京都市立学校・幼稚園
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ご来場ありがとうございました!

 この度は、学校説明会へのご来場、そして当ホームページの閲覧、誠にありがとうございました。「探究とは」の発表では「言葉が大切」とお話しました。17期生の学年の言葉が「葉(わかば)」であることも意識していたのですが、学校説明会当日の発表、そしてこれまで全17本のホームページ記事、どのような言葉がちりばめられていたでしょうか。
堀川高校にはたくさんの言葉があります。例えば堀川高等学校憲章の「ひとつになる 高みを目指す ひとりになる」という言葉。学年でひとつになり普遍的な考え方「型」を学ぶHOP、ゼミに分かれてそれぞれの専門的な高度な探究の「術」を身につけるSTEP、ひとりひとりがひとつの個人探究課題と半年間じっくり向き合い、探究者としての「道」を知るJUMPを言い表しているとも考えられます。17期生探究基礎委員会では、これまでの学校説明会の準備の期間は、すべて「探究を探究する」時間であると考え、時間と力を重ねて、よりよいものを創出することを求めてきました。来場者の皆様に「探究」の愉しさ、魅力を十分に感じていただくために、一字一句にこだわり「言葉が大切」というスライドに載せる言葉でも2時間近くの議論をおこないました。たかが一言にそれだけ時間をかけることは無駄のように思われるかもしれません。ですが、私たちにとってはその一瞬一瞬が探究の時間であり、かけがえのないものでした。そして当日を迎え、ご来場者の皆様にうんうんとうなずいて、食い入るような眼で発表をご覧になっていただいたとき、最後まで妥協することなく創り上げて本当に良かったと感じました。HP記事も同様です。探究基礎委員、ゼミ長の思いの賜物だと感じています。これほどまでも鮮やかな言葉が並ぶとは当初は予想していませんでした。当日の発表だけでなく、委員、ゼミ長の思いを言葉にして、時を越え世界に広がるこのホームページという媒体に残せたことを嬉しく思います。当日のスタッフの言葉や、このホームページの言葉が、誰かの探究心に火をつけるものになっていることを願ってやみません。これまでお読みいただきありがとうございました。

広報班班長 鈴木 智喜


 先日は、堀川高校学校説明会にお越しいただき、本当にありがとうございました。探究フロアでの、ポスター発表や展示、探究インフォメーションなどを愉しんでご覧いただけたでしょうか。
 さて、この学校説明会に向けて、17.18期生探究基礎委員および17期生ゼミ長は、数ヶ月をかけて準備を進めてきました。「探究とは」のポスター発表でもお伝えしましたが、そんな時に必ずぶつかるのは、「言葉」の問題です。今回の説明会において、過去にされた発表をそのままくりかえすだけのような発表は、一つもありませんでした。言葉は、話し手の口から飛び出しますが、話し手とは隔絶したものではなく、むしろ話し手の心を聴き手へと媒介している、話し手と密接に繋がりあった存在なのではないかと思います。ですから、スタッフの誰もが、言葉と格闘してきました。より伝わりやすい言葉は何か、どの言葉がより的確か。そこには普遍的な解答はありません。つまり、これもまた、「探究」なのです。言葉との格闘とは、自分と言葉との関係を見つめ、言葉を通じて、そこに映し出される自分自身の「心」を見出すことだと思います。来場者の皆様に、言葉そのままとしてだけではなく、言葉に込められた、「心としての」探究を少しでも感じていただけたなら、とても嬉しく思います。
 また、今後、9月17日(土)には、探究基礎研究発表会が、そして秋頃には次の学校説明会が開催予定です。そこでは、違った堀川高校生から、違った言葉で、探究や堀川というものが語られます。ぜひそちらもご覧いただき、多くの視点での探究を知っていただきたいです。

17期生探究基礎委員長 若林 悠人

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いよいよ明日、学校説明会です!

