京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/11
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30年度入学者中期選抜・合格者受付番号を発表しました!

 本日(3月16日[金])10時30分から12時30分まで,本校にて30年度入学者選抜(中期)の合格者受付番号等を発表いたしました。
 今日は七十二候の「菜虫蝶と化す」の期間の始まりの日です。二十四節気の「啓蟄」の末候(地中から虫たちが姿を現し始める「啓蟄」の期間の終わりということになります。)ながら,昨日とは打って変わって寒い中での,しかもあいにくの雨模様での合格発表となりました。
 合格された皆さん,誠におめでとうございます! 来る高校生活に備えて,中学校の学習内容の総復習等をしっかりと行っておいて下さい。

[写真]発表直後の様子

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ご卒業おめでとうございます!

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3月1日(木)

 本日は、本校の第55回卒業証書授与式がありました。
悪天候の恐れがありましたが、風は強いものの雨は降らず、3年生の晴れ舞台となりました。
 卒業する生徒たちの名前を担任の先生が読み上げる声が涙で震える中、クラス代表の生徒が卒業証書を受け取る姿は、高校生というよりもすでに”大人”に見え、頼もしい様子でした。PTA会長のご祝辞からは、保護者の方々が愛情あふれる眼差しで、勉学や部活動にひたむきに取り組む生徒をずっと見守ってくださっていたことが伝わってきました。

 卒業生の答辞は、代表で星萌香さんが述べました。途中には、担任団の先生一人ひとりへの、クラスの生徒たちからのオリジナルのお礼メッセージが読み上げられ、先生と生徒の絆の強さや思い出深いさまざまな取組の様子が、手に取るようにわかりました。

 本日卒業した3年生は、今日から本当の意味で、自分の力で幸せになってもらいたいと思います。卒業後の進路は様々ですが、塔南高校で学んだことを活かして、これからも精進してください。

平成29年度卒業式で,こんなことを話しました。

 本日は3月1日。七十二候では「草木萌え動く」[第六候]の始まりの日です。
 昨夜からの激しい風や雨で天気が心配でしたが,風は相変わらず強かったものの,お蔭様で開式前には雨も止み,まずまずの天気で卒業式を迎えることができました。
 保護者の皆様,お忙しい中多数御参列くださいまして,誠に有難うございました。会場の大きさの関係からすべての方にお座りいただくことができず,御不便をおかけしまして,誠に申し訳ございませんでした。
 また,京都市教育委員会,地元祥栄学区自治連合会長様をはじめ,PTA・同窓会・愛校会等,御来賓の皆様にもご多用中のところ多数御臨席賜りまして,誠に有難うございます。
 本校着任後初めての卒業式に臨んだわけですが,厳粛な中にも温かみのある,塔南らしさがにじみ出た素晴らしい式だったと思います。
 「式辞」は,次のような内容でした。

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平成二十九年度卒業証書授与式「式辞」

 卒業生の皆さん,御卒業おめでとうございます。
 皆さんは,この3年間,学業,学校行事,部活動,ボランティア活動等に全力で取り組み,充実した高校生活を送ってこられたことと思います。本日のこの喜びは,皆さんのたゆまぬ努力の結果であることは言うまでもありません。加えて,この時を迎えることができたのは,皆さんのことを絶えず気遣い支えてくださった,御家族をはじめとする周囲の方々の励ましがあったからだと思います。また,世界に目を向ければ,皆さんと同じような年代であっても,戦争や病気の蔓延等によって明日の命さえ保障されず,将来の希望を描くこともできない子どもや若者が多く存在しています。この節目のときに当たり,多くの人々の支えの中で安心して学校生活に集中できる環境にいられたことの素晴らしさ・有難さを,しっかりと胸に刻んでほしいと思います。

