京都市立学校・幼稚園
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2月へ。

 堀川高校の2月から3月は,それぞれの学年が次のステージへの助走期間と意味づけています。1月最後のLHRは各学年2月に向かって,その意味合いの濃い時間となっていました。

 1年生は,「一年の学びを丁寧に振返り,二年生に向かおう」と,最近に受験した2つの模試について,国語・数学・英語科教員が作成した”堀川版”振返りが学年通信に掲載されました。出題された問題についての解説や留意点のみならず,学習に向かう構えや励ましの言葉が届けられていました。生徒ひとりひとりが,これからの学習への向きあい方に,たくさんのヒントをもらっているようでした。

 2年生は,「2年生の2月3月を計画する〜3年生4月のスタートを見据えて〜」という学年作成の資料をもとに,自分の進路目標を確かなものにしていくための取組について,取組の意味や内容を担任が語っていました。その中でも3月に行う「卒業生に学ぶ」は,現在大学・大学院在籍の先輩のみならず,社会人として活躍されている方々にも,講師のお願いをしていきます。感染拡大の状況下,オンラインでの実施となることで,遠方の先輩方にもご協力いただきやすくなるのでは,と期待しています。
 学年作成資料には各取組のmoodleでの登録のQRコードが貼付されており,担任の指示でその場でスマホを取出し,自分の希望の分科会などへの登録を行っていました。また,プリントの記載から必要な部分を,自分の手帳にカラフルに書き取りながら,この期間のイメージを作っていこうとしている様子も見えました。

 3年生は,共通テストを終えてからの教員での検討会,担任面談,保護者面談を経て,覚悟を固めた国公立志望大学への出願手続きが進んでいるなか,同窓会委員の選出など,卒業に向けての話合いや確認が行われていました。それぞれのクラスの担任と生徒たちが,文化祭を大きな山場として作ってきた,程よい一体感と信頼関係が,この時期の生徒たちに安心感を与えているのが伝わってきました。

 本日,3年生には保護者様への卒業式のご案内を配布しました。感染予防に十分な対策をとるため,例年並みが叶わない部分もありますが,保護者の方々にご来校いただき,教職員とともに20期生の巣立ちを祝っていただく良い式にしたいと,教職員一同配慮と工夫を重ねております。生徒たちの卒業式準備委員会も始動しています。保護者の皆様には,ご理解とご協力をどうぞよろしくお願いいたします。

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重要 3月22日(月)市立中学校2年生対象堀川高校体験会開催のお知らせ

 3月22日(月)午後に京都市立中学校の2年生の皆さんを対象とし,堀川高校の「学びの魅力」の一端を紹介する,堀川高校体験会を開催することとなりました。

 中学2年生のみなさんが,堀川高校生スタッフとたくさんのことばを交わしながら,探究的な学びを愉しく体験できる機会です。詳細や申込期間・申込方法等については,こちらをご覧ください。(実施要項のpdf版は<swa:ContentLink type="doc" item="118726">こちら</swa:ContentLink>から)

 皆さんの参加をお待ちしています。

(当日の体験の内容は12月に京都工学院高校で実施された「市高グローバルフェスタ2020」堀川高校講座と同じです。)

本能寺跡にて

 昨年から放映されているNHK大河ドラマは明智光秀が主人公。光秀が織田信長を討ったと言われている当時の本能寺跡に,本校の本能館があります。22期生の探究基礎STEP水曜日の授業では,化学ゼミ,物理学ゼミが本能館の実験室で活動をしています。
 この時期,感染予防の観点から,理科の授業内でのグループ等での実験は控えていますが,探究基礎のゼミは少人数講座で教員等の指導が行届くこと,個々に活動することから,常時換気や器具の消毒,余計な私語の禁止等も徹底して個人探究にむけての実験を行っています。

 化学ゼミでは「色素の吸着実験」という大きな枠の中で,生徒が個々にテーマを設定。消しゴムの“カス”や小麦粉を実験材料に選んで実験している生徒もいました。ゼミ担当教員に狙いを聞くと,「色」を数値化・定量化する化学的な視点をこれからの個人研究に持っていてほしい,ということでした。
 
