京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/25
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タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (4)

レポーターとして参加している竹本真菜さんによる報告が届きました!
以下に掲載します。

日本での生活に慣れている私たちにとっては、ショッキングなことも多いタイですが、タイの人々の優しさにふれて、笑顔で楽しくここまでの3日間を過ごすことができました。とくに、パートナー校のPhathumthani校の生徒さんたちは、タイ語のわからない私たちのために通訳してくれたり、一緒にタイの話をしながらご飯を食べたり、朝2時に起きて空港まで出迎えにきてくれたり、本当に親切にしてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。会場の高校にある売店で、タイ語に囲まれて右往左往しているときには、英語も日本語もわからないにもかかわらず、お店の人が商品を身振り手振りで説明してくれ、とても楽しく買い物をすることができました。

また、タイに来てとくに驚いたのは、親日の方が非常に多いということです。Phathumthani校の生徒の中には、来年広島に一年間留学する生徒や日本に訪れたことがある生徒が何人もいて、タイにとって日本が身近な国であることが感じられました。日本での楽しかった思い出を語ってくれる様子をみると、聞いているこちらまで、楽しくなってきます。

今まではタイの人々の優しさに助けられてばかりですが、ここからはタイのみんなに私たちが来てくれてよかったなと思ってもらえるように行動していき、より一層成長して帰国したいなと思います。

タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (3)

23日も公開ポスター発表会と口頭発表会が行われました。
この日は2年の松岡絢加さんが「豆苗における水分の伝達経路について」というテーマでポスター発表を行いました。
茎の中で道管がどのようにつながっているか、観察方法から自分で考え、道管のつながり方と葉の位置との関係を発見しました。
ポスターだけでなく、実際に観察に用いたUVライトや染色液も見せながら発表していました。
以下、松岡さんの感想です。
「はじめは台本を見ながら話していましたが、途中から自分でしゃべったほうがいいかなと思って、自分で喋ってみたり道具を使ったりしていたら楽しくなっていきました。なんとか終えることができて良かったです。」
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タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (2)

 22日午後、タイ王国のMaha Chakri Sirindhorn王女が、日本・タイ両国の生徒によるポスター発表を見学されました。

 本校2年の山口祐司君が発表者の1人に選ばれ、「四条通の歩道拡張工事が交通に与える影響について」というテーマで発表を行いました。車線の減少によって起こる渋滞の緩和策を、コンピュータを用いてシミュレーションした結果を英語で発表しました。

「王女様の前での発表、それも初の英語での発表ということもあって、すごく緊張しました」という山口君の感想でしたが、堂々たる発表でした。

 
 王女様の前でのポスター発表に続き、公開ポスターセッションが行われました。2年の山口祐司君と中田裕貴君がポスター発表を行いました。

 中田君のテーマは「二項演算の拡張」。足し算と掛け算で成り立つ「交換法則」「結合法則」「分配法則」が成り立つような演算(計算)を次々と定義し、実数全体でこれらを成り立たせることができる計算は実質的に足し算と掛け算しかない、という内容の発表を英語で行いました。

以下、中田君の感想です。
「タイの高校生に鋭い質問を受けてひやりとすることもあったけれど、たくさんの人に聞いてもらえてとても良い経験になりました。」


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タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (1)

 本校は,SSH校として12月21-25日にタイで実施される「タイ・日本 高校生サイエンスフェア2015(以下TJ-SSF2015)」に参加することになりました。

 TJ-SSF2015は,タイ・日本の高校生がそれぞれの科学研究を発表する大会です。日本とタイ両国のトップサイエンススクールの学生の友好関係を深め,日本とタイ両国の経済発展のために教育面での協力を強化することを目的に日本からも100名以上の高校生が参加して開催されます。今年は特にシリントン王女殿下の60歳記念行事として,下記の通りの日程で行われます。

日程と主なスケジュール:平成27年12月21〜25日
1 日目:到着
2 日目:両国のトップ科学者による科学セミナー
3 日目:4つの分科会に分かれて高校生の研究発表会
4 日目:フィールドトリップ・フェアウェルパーティ
5 日目:終了(帰国)

 本校では校内での参加希望者から選抜された4名が,英語による研究発表を通して,海外の生徒と議論・交流をすることで本校SSHの研究課題である「挑戦意欲の向上」を目指します。

写真1:タイ・スワンナプーム国際空港到着時,現地高校生の歓迎を受ける本校生徒
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京大サイエンスフェスティバルで副学長賞を獲得しました!

