最新更新日:2024/04/25 | |
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第3回探究道場「構造プロジェクト」を開催しました!
12月15日(土)に堀川高校本能館で第3回探究道場を行いました。
今回のテーマは、「構造プロジェクト」です。「26種類のアルファベットを立体化したとき、最も丈夫なアルファベットはなんでしょうか。また、アルファベットをどのように組み合わせたら、丈夫な構造ができるのでしょうか。今回はアルファベットの形を使って、丈夫な構造の特徴を探究しましょう。」という内容でグループごとに探究活動を行いました。 中学生約70名が参加しました。堀川高校生スタッフのサポートとともに、アルファベットの丈夫な構造について探究しました。 はじめに中学生たちは、何に対して丈夫なのかを設定していました。揺れに対する丈夫さ、上からの圧力に対する丈夫さ、または、横から押す力の丈夫さなど、地震や圧力、風圧などの自然の力を想定した丈夫な構造を意識していたようです。 そして、次にアルファベットの形の構造を吟味していました。各班の想定する力に対して抵抗力の強い構造をしていると思われるアルファベットを厚紙の方眼紙で作成し、実験、検証をし、また新たに出てきた疑問を解消すべく、議論を深めていました。 堀川高校生スタッフは中学生をあたたかく見守りつつ、中学生とともに探究を愉しんでいました。 PH1の会場では、堀川高校SSH運営指導委員のローム株式会社高須秀視様からのまとめの言葉をいただきました。「常識を疑う」視点の大切さを中学生に伝えていました。 今年度の探究道場は終了しました。また次年度にふるってご参加ください。 写真上:探究道場の様子 写真中:代表グループの発表 写真下:制作したアルファベット SSHタイ王国海外研修 3日目
3日目の口頭発表は分野ごとに6つの部屋に分かれ各チーム10分間の発表、5分間の質疑応答で行われました。
エンジニアリングの分野で参加した堀川チームは英語でのプレゼンテーションにも臆することなく、その後の質疑応答にもしっかりと答えていました。 口頭発表終了後のパブリックアワーでは参加している生徒と談笑したり、バレーボールで汗を流したりと自然に各国の同世代の生徒たちと交流を深めていました。 夕食後も参加生徒が宿泊している寮でもスポーツやゲームで楽しんでいたようです。 写真 口頭発表の様子 京都科学グランプリ2018表彰式・講演会
10月20日(土)に実施されました「京都科学グランプリ2018兼第8回科学の甲子園全国大会京都府予選会」に,堀川高校Aチームが、最優秀賞を受賞し,京都府代表として,平成31年3月15日から18日に埼玉県で実施される「第8回科学の甲子園全国大会」に出場することとなりました。
12月8日(土)にその表彰式と実験問題解説、講演会が京都大学北部総合教育研究棟益川ホールにて行われました。 表彰式では堀川高校Aチームの生徒が壇上で、賞状とトロフィーを授与され、一人ひとりに金メダルが授与されました。京都府教育委員会前川明範教育監から、京都府の高校が毎年切磋琢磨しながら、レベルアップを図っている、堀川高校には全国大会で十分に力を発揮して優勝を目指してほしい、と激励をいただきました。 実験問題解説と京都大学総合博物館永益英敏教授から「熱帯の植物多様性に挑む」と題した講演を、生徒たちは真剣に聞きながら、さらなる学びを深めていました。 写真上:表彰式の様子 写真中:記念撮影 写真下:KBS京都さんからの取材の様子 SSHタイ王国海外研修 2日目
12月6日(木)の午前中に開会式がありました。基調講演などが行われました。
午後からポスター発表が行われ、審査員に向けた3分間の発表のあとは、堀川のブースへ常に入れかわり立ちかわり人が訪れ、とても盛況でした。 夕方から行われたウエルカムパーティーでは、生徒たちは積極的に他の高校生とコミュニケーションを取っていました。フィリピンチームを誘って同じテーブルで食事をし、KVISの生徒たちによる歌や踊りを楽しみました。 その後、先月堀川高校を訪問されましたKVISのThanit先生が施設を案内してくださり、校内の化学実験室とロボット研究室を見学させていただきました。 明日は口頭発表会があります。 写真(上) ポスター発表の様子 写真(下) KVISの方と記念撮影 SSHタイ王国海外研修 1日目