 物理学ゼミでは,JUMPでの個人研究に向けて,教員との面談の中で探究課題をブラッシュアップしたり,先行研究の調査や予備実験の準備をしたりと,授業時間をめいっぱい有効に使っていました。「玉ねぎをいかに早く飴色にするか」というテーマを考えていて,熱量との関係性など,いろいろなデータから切り口を検討している生徒もいました。
  
 時代が動いた歴史的な場所で,新しい歴史を創っていくであろう堀川の生徒たちが,ぐんぐんと大きくなっています。

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初釜

 本日,茶道部が初釜をかけました。毎年,引退した3年生の先輩と教職員をお客様としてお招きし,感謝を込めておもてなしをする初釜。今年度もなんとか実現したいと,裏千家からお越しいただいている2名の先生方のご指導のもと,感染予防に十分配慮し,さまざまな工夫を行って,実施にこぎつけました。
 部員たちは,お点前も半東も点出しのお運びも,すべてマスク着用,道具の消毒等にも十分注意しました。また,お客様には,密を避けた完全予約制,入換制で,お菓子とお茶を召し上がる時以外はマスク着用,というお願いをしました。制限はある中ですが,それでも生徒たちは,いつもお世話になっている方々に,ひとときほっこりとした時間を過ごしていただきたいという気持ちで熱心に稽古に励んできました。先生方のお心尽くしで結び柳までご用意くださり,初釜らしく床飾りをしつらえていただきました。
 裏千家の今のような学校茶道の形の始まりの地と聞いている堀川高校。その歴史を受け継いで,茶道が大事にする季節感と気配りを学びながら,活動を続ける茶道部です。

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いままでのあなた これからのあなた

 つい先日に令和3年を迎えたと思いきや,早くも1月の下旬となりました。あらためまして,本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 虹の20期生は「近い未来」の実現に向けた大きな関門に挑むとともに,「遠い未来」に向けた新しい一歩を踏み出そうとしています。自ら掲げた高い目標の実現に向け,この3年間での学びや経験を通して蓄積してきた総合的なエネルギーを自信とし,誇り,最後まで粘り強く挑戦していくことを期待しています。

 大学入学共通テストの前日である今月15日に20期生激励会を開催しました。翌日に控えた大学入試だけに焦点化せず,これからの長い人生において自己や人類の未来を切り拓くために学び続けていく生徒諸君を激励することを目的としています。昨今の情勢に鑑み,感染防止対策に留意しての実施でした。

 激励会の最後には,堀川高校を長く応援してくださっている地域の方のご協力によって毎年作成している20期生学年旗を披露しました。そこに書かれた「虹」の文字には,生徒諸君がこれまでに重ねてきた時間と積み上げてきた経験を思い,自分の変化と成長を確かなものとし,かけがえのない仲間との絆を改めて実感し,そして20期生という自分の学年にidentityとprideを持ち,より豊かな人生を歩んでいってほしい,という願いを込めました。

 20期生は,高校生活に卒業という形で区切りをつけようとしています。いままでの時間と取組に一定の終止符を打ち,次のステップに向けて勇気をもって踏み出してほしい。その先に広がる新しい世界にはきっと祝福に満ちあふれている。待っているだけでは掴めないものだが,扉をたたき立ち向かっていくことで幸せを呼び込むことができることを信じている。

 卒業と祝福。この2つをメッセージとして伝えたく,学年旗には「いままでのあなた」,そして「これからのあなた」という言葉を添えました。これからの前途ある歩みの中で,自分が願うものを自分らしく追い求めていこうとし続ける生徒諸君を見守っていきたいと思います。

 共通テストが終わり,今週には生徒諸君が担任の先生方との面談を実施しています。初志を貫徹し,自らの可能性に蓋をせず,覚悟を新たにして挑むことの確認です。そして,1人1人の意志を出願という形で宣言します。今日は1つ1つの生徒の思いを教員で共有し,実現に向けた組織的戦略を立てるための進路検討会を行います。約1か月後に控えた国公立大学前期個別試験まで,そして後期まで,私たちも総力をあげて支援を尽くす決意です。

 担任の先生との面談の中で,ある生徒が発した言葉が私の心に残っています。「旗に書かれた『これからのあなた』に込められたメッセージが自分の心に染みている。自分も可能性を拓くことができるんですね。」

 君たちは,自分では気づいていないほどの力を備えた大きな存在です。

橋詰 忍

京都大学「情報通信技術のデザイン」オンライン発表会に参加しました!