 いよいよ明日は学校説明会当日です。17期生探究基礎委員会では、昨年の12月から明日のための準備をする学校説明会準備班を立ち上げ、さまざまな企画を検討して、何度も議論を重ねてきました。そして、今年度に入ってから「学説がんばるぞ!」というチームを作り、6月からは18期生も加わり、朝や昼、放課後の限られた時間を活用して準備をしてきました。学校説明会前日の今日は、その昨年の12月から活動していた学校説明会準備班の班長が、熱い思いを語ります。探究基礎委員会一同、みなさんの明日のご来場をお待ちしております。

 明日ご覧いただくのは単なる探究紹介ではありません。堀川高校生という一人の探究者としての姿です。探究の本質の説明から始まり、その魅力、方法、授業内容をご紹介しますが、どの発表にも一貫した私たちの思いがあります。それは「探究を探究しよう」という思いです。この言葉の意味は明日探究フロアでの説明を聞いていただけたらわかると思います。その思いの通り、私たちは何カ月も前から着々と準備をしてきました。ある人は新企画を立ち上げるべく何度も先生に企画書を出し、またある人はクラブの部長であると同時に「探究フロア」のパートリーダーも務めました。生徒会と軽音楽部に所属しながら探究フロアのみんなの様子に常に気を配る人も。このホームページ掲載もある人の不断の努力の元でようやく実現しました。他にも多数の人がこだわりを持って明日の学校説明会に向き合ってきたのです。

 だから明日は世界最高峰の、私たちの探究への情熱が、各々の発表ににじみ出ているはずです。ぜひともそれを肌で感じていただきたいと思います。しかし、情熱を持っているからこそ意見がぶつかり合うこともありました。私自身つい本音が出てしまい大切な仲間を傷つけてしまっていたかもしれません。しかしなぜでしょうか。それでも堀川の仲間は真剣に話を聞いてくれます。ごめんねとありがとうの言葉しかありません。それはまるで川の下流のせせらぎのようです。上流ではゴツゴツとした岩が独立していてその勇ましさに目を奪われますが、やがて下流にかけてその岩々は互いにぶつかりあいます。徐々に小さくなって、丸くなって下流につく頃にはゴツゴツの面影はもはやありません。バラバラだったものが集まって一つになり、川の下流に集う全ての生き物を癒すせせらぎの音を奏でます。

 明日参加していただける皆さん。探究フロアには今まで皆さんが触れたことのないような情熱にあふれています。それはまさしく堀川高校生の姿そのものです。堀川を知るためにはまず探究フロアに来るほかありません!そこにはみなさんの今までの考え方を打ち破る何かがあるはずです。探究基礎委員、ゼミ長一同心よりお待ちしております。それでは、明日が皆さんの人生を少し変える一日となりますように。

Drive Your Dreams. 
学校説明会班班長 池山 睦衛
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【学校説明会直前】探究informationのご紹介

 今回の学校説明会では、探究フロア内に新しいブースが設置されます。それが「探究インフォメーション」、略して「たんフォ」です!!担当者一同、議論に議論を重ねながら、よりよいブースにするために力を尽くす日が続いています。

 堀川高校最大の魅力の1つが、『探究』なのですが、今までの学校説明会に『探究』に的を絞った相談をゆっくりとできる場所はありませんでした。通常の個別相談では、学校生活や高校受験についての質問が中心となっています。また、毎回たくさんの方が来てくださる探究フロア内では、発表や誘導が忙しく、質問対応が慌ただしくなることもありました。

 そこで今回、私たち探究基礎委員が『探究』についてのみなさんの疑問や不安をお聞きし、精いっぱいの答えをお返しするために設置したのが、この「探究インフォメーション」です。当日は、1年・2年各1名、合計2名の探究基礎委員がペアを作り、みなさんの「知りたい!!!」にとことん向き合います。『探究』そのものや探究基礎の授業内容、ひいては探究基礎委員会の活動に関する質問などにも、1つ1つ丁寧にお答えしていきます。

 まだ『探究』のイメージが湧かないし、質問といわれても思いつかない…という方も、どうかご安心ください。堅苦しい雰囲気ではありませんし、担当委員は皆、大好きな『探究』を語れることに大きな喜びを感じています。「探究インフォメーション」の位置づけは「探究個別相談」とは少し違います。質問が多いと答え甲斐がありますが、そうでない場合は、探究基礎委員の方から探究トークを持ちかけるつもりです。「探究インフォメーション」を、ただ『探究』について心置きない雑談を交わす場ととらえていただいても構いません。

 説明会当日は、探究フロア内、3階の物理地学教室で活動しています。たくさんの方に来場いただき、気になることをお気軽に質問していただければとても嬉しいです。堀高生の『探究』についての生の意見を聞いてみたい、という方はぜひ、「探究インフォメーション」へお越しください。担当者一同、心よりお待ち申し上げています。


