京都市立学校・幼稚園
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World Youth Summit 2018 最終日

 台湾滞在も最終日となった今日は、この模擬国連大会の主催校である台北市立第一女子高級中学を訪問しました。案内役の生徒たちと会話をしながら、歴史ある学校の内部を存分に探究することができました。また、学校の近隣にある台湾総統府も訪ね、現代台湾の政治状況の一端をうかがうことができました。
 午後には空路で台湾を出発し、この5日間で得た様々な悔しさと学びを胸に、帰国の途につきました。



 写真:台北市立第一女子高級中学の正門前で

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World Youth Summit 2018(台湾) 4日目

 World Youth Summitの最終日となった本日は、各委員会で決議案の修正と採択がおこなわれ、閉会時間が差し迫る中で粘り強い交渉が繰り広げられました。成果として、各委員会で最終決議案が承認されました。
 会議自体は午前で終了し、午後は記念撮影や閉会式が行われました。閉会式では、議論に積極的な貢献をした大使として議長たちから名前を挙げられた本校生徒もおり、他の参加者からも賞賛を得ていました。最後に3日間の健闘を参加者同士でねぎらい、今回の学びを次のステップへとつなげていくことを誓い合いました。
 一日の振り返りでは、知識や洞察力を日常生活の中でさらに深めていく必要性を、生徒たちが実感できた様子でした。「具体的な発言ができず、議論の輪に加えてもらえなかった」という悔しさから、「粘り強く交渉することの大切さ」に気づけたようです。また、「他人の議論に巻き込まれる側ではなく、議論の主導権を握れるようになりたい」と決意を新たにしていました。



 写真上:会議終了後のグループ(UNHCR)での記念撮影
 写真下:チーム堀川での記念撮影

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World Youth Summit 2018 (台湾) 3日目

 本日(1月31日)は、この模擬国連大会の成果物である「決議案」の作成に向けて、白熱した交渉が繰り広げられました。それぞれの国の利害関係を調整し、互いの思惑を汲み取った上で一つの文書をまとめ上げる作業は、交渉力が大きく問われるものでした。昨日に比べて国同士のグループの固定化が進み、どのグループに所属すべきかの見極めが難しく、所在なさそうな様子もありました。生徒たちは、「一度議論に置いていかれたら、傍観するだけになってしまった」と苦い経験を語る一方で、議論の進行に貢献できた生徒もおり、小さな成功体験も得られたようでした。何れにしても、自国の主張をより積極的に言うことの必要性に気づいた様子でした。この気づきをもとに、明日の議論へ貢献しようという意欲が高まっていました。
 会議終了後には、晩餐会とダンスパーティーが開かれました。生徒たちは、本格的な国際会議の場の雰囲気を味わい、明日へのエネルギーを蓄えて今日の活動を終えました。


 写真上:会議中の交渉の様子
 写真下:ダンスパーティーの様子

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World Youth Summit 2018 (台湾) 2日目

 本日(1月30日)、台北市内の剣潭青年活動センターにて、World Youth Summit 2018が開幕しました。開会式では、「自分を知り、何が必要かを知ろう(Know yourself, know the world)」と題された基調講演の後、議長たちの木槌を合図に、3日間にわたる模擬国連の開会が宣言されました。
 午後からの各委員会に分かれての議論では、堀川高校生たちも緊張しつつもスピーチをし、参加者たちの前で自国の主張を発表しました。一方で、自分の意見が相手に受け入れられなかったり、そもそも誤解をしたまま交渉してしまった場面もありました。そうした中で、会議の場での身の振り方や、他国の動きを少しずつ理解していったようでした。
 夜におこなった振り返りでは、「相手のスピーチが理解できなかった場合は、しつこいぐらいに聞きに行きたい」「あまり周りのことが見れなかったので、明日は国同士の関係や立ち位置を把握するように努めたい」と、一人ひとりが今日の悔しさと明日への期待を語りました。



 写真上:会議中の交渉の様子
 写真下:会場となる剣潭青年活動センターの前で

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World Youth Summit 2018 (台湾) 1日目

 本日(1月29日),1年生の5名の生徒が,World Youth Summit 2018に参加するため,台北へ旅立ちました。台北の桃園国際空港では現地高校生の歓待を受け,早速英語での交流に花を咲かせていました。