 1月20日(水)午後,京都大学大学院情報学研究科の修士科目「情報通信技術のデザイン」(担当:佐藤高史教授,神田崇行教授)の高校生向け発表会に,本校1,2年生情報ゼミ25名と西京高校1,2年生10名が参加しました。
 この「発表会」は全国的にも珍しい高大連携の取組で,この科目を履修している大学院生が,科目最後の「試験」として“情報通信技術がどのようにデザインされているか”をテーマに「できるだけ分かりやすく」高校生に向けてプレゼンテーションするという企画です。今年で8年目の取組ですが,今回はコロナ禍の影響で初のオンライン発表会となりました。
 今年は,「APIエコノミー」「自然現象から学ぶ最適化」「情報通信技術のフリーミアムビジネスモデル」「人と社会の模倣によるデザイン」の4つのテーマが用意されており,デモも交えながら,大学院生のみなさんが大変分かりやすいプレゼンテーションをしてくださいました。
 プレゼンテーションの後には,高校生と大学院生がグループに分かれてワークショップに取り組みました。テーマは「発表で学んだ技術を使って新しい製品のアイデアを考える」です。生徒たちは大学院生のみなさんと一緒にホワイトボード機能を用いて多くのアイデアを整理しながら,これからの情報社会についての考察を深めていきました。最後のワークショップの議論内容の報告は堀川高校と西京高校の代表が担当し,各グループで出されたアイデアの内容を参加者みんなで共有しました。

 今回参加した生徒達の感想の一部を紹介します。

「最新の情報技術を知るのは楽しかった。全部理解できたわけではないけど,身近にそういう技術があると知って新しい視点を得られた。新しい視点を得るのはいろいろな問題点,良い点も見つかるということなので大事にこれからの探究に使いたい。」

「オンラインという形になってしまったのは残念だったが,このような大学院生さんとの交流は初めてでとても有意義だった。自然や社会を模倣した情報通信技術の発表が自分は特に印象的だった。自分は人工音声について探究しようと考えていたのだが,この自然や社会に既存するものを模倣するという方法は探究で何か活かせるのではないかとふと思った。」

「自然現象を,プログラミングに活用する『最適化』の発想が面白いと思った。大学院生の人たちが僕達の意見をまとめるのが上手でそういうふうにいろんな意見を素早くまとめられるようになりたいと感じた。探究活動中,ある程度思いついたことはメモしているつもりだけど,大学院生の人達は一見必要なさそうなこともメモしていたのでそういった必要なさそうなものの中にもヒントになりうるものがあるんだと実感した。」

 京都大学の皆様,今年も大変貴重な機会を提供して下さいまして本当にありがとうございました!

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「新しい生活様式」の再確認

 本日,各HRでは,学校生活部作成のプリント掲示とともに「マスクの正しい使用方法について」の改めての注意喚起を行いました。また,マスクを外さざるを得ない機会となる昼食中についての注意事項も,併せて確認しました。ご家庭でも手洗いなどを含む感染予防対策には,慣れからの油断なく努めていくよう,お声がけをよろしくお願いたします。

 3年生は連日行われている生徒と教員の担任面談,明日多くの教員が参加して行う進路検討会,23日(土)24日(日)の保護者懇談を経て志望校を最終確認し,国公立大学出願に向かいます。今日は,統括室と3年学年団が,外部機関が行う全国的な動向分析などのいくつかの説明会を,例年のように外部会場に出向く形ではなく,校内でオンラインにて視聴し,配信部屋の換気等にも気を配りながら,情報を得ています。明日の進路検討会では,それらの情報も活用しつつ,日々それぞれの生徒と向き合ってきた教員だからこそ看取ることのできる,生徒のつけてきた力や現在の学習状況等の情報を共有し,生徒の覚悟をいかに支援するか,時間をかけて検討します。