 さて,現代は「VUCAワールド」,つまり,予測不可能な変化の激しい社会であると言われるように,日本や世界は大きな変革期にあります。
 特に日本国内では,2036年には国民の約3人に1人が65歳以上の高齢者になると推計されています。その後も少子化の流れとも相まって,総人口は減少しながら高齢化率は上昇を続け,人手不足や過疎化がさらに深刻化し,まちや社会のかたちも大きく変わっていくはずです。政府や産業界では「Society5.0」と銘打って「超スマート社会」の構築を模索しています。今後,IoT(Internet of Things),ロボット,人工知能(Artificial Intelligence),ビッグデータ等がさらに進展・連携し,それらを活用することによって,人工知能やロボットが得意なことはそれに任せて業務を効率化し,人間は人間にしかできない創造性が求められる分野に専念するようになるなど,仕事の質も変わっていくことでしょう。

 こうした状況の中で,今後一層大切になるのは,失敗を恐れず,一歩踏み出し挑戦する勇気,チャレンジ精神です。先が見通せない時代だからこそ,挑戦してみる価値や面白さがあります。日本という枠にとらわれず,実際に世界のありようを自らの目で見,肌で感じて,世界をフィールドに活躍してください。「そこ」には,書物や映像・ネット上では,伝える側が設けたフィルターでブロックされた,雑多な,あるいは伝える側にとって都合の悪いことも含めて,まるごとの現実がころがっています。五感をフルに働かせる中で,みずみずしい感性で社会課題に気づいたとき,それを他人事として無関心になるのではなく,自分のこととしてとらえ,文化的背景が異なる他者や集団とともに課題に取り組み,斬新な発想で問題を解決していってほしいと思います。ときには失敗するかもしれませんが,その経験が皆さんの将来の糧となるはずです。失敗を恐れず,自分と社会のあるべき姿,理想を追い求めてください。
 その際,大切にしてほしいのは,「自己の力を自分のためだけに使うのではなく,社会に活用・貢献して人の役に立ちたい」という気持ちです。「自分さえよければよい」という姿勢ではなく,自分の良心に正直に,「人とともに」「人のために」という気持ちで,「与えることのできる人」になってください。皆さん一人一人に備わっている「良心」や「人間的な善さ」をこれからも大いに発揮して,人間的魅力を高めてください。

 次に申し上げたいのは,「学び続けること」の大切さです。好奇心をフルに働かせて,知識や技術の引き出しをできるだけたくさん持つように心掛け,生涯を通じて精神的に豊かな人生を送ってほしいと思います。「人生100年時代」とも言われています。今やインターネットで大学の講義が無料で受けられる時代です。「MOOC(Massive open online course)」という大規模公開オンライン講座に世界中の大学が参加していますし,日本でも,たくさんの大学のサイトに,オープンコースウエアのページがあります。その他,趣味や地域コミュニティーの行事等にも積極的に取り組み,各自の裾野を広げていってください。学ぶと言えば,皆さんに特にお願いしておきたいのは,自らが拠って立つ日本の歴史や文化はもちろんのこと,諸外国の歴史や文化にも通じ,自分の言葉で語れるようになってほしいということです。世界中がネットワーク化され関係が深まっている中,互いの文化や歴史について存分に語り合い,新しい気づきを得たり理解を深め合ったりするのは大切ですし何より楽しいことです。とりわけ,皆さんは,ここ京都で生まれ育った若者です。京都生まれのアドバンテージを活かしながら,文化を異にする人と交流するときにも,実感のこもった言葉で,日本や京都の歴史・文化・魅力を語ってください。

 最後になりましたが,高いところからではございますが,保護者の皆様に一言御挨拶申し上げます。本日は,お子様の御卒業まことにおめでとうございます。高校生という多感な時期を送るお子様に,ある時は厳しく,ある時は温かく寄り添いながらの3年間であったと思います。立派に成長されたお子様が新たな旅立ちを迎える今日,まさに感慨無量でいらっしゃることと拝察いたします。これまでの,本校の教育活動に対する温かい御支援・御協力に,厚く御礼申し上げます。

 それでは,卒業生一人一人の新たな一歩と,それに続く輝かしい未来に大いに期待して,式辞といたします。

                     平成30年3月1日
                     京都市立塔南高等学校
                        校長 小野恭裕
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[写真]
 卒業式及び各クラスでの最後のホームルーム終了後の,校門付近の様子
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