「探究information」パートリーダー 杉村 文

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【学校説明会直前】展示ブースのご紹介

 「探究する」と聞いて、まず初めにどんな光景が浮かびますか。理科室で実験をしているイメージでしょうか、それとも難しそうな分厚い本を読んでいるイメージでしょうか。「探究」とは『「用意された答え」のない「問い」に対して正しいと思える答えを自分なりに導き出す営み』と言われても、堀川高校生が実際はどんな風に活動をしているのかわからないと思います。

 このパートでは、学校説明会にお越しくださったみなさんが「探究」を出来る限り具体的にイメージしていただくための展示をおこないます。探究活動の写真を見たり、実際に書いた論文を直接手に取って読んだりすることで、「探究活動の空気」に触れていただくことができます。1年生の夏頃に書くHOP論文では、指定されたテーマを扱います。友達と対話をしながら、習いたての探究の作法を駆使するという体験はその後の探究活動で生きています。次に、1年生の後期のSTEPでは2種類のレポートを書きます。STEPで書くこれらのレポートは、ゼミごとにテーマが異なるので、HOP論文よりも内容が専門的になります。また、個人探究の集大成であるJUMP論文からは、約半年間の苦労や自分の探究課題への愛がひしひしと伝わって来ます。論文が見られる機会はあまり無いと思いますので、ぜひともご覧になっていただきたいと思っています。

 学校説明会当日、展示を行っている教室では探究基礎委員が巡回していますので、質問はもちろん、気が付いたこと、感じたことなどなんでも気軽に話しかけていただきたいと思っています。堀川高校の物理地学教室でお待ちしております。

展示ブース パートリーダー 谷安 要

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【学校説明会直前】探究フロア紹介4「探究基礎の流れ」

 「探究基礎の流れ」では、堀川高校の「探究基礎」の授業について紹介します。パンフレットやこれまでの記事をご覧になった方はご存知だと思いますが、堀川高校の「探究基礎」は1年半あり,集大成として自分で課題を設定し,論文を書きます。しかし,いきなり自分一人で探究するわけではありません。いったいなぜ?それまで何をするの?その理由・詳細は探究フロアの「探究基礎の流れ」のポスター発表で!


 今,「探究基礎の流れ」パートでは発表の時に使うポスター・原稿の作成をしています。「どうすれば,初めて探究基礎のことを知る人たちにうまく伝えられるだろうか?」試行錯誤の毎日です。例えば,ポスターのレイアウトは遠くに離れた人でも見やすいように工夫したり,「ゼミ」「クリティカルシンキング」などの専門用語は,初めて聞く中学生にもわかるようにかみくだいて説明したり。僕たちの探究にかける情熱がみなさんにダイレクトに伝わる発表を目指しています!

 説明会の準備を進めているときにいつも思うことは,堀川高校の説明会は来場者とスタッフ(説明会に携わる人々)両方のためにあるということです。みなさんが説明会で堀川高校のことを知ることができるように,僕たちも説明会を通して大きく成長できます。また,みなさんの意見・質問によって説明会がよりよいものになっていきます。ですから,少しでもわからないことがあれば気軽に聞いてくださいね!それでは,学校説明会でお待ちしております。
                
探究フロア(4)「探究基礎の流れ」パートリーダー 浅野 望

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【学校説明会直前】探究フロア紹介3「How to 探究」

 私たちは、探究フロアで、「How to 探究」つまり「探究の方法」について説明します。日々の生活を営む中にも実は探究活動の「種」はそこら中に落ちています。例えば、生活の中でこんな経験はありませんか?

