京都市立学校・幼稚園
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感嘆符 第2回探究道場「酵素で始める生化学入門」

 7月13日(土)9時45分から12時30分まで,「酵素で始める生化学入門」と題し,今年度第2回目の探究道場を実施しました。京都府内各地から53名の中学生が堀川高校本能館に集まり,酵素の特性を利用して,化学反応における反応速度を調節するという探究活動に取り組みました。
 道場参加の中学生6〜7人でグループを作り,各班に堀川高校探究道場スタッフが2人ずつサポートで入りました。そして2回の実験を行いました。
まず最初に行ったのが,カタラーゼ(酵素)が過酸化水素(基質)を分解する反応を通して,酵素の働きや特性を調べるという実験です。各班で過酸化水素の温度を決めて,そこに酵素であるカタラーゼを入れ,2分間酸素を発生させて,その体積を測定します。これを2回行い,全班の測定結果を一覧表にして,スクリーンに映し,みんなで共有,議論をしました。1回目の測定では戸惑う様子も見られましたが, 2回目の測定では,目をキラキラさせて実験を進めていました。
 次に,その全班の測定データから,各班で反応の特性や法則性などを分析し,第2回目の「2分間で30mlの酸素を発生させる」という実験にチャレンジしました。17mlしか発生しない班があったり、105mlも発生してしまった班があったりと,思ったように実験はいかないものでした。一番近い酸素量を発生させた班は,28度設定で,35ml発生させたところでした。
 道場参加の中学生のみなさんは、本当に楽しそうに、かつ真剣に実験や議論にのぞんでいました。酵素は発酵食品や薬品,工業製品の生産、開発に応用されています。今回の道場の延長線上に実生活と関係する技術や,そのもとになる分野での研究につながる道があることも頭の片隅に留め置いてもらえるとうれしいです。

写真上:真剣に実験する中学生
写真中:全班の測定結果
写真下:測定結果を分析する中学生

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行事予定
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