京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/15
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京大宇宙ユニット ユニット長賞を受賞!

 2月6日(土),京都大学において,シンポジウム「宇宙に広がる人類文明の未来2016」が開かれ,シンポジウム内で行われるポスター展示発表に本校から代表生徒2名が出展いたしました。
今年の「宇宙に広がる人類文明の未来」は,「未来の宇宙科学と宇宙開発利用、 そして人類が宇宙において今後どのような文明を展開していくのか について、学際的な研究をもとに、多角的な視点から議論」することを掲げていたので,人類がまず進出であろう太陽系内に関する研究を本校からは選抜いたしました。

 本校生徒の発表タイトルは「金星大気スーパーローテーションのモデル化」と「太陽風が小惑星の宇宙風化に及ぼす影響」というものでした。

「金星大気スーパーローテーションのモデル化」では,4日で金星を一周する不思議な風「スーパーローテーション」をモデル化するという内容でした。このスーパーローテーションがおこる原因はまだはっきりとわかっておらず,仮説が3つ提唱されている段階です。そのうち2つはモデル化されていますが,唯一モデル化されていなかった「熱潮汐波説」を再現しようと試みていました。

「太陽風が小惑星の宇宙風化に及ぼす影響」は,宇宙にある天体は様々な要因により影響を受け,宇宙風化という現象によって観測される色がだんだん赤くなることがあります。はやぶさで有名になったイトカワに代表されるS型小惑星は太陽風によって宇宙風化されるという先行研究を受け,同型の小惑星の観測・分析を行い,「宇宙風化される前,小惑星は青かった」という仮説を提唱しました。

また,「太陽風が小惑星の宇宙風化に及ぼす影響」は「ユニット長賞」を受賞しました。おめでとう。

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第4回探究道場「偉大なる生物〜バイオミメティクス〜」開催しました

 12月19日(土),本校本能館において,第4回探究道場が中学生70名,保護者・教育関係者37名,本校の高校生スタッフ40名,本校教職員8名,計157名の参加で行われました。今回は「偉大なる生物〜バイオミメティクス〜」と題して,探究活動に取り組みました。第4回探究道場は第3回までとは違いテーマ設定から当日の内容まで生徒自身の手で磨き上げていくものです。前日も遅くまで準備をしておりました。

 バイオミメティクスとは生物模倣ともいわれるように,生物の特徴を工業や医療の分野に応用することを指します。前半では中学生に対して高校生スタッフからの講義が行われ,マジックテープや水着,注射にはどのような生物の特徴が使われているのかをグループで考えてもらいました。

 後半は「遠くまで飛ぶ製品」を作ることを目標にグループごとに探究活動を行いました。どのグループも与えられた条件の中で試行錯誤しながら,自分たちの製品を作り上げていました。最後にはコンテストも行われ,最も飛距離の長かったグループから工夫した点を全体に発表してもらうことで,情報の共有もなされました。

 今回の探究道場に参加していただいた中学生からは「新しい発見ばかりだった」「答えのない問題について考えるのが楽しい」といった声をいただきました。また、保護者の方からは「堀川高校の生徒が回を追うごとに成長している」「高校生スタッフの進行がよかった」というような多くのお褒めの言葉もいただきました。

 今回の探究道場で高校生スタッフはグループの中で意見を引出し,まとめることがうまくできていました。無事に1年間の大役を果たした生徒たちに教員からもお疲れ様!とねぎらいの声が上がっていました。


 では、今回探究道場のリーダーを務めた塚本君の声を紹介いたします。
「今回の探究道場のテーマ「偉大なる生物〜バイオミメティクス〜」は去年から考え続けてきたテーマで,とても思い入れのあるものでした。そのため,内容をかなり欲張って設計してしまい,準備段階では,時間が足りなかったり,実験回数が少なかったりと多くの問題がありました。しかし,道場スタッフや先生方の多大な協力により,無事に成功を修めることができました。中学生の皆さんにも探究について少しは分かってもらえたようで,とてもうれしく思っています。来てくださった中学生,保護者の方々も含め,協力してくださった皆さんに,感謝したいと思います。」


