京都市立学校・幼稚園
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1学期始業式で,こんなことを話しました

 4月9日(火)8時45分から,昨日に続き気持ちよく晴れた空のもと,離任式・新任式・1学期始業式・生徒の対面式を本校グラウンドにて行いました。
 
 始業式では,次のようなことを話しました。
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 皆さんこんにちは。
 新しい年度の初めにあたり,いくつかお話ししておきたいと思います。
 生徒の皆さんは,入学や進級という人生の節目,また平成から令和へという時代の変わり目にあたって,それぞれ気持ちを新たに目標や抱負を胸に秘めていることと思います。こういった場でよく紹介する言葉に,「人生にリハーサルはない」という言葉があります。人生は,まさに練習なしのぶっつけ本番であり,「今」この時は二度と戻ってはきません。“未来の自分”の可能性を狭めることのないよう,“なりたい自分”,“自分が思い描く人生の目的や意味”を明確にイメージしながら,日々着実に歩みを進めていってください。
 特にお願いしておきたいのは,日々の勉学はもちろんのこと,部活動や生徒会活動,その他自主的な課外の活動等,すべての活動において,皆さんには,くれぐれも「与えられるまま」「無自覚」にこなすだけであってほしくない,ということです。一人一人が意欲と関心をもって何事にも積極的に自ら考え,選択し,挑戦してください。
 その際大切なことは,単に「やりたいこと」「好きなこと」だけを突き詰めるのではなく,「今は興味がない」「好きではない」ことも含めて,幅広く「自分のこと」「自分のため」として取り組むことです。幅広い分野の考え方・動き・知識等々,さまざまなものが皆さんの中で時を経てつながり,大きく花開くかもわかりませんし,残念ながら結局そうはならないかもしれません。でも,準備のないところにチャンスはやってこないものですし,何より,知らなかったことを知る,自分では考えもつかないような発想や動きなどがつかめる,等々,新しいことがわかるようになるのはわくわくすることです。挑戦する過程そのものを楽しんでほしいと思います。
 これから,新しい年度が始まります。私も,皆さんとともに,楽しく,充実した1年にしたいと思います。元気に頑張りましょう。
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 いずれも,クラス発表直後(午前8時)の中庭の様子
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第57回入学式挙行

4月8日(月)
桜の花が満開で心地よい晴天のなか、第57回入学式を挙行いたしました。240名が本校の生徒として入学を許可され、新たな意気込みで高校生活をスタートさせました。

新入生の皆さん、ご入学おめでとうございます。そして保護者の皆様、本日はお子様のご入学、誠におめでとうございます。私たち教職員は、お子様が自ら生きる道を切り拓いていけるよう、全力を尽くしてまいります。保護者の皆様におかれましても、学校の方針をご理解いただき、ご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。

新入生の皆さん、いよいよ塔南高校生として希望に満ちた3年間が始まります。悔いなく笑顔で卒業を迎えられるよう、素晴らしい第一歩を踏み出せたのではないでしょうか。皆さんの活躍を期待しています。

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平成31年度入学式で,こんなことを話しました。

 本日は4月8日。二十四節気では「清明(せいめい)」に当たる期間で,七十二候では,「玄鳥至(つばめきたる)」から「鴻雁北(こうがんかえる)」へと移り変わるころです。
 前日から雨が降り,天気が心配されましたが,お蔭様で清々しい晴天のもと,「平成」最後となる第57回入学式を,厳粛に終えることが出来ました。
 保護者の皆様,お忙しい中多数御参列くださいまして,誠に有難うございました。会場の大きさの関係から御不便をおかけしまして,誠に申し訳ございませんでした。
 また,京都市教育委員会,PTA・同窓会・愛校会等,御来賓の皆様にもご多用中のところ多数御臨席賜りまして,誠に有難うございます。
 「式辞」は,次のような内容でお話ししました。

