京都市立学校・幼稚園
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21期生の未来を激励!

 今季初めての本格的な雪景色となった本日,3限には「21期生 激励会」が行われました。の激励会は,明日・明後日に大学入学共通テストへの応援はもちろんのこと,卒業を控えた生徒たちの今後の人生・未来を激励する,という意味で毎年開催しています。昨年度までは講堂に集まって行っていましたが,本年度は新型コロナウイルス感染症の感染状況を受けて,講堂と各クラス,場合によっては各ご家庭をZoomでつないでのライブ中継実施となりました。

 講堂では,まず,後輩たちからの応援,ということで,生徒会執行部から在校生の写真を組み合わせた「暁(あかつき)」のモザイクアートが,3年生の代表生徒たちに贈呈されました。続いて,進路指導主事から,心のこもった激励の言葉がありました。

 次に,担任団一人一人から学年全体に向けて,メッセージが伝えられました。「ピンチはチャンス」「隠れた余力を信じて最後まで」など,3年間寄り添ってくれた担任団の先生方からだからこそ響く,言葉の数々でした。生徒の緊張もほぐれ,笑顔が見えました。

 そして,会はクライマックスへ。福山雅治の『暁』をBGMに,校長が登壇。校長揮毫の暁の文字が,鮮やかに染め抜かれた旗のお披露目と,校長からの激励の言葉がありました。歌詞の冒頭を引用しながら,明日・明後日の試験にとどまらずその先の将来に向けた熱いメッセージでした。

 その後は,各クラスでこれも恒例の「お守り鉛筆」が配布されたり,学年通信を使って,各担任から明日からの心構えや諸注意を確認したりして,LHRを終えました。

 当日,会場の大学には,これもコロナの関係から教職員が応援に行くことは控えなければなりません。その代わりに,暁の旗やのぼり,後輩たちが贈ってくれたモザイクアート,また,事務職員が活けた生花とともに,教職員が玄関で21期生を送り出しました。教科担当教員,部活動指導にあたった教員をはじめ,多くの教職員が見送りに立ちました。暁の旗と写真を撮ったり,教科担当の先生にパワーをもらったりした生徒たちは,「いってらっしゃい」「がんばれ!」という声を背中に校舎を後にしました。

 いよいよ共通テストが始まります。この3年間堀川高校で切磋琢磨しあいながら成長してきた暁の21期生。

 君たちなら大丈夫。

 いつも通り,落ち着いて。

 また月曜日,「おかえり」と言えるのを楽しみにしています。

 さあ,いってらっしゃい。
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探究基礎 STEP

 1年生探究基礎STEPでは,それぞれのゼミごとに,輪読会・実験・実習・文献検索が行われています。先日は,京都丸善へのフィールドワークの様子を伝えましたが,今回は輪読会(数学ゼミ)と実験(生物学ゼミ)の様子をお伝えしようと思います。
 
 数学ゼミ(写真上)では「はじめての数論」という書籍を,各回1章ずつ読み進めています。担当者は内容を全体に説明し,聞き手は不明点や疑問点を発表者に質問をしながら,内容の理解を進めています。今日は一次不定方程式と最大公約数の関係について,ユークリッドの互除法を使いながら説明をしていました。

 生物学ゼミ(写真下)では,グループに分かれて与えられた生物を用いた実験を計画・実施しています。ダンゴムシを選んだグループは,敷地内に生息しているダンゴムシを捕まえて,教室の前で飼育しながら実験の内容を考えていました。他には微生物や植物を研究対象に選んでいるグループもあります。

 それぞれが自分の興味のある分野についての探究を深め,自分たちのゼミに,良い意味でのプライドを持って,研究を進めています。
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校歌

冬休みを迎えようとする昨年の12月21日,京都市立京都堀川音楽高等学校の生徒たちや先生方の多大なるご協力をいただいて,本校校歌の録音を行いました。

本校の歴史は,明治41年に創立された京都市立高等女学校から始まりました。その後,大正11年に第一高等女学校,昭和3年に堀川高等女学校に改称され,昭和23年に,学制改革により現在の校名である堀川高等学校となりました。当初は4課程(普通,商業,家庭,音楽)により発足しましたが,家庭課程,商業課程の廃止を経て,昭和38年より2課程(普通,音楽)となりました。平成9年には音楽課程が独立本校化され,現在は堀川高等学校と京都堀川音楽高等学校に分かれています。たまにですが,本校に「今日の演奏会は何時からですか」といった問い合わせがあったり,本校が演奏会の会場だと間違えられて来校されたりもします。