 土日の保護者懇談も,感染予防にはできるだけ配慮をして行います。保護者の皆さまもご来校の際には,マスクの着用,手洗い・手消毒のご協力をどうぞよろしくお願いいたします。また,体調のすぐれないときには,ご無理いただくことなく,担任までご連絡ください。

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大寒 天気は晴

 今日は1,2年生については終日模擬試験,3年生は特別時間割第二期2日目。学年ごとに時間割が異なります。休み時間もずれるので,生徒たちは他学年に気を遣った過ごし方をしてくれています。こういう配慮が自然にできるようになることも,「小さなおとな」が身につけるべき大切な力。

 今日は二十四節気の大寒(だいかん)。今年は2月3日が立春なので今日から2月2日までの期間も指します。まだまだ冷え込みは続きますが,今日の昼間の陽光は近づく春の気配を伝えてくれていました。

写真 左:模試の間も窓・ドアを締め切らずに常時換気。
   右:特別時間割 数学の過去問演習の解説の時間。

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特別時間割第二期開始

 昨日1日で気持ちの切換えをした3年生が,今日から特別時間割第二期の時間割で,進路実現に向かっています。担任との面談や教科担当者への相談・質問する姿が,校内のあちこちで見られます。感染予防に十分気を配りながら,また寒さ対策も十分に行いながら,地に足をつけて頑張っていきましょう。

 本日3時間目には,1年生の世界史Aの授業で研究授業が行われました。今日のテーマは19世紀のアメリカ。授業担当の教員は,国の膨張に伴って生じた課題や当時の政策に注目させ,「国民」とは?という大きな問いを投げかけていました。アメリカの「今」につながる本日のテーマについて,教員と生徒たちがことばのやりとりをしながら,深めていました。同じ教科の教員だけでなく,何人もの教員が,参観していました。教員も互いに学び合って,よりよい授業,教科指導を目指しています。

 2年生は共通テスト前日の先週のLHRで「来年の今日を想像する」というタイトルで,来年自分たちが大学受験の勝負に挑む令和4年の1月2月の日程について,今の3年生の日程をスライドさせて仮に作ったものを見てみる取組を行いました。一人一人が,これからの1年の重要さに気づく時間となりました。

 明日は1,2年生とも校内で模擬試験に取り組みます。目標を持って受験し,自分の学習状況を点検する機会としてください。

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さあ,これから。

 本日より授業始業時間を繰り下げ,短縮45分授業への変更を行っています。1,2年生は9時10分にHR教室で出欠確認と健康観察票の確認をして1日を始めました。

 3年生は共通テストを終え,個別試験に向けて切換えの一日。9時30分から統括室長の司会で進路アセンブリーを行い,進路指導主事と学年主任の話を聞きました。3人の教員から共通して,共通テスト2日間の労いと今日堀川高校にようこそおかえりなさいの言葉が贈られました。また,その後の自己採点の結果は結果として冷静に受け止めながら,自分の強い思いでここから個別試験までの時間に力を伸ばしていこう。時には,これまで一緒に堀川で過ごしてきた朋や先生方に,頼ることも大事。先生方ともたくさん話をしよう,とこれからの心構えについて話がありました。生徒たちは,それぞれの先生方らしい励ましの言葉を受けて,自己採点に向かいました。

 明日からはそれぞれの講座で個別試験に焦点を絞った特別時間割二期が始まります。同時に,担任と先生方との面談も始めています。今日一日,気持ちをうまく切換えて,いざ思いを定めたら,ただひたすらに前へ進んで行きましょう。教職員皆で,皆さんの頑張りを支えていきます。

写真 左:朝3年生HR教室で生徒を迎えた担任の先生からのメッセージ
   右:今日も自習室で勉強するのが一番落ち着く,という生徒たち

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