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平成31年度入学式「式辞」

 春爛漫の今日の良き日に,平成31年度京都市立塔南高等学校第57回入学式を挙行するにあたり,京都市教育委員会をはじめ,多数の御来賓並びに保護者の皆様の御臨席を賜りまして,高いところからではございますが,厚く御礼を申し上げます。
 先ほど入学を許可いたしました240名の新入生の皆さん,入学おめでとうございます。皆さんは,前期選抜,中期選抜の難関を突破して,本校に入学されました。そのことに誇りをもって,この塔南高校で勉学や部活動にしっかりと取り組み,自らの可能性に挑戦してほしいと思います。
 先ほど歌いました校歌の中に,創立以来半世紀にわたり,本校が大切に守り続けてきた理念があります。それは,「知性」「誠実」「世界の文化」です。この三つは,創立以来一貫して塔南高校教育の根幹をなしてきました。
 一つ目の「知性」とは,単なる「知識」や「知能」ではなく,「物事を知り,考え,判断する力」のことです。つまり,「答えのある問い」が与えられたときに正しい答えをいち早く見出す,といった力ではなく,「ビジョンを持って,正解のない問いに積極果敢に挑戦する人間力」であり,これからの時代にまさに求められている力です。志を高く持ち,生涯を通じて知性を磨き深めていってください。
 二つ目の「誠実」は,自分に対して誠実であれ,他人に対して誠実であれ,という皆さんの生きる姿勢を示したものです。私たちは,時として自分勝手な思い込みをしたり,自分勝手な行動をしたりして,他人に迷惑をかけることがあります。「誠実」とは,これらを戒め,規律を守り思いやりの心をもって誠実に生きることにより,心豊かで幸福な社会を作っていこうとするものです。
 三つ目の「世界の文化」は,皆さんに世界の文化の発展に貢献できる人になってほしいという願いとともに,日本の文化,とりわけ京都の文化を世界に発信できる人材になってほしいとの願いも込めた言葉です。
 今,世界は変化が激しく,不確実で,複雑性に満ち,まさに混沌の中にあるといっても過言ではありません。人々の価値観の多様化が叫ばれて久しく,自然は人知の及ばぬ力をもって,人々の心を震撼させています。
 皆さんは,この時代を,自らの判断と決断に基づいて力強く生き抜いていかなければなりません。そこで,これから高校生活を送る新入生の皆さんに,一つ,お願いをしておきます。
 それは,「自分の中に限界を設けず,何事にも積極的かつ貪欲に取り組んでほしい」ということです。
 夢や目標を設定するときには,「自分にできそうだ」と思えることよりも少し高い目標にすることが大切です。一度決めてしまうと,目標を上方修正するのはなかなか難しいものです。
 去る3月21日をもってプロ野球の世界から引退したイチロー選手は,記者会見の中で,次のように述べていました。「あくまでも,はかりは自分の中にある。自分の限界を見ながら,ちょっと越えていくということを繰り返していく。そうすると,いつの日からかこんな自分になっているんだ,という状態になっている。だから,少しずつの積み重ね,それでしか自分を越えていけない」と。もちろん,私は,体や心を痛めるまで限界に挑戦せよといっているのではありません。もう無理,もうできないと思ったとき,本当に限界なのかと自らに問いかけ,もうひと踏ん張りして乗り越えることでつかむことができるもの,得るものがきっとあるはずです。自分の可能性に大いに期待し,現在できることに最大限挑戦してください。
 高校の三年間は,わずか千日ほどです。授業や家庭学習といったことはもちろん,部活動・ボランティア活動といった課外活動等にも積極的に取り組み,いろいろなことに挑戦してください。大切にしてほしいのは,勉強・部活動・その他何事に対しても,与えられたことを無自覚にこなす「待ち」の姿勢ではなく,興味・関心・好奇心を全開にして主体的・自主的に行うという意識です。また,芸術に触れて感性を磨いたり,「誠実さ」「ひたむきさ」「共感力」「思いやり」等といった人間的善さを高めたりもしてほしいと思います。
 最後になりましたが,高い所からではございますが,保護者の皆様に一言御挨拶申し上げます。本日は,お子様の御入学誠におめでとうございます。高校三年間は,人生の方向を決定する大事な時期です。私たち教職員は,お子様が自ら生きる道を切り拓いていけるよう,全力を尽くしてまいります。お子様の健全な成長を望み,豊かな個性を育てていくためには,学校と家庭がそれぞれの役割を果たしながら,連携を密にしていくことが重要であると存じます。学校の方針を御理解いただき,御支援と御協力を賜りますよう,お願い申し上げます。
 新入生の皆さん,いよいよ塔南高校生としての生活が始まります。皆さんの高校生活が,元気で楽しく充実したものとなることを心から願って,式辞といたします。

 平成31年4月8日
                   京都市立塔南高等学校長
                         小野 恭裕

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 左 新入生代表宣誓
 右 第1学年担任団紹介
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【書道部】京都市・府議会議員一般選挙啓発イベントで書道パフォーマンス!