昭和55年,それ以前に存在していた校歌を新たにし,現在の校歌が校旗とともに生まれました。

 堀川の空の雲は   比叡染めゆく窓に飛ぶ
 ひらく窓よ 高く  謳え 理想の空
 しろい雲のある窓に 

 堀川の笛の花は   みどり肩くむ庭に咲く
 ひびく庭よ 尚く  光れ 文化の笛
 わかい花の咲く庭に

録音当日の午前10時に音楽高校を訪問し,音楽ホールへ。校舎が移転新設されて12年とのこと。さぞ丁寧に扱われておられるのだろう。とても落ち着いていてすばらしい空間である。高校生のみならず,大学生やプロの演奏者などによるさまざまな会が催される荘厳なホール。静けさの中に豊かな音色が響くのであろうと,素人の私にも感じられる。舞台の中央には演奏者を待つ1台の立派なグランドピアノが佇んでいる。ホールの中でその存在感が一層際立っている。

私は300席ほどある客席の中央あたりに座って,期待感を膨らませながら,照明に照らされる舞台や高い天井をぼんやりと眺めていた。しばらくすると,男女14名の生徒たちが次々と舞台に現れてくる。ピアノを中心にして緩やかに弧を描くように配置に着き,各々が黙々と楽譜などの準備にかかる。指揮とピアノは先生が担当する。指揮者の指示に応じて各パートの練習が始まる。録音機器の調整が繰り返される。

いよいよ本番。機器担当の方による合図によって指揮者が動き出す。静寂の中,生徒たちは凛と立ちながら,視線をその手に集中させている。しなやかな体の動きによって奏でられるピアノの伴奏とともに,生徒たちの歌声がホールに響く。私の想像をはるかに超える調和と迫力,そして上品さ。

何度も言うが,素人の私にとってはすでに完成されたものに思える。しかし,専門家の先生や声楽を学ぶ生徒たちには不十分なようで,その改善に妥協はない。1回1回の録音が終わるたびに,先生が歌詞をなぞりながら,より豊かな表現に向けた修正点を指摘する。五月雨に続く一言一言を聞き漏らさないという生徒たちの集中力がうかがえる。また,ある生徒が自分の納得のいかなさを伝える。「先生,もう一度お願いします。“ぶんかの”の“ぶ”が…。」その指摘に応じて,全体がキリっとした表情に一変し,次のテイクに向かう。録音が始まってから1時間を優に超えている。何回のテイクが繰り返されただろうか。

正午に差しかかった頃に,ようやく録音が終わった。さすがに疲れた表情を浮かべる生徒たち。突き詰めようとする集中力と粘り強さ,妥協を許さない姿勢,生徒のみなさんから教わった気がします。私は舞台上にいるみなさんに感謝の意を述べた。「心を打たれました。みなさんの声を末永く大切にさせていただきます。」

帰り際,協力してくれたある生徒にあらためて感謝を伝えるとともに,少し話しかけてみた。

「京都の人ですか?」
「いえ,私は他県から来ました。1人で下宿をしています。」

中学生の時にはすでに志を持ち,覚悟が決めて学んでいる。その表情は明るかった。

「将来の夢は何ですか?」
「まだはっきりとは決めていないですけど,芸術大学には進むつもりです。でも,法律の勉強もいいなと思っているんです。小学校で日本国憲法をすべて覚えた時から興味があって。」

多様な関心から自分の道をまだまだ広げようとしている。世界に通用する声楽家をめざすのか,新しい目標を掲げるのか。それとも,いくつもの世界を眺め究めようとするのか。

あらためて,京都市立京都堀川音楽高等学校のみなさんに感謝申し上げます。本校と起源を一とする高校のみなさんにご協力いただけたことは感慨深く,大変うれしく思っております。思いを込めて作成していただいた音色を響かせ続けたいと思います。

