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最新更新日:2025/05/15 |
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普通科・アカデミア科学校説明会 申し込みフォーム
5月24日(土)令和7年度紫野高校普通科・アカデミア科学校説明会について、5月12日(月)17時〜5月21日(水)16時の期間で、以下の学校説明会申し込みフォームからお申し込みいただけます。必要事項をご入力の上、送信ください。
なお、申込内容につきましてはご入力されたメールアドレスに自動返信されます。 入力内容 ・申し込み内容の自動返信用メールアドレス ・生徒氏名(漢字とフリガナ) ・中学校名(〇〇中学校) ・保護者氏名 ・緊急時連絡先(電話番号) ・個別相談会 希望の有無 ・連絡事項5点へのチェック 学校説明会申し込みフォーム https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSfADKw2ZiVmz7q9jLpOiYuixuWD9j5ct7wesS-u32hVwEGEYA/viewform?usp=dialog ![]() Global Citizenship1〜「校内巡検〜紫野高校をもっと自由に〜」その2〜![]() ![]() ![]() 紫野高校の1年生の総合的な探究の時間「Global Citizenship1」の様子をお伝えします! 前回から新しい単元である「校内巡検」が始まりました! 校内巡検の第1回では「ここは紫野高校に通う人々にとって不自由だな」「ここをもっとこういう風に活用したらもっと自由になれるのにな」という場所を探すために、校内を巡検しました。 今回は第2回「提案を具体化しよう!」です。 生徒たちは、前回に巡検をして気が付いた「紫野高校内の不自由さやもっと活用した方がいい場所」を付箋に書写し、それを『実現可能性マトリックス』で分析していきます。このマトリックスは「横軸:実現可能性が高い・低い」「縦軸:実行意義が高い・低い」の4つの領域に分かれており、そこに全員が付箋を貼っていきます。 全員が付箋を貼り終えた後、その中からグループ全員が考えたい、解決したことを2つ選択し、それについて話し合いを進めていきました。その際に行った活動が 『ペルソナシート』 です。これは、ある課題の解決策を考える際に「代表的な人物像(ペルソナ)」を1枚のシートで具体的に表現したもので、企業等で開発や企画の方針を定める際に活用される手法です。 生徒たちの議論では、選択した「解決したいこと」について、ブレインストーミング的にペルソナを組み立てる過程で「本当にこういう人いそう!」「ということは、こんな悩みもあるかも!」「確かにこんな行動とるかも!」というアイデアが飛び交い、発想の幅が広がっていました! 授業全体を通じて重要なのが前回の「誰もが自由でいられる世界」の単元で学んだ『全員の合意で成り立っているのか』『全員が納得するまで対話できたか』『全員が安心安全な空間で話合いができているか』です。 生徒たちは、互いの意見を尊重しあい、どうすれば紫野高校がより良い場所になるのかについて考えることができている様子でした♪次回は、具体的に提案書を作成していきます、お楽しみに! Global Citizenship2〜「私や誰かの不自由さの本質を明確にしよう!」その1〜![]() ![]() ![]() 紫野高校の2年生の総合的な探究の時間「Global Citizenship2」の様子をお伝えします! 前回まで3回の授業で「自由とは何か」について理解を深めるとともに、「誰もが自由でいられる世界」を形作ってきました。自他ともに自由で幸福な生活をおくることができるために、各々が解決したい不自由さを明確にする必要があります。そこで始まったのが新しい単元である「私や誰かの不自由さの本質を明確にしよう!」です。 この単元では3回の授業で、解決したい「私」や「誰か」の不自由さを明確にしていきます。生徒たちはその後3か月かけて、その不自由さを解消するスマホアプリを開発していくことになります。3か月かけて取り組むアプリ開発の土台となる部分をつくるため、とても重要な単元です! 不自由さを明確にするために、生徒たちはこれまで練習してきたレゴブロックを活用して2人1組で「3Dインタビュー」の練習をしました♪ 「3Dインタビュー」は、相手から問題や課題を聞き取る際に、レゴブロックを使って「可視化」を効果的にし、相手の課題を的確かつ短時間で把握するものです。 インタビューは「背景・文脈(現状分析)」→「変化(望む未来)」→「変化を阻む障害」→「解決策(どのように望む未来に至るのかの道のり)」の順番で進んでいきます。今回は入門編ということで、インタビューのお題は 「最近あったちょっぴり嫌なできごと」 です。生徒とともに教員もインタビューの練習を一緒に行いました♪ 「ドレッシングが服に飛び散って悲しい」 「iPadを落として画面が割れて気持ちが沈んだ」 「バスに乗り遅れて遅刻をしてしまい、朝から気持ちが落ち込んだ」 など、色々な「ちょっと嫌なできごと」がでてきましたが、「どうしたら解決できるだろう?こうやってみたらどうだろう?」と話が進むにつれて、多くのペアで笑顔や「なるほど!その視点はなかった!」とポジティブな声が聞こえてきました。 インタビューのゴールは、インタビューされる人が最後に「あぁだからこの問題が生じていたのか!その解決に向けて行動しよう!」という気持ちになれることです。生徒たちはそのことを理解し、対話という形で行動に移せているようでした♪ 次回は、生徒一人ひとりが具体的に解決したい「不自由さ」を3Dインタビューを通じて考えていきます、お楽しみに! 【2年生・地理総合】紙地図とデジタル地図を使い比べました!
