民の方が,早期から自主的に避難所を運営できるように,地域内で交流できるようなイベントを開催してはどうか。
・急な事態に冷静に対応するために,抜き打ちで避難訓練を実施してはどうか。

写真:
(上)益城町仮設役場
(下)危機管理係長 岩本さんの講義
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