新しい年を迎えました。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

橋詰 忍

寒さに負けず。

 BIG BOXの4階,1年生のHR教室前には,3月に予定されている宿泊研修5コースそれぞれがパネルに事前研修の内容を掲示しています。そして,ホワイトボードには,日本列島の地図と,南の島々をアップにした地図が貼られています。年明けからの感染状況は厳しいものがありますが,今は,しおりの作成など,必要な準備を粛々と進め,自分たちにできる限りの感染予防を講じるばかりです。

 3階の2年生の数学の授業をのぞくと,前後の黒板一杯に生徒が問題の解答を書いていて,その解説をしていました。仲間からの質問に答えたり,教員の鋭いつっこみに対応したりしながら,自分の,また教室全体の理解を深めていました。
 22期生が「宿泊研修後は受験生」の意味を消化しながら,授業に向き合っている姿をみることができました。

 2階の3年始のHR前廊下には,北野天満宮指定の半紙に黒々と「合格」の二文字が。学年主任に尋ねると,教科担当者である教員のひとりが,願いを込めて”北野さん”で書初めをして,廊下のホワイトボードに貼っておいてくれた,とのこと。2年生学年主任が宿泊研修のお土産に持ち帰ったお守りとともに,3年生みなを元気づけてくれています。
 共通テストまであと1週間。生徒たちは,昨日今日のシミュレーション模試で,独特の緊張感や,それぞれの科目の時間感覚や,休み時間の気持ちの持ち方などを掴み,本番に向けて自分を整える機会にしていました。

 それぞれの学年が自分たちの目指すところに向かって,奮闘しています。
 
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新しい年が始まりました。

 本日より全生徒の登校が始まりました。全学年がテストを受ける2限目,BIG BOXは凛とした新年の空気に包まれていました。

 1・2年生は全員学習最終日で,さっそく課題テストや演習を行っています。学年の締めくくりに向けて,自分の学びの成果と弱点を振り返る機会となります。
 3年生は共通テスト直前シミュレーションを行っています。10日後に控えた共通テストに向けて,当日とほぼ同じスケジュールで模試を受けています。

 生徒ひとりひとりが,また学年として,次のステージに向けて令和4年のスタートを切りました。今年も,それぞれの「自立する18歳」像を描きながら,真剣に自分と向き合う時間を積み重ねていってくれることを期待しています。教職員一同,時には生徒を先導したり後押ししたりしながら,生徒を見守ってまいります。

 明日からは授業日です。健康観察などの感染対策も,気を引き締め直して取り組んでいきましょう。

 本年も引き続き,どうぞよろしくお願いいたします。

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年内,全員学習終了&冬期補習最終日

 今週火曜日から始まっていた1,2年生の全員学習。昨日を以て年内の予定を終えました。

 2年生は昨日午後,本校スクールカウンセラー栗田万記子先生を講師としてお招きし,人権学習講演会を行いました。「メンタルヘルスの新しい潮流〜人間の意識の新しい可能性〜」と題して,集団の中で人と比較することなく,ぶれない自己を獲得するためのマインドセットの方法をお話ししてくださいました。生徒たちは講演の中で5分程度の「マインドフルネス(瞑想)」を体験し,思考をリフレッシュさせました。講演を聞いた生徒からは「他人と比較せず,自分らしく生きたい」「マイナスな思考になったときにはマインドフルネスを試したい」といった声が多く寄せられました。

 また,3年生の冬期補習については,年内の講座を本日で終えます。

 来週12月27日(火)〜1月3日(月)までは学校閉鎖日・生徒登校禁止日となっています。1月5日(水)は3年生学年PST,6日(木)から1,2年生は全員学習,3年生は共通テスト直前シミュレーションが始まります。

 生徒の皆さんは体調管理に十分留意し,また生活リズムを崩しすぎないように年末年始を過ごしてください。家族との時間を大切にしながら,自分で立てた計画に沿って学習する時間も確保し,メリハリのある毎日にしてくれることを期待しています。

 今年もみなさまには,大変お世話になりました。どうぞよいお年をお迎えください。

上:講演会の様子
下:マインドフルネスを実践する生徒たち
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冬期休業中の新型コロナウイルス感染症に関わる連絡に関して