 World Youth Summit 2018とは,台北市立第一女子高級中学が開催する模擬国連です。台湾全土から約200名の高校生が集まり,それぞれが各国大使に扮して国際的課題(*)に関する議論・交渉を3日間繰り広げます。昨年度も5名の堀川高校生が参加しました。

 明日以降の活動に向けて,生徒たちは自身の担当国の難民受け入れに関わる政策や国民の意識などを調べつつ,国際社会における人道支援のあり方について考えをまとめていました。

 明日への意気込みを聞くと,「英語を聞いてわかるか,自分の意見が言えるか不安。だけど,会議自体は楽しみだし,自分の限界を知るいい機会になると思う。」などと,不安と期待の入り混じった思いを口にしていました。明日から,摩擦や対立の中でいかに相手の意見を受け入れ,粘り強く交渉を続けて,新たな解決策を発想できるか,挑戦の日々が始まります。

(*)本校生徒が取り組む議題と担当国は,以下の通りです。

1)難民に対する排外主義的な反応への対抗(Countering Xenophobic Reactions against Refugees)担当国:キプロス,スイス

2)中東における暴力的な非国家主体との闘争(Combating the Rise of Violent Non-State Actors in the Middle East)担当国:スーダン,韓国,日本



写真:桃園国際空港での歓待の様子


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GAPメンバーが地球環境京都会議2017において発表を行いました!

 12月10日(日) 国立京都国際会館で開催された京都議定書誕生20周年記念地球環境京都会議2017(KYOTO+20) において、GAP(*1)のメンバーと、8月に行われた京都市友好都市青少年会議の参加者が、未来を担う若者の目線でこれまでの取組の内容と今後に対する思いを力強く堂々と宣言しました。

 最後に「世界の各都市が目標を共有し、環境と調和した持続可能な都市文明の構築に向けて取り組んでいく」などとする「京都宣言」を門川大作京都市長、ジノ・ヴァン・ベギン イクレイ(*2)世界事務局長らとともに読み上げました。

(*1) Global Academic Project
堀川高校の自主ゼミの一つ。今年8月、京都市と協力して京都市友好都市青少年会議を開催。
(*2)イクレイ(ICLEI)
地球規模で環境保護に取り組む国際的な自治体連合組織。



 写真上:京都市友好都市青少年会議の報告をする様子
 写真下:京都宣言後の記念撮影の様子
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地球環境京都会議「KYOTO+20」での発表準備が始まりました!

 9月21日(木)、本校の自主ゼミの一つであるGAP(Global Academic Project)が、京都市環境政策局地球温暖化対策室と、12月10日に開催される地球環境京都会議(KYOTO+20)に向けた事前ミーティングを行いました。
 KYOTO+20においては、GAPが運営し開催された「京都市友好都市青少年会議」(8月2〜4日)の3つの分科会の内、「環境」の分科会が発表する予定です。今後の世界を担う世代として、環境問題にどのような意識で会議に取り組んできたのか、今後に対する思いも含めて発表されたいとの話を、温暖化対策室の方から頂きました。多くの著名人、パネリストが集うKYOTO+20での発表に向けて、GAPは準備を進めています。


行動プランを紹介します。

「GAP 友好都市青少年会議 行動プラン要約」
 去る8月2〜4日に行われた「京都市友好都市青少年会議」(堀川高校GAPが会議全般を運営)では、3つの分科会(「文化」「環境」「グローバル」)がそれぞれ行動プランをまとめました。策定後、細かな修正を加えて完成した行動プランの要約は、以下の通りです。

□文化 テーマ「伝統産業の現状 〜後継者育成〜」
 伝統産業の後継者問題の解決にSNSを活用する。伝統産業の職人を京都市の協力のもとリサーチし、各工房にもヒアリング調査をしつつ、工芸品、あるいは個別の工房のPRをTwitter、Instagram、Facebookで行う。また、工房の地図を作って公開することで、国内外の観光客がより多く訪れるきっかけとし、伝統工芸品そのものへの認知度を上げる。そのうえで、高校生と留学生という若い力でPRを行うことで、若い人材が伝統産業に興味を持つきっかけとする。また、留学生という他者の視点も入れることで、第三者の目から見ても魅力的なPRとなるようにする。