第7回Asia-Pacific Conference of Young Scientists(APCYS 2018)という大会が、タイ王国のラヨーン県において、12月5日から10日の日程で開催されます。
このAPCYS 2018は、研究成果を共有する機会を提供することにより、アジア太平洋地域の高校生による科学研究交流の雰囲気を促進し育成することを目的として開催されます。アジア各国から集まる参加者は、物理学・工学・数学・コンピュータサイエンス・ライフサイエンス・環境科学の分野での研究について口頭発表とポスター発表を行います。 会場となる高校は、タイの理数教育トップ校として設立されたKamnoetvidya Science Academy(以下KVIS)です。大会期間中には、科学者による講演,参加国からの文化公演、地域でのフィールドワーク、スポーツ大会なども予定されています。 本校からはSSH事業の取組のひとつとして、2年生の2名が参加しています。大会期間中、参加者の様子を報告していきます。 12月5日(水)、本校生たちはタイのスワンナプーム国際空港に予定通り到着しました。空港でインドネシアチームと出会い、参加者同士挨拶を交わして、交流を深めました。 KVISには19時半頃に到着し、参加する生徒一人一人にKVISの生徒が付きます。 説明会の途中から参加し、その後学食で食事をしました。 食後は学生寮へ行き、体を休めて明日の準備などに取りかかりました。 本日12月6日(木)は、開会式と口頭発表会の予定です。 写真 KVISホールでの説明会の様子 第3回探究道場に向けて
11月20日(火)、本番に向け予備実験を行いました。
第3回探究道場のテーマは「構造プロジェクト」です。 模型を用いた実験を通じて“どのアルファベットが丈夫なのか“を探究します。 今回のテーマはスタッフ自らが「手と頭を動かし」決めたテーマです。 この実験では模型の作り方から強度の測り方まで考えました。 途中、「どんな字体を使って模型を作ろう…」「アルファベットはいろんな分類ができるぞ!」など、様々な疑問やアイディアを出しあいました。 0から考え、たくさんの疑問と向き合うのも探究の醍醐味です。 探究道場まであと11日です。 楽しみにしていてください! 第8回科学の甲子園全国大会 京都府代表に決定!
10月20日に実施された「京都科学グランプリ2018兼第8回科学の甲子園全国大会京都府予選会」に,堀川高校1,2年生から2チームが参加しました。理科,数学,情報など,科学の知識を活用する力や課題を解決する力に関する実験競技と筆記競技を行い,その総合得点で順位が決定します。
さまざまな高校のチームが参加する中,本校の2チームはそれぞれ仲間と協力しながら日頃の学びを生かし,難解な課題に挑戦しました。その結果,1チームが最優秀賞を受賞しました。 そのチームは京都府代表として,平成31年3月15日から18日に埼玉県で実施される「第8回科学の甲子園全国大会」に出場することとなります。全国の舞台で,チームワークを大切にしつつ,自分たちの力を存分に発揮してほしいと思います。 (写真上)実験競技 (写真下)筆記競技 京都探究ポスターセッション2018
11月17日(土)午後,京都市内の小・中・高等・総合支援学校の児童・生徒たちをはじめ,企業や大学生,大阪高校からの発表者240名が京都市勧業館みやこめっせに集い,ポスター発表会を行いました。
このポスター発表会は,堀川高校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取組の一つで,ポスター形式の発表による教育効果を普及し,京都市の教育力向上を図るということを目的とし,京都市教育委員会,堀川高校主催のもと毎年開催しており,今年で10年目を迎えました。 今年の発表は,小学校から116タイトル,中学校から22タイトル,高校から24タイトル,総合支援学校から9タイトル,大学から1タイトルの発表がありました。今年もローム株式会社と株式会社堀場製作所からもご参加いただき,校種を超えた熱気あふれるポスター発表会となりました。 また今年度は見学者ももっとポスターセッションに参加できるよう,参加された皆様に興味関心を引かれたポスターに「いいねシール」を貼っていただきました。 たくさんの児童・生徒・学生のみなさま,先生方,企業のみなさま,保護者のみなさま,そして教育関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。 SSH岐阜フィールドワーク