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SSH静岡フィールドワーク(12/12,13)の報告をします。

 本年度の調査は,昨年度(富士川・富士五湖での水質調査:山梨県)の成果を受け,静岡県での探究活動です。中学生14名・高校生は27名(塔南高より1)・引率4名,合計で45名の合宿です。活動内容と結果を簡単に報告します。

●第1日(12/12 大井川・富士川での採水と旅館での学習会)
前日の雨で濁流になっていることが心配されましたが,大井川・富士川とも流速もさほどではなく,問題なく採水ができました。(写真上)
旅館での学習会も盛り上がりました(写真中)

●第2日(12/13 三保の松原見学と東海大学海洋科学館訪問)
三保の松原は雨天となり,教員によるバス中の説明だけで終わり,少し残念でした。東海大学海洋科学館では予定通り,海洋科学館・自然史博物館を見学した後,みんなで深海魚ミズウオの解剖をしました。(写真下)
大きなイカが胃から出てきた時は驚嘆の声が上がりました。


帰途のバス中では,多くの参加者が自然に直接触れることの重要さ,そして同年代の仲間や先輩との共同作業の楽しさを語りました。また,日々自然と接し研究しておられる,学芸員さんのような方と直接交流することの意義を感じていました。

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タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (5)

24日は8つのグループに分かれてのフィールドトリップが行われました。堀川高校の生徒はLaem Phak Bia研究開発プロジェクト(LERD)の施設を訪問しました。
午前は植物や微生物を用いた浄水施設など、様々な施設を見学。午後は学校に戻り、見学した内容について交流し、グループごとに発表を行いました。

この日は最終日ということもあり、夕方からパーティーが開かれました。有志生徒がそれぞれの国のダンスや音楽などの文化を披露し、大いに盛り上がりました。
これでタイ・日本高校生サイエンスフェアの全プログラムが終了。いよいよ帰国です。


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タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (4)

レポーターとして参加している竹本真菜さんによる報告が届きました!
以下に掲載します。

日本での生活に慣れている私たちにとっては、ショッキングなことも多いタイですが、タイの人々の優しさにふれて、笑顔で楽しくここまでの3日間を過ごすことができました。とくに、パートナー校のPhathumthani校の生徒さんたちは、タイ語のわからない私たちのために通訳してくれたり、一緒にタイの話をしながらご飯を食べたり、朝2時に起きて空港まで出迎えにきてくれたり、本当に親切にしてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。会場の高校にある売店で、タイ語に囲まれて右往左往しているときには、英語も日本語もわからないにもかかわらず、お店の人が商品を身振り手振りで説明してくれ、とても楽しく買い物をすることができました。

また、タイに来てとくに驚いたのは、親日の方が非常に多いということです。Phathumthani校の生徒の中には、来年広島に一年間留学する生徒や日本に訪れたことがある生徒が何人もいて、タイにとって日本が身近な国であることが感じられました。日本での楽しかった思い出を語ってくれる様子をみると、聞いているこちらまで、楽しくなってきます。

今まではタイの人々の優しさに助けられてばかりですが、ここからはタイのみんなに私たちが来てくれてよかったなと思ってもらえるように行動していき、より一層成長して帰国したいなと思います。

タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (3)

23日も公開ポスター発表会と口頭発表会が行われました。
この日は2年の松岡絢加さんが「豆苗における水分の伝達経路について」というテーマでポスター発表を行いました。
茎の中で道管がどのようにつながっているか、観察方法から自分で考え、道管のつながり方と葉の位置との関係を発見しました。
ポスターだけでなく、実際に観察に用いたUVライトや染色液も見せながら発表していました。
以下、松岡さんの感想です。
「はじめは台本を見ながら話していましたが、途中から自分でしゃべったほうがいいかなと思って、自分で喋ってみたり道具を使ったりしていたら楽しくなっていきました。なんとか終えることができて良かったです。」
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タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (2)

