京都市立学校・幼稚園
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8月6日(木)第1回探究道場を開催

 8月6日(木)に今年度1回目となる探究道場を開催しました。探究道場とは中学生を対象として,探究活動を体験してもらう取組です。本校生徒が中学生の活動をサポートします。

 今年度第1回は,新型コロナウィルス感染拡大防止のため,中学生に実際に本校に集まってもらうことは避け,ZOOMで開催することにしました。各家庭にある材料や道具でできるような活動を考えることから始まり,探究道場の愉しみの一つである「グループ内での対話」がうまく実現できる工夫について生徒と教員で検討をしてきました。たどり着いたテーマは「切り紙プロジェクト」。折り曲げた紙を切って,自分の思い通りの形を作り出そうとした時,どういうところがコツになるか,ということを自分で見つけ出し,それを自分の言葉で表現する,というものです。グループワークについては,参加者をグループに分け,そのグループ内だけで会話ができる機能を用いました。それぞれのグループで,本校の生徒が話し合いの進行役をしました。もちろん本校生徒にとって,ZOOMのミーティングの進行役をするのは初めてのこと。当時,朝の最後のスタッフミーティングでは,本校のコンピューター教室にいる生徒・教員と,家庭から接続している生徒が,進行の流れを確認していました。

 参加受付がスタートし,接続してくれた中学生には,少人数のグループに分かれてもらい,自己紹介をしてもらいました。他県からの参加,さらに,アメリカから参加してくれた中学生もいました。

 参加者たちは,まず,「T」,「U」を,一度まっすぐ切るだけで作るにはどうすればよいかを考えました。その後,グループ毎に切り出す形を設定しました。画面越しではありましたが,自分が切り出した紙を見せ合ったり,対話を重ねたりしながら,それぞれが掴んだコツを言語化していき,最後には,参加者全員とそのコツを共有しました。

 参加した中学生のうちの一人は「オンラインだったけど予想していたよりも取り組みやすかった。みんなで協力できた」と言ってくれました。

 今回の取組は,本校教員にとっても,本校生徒にとっても,中学生にとっても新しい挑戦だったと思います。今後進んでいくであろう,オンラインでの学び方について,多くのことを得る機会にもなりました。
 
 なお,今回の開催にあたり,京都大学大学院教育学研究科の大学院生と,京都市教育委員会学校事務支援室のICT支援員のお力添えを得ました。感謝いたします。


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