□環境 テーマ「京都市の宿泊施設における環境への配慮とおもてなしの両立」
 環境への配慮の取り組みについて、京都市内の宿泊施設に対して提言を行う。環境に優しいシステムの導入や、環境に良くない一部サービスを選択制とすること、環境への配慮の意識が高い客に対してポイント制で優待を与える仕組みの導入などが挙げられる。さらに、その結果も踏まえて、京都市に対して提言も行う。これは、環境に配慮した取り組みを行う宿泊施設の宣伝やそれらに対する優遇制度の確立、それらの利用を促す公衆教育の推進など、会議で挙げられた項目をさらにブラッシュアップして提示する。

□グローバル テーマ「外国人観光客にやさしい観光地とは」
 外国人観光客向けの観光案内地図を作成する。「ATM・病院」、「伝統文化に関する施設」、「レストラン」の3つにレイヤー分けして作成し、外国人観光客が不自由を感じずに旅行を楽しめるようにする。「伝統文化に関する施設」については、「文化」の分科会との連携を模索することで、横のつながりを維持できるようにする。また、留学生の視点が入ることで、外国人観光客の求めるニーズに合致した地図を作ることができる。


写真は、GAPと京都市国際化推進室・温暖化対策室 「KYOTO+20」に向けた合同会議の様子です。

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夏の取組報告 即興ディベートに挑戦!

PDA主催 関西公立高等学校即興型英語ディベート交流大会にて健闘しました。 

 8月26日(土)大阪府立北野高校にて、大阪府立北野高校、奈良県立奈良高校、滋賀県立彦根東高校、滋賀県立膳所高校、兵庫県立神戸高校、そして堀川高校の6校を対象とした関西公立高等学校即興型英語ディベート交流大会が行われ、上記の高校と大阪府内の高校から生徒53名、教員17名が参加しました。本校からは1年生6名、2年生1名の7名が参加しました。

 出場した堀川高校生全員は7月に行われた即興型英語ディベート講習会を経て2、3回目の即興型英語ディベートでしたが、生徒たちにとっては全国大会や世界交流会に意欲を見せたり、思ったように表現できなかったり試合に勝つことができず悔しがったり、それぞれ刺激的であったようです。
 各校ほぼ2チームずつ12チームが出場し、2試合ずつ戦いました。各チームの勝敗とPDAの評価規準に従った個人のポイントでそれぞれ順位や賞が発表されました。

本校は以下の賞を頂きました。
エキシビションディベーター賞 LO(否定側第一話者)中島花音
チーム賞 2位 堀川高校Bチーム(荒木空 竹本瑠菜 江崎優太 加藤紫苑)
ベストディベーター賞 3位中島花音 4位 佐伯実紀 8位 竹本瑠菜
POI賞 佐伯実紀 江崎優太

事後に回収したアンケートでは
「難しい課題が多かったが、その中でいかに説得力を持って訴えることができるのかを考えるのが楽しかったです。」
「 普段は体験できないことというのも理由の1つだが、将来的には外国人と英語で実際に話すときには常に即興だと考えられ、その点では非常に勉強になった。終わった後の悔しさを次に活かしたい。」
など、参加生徒が難しいタスクでありながらそれを楽しみ、即興で英語を話すことの重要性を実感し、高みを目指す交流大会となったようです。

閉会時には各校校長からのお言葉の中、恩田校長先生から次のメッセージを頂きました。
「他流試合が皆さんのポテンシャルをさらに発展させると思います。Great moments are born from great opportunity. 皆さんにとってのgreat opportunity このつながりを大切にして今後頑張ってください」

写真上:エキシビションディベートチームのLOに選ばれた中島花音さん
写真中:参加生徒と先生方 集合写真
写真下:チーム堀川AとB
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夏の取組報告 TRY IN CANADA !

2年生の盧さんは、京都市立高校海外短期留学支援を活用し自分の可能性にチャレンジしてきました。

 私は7月8日から7月30日まで3週間、カナダのトロントにて語学留学をしました。1人用の留学プログラムだったので、語学学校に通っていた時間以外は全て自由行動で、毎日自分で予定を立てて行動していました。短い3週間でしたが、本当にたくさんのことを学びました。今まで気付いていなかった大切なことや海外でしか学べないことなど、数え切れないほどです。
その中から、1人で行ったからこそ気づけたことを2点だけ紹介したいと思います。

 まず1つ目について。トロントは移動が便利だと聞いていたのですが、バス停がバラバラで見つかりにくかった上、時刻表も無かったのでいつも道に迷ったり遅刻したりしました。道を尋ねるといつも親切に教えてくれた人々がいなかったらと思うと今でも怖くなります。外国で1人で道に迷うという状況は想像以上に心細いです。だから、日本で外国人観光客に道を聞かれた時は無視せずに笑顔で教えてあげると、それだけで気持ち良く観光ができるのです。