 「ふりかけを出すとき、粒の大きいものばかり出てきてしまう!」

 そんなとき、中身を均一に出すにはどうすればよいのか?粒の出やすさと粒の大きさはどのように関係しているのだろうか?こんなことも論理的に検証していけば立派な探究活動といえます。「How to 探究」の発表では、このような何気ない小さな疑問、悩みから生じる探究の例を通して、実際に探究活動を進めていくための道筋や注意点を解説していきます。

 ここでは「探究基礎の授業の流れ」ではなく、日常の中で生まれた疑問から課題設定をして、仮説を立てて検証し、社会へ還元するという無限に続いている探究活動そのものの流れに触れてもらいたいと思っています。日常の生活と探究活動をつなげることで、みなさんに探究活動をよりリアルに、距離を感じずに知ってもらうことができると思います。「How to 探究」の発表はとても楽しく、分かりやすいものにしているので、難しい説明に疲れてしまった方々も肩の力を抜き、リラックスして聞いてもらいたいです。

 昨年11月の説明会では「コーンを残さずにコーン入りの缶ジュースを飲み切るには」というテーマ例を用いて説明しました。発表を通して探究の知的な興奮、探究がいかに役立つかを伝えます。「探究って具体的にどうやって進めるのだろう・・・」「個人で探究するなんて出来るのかな・・・」と思っている方々は、ぜひ説明を聴いていただきたいと思っています。また、探究活動を進めていく過程に気になっていること、聞いておきたいことがある方もお気軽にお越しください。質疑応答を通して探究活動と堀川高校特有の探究の「愉しさ」をより深く理解して頂ければ幸いです。今回も、日常の疑問にちなんだ面白い例を用意しておりますので、ご期待ください。

探究フロア(3)「How To 探究」 パートリーダー 梅田 航太郎

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【学校説明会直前】探究フロア紹介2「探究の魅力」

 探究フロア紹介、2回目は「探究の魅力」の発表についてです。なんとも簡潔で明快なタイトルを銘打っておりますが、このパートのリーダーが書きました下に掲載しています文章も、自身の探究活動に対する思いが溢れ出ていて、読んでいると探究活動の様子が目に浮かび、こちらまで愉しくなるようなものになっています。当日の発表では、ぜひ生で探究活動をたのしんでいる堀高生の様子をご覧いただきたいと思います。

 こんにちは、「探究の魅力」パートです。探究には、たくさんの魅力があります。たくさんあると言っても感じる魅力は人それぞれで、私たちは日々の探究活動の中で多くの魅力を感じています。23日の学校説明会では、私たちが感じている魅力を、中学生の皆さんに知ってもらうとともに、探究に興味を持ってもらいたいなと思っています。
 私たちは今、約1週間後に迫った学校説明会に向けて準備を進め、練習を重ねています。この説明会で中学生の皆さんに探究の魅力を伝えるにあたって、私たち自身も探究の何が愉しいのか、探究活動を通して自分自身がどう変わったのかをじっくり考えています。(堀川高校では、探究のたのしさを「愉しさ」と書きます。)
 私は探究活動の中で、新しいことを知り、自分の考え方や見方が広がっていく瞬間が一番愉しく、自分の成長を感じるときでもあるなと思っています。「新しいことを知る」というのは新しく学ぶ知識に限ったことではありません。例えばグループで話し合うとき、友達のユニークで鋭い意見に「あぁ、そういう考え方もあるんだ」といつも驚かされます。その新しい視点を知ることで、物事をより多面的、批判的に見ることができるようになり、自分の視野が広がります。そしてふとしたときに、自分の考え方が少し前の自分と随分違っていることに気付きます。この瞬間が私の中で最もたのしく、わくわくするときです。
 中学生のみなさんの多くが、「どうして堀川高校では探究をするんだろう?」と思っているのではないでしょうか。中には、「探究って面白くなさそう」と思っている人もいるかもしれません。しかし、私たちの発表を見ていただければきっと、「探究って愉しそう!やってみたい!」と思ってもらえると思います。
 ここには書き尽くせませんが、探究の魅力はまだまだたくさんあります。また、探究の魅力は学校パンフレットや先生の口からでは伝えることはできません。私たちが、私たちの言葉で、感じている探究の魅力を精一杯お伝えします!7月23日の土曜日、探究フロアでお待ちしています!
探究フロア(2)「探究の魅力」 パートリーダー 宮永 三亜

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【学校説明会直前】探究フロア紹介(1)「探究とは」

 前回から「学校説明会直前」と題して、お送りしています17期生探究基礎委員会です。前回の「ゼミ長ブース」紹介に続き、今回から「探究フロア」紹介を全3回にわたり、お送りします。その一発目は、最も重要で難解なテーマ「探究とは?」の発表を担当するリーダーよりのメッセージです。


 みなさん、探究とは何かわかりますか?探究の定義は『「用意された答え」のない「問い」に対して正しいと思える答えを自分なりに導き出す営み』とされています。しかしこれだけでは少しわかりにくいですよね?「探究とは」のポスター発表では、この定義を具体例を交えてわかりやすく噛み砕いて説明するとともに、日々、探究活動に取り組む探究基礎委員が思う「探究とは」をお伝えします!当日の発表を楽しみにしていてください!