 22日午後、タイ王国のMaha Chakri Sirindhorn王女が、日本・タイ両国の生徒によるポスター発表を見学されました。

 本校2年の山口祐司君が発表者の1人に選ばれ、「四条通の歩道拡張工事が交通に与える影響について」というテーマで発表を行いました。車線の減少によって起こる渋滞の緩和策を、コンピュータを用いてシミュレーションした結果を英語で発表しました。

「王女様の前での発表、それも初の英語での発表ということもあって、すごく緊張しました」という山口君の感想でしたが、堂々たる発表でした。

 
 王女様の前でのポスター発表に続き、公開ポスターセッションが行われました。2年の山口祐司君と中田裕貴君がポスター発表を行いました。

 中田君のテーマは「二項演算の拡張」。足し算と掛け算で成り立つ「交換法則」「結合法則」「分配法則」が成り立つような演算(計算)を次々と定義し、実数全体でこれらを成り立たせることができる計算は実質的に足し算と掛け算しかない、という内容の発表を英語で行いました。

以下、中田君の感想です。
「タイの高校生に鋭い質問を受けてひやりとすることもあったけれど、たくさんの人に聞いてもらえてとても良い経験になりました。」


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タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (1)

 本校は,SSH校として12月21-25日にタイで実施される「タイ・日本 高校生サイエンスフェア2015(以下TJ-SSF2015)」に参加することになりました。

 TJ-SSF2015は,タイ・日本の高校生がそれぞれの科学研究を発表する大会です。日本とタイ両国のトップサイエンススクールの学生の友好関係を深め,日本とタイ両国の経済発展のために教育面での協力を強化することを目的に日本からも100名以上の高校生が参加して開催されます。今年は特にシリントン王女殿下の60歳記念行事として,下記の通りの日程で行われます。

日程と主なスケジュール:平成27年12月21〜25日
1 日目:到着
2 日目:両国のトップ科学者による科学セミナー
3 日目:4つの分科会に分かれて高校生の研究発表会
4 日目:フィールドトリップ・フェアウェルパーティ
5 日目:終了(帰国)

 本校では校内での参加希望者から選抜された4名が,英語による研究発表を通して,海外の生徒と議論・交流をすることで本校SSHの研究課題である「挑戦意欲の向上」を目指します。

写真1:タイ・スワンナプーム国際空港到着時,現地高校生の歓迎を受ける本校生徒
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京大サイエンスフェスティバルで副学長賞を獲得しました!

 11月28日(土),京都大学において,「第1回 京都大学サイエンスフェスティバル」が開かれ,12都府県市の代表高校の生徒による「科学の頭脳戦」が繰り広げられました。
今年から京都大学の主催で開催されたこの「サイエンスフェスティバル」は,生徒が日々の研鑚の成果を発表することで,互いを高め合うことを掲げており,本校からも代表として2年生大草紅音さんが発表を行いました。

 本校生徒の発表タイトルは「かんむり座R星の変更の仕組み」で,明るさの変化する星についての研究でした。この「かんむり座R星」という星は2005年から,それ以前に観測されていた明るさの変化とは全く異なる変化を見せおり,2005年以前の理論では現在の明るさの変化の仕組みが説明できなくなっていました。そこで今回はその仕組みを天文物理学の基本的な法則である「放射平衡」「ウィーンの変位則」「シュテファン・ボルツマンの法則」を使い,かんむり座R星の新たな仕組みを提唱しました。
 結果は副学長賞と大健闘でした。おめでとう。
 では大草紅音さんの声を紹介します。

 「人に何かを伝えるのはとても難しいことだと思います。特に堀川高校で行っている探究発表は、専門知識のない人には理解するのが難しいです。しかし探究は自分の中で閉じ込めてしまうのではなく、アウトプットすることが大事だと思います。そのとき重要になるのが発表のスキルです。私は発表やプレゼンが好きですが、コンテストなどに出場したことはありませんでした。そこで、サイエンスフェスティバルがあることを知り、自分が人に何かを伝える能力をどれだけ持っているか試してみたいと思ったのが参加の動機です。
実際に参加し、自分の発表に対する意見をいただくだけでなく、聞き手にも回ることで、プレゼンをする際に大切なことや、自分の発表に足りないものを、身を持って感じることができました。また、大学の先生に直接ご指摘をいただくことで、自分の探究についてより深めることができました。今回のサイエンスフェスティバルで、自分の発表に自信をもつことができました。この経験を今後の発表に生かしていきたいと思います。」

 京都大学並びに京都府教育委員会・京都市教育委員会の関係者の皆様,そして応援していただきました全ての方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。


京都大学の該当ホームページはこちら
→ http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/admissions/events_n...