 11月28日(土),京都大学において,「第1回 京都大学サイエンスフェスティバル」が開かれ,12都府県市の代表高校の生徒による「科学の頭脳戦」が繰り広げられました。
今年から京都大学の主催で開催されたこの「サイエンスフェスティバル」は,生徒が日々の研鑚の成果を発表することで,互いを高め合うことを掲げており,本校からも代表として2年生大草紅音さんが発表を行いました。

 本校生徒の発表タイトルは「かんむり座R星の変更の仕組み」で,明るさの変化する星についての研究でした。この「かんむり座R星」という星は2005年から,それ以前に観測されていた明るさの変化とは全く異なる変化を見せおり,2005年以前の理論では現在の明るさの変化の仕組みが説明できなくなっていました。そこで今回はその仕組みを天文物理学の基本的な法則である「放射平衡」「ウィーンの変位則」「シュテファン・ボルツマンの法則」を使い,かんむり座R星の新たな仕組みを提唱しました。
 結果は副学長賞と大健闘でした。おめでとう。
 では大草紅音さんの声を紹介します。

 「人に何かを伝えるのはとても難しいことだと思います。特に堀川高校で行っている探究発表は、専門知識のない人には理解するのが難しいです。しかし探究は自分の中で閉じ込めてしまうのではなく、アウトプットすることが大事だと思います。そのとき重要になるのが発表のスキルです。私は発表やプレゼンが好きですが、コンテストなどに出場したことはありませんでした。そこで、サイエンスフェスティバルがあることを知り、自分が人に何かを伝える能力をどれだけ持っているか試してみたいと思ったのが参加の動機です。
実際に参加し、自分の発表に対する意見をいただくだけでなく、聞き手にも回ることで、プレゼンをする際に大切なことや、自分の発表に足りないものを、身を持って感じることができました。また、大学の先生に直接ご指摘をいただくことで、自分の探究についてより深めることができました。今回のサイエンスフェスティバルで、自分の発表に自信をもつことができました。この経験を今後の発表に生かしていきたいと思います。」

 京都大学並びに京都府教育委員会・京都市教育委員会の関係者の皆様,そして応援していただきました全ての方々にお礼申し上げます。ありがとうございました。


京都大学の該当ホームページはこちら
→ http://www.kyoto-u.ac.jp/ja/admissions/events_n...

写真上:発表の様子
写真下:受賞を喜ぶ大草さんと支えてきたチームの面々

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第4回探究道場のご案内

中学2・3年生を対象にした,探究道の稽古の場「探究道場」第4回のご案内をいたします。詳細はこちらでご確認ください。

日時:平成27年12月19日(土)
   9:30受付開始 9:45〜12:15
内容:第4回「偉大なる生物〜バイオミメティクス」(予定)

 生物の体は人間が想像できないほど複雑でち密にできています。その生物の優れた特徴を生かして新しい技術を作り出す研究を「バイオミメティクス」といい,現在盛んに行われています。例えば,サメ肌の特徴を利用した水着や蚊の針を応用した注射針などのような製品がすでに身の回りに多く存在しています。
 今回はこのバイオミメティクスの考え方に触れることで生物の偉大さを実感しましょう。


申込み方法: 参加希望者は電子メールにて下記の通りお申し込みください。電子メールをご利用になれない場合は,FAXにてお申し込みください。
申込み受付期間: 平成27年11月17日(火)〜11月24日(火)