保護者の皆様

10月1日の京都府域での緊急事態宣言解除以降,京都市内の新型コロナウイルスの新規感染者数は低い水準を維持しておりましたが,京都府内でもオミクロン株の感染者が確認されたとの報道があるなど,感染拡大が懸念される状況となっております。

各家庭におかれては,冬季休業期間中におきましても,お子様をはじめ,ご家族の体調・健康管理の徹底,保健衛生意識の向上と実践に引き続き取り組んでいただきますようお願いいたします。

なお,12月27日(月)から1月3日(月)までは学校閉鎖期間・生徒登校禁止日のため,その間の体調不良等についての学校への連絡は不要ですが,

○ お子様が,検査などにより新型コロナウイルス感染症と診断された
○ お子様や同居されているご家族に感染の疑い(疑似症)があり,検査を受けるよう医師等から言われた
○ ご家族などが感染され,お子様や同居されているご家族が濃厚接触者として検査や経過観察が必要であると医師等から言われた

場合は,学校として状況を把握させていただくため,1月4日(火)以降に本校(075-211-5351)にご連絡いただきますようお願いいたします。

また,休業期間中に本校生徒等の陽性が判明し,他の生徒等に影響があると考えられる場合は,感染拡大防止のため,お子様の検査等についてご協力をお願いすることもございますので,あらかじめご承知おきください。

本校においても,冬季休業中の部活動や冬期休業後の教育活動について,引き続き感染拡大防止に万全を期しながら取り組んでまいりますので,よろしくお願いいたします。

令和4年度 前期選抜入学願書志願欄記入上の注意について

宇治田原町にて フィールドワーク

 12月18日(土)宇治田原町奥山田を訪問し,フィールドワークを行いました。奥山田では約1500万年前〜1200万年前の地層が見られており、様々な化石が産出します。古瀬戸内海でできた地層ですので貝を中心として過去にはサメの歯なども見つかっている場所です。前日までの天気予報では実施が危ぶまれましたが,当日は天気も良くフィールドワークを行う天気としては上々のものでした。

 さて,現地では宇治田原で見られる「地層の観察」と「化石採取」を行いました。宇治田原の地層はプレート運動の影響を受けており,曲がっていること(褶曲)が知られており,その一部を見ることで、どのような力が働いているのかを観察しました。教科書に書かれている内容ではありますが,スケール感の違いを実感できるものとなっていたと思います。

 また,化石採取では安全に採取するための講義を行った後,実際に生徒が化石を掘るという流れで実施しました。採取場所では「塩谷砂岩層」や「栢凝灰質泥岩層」などが見られており,それぞれの地層で取れる化石が異なることから,生徒も真剣に採取をしていました。結果としては宇治田原で産出する有名な化石である「ナカムラスダレハマグリ」や「ノムラカガミ」(写真中)を中心に「葉」の化石など多くの種類の化石が採取できました。

 参加者は1,2年生合わせて27名。公募に応えた生徒たちです。「手と頭を動かせ」を実践した今回のフィールドワーク。この経験を受け,”地球を知る”ことにもっと興味を持つ生徒が出てくればありがたいと思います。

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薬物乱用防止教室

 12月22日全員学習お午後,2年生を対象に,薬物乱用防止教室が開かれました。今年は京都DARCの方を講師としてお迎えし,講演をしていただきました。

 ご自身が薬物依存者であったことを最初にお伝えくださり,薬物を使用するきっかけから,DARC(民間の薬物依存症回復支援施設)との出会い,薬物を断ち切りDARC職員として支援活動を始めるまでの話を,ご自身の経験から率直に語ってくださいました。「自分の弱みや恥ずかしさを,薬物ににげるのではなく,勇気をもって他人に伝えられるようになってほしい」というメッセージは,生徒に強く響いたことと思います。

 講演を聞いた生徒は,「つらいことがあったら人に話せるように,また,つらい思いをしている人に出会ったら話を聞いてあげられるような人になりたい」と決意を述べ,御礼の花束を渡しました。
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行事予定
1/17 3年自己採点会など 1・2年進研模試
1/18 2年進研模試+567限の授業
1/20 スクールカウンセラー来校日 1年宿泊研修事前健康相談
1/22 3年保護者懇談
1/23 3年保護者懇談

カリキュラム

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