2年生の地理総合の科目で「紙地図とデジタル地図の特徴と使い分け」をテーマに、実際に紙地図とデジタル地図に触れながらどんな特徴があるのかを考えていきまいした。
授業では、京都市の新しい紙の地形図と古い紙の地形図を提示し、その土地利用の変化などの気づきを付箋にまとめて、変化があった場所に貼るという活動をしました。紙の地図を2枚並べて広げると、机6つ分と広い場所を使用するため、床にもっていって観察しているグループもありました。 その後、デジタル地図を使って、紙地図ではできなかったこと、逆に紙地図なら容易にできたことを話し合いました。「デジタル地図はデバイスの電波や充電がないと使えないね」「紙地図よりも細かいところまで拡大できるのが見やすくていいね」「紙の方が簡単に書き込めるよ」など活発な話合いができていました。 デジタル地図が普及したことで、紙の地図に触れることがほとんどない生徒たちばかりなので、「デジタル地図の方が便利」「紙地図は使いにくい…」という偏った考え方にとらわれがちです。実際に紙地図もデジタル地図も両方使ってみることで、多面的・多角的に物事を考察する力をつけ、さらにはそれらを使いこなすことで災害対策や世界情勢の把握ができるようになることをこの授業では目標としています。今後の授業でもこのような視点を大切に臨んでほしいと思います。 ![]() ![]() 【3年生・地理探究】フィールドワークを実施しました!
先日、3年生人文社会学コース地理探究選択者とフィールドワークに行きましたが、今回は、自然科学コースのみなさんとフィールドワークに行きました。
テーマは人文社会学コースと一緒で、 ・紫野高校に存在する段差の正体とは? ・千本北大路通りが斜めになっているのはなぜ? ・市街地に突如現れる船岡山の正体とは? という3つのテーマについて事前学習をしたあとに、実際にその土地を歩いてみる活動をしました。 前日に雨が降っていたこともあり、紙屋川が増水している様子も見ることができました。 普段何気なく見ている風景も、「どのようにして形成されたのか」「どのように土地利用されているか」を考えながら歩きました。そして「どのように土地利用するのが適切か」「今後どのような発展が望めるか」という視点をもって、今後の日本や京都、自分自身の将来を考えるきっかけにしてほしいと思います。 ![]() Global Citizenship1〜「校内巡検〜紫野高校をもっと自由に〜」その1〜![]() ![]() ![]() 紫野高校の1年生の総合的な探究の時間「Global Citizenship2」の様子をお伝えします! 前回の授業では、自由の要素である「権利」「状況」「感情」について理解した上で、「誰もが自由でいられる世界」について議論をしました。 今回から新しい単元である「校内巡検」が始まりました! 校内巡検の第1回では「ここは紫野高校に通う人々にとって不自由だな」「ここをもっとこういう風に活用したらもっと自由になれるのにな」という場所を探します。 前半の授業で生徒たちは、グループでiPadを持ち、自由に校内を巡検し、「誰がどんな不自由抱えそうか」「その空間をもっと自由にすることで、誰がどのような自由を享受できるか」を想像しながら、気になった場所を30か所撮影し、後半の授業でそれを付箋にまとめました! 「渡り廊下にある大きな掲示板に各部活動のイベントや行事ごとを告知して活用する!」 「古くて汚れてしまった部室の壁をペイントアートにしてみていて楽しくする!」 「石畳みの階段が雨の日に滑りやすいので、手すりや滑り止めをつけてみる!」 など、様々な面白い提案やアイディアが生まれていました♪ これらすべてが実現できれば、誰もが自由でいられる夢のような紫野高校が実現できるはずです。