 2つ目。毎週新しく生徒が入ってきて嬉しい反面、仲良くなった人たちが帰国してしまうのはとても悲しく、その人たちと過ごした一瞬一瞬がとても大切に思えました。 今まで海外に行った時も別れの時は寂しかったけど、一緒に日本まで帰る人が居て、会おうと思えば会えたのであまり時間の大切さに気づけませんでした。しかし今回は出会った皆とお別れだったので、それが身にしみて分かりました。これからは毎日、出会いと時間を大切にしていこうと思います。


 高校生のうちに留学に行くことができて本当に良かったです。大学生活でやりたいことが増え、何のために勉強しているのか見えてきた気がします。また、出会った人々全てが友好的なわけではなかったけど、海外の人々の優しさに触れたことで英語を話すことへの抵抗が弱まりました。

 実は、私はトビタテのプログラムにチャレンジしましたが、うまく行きませんでした。それでもどうしても留学に行きたくて両親にお願いしたところ、「やりたいことをやって後悔のない高校生活にしなさい」と背中を押してくれました。そんな両親と、今回の留学でお世話になった方々には本当に感謝しています。学んだことを無駄にせず、今後の成長の糧にしていきたいと思います。


写真上:語学学校3時限目のクラス(スペイン語圏の人たちが多かった)
写真中:ホームステイ先の近くの町並み
写真下:放課後に何度も行った、カナダ発祥のティーショップ"DAVIDsTEA"(手に持っているのはメープル味)
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堀高生の夏休み I’ll try in the Philippines !

 本校2年生の卜部一真くんは「京都市立高校生海外短期留学支援」の対象者に選ばれ、希望するプログラムでフィリピンに14日間滞在しながら自分の可能性に挑戦してきました。卜部くんの報告を紹介します。
 

 夏休みに私はフィリピンのセブ島へ2週間短期留学しました。私は今回の留学目的を大きく2つ設定しました。

 一つ目は自分のコミュニケーションのツールとしての英語力を向上させることです。私には、グローバル企業を作るという夢があります。その夢をかなえるため、高校生のうちにできる第一歩として、英語力を向上させることを目的にしました。

 二つ目は世界のことを知り、これからどういう人生を送りたいか考えるきっかけにすることです。私は一年の時に海外研修でアメリカへ訪れたのですが、世界のことをもっと知りたいと思いました。世界のことを知ると、自分の視野が広がり、自分の将来の選択肢が増えると私は考えています。進路選択がだんだんと迫ってくる今だからこそ、将来自分がどういう人生を送りたいか考えることが大切なのではないかと思いこの目的を設定しました。

 実際にフィリピンに行って学んだことはたくさんあります。言葉にできるものもあれば言葉にできないものもありました。一つは楽しもうとすること、笑顔でいることの大切さです。フィリピンは日本と比べると生活水準が低く、”貧困”が大きな問題になっています。貧困層の人は暗い表情をしているイメージを持っていたのですが、実際は逆でした。ジョークを言い合ったり、歌を歌っていたり、皆が明るい表情で、笑顔であふれていました。率直に生活は日本よりも苦しいはずなのにどうして笑顔でいているのであろうかと疑問に思いました。現地の人々に実際に尋ねました。すると、彼らは「確かに私たちの生活は貧しい。だからと言って、貧しいからずっと悲しい、苦しいと思っていても何も現状は変わらない。貧しいからこそ、笑顔で楽しく生きることが大切だと思っている。」そう答えました。私はその言葉が一番印象に残っています。一見当たり前のことのように見えますが、海外に行く経験をしたからこそ学べたことであろうと今は思います。

これから生きている中でたくさん苦労することがあると思います。苦労する時こそフィリピンでのかけがえのない二週間を思い出して「笑顔」で前に進んでいこうと思います。

写真上:現地での国際ボランティアの活動で現地の子供たちとの写真
写真中:現地でお世話になった先生との写真
写真下:マンツーマンの授業の様子の写真
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行事予定
2/9 月曜振替授業(適応マラソン予備日)
2/10 PST  2年:全統マーク模試
2/11 建国記念の日
2/12 振替休日
2/14 金曜振替授業
2/15 短縮45分授業(1・2・3・4限授業) 13:30〜生徒校内立入禁止
京都市立堀川高等学校
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