 今、私たちは学校説明会でのポスター発表にむけて「探究の本質ってなんだろうか・・・」「どうすれば来てくださる中学生に伝わるだろうか」と話し合いを重ねています。半年間「探究基礎」の授業を受けてきた1年生も、1年半受けてきた2年生も、改めて探究に向き合い意見を交流することで探究の奥深さに気付くことができ、探究について考えるいい機会にもなっています。
 探究をするには多くの時間がかかります。調査・実験をしてみても予想していたことと違うことが起こり、なかなか簡単には進みません。今回のポスター作りでもパートで話し合い、試行錯誤を重ねているので多くの時間がかかっています。しかしその時間があるからこそ私たちは探究についてしっかり考え、他の人の、自分にはない探究の捉え方を知ることができるのだと思います。私が1年生のときに考えていた探究は今考えている探究とは違います。今自分が考えていることや感じていることも、成長した自分でもう一度考えると、また違った発見があると思います。この説明会では、私たち17期生、18期生にとっての「探究とは」をお伝えします!ぜひ、ご来場ください!

探究フロア(1)「探究とは」 パートリーダー 脇坂 理沙

次回の更新は7月15日(金)「探究の魅力」の紹介です。お楽しみに!

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(7月学校説明会直前!)ゼミ長ブースのご紹介

 学校説明会、探究フロアの情報をお伝えする企画第一弾。今回ご説明するのは各ゼミ長による「ゼミ発表」です!

 先日の更新でもご紹介したように、1年生の後期からのSTEPでは、分野ごとの「ゼミ」と呼ばれるグループに分かれます。そこでそれぞれに合った探究の「術」を学び、探究活動を行います。
 ゼミとはどのようなものか、それはお分かりいただけたかと思いますが、「じゃあ、このゼミって具体的にどんなことしてるの?」となりますよね?それぞれのゼミの活動内容が気になりますよね?
 そんな声にお応えするのがこの「ゼミ紹介」。各ゼミのリーダーである「ゼミ長」が、「私たちのゼミではこんな活動をしています!」や「うちのゼミはこんなところが愉しいんです!」など、みなさんのゼミに関する疑問を解決できるような発表をします。

 1年半の「探究基礎」の授業のうち、実に3分の2がゼミでの活動です。ですから、自分が最も興味のある分野のゼミに入るのが一番です。ですが、自分の興味というのは一朝一夕に見つかるものではありません。自分の興味を見つけられないままだと、ゼミ活動を愉しめなくなってしまうかもしれないのです。
 今回の発表は、皆さんが興味を見つけることができるものになっていると思います。発表を見て、「こういうの興味ある!」というゼミが見つかれば、とてもうれしく思います。

 ゼミ長たちは4月からそれぞれ紹介したいことを書き出すなどの準備を始め、中学生のみなさんに自分のゼミの魅力を感じてもらうべく、一生懸命取り組んでいます。今は当日の発表で使うポスター制作の最中。ゼミをアピールする気持ちがひしひしと伝わってくるポスターになっています。
7月23日の土曜日、CALL教室と自然科学教室にて、有意義な時間を約束します。ゼミ発表へのご来場を心からお待ちしています!

ゼミ紹介パート担当 探基副委員長兼ゼミ活動研究班班長
丸本涼平

注意点
 一部のゼミは、時間帯によっては発表が行われていない場合があります。
詳しい時間は後日発表される予定です。

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【探究科】理系ゼミ紹介

 今回は探究科理系ゼミの紹介です。身近なことから難しそうなことまでわかりやすく、熱意をもって説明しています。主に実験などを行うこの理系ゼミは、文系ゼミとは一風変わってこちらも面白そうですね!