しかし、提案の中には実現可能性の低いものや、「誰もが」自由になれるとは限らないものがあるかもしれません。次回の授業ではその部分について深掘りをしていきます、お楽しみに! Global Citizenship教員研修会![]() ![]() ![]() 紫野高校の総合的な探究の時間であるGlobal Citizenship2で今後行われる「MIT App Inventor」を用いたアプリ開発の授業について、教員研修会が行われました! どのようにプログラムを設計すれば、アプリ上で地図やサイトをみることができるのか、英語などの多言語を音声として出力できるのかなど、教員が実際にアプリを作成しました♪ 最後にお題は「ペアの先生が喜ぶおすすめサイトにつながるアプリを開発せよ!」でした。 「京都のおすすめのお菓子屋さん」「ちょっとした工夫でできる美味しい料理」「運動不足を解消できる小さな行動をまとめたサイト」などができあがり、会場では笑顔が溢れていました!実際に授業がはじまるのは6月です。生徒の皆さん、お楽しみに♪ Global Citizenship2〜「誰もが自由でいられる世界」その3〜![]() ![]() ![]() 紫野高校の2年生の総合的な探究の時間「Global Citizenship2」の様子をお伝えします! 前回の授業では、自由の要素である「権利」「状況」「感情」について議論を深めました。今回の授業では、各々が持つ自由が衝突した際に、どうやってそれを乗り越えていくのかについて「誰もが自由でいられる世界」をテーマに考えました!「世界」はあまりにも広いため、生徒たちが表現することになったのは「誰もが自由でいられる部屋」です。 まず、生徒たちは「わたしが自由でいられる部屋」について表現します。 「誰にも邪魔されずに休息できる部屋」 「映画や読書やゲームなど好きなことが好きなだけできる部屋」 「修学旅行の夜のように友人といつまでも楽しい会話ができる部屋」 「好きな動物に囲まれて癒され続ける部屋」 など様々な作品ができあがりました。 そこから、その作品にとって一番重要な部分を取出し、それらを持ち寄って、「誰もが自由でいられる部屋」を形作っていきます。その時の大切な決まり事は、 【今、誰もが自分にとって一番大切なものを持ち寄っている。だから互いにその大事な部分をないがしろにすることなく、全員が納得できるルールを作り上げていこう。】 です。 生徒たちは 「絶対に一緒に住むことはできないでしょ!」 「いや、なんとか突破口を考えよう、この譲れない部分について具体的に教えて!」 「そうか、なら、時間を決めたり、役割分担を決めたらどうだろう。」 「このルールなら全員納得?妥協してない?」 と制限時間いっぱいまで納得解を求めて語り合い、どのグループもルールを完成させていました♪ 今回は『部屋』でしたが、それは『学校』、『地域』、『国』、『世界』へと広げることが可能です。どの範囲においても、誰もが無制限の自由を主張すれば、対立が生じてしまい、その結果、それが暴力に転じることがあります。 紫野高校はユネスコスクールであり、その理念は「心の中に平和の砦を築くこと」です。どうすれば暴力や戦争につながるような対立を防ぐことができるのか、生徒たちは自由をテーマとした3回の授業で、その方法を体感することができたのではないかと思います。 紫野高校ではこれからクラスで様々なイベントがあります。遠足、球技大会、文化祭、体育祭。様々な場面でクラス内で何かを決めるために話合いがあると思います。今回の授業をヒントに、ひとりひとりが、可能な限り自由に生きられる学校にするために、そこで生まれた対立の解決を誰かにゆだねず、当事者として対話を通じて解決に向けた答えを出してほしいと思います!
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