10月9日(火)、生徒42名がSSHの取組の一環として、岐阜県周辺へのフィールドワークに出発しました。
1泊2日の行程を通して、自然に対する興味関心を高めるとともに科学的な見識を深めることと、様々な場所で探究活動に取り組むことで、異なる視点で自らを振り返り、今後の探究活動をさらに深めるきっかけとすることを目的としています。 生徒たちは以下の場所を訪問しながら、フィールドワークに取り組んでいく予定です。 10/9(火) 午後 九頭竜湖ダム・九頭竜湖ダム発電所 ひるがの湿原植物園 宿泊地 岐阜県郡上市 10/10(水)午前 岐阜かがみがはら航空宇宙博物館 午後 名古屋市科学館 18:00 堀川高校到着(予定) SSH「大阪フィールドワーク」のご報告
8月21日(火)に実施しました、SSH「大阪フィールドワーク」について報告します。
今回の目的は、「『探究』の意義とその伝え方」を学ぶことです。参加者は、探究道場スタッフや自然科学部の部員たち。これから探究道場や文化祭で、「探究の愉しさ」をそれぞれの形で外部に向けて発信していくメンバーです。 訪問先は、「JT生命誌研究館」と「大阪市立自然史博物館」です。生徒たちは、こうした施設がなぜ設立されて、何を伝えようとしているのか、そしてどのように伝えようとしているのかに着目して、実際に施設で働く研究員やスタッフのお話を伺いながら、展示物を見てきました。 まず、「JT生命誌研究館」では、研究員の方からミニレクチャーをしていただきました。内容は「ヒトの歴史はどのようにして分かってきたか」について。土の中に埋もれていた歯や骨からDNAを採取して、ゲノム(DNAの塩基配列)を解読することによって、ヒトの起源が分かってきたことを、高校生にも分かりやすく説明していただきました。生徒たちも、「ゲノム解読でここまで分かってきたのか」と興味を持って聞き、積極的に質問もしました。 その後、生命科学に関する展示物を案内していただきました。専門的な内容にもかかわらず、説明文は端的で分かりやすく、視覚的にもパッと分かりやすい展示物でした。生徒たちは、その展示物を見ながら熱心にメモを取り、研究員の方にも話しかけていました。 次に、「大阪市立自然史博物館」。展示されているクジラ3頭の全身骨格標本のインパクトに圧倒されつつ、常設展・特別展を自由に見学しました。博物館の見せ方・伝え方に注目することが今回のフィールドワークの目的ですが、その展示物の魅力に惹かれ、生徒たちは仲間とともに博物館の中で楽しく学んでいました。 その後、古脊椎動物学をご専門に研究されている学芸員・田中嘉寛先生に、「博物館とはどのような施設か」、「実際の研究とはどのようなものか」、「幼児・小中学生向けのワークショップをどのように企画運営しているのか」について、講義していただきました。 特に、田中先生の「クジラの研究」の話は非常に面白く、化石採掘の地道で精密な作業の様子などから研究の大変さ・難しさについて学びました。お話の中で、「ひとつの標本を前に様々な専門分野の人たちが集まり、話し合いをすることが大事」、「新たに発見されたことは、決してそれを見つけた人がエライわけではなく、先達の研究の上に成り立っているもの…そこで分かったものから少しだけ進展するのが研究」という、田中先生の言葉が印象的でした。 また、「子ども向けのワークショップの企画運営」に関するお話では、学芸員の方とワークショッパーというプロの方が共同で作り上げていることを知りました。「伝えたいことを考える人」と「伝え方を考える人」がそれぞれの役割を分けることや、言いたいことを全て詰め込むと何を伝えたいのか分からなくなること、視覚的にパッと分かりやすく伝えるためにどうすればいいか…など、専門的な研究を外部に発信する方法についてヒントをたくさん持ち帰ることができました。 今回のフィールドワークを通じて学んだことを、探究道場スタッフはこれから10月と12月に実施する探究道場で、自然科学部は文化祭等で、存分に活かしてくれることを期待しています。 (写真上)JT生命誌研究館にて (写真中)大阪市立自然史博物館にて (写真下)クジラ全身骨格標本の下で集合写真 |
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