【電子メールによるお申込み】
メール件名:第4回探究道場申込み
1.参加者氏名(ふりがな)  2.性別  3.学校名  4.学年・年齢
5.現住所  6.電話番号  7.受付結果連絡先:電子メールアドレス
8.保護者の方で見学をご希望される場合は見学者名 
9.連絡事項      
を記入の上 t-doujyoアットマークhorikawa.edu.city.kyoto.jp までメールを送信ください。(アットマークを@に置き換えてください)。

【FAXによるお申込み】
別紙の「平成27年度第4回探究道場申込書及び保護者同意書」に必要事項をご記入ご捺印の上,京都市立堀川高校 FAX:075−211−8975まで送信ください。

□お申し込みの際には送信先メールアドレスや,FAXの送信面にくれぐれもお間違いのないようお願いします。

*申込み人数が多数の場合は抽選となりますので,お申し込みいただいても受講できない場合がございます。
*参加の可否に関しては申込者全員に対して,12月1日(火)〜12月3日(木)の期間中に,受付結果連絡先にお知らせいたします。連絡がない場合はお手数をおかけしますが,お問い合わせくださいますようお願いいたします。

お願い:
1.携帯電話のアドレスの場合,受付結果の連絡がうまくできない場合があります。携帯電話のメールでお申込みいただく場合,できる限り,パソコンのメールアドレス,またはFAX番号をご記入ください。そちらに受付結果の連絡をいたします。
2.受付結果連絡先の電子メールアドレスに受信制限を設定している場合は,horikawa.edu.city.kyoto.jpというドメイン(メールアドレスの@から後の部分)からのメールが受信可能となるように設定をお願いします。
3.保護者の方の見学は,会場の後ろに配置した座席からのみになりますので,ご了承ください。また,個人情報保護の観点から,写真やビデオ撮影はお断りさせていただいております。なお,本校関係者が探究道場の記録を撮らせていただく場合がございます。
4.天候等により,開催を中止する場合などは,できる限り早い段階で,本校ホームページに掲載いたします。状況に応じて,ホームページもご確認ください。

第2回 膳所高校・堀川高校 数学交流会が開催されました

 11月1日(日),本校本能館において,「第2回 堀川高校・膳所高校 数学交流会」が開かれました。
 滋賀県立膳所高等学校の生徒が来校し,膳所高校・堀川高校それぞれの生徒が「折り紙による角の等分」「陣取りゲームの必勝法」「新しい演算の定義」といった研究の発表をしました。休憩時間にも両校生徒が研究内容について話し合う等,積極的な交流がみられました。
 その後,「作図による数の創造」という課題探究活動を両校合同で行いました。「長さ1の線分」から出発して,ルートや3乗根などの数が「線分の長さ」としてどのように作ることができるか,実際に手を動かしながら探究しました。
 生徒からは「質問や合同探究活動を通じて,自分の探究課題について新たな視点が得られた」等の感想が出て,両校とも大きな刺激になったようです。

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第3回探究道場

 10月24日(土),本校本能館において,第3回探究道場が中学生77名,保護者・教育関係者30名,本校の高校生スタッフ30名,本校教職員11名,計148名の参加で行われました。今回は「身近な所に…数学ガアル 『紙の大きさ』『●●●1』の謎」と題して,2つのテーマについて,探究活動に取り組みました。

 2つともテーマとしてはかなり難しいと思われたのですが,参加した中学生たちは非常に柔軟な発想で,多様な意見を発表してくれました。以下,班ごとに発表された意見をいくつか紹介します。

(テーマ1)
「どのような用紙が1: √2なのか,そして,1:√2 は何故多いのか」
・ファイルに入れるために,大きさを決めている。
・ポスターなどパッと見るものは1:√2 ,じっくり読むものはそうではない。
・見やすさとして適切なサイズだから。
・半分にしても同じ形だから,いろいろなサイズを用意できて便利なので。
・紙を作るときの経済性からも便利である。