写真上:発表の様子
写真下:受賞を喜ぶ大草さんと支えてきたチームの面々

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第4回探究道場のご案内

中学2・3年生を対象にした,探究道の稽古の場「探究道場」第4回のご案内をいたします。詳細はこちらでご確認ください。

日時:平成27年12月19日(土)
   9:30受付開始 9:45〜12:15
内容:第4回「偉大なる生物〜バイオミメティクス」(予定)

 生物の体は人間が想像できないほど複雑でち密にできています。その生物の優れた特徴を生かして新しい技術を作り出す研究を「バイオミメティクス」といい,現在盛んに行われています。例えば,サメ肌の特徴を利用した水着や蚊の針を応用した注射針などのような製品がすでに身の回りに多く存在しています。
 今回はこのバイオミメティクスの考え方に触れることで生物の偉大さを実感しましょう。


申込み方法: 参加希望者は電子メールにて下記の通りお申し込みください。電子メールをご利用になれない場合は,FAXにてお申し込みください。
申込み受付期間: 平成27年11月17日(火)〜11月24日(火)

【電子メールによるお申込み】
メール件名:第4回探究道場申込み
1.参加者氏名(ふりがな)  2.性別  3.学校名  4.学年・年齢
5.現住所  6.電話番号  7.受付結果連絡先:電子メールアドレス
8.保護者の方で見学をご希望される場合は見学者名 
9.連絡事項      
を記入の上 t-doujyoアットマークhorikawa.edu.city.kyoto.jp までメールを送信ください。(アットマークを@に置き換えてください)。

【FAXによるお申込み】
別紙の「平成27年度第4回探究道場申込書及び保護者同意書」に必要事項をご記入ご捺印の上,京都市立堀川高校 FAX:075−211−8975まで送信ください。

□お申し込みの際には送信先メールアドレスや,FAXの送信面にくれぐれもお間違いのないようお願いします。

*申込み人数が多数の場合は抽選となりますので,お申し込みいただいても受講できない場合がございます。
*参加の可否に関しては申込者全員に対して,12月1日(火)〜12月3日(木)の期間中に,受付結果連絡先にお知らせいたします。連絡がない場合はお手数をおかけしますが,お問い合わせくださいますようお願いいたします。

お願い:
1.携帯電話のアドレスの場合,受付結果の連絡がうまくできない場合があります。携帯電話のメールでお申込みいただく場合,できる限り,パソコンのメールアドレス,またはFAX番号をご記入ください。そちらに受付結果の連絡をいたします。
2.受付結果連絡先の電子メールアドレスに受信制限を設定している場合は,horikawa.edu.city.kyoto.jpというドメイン(メールアドレスの@から後の部分)からのメールが受信可能となるように設定をお願いします。
3.保護者の方の見学は,会場の後ろに配置した座席からのみになりますので,ご了承ください。また,個人情報保護の観点から,写真やビデオ撮影はお断りさせていただいております。なお,本校関係者が探究道場の記録を撮らせていただく場合がございます。
4.天候等により,開催を中止する場合などは,できる限り早い段階で,本校ホームページに掲載いたします。状況に応じて,ホームページもご確認ください。
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行事予定
2/15 短縮45分授業(4・5・6・7限の授業) 生徒校内立入禁止(13:30〜)
2/16 前期選抜学力検査 終日生徒校内立入禁止
2/17 前期選抜学力検査 終日生徒校内立入禁止
2/18 1・2年 スタディサポート
2/19 (前期選抜追検査)
2/20 PST(9:30〜16:00)
京都市立堀川高等学校
〒604-8254
京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2
TEL:075-211-5351
FAX:075-211-8975
E-mail: horikawa@edu.city.kyoto.jp