〔物理学ゼミ〕
 物理ゼミでは、運動・熱・波・電気と磁気などが関係するような探究課題を設定し、各自で実験をするなどして活動しています。自分の興味のありかや、ある設備を使ってできる課題を考えるのが難しく、苦労する人もいました。探究課題は、真空環境下で実験をしている人や、ブルーライトをカットするレンズの改良に取り組む人など、実にさまざまで見ていてとても楽しいです。詳しい内容は説明会当日にお伝えします。

〔化学ゼミ〕
 主に化学的なことを探究課題としています。化学的なことといっても、生物よりだったり、物理よりだったりその幅は広いです。JUMPではSTEPから準備してきた個人の探究課題にそれぞれが取り組んでいます。先日行われた中間報告会では、それぞれが自分の探究課題とその仮説、具体的な実験方法などを発表し、ほかの生徒や先生方から指摘を受けました。これからはその指摘をもとに研究計画を見直しつつ、再び個人探究に取り掛かります。納豆やせっけん、金属イオンなどなど…。実際の探究例は学校説明会当日に詳しくお伝えします。ぜひぜひ見に来てください。

〔生物学ゼミ〕
 突然ですが、生物ってなんだと思いますか?人によって答えは様々ですが、命あるものはすべて生物だ、ともいえるのではないでしょうか。そんな生物の神秘に触れられるのがこのゼミの特徴だと思います。また、JUMPでは、週に1度の交流会とともに、それぞれが思い思いの研究をしています。細胞培養をしている傍らでミミズを観察していたりするので、そばで見ていると面白いです。そして、最初の話にもありましたが、人間も生物にに含まれるということを考えると、探究を行っている自分たちも探究テーマになり得るということですね。探究に熱心な人を見守る探究なんかは面白いのではないでしょうか。さて、本ゼミについてもっと詳しく知りたいか方は、ぜひ学校説明会へ。

〔地学ゼミ〕
 地学。その探究領域は地球の奥深くから宇宙の遠く彼方にまで広がります。地学ゼミでは主に、地形・津波・地震などを取り扱う地質、雲や雷など天気全般を取り扱う気象、星やブラックホールなどを取り扱う天文といった領域での探究を行っています。JUMPでは、毎週パワーポイントかレジュメを用意して進歩状況をプレゼンして質疑応答を行っています。先ほども述べたとおり、探究領域が広いのでほかの領域を探究している人にも分かるように工夫して説明する必要があり、工夫の連続です。みんなの探究を見ていると、天体観測やシミュレーション、再現実験や気象観測など、研究に対して様々なアプローチがあってとても面白いです。みなさんも堀川高校地学ゼミで森羅万象を探究しませんか?

〔数学ゼミ〕
 数学や、それを取り巻く事象について探究します。数論から解析学まで非常に広く深い数学の考え方を知るための第一歩として、STEPでは解析学において重大な位置を占める「オイラーの公式」について学びました。JUMPではここで得た数学の方法をもとに、各人の扱いうる探究課題を設定・吟味・共有しています。今後も個々、探究課題への考察を重ねつつゼミでの発表による相互補助をもとに探究の枠組みを作っていきます。ゼミでの詳しい活動内容や具体的な探究例は学校説明会にて紹介します。

〔情報科学ゼミ〕
 情報科学ゼミでは、コンピューターシミュレーションなどを製作してそれを用いて探究を行います。STEPではExcelVBAを使ってプログラミングの基礎を学びました。たとえば、学校内でウイルスがどのように感染していくのかをシミュレーションすることで学級閉鎖の有効性などを検証しました。現在JUMPでは個人研究へ向けてデータを集めたり、実際にシミュレーションを作成したりしています。このゼミの魅力は実験などではできない「もしも」をコンピュータ上で再現できてしまうということです。そのワクワクを味わいたい方は情報科学ゼミのことを覚えておいていただけると幸いです!!!

 どうでしたでしょうか、文系ゼミも理系ゼミも面白いことに取り組めそうなゼミばかりでしたね。しかし、ゼミの魅力はこの文面だけでは語り切れていないはずですので、ゼミ長からさらなる情報を得るために、ぜひ学校説明会にご来場ください。

 次回更新は7月11日(月)です。お楽しみに!

(17期生探究基礎委員会)
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行事予定
7/26 1・2年全員学習  3年夏季補習
7/27 1・2年全員学習  3年夏季補習
7/28 1・2年全員学習  3年夏季補習
7/29 1・2年全員学習  3年夏季補習
7/30 3年夏季補習
8/1 3年夏季補習
京都市立堀川高等学校
〒604-8254
京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2
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