(テーマ2)
「統計資料や数表で数字1で始まる数値の割合(以下1の割合)が多い理由」
・世界各国の面積における1の割合は,面積が縦×横なので正方形で考えると,数表の平方数の1の割合に近い値になっているのではないか。
・掛け算の筆算の計算を考え,2行(3行)を足し算するときの繰上りを考察したもの。
・1〜9が均等にあったとして,それに×2,×3をしたときの,1の割合から考察したもの。
・統計資料や数表で,1の割合,2の割合,…,9の割合を調べ,その分布を考察したもの。

 多くの発想に脱帽です。高校生スタッフも班内で意見が共有できるようにサポートをしてくれました。

 アンケートでは,班発表で多様な意見が交流できたことを評価するものが多くみられました。楽しく探究活動に取り組めた2時間になったと思います。              
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ハイレベル理数ゼミ,科学の甲子園京都府予選会に出場!

 10月24日(土),京都府総合教育センターで「京都科学グランプリ2015 1stステージ京都科学コンテスト2015兼科学の甲子園全国大会京都府予選会」が行われました。本校からは,seminarium(自主的な学究を目的とした団体)のひとつ「ハイレベル理数ゼミ」から,自主ゼミ活動として生徒8名が参加しました。
 科学の甲子園を大目標に勉強会を続けてきた生徒たち。見慣れない問題にも,力を合わせながら取り組んでいました。競技終了後は「やりきった」と言いながらも「来月から電磁気学の勉強会を開きたい」と,さっそく次の目標に向けての意欲を見せていました。

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小・中・高等・総合支援学校児童・生徒ポスター発表会!

 10月17日(土)午後、小・中・高等・総合支援学校の児童・生徒たちのポスター発表会を、堀川高校、京都市教育委員会主催で、堀川高校本能館で行いました。このポスター発表会は、堀川高校のSSH(スーパーサイエンスハイスクール)の取組の一つで、ポスター形式の発表による教育効果を普及して、京都市の教育力向上を図るということを目的として、毎年開催しています。
 今年は、小学校から53パネル、中学校から51パネル、高校から17パネル、総合支援学校から3パネル、さらに今回は、京都大学教育学部の大学生・大学院生の方が3パネル加わり、これまでにない校種を超えた熱気あふれるポスター発表会となりました。発表者数は151名でした。
 堀川高校が行っている、校種や世代を超えたこのポスター発表会は、全国でも珍しく、特に今年は、大学と大学院も加わり、小学校から中学校、高等学校、総合支援学校(特別支援学校)、大学、大学院まで広がったことは、おそらく全国でも初めてのポスター発表会でしょう。
 今回のポスター発表会の心得は以下のとおりです。
 ゴールは、「発表者にとっても聴き手にとっても、うれしい発表会になること」そのためには、
 1.たとえ小学生であっても今日の発表者は「研究者」です。敬意を払って、会場では発表に集中しましょう。
 2.発表者の研究をよりよくするのは「よい質問と議論」です。聴き手は愛情をもって質問し、議論に参加しましょう。
 3.よい質問と議論をするためにも発表内容を「受けとること」が必要です。発表者の主張をしっかり受けとめるためにも、わからないことがあれば、発表の途中であっても質問をしましょう。
 以上です。
 発表者も聴き手も含めてすべての参加者のみなさんが有意義な時間と空間を作ってくださいました。ありがとうございました。今回の体験、経験を今後の学びや生き方につなげていきましょう。
 たくさんの児童・生徒のみなさん、そして先生方、保護者のみなさん、さらに、全国から視察にいらっしゃった教育関係者のみなさまに心より感謝申し上げます。

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行事予定
12/24 1・2年全員学習  3年冬季補習
12/25 3年冬季補習
12/28 学校閉鎖(生徒のみ)
12/29 学校閉鎖
12/30 学校閉鎖
京都市立堀川高等学校
〒604-8254
京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2
TEL:075-211-5351
FAX:075-211-8975
E-mail: horikawa@edu.city.kyoto.jp