4月1日(月)

地下鉄京都駅「コトチカ」において、書道部が4月7日に実施される「京都市・府議会議員一般選挙」投票への呼びかけを行いました。

星野源の「アイデア」にのせたパフォーマンスでは「私たち一人ひとりが投票することで、想いがカタチとなり未来は描かれていく。より多くの人が選挙に参加することで明るい選挙が実現し、それがみんなの笑顔につながる」という思いを込めました。

続けて、大河ドラマ「篤姫」のテーマにのせた凛としたパフォーマンスでは、選挙は自分のためだけでなく、自分のまわりの人のためになるのだという思いを込めて「大切な人のために 明日に繋がる あなたの一票」と筆を進めました。
最後に、篆書体で「京都創成」と力強く描き出されると、海外からの観光客など多くの観客から大きな拍手が沸き起こりました。

篆書体とは最も歴史のある書体です。「京都創成」という言葉をこの篆書体で書くことで、古いものや伝統を大切に未来へつなぎながらも、新しいことを創り生み出そうとするその心が大切だという意味を込めたかった、と部員たちは笑顔を見せました。


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新入生登校日

本日は、まだ中学校の制服を着た新入生が登校しました。中庭には、クラス名簿が張り出され、登校した新入生は自分のクラスをさがしたり、友達の名前をみつけたり、楽しそうに話していました(写真上)。

その後、体育館で先生方からお話を聞き、校歌の練習をしました(写真中)。4月8日の入学式では、先輩と一緒に大きな声で歌ってくれることでしょう。

そして、教科書を購入し塔南高校の制服を受け取りました。制服の入った大きな箱や袋を抱えて、友達と話しながら下校していきました(写真下)。

次に登校するのは、4月8日の入学式です。その時には、新しい制服を着てすっかり塔南生になった新入生に会えますね!塔南生のよいところは、さわやかに挨拶ができるところです。新入生も大きな声で挨拶しながら登校してくださいね!

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2年生4名が,京都市会議員選挙の期日前投票事務を体験しています!

 4月2日(火)及び5日(金),いずれも12〜14時の間,京都市南区役所の期日前投票所にて,本校2年生計4名が,選挙事務の体験ボランティアに従事しています。
 これは,選挙権年齢が18歳以上に引き下げられたことを受け,高校生に選挙事務を体験させることで,選挙の大切さを知り,またその体験を周囲に伝えるなどにより,若年層の選挙への関心を高めるとともに,政治意識の向上を図ることを狙いとして,京都市・区選挙管理委員会が京都市内の高校生を対象に募集しているものです。
 市内各区の,市会及び府議会議員選挙期日前投票所にて,市立高校5校を含む京都市内の公立・私立高校計18校から104名(実人数)が参加し,一人2時間程度,市職員の指導のもとで,受付・案内・記載指導業務の補助と,投票用紙交付業務の補助に従事します。
 南区では,府議会議員選挙については候補者の数が選挙すべき議員の定数を超えなかったため無投票となり,市会議員選挙のみが行われています。4月1日(月)から6日(土)までの間に,本校のほかに府立鳥羽高校及び洛南高校の生徒が体験に参加する予定です。
 生徒たちは,事前に職員の方から説明していただいた通り,記載事項の確認や入場の案内,投票用紙の交付などの業務を落ち着いて行っていました。
 この貴重な経験を友人等に積極的に広めるとともに,今後有権者としてしっかりと政治参加できるよう,見聞を広めていってほしいと思います。

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年度初めの御挨拶

 新しい年度の始まりに当たり,一言御挨拶申し上げます。
 本校は,昭和38年の創立以来,本年で57年目を迎え,これまでに2万名をこえる卒業生を輩出しております。
 すでに御存知のとおり,本校は旧洛陽工業高等学校唐橋校地への移転・新校開校を予定しており,新校は,「社会に貢献する生徒の育成」を最高目標とする新しい普通科系高校として創設されることとなっております。
 また,去る3月13日に京都府内の高等学校では初となる「学校運営協議会」の発足式を行い,「コミュニティスクール」としても歩みはじめました。
 本校としましては,新しい学校に向けての準備を着実に進めるとともに,現在の学校における教育につきましても,その成果と課題を検証しながらさらに充実発展させ,新校への円滑な移行・接続を図ってまいりたいと考えております。
 生徒たちがそれぞれの個性や良さを認めあい,学業はもちろんのこと,部活動をはじめとする課外活動にも積極果敢に取り組み,伸び伸びと充実した学校生活を送る高校を目指して,日々の教育活動に邁進してまいります。これまで同様,皆様方の温かいお力添えを賜りますよう,お願い申し上げまして,年度初めの御挨拶といたします。

               平成31年4月1日
               京都市立塔南高等学校長 小野 恭裕

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