京都市立学校・幼稚園
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救急救命実習

 毎年、新入生を対象体育の授業において、「心肺蘇生法」の実習を行っています。
 今年度も5月7日〜10日の間で、中京消防署にご協力を頂き、署員の方のご指導の下,実習を行いました。
 このような訓練の経験が,万が一の際の的確な行動につながります。特に近年は、災害や事故などを想定した安全教育の重要性が増しています。自分の命を守る行動を意識することはもちろんですが、人の命を救えることができる知識・技能も身につけてほしいと考えています。
 本校の生徒にとって、貴重で有意義な時間になっていると思います。

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Somethin’ Else

 先日、車を運転しているとき、小学生の女の子が道路を渡ろうと左右の車の往来を真剣に確認していた。反対側からの車も来てなかったのもあって、私は車を止めて渡ってもらおうとした。女の子は左手をしっかりと挙げて小走りで、しかも真剣に渡っていった。私はよかったと思い、車を発進させたその瞬間、目に入ったのが、渡り終えた女の子がこちらに向かってキレイなおじぎをしていた姿だった。なんとも嬉しく、清々しい気持ちになった。
 自分の小学校時代を思い返してみたが、左右から車が来ないかを確認し、手を挙げて横断歩道を渡っていた。しかし、止まってくれた車に対してお礼を伝えた記憶がなく、日本独特?の歩行者優先の意識のもと、当たり前に渡っていたように思う。50年経った今、小学生から感謝の伝え方を教わった。
 人の所作や行動はこのようなお互いに清々しかったり、ホッとしたりすることが根底にあってコミュニケーションを有機的に成立させていくのだろう。
 では、「感謝」の念を相手に伝えるシステムとはいかなるものなのだろうか。ふと疑問に思った。自分の欲求を満たすのに困難な状況が眼前に立ちはだかり、自分一人ではその状況を打破できないときに、他者が可能な状態にしてくれること、か?多様なシステムがあるのだろうが、今回の少女の横断歩道のスタイルではこんな感じか。
 近年開発進展の凄まじいAIに思いを寄せたときの疑問として、このスタイルもヒト以外の対象物が同じようにコミュニケートするのだろうかということだった。シンギュラリティを提唱するレイ・カーツワイル氏であれば、「当然だ」ということなのだろうが、アナログチックな私としては、世界最先端の彼の野望には大きな期待と疑問の念を持ちつつも、まったく予測困難でイメージができない。
 高大接続改革で求める「予見の困難な時代の中で新たな価値を創造していく力」とはまさにこのような力なのだろう。とすれば、東大ロボットプロジェクトをすすめる新井紀子氏の指摘する丸暗記学習は現在のAIの学習スタイルと同じで、それでは将来生き抜くにはだめだ、読解可能な能力を教育でつけるべしという示唆が我が身を引き締めさせる。
 ロボットとヒトを考えたときに、その関係は、対するものなのか、向き合うものなのか、内在させていくものなのかなど想像を絶する課題がある。草薙素子が身体的に自己を認知する方法を知るすべがあるのか、さらにバトーの苦悩は我々も知りえない。そのなかでトグサが生身を保ちつつ、翻弄されるその世界は、そう遠くはないとは思いつつ、別の意味で少女の横断歩道での所作が「尊い」ものだと心に突き刺さり、いつまでも気になってしょうがない。


 学校長 谷内 秀一

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平成30年度「探究道場」について

 堀川高校は平成14年度から継続して,文部科学省のスーパーサイエンスハイスクール(SSH)の指定を受け,先進的な理数系教育をすすめてきました。
 この成果を生かし,探究活動に興味をもつ中学生の活動・交流の場として「探究道場」を実施いたします。この「探究道場」は中学校2・3年生を対象とし,堀川高校の生徒と交流しながら,探究的・発展的な実習を行う特別講義です。

 日程は以下のとおりです。(年3回)

 第1回 7月14日(土) 午前 募集期間 6月11日(月)〜18日(月)
 第2回 10月13日(土) 午前 募集期間 9月11日(火)〜18日(火)
 第3回 12月15日(土) 午前 募集期間11月12日(月)〜19日(月)

※第1回探究道場の参加募集に関する詳細については,6月初旬にホーム
ページに掲載予定です。

平成30年度 1年 探究基礎 - HOP - の流れ

 1年前期-HOP-では探究の型を学びます。
 この期間では、どの分野を探究するうえでも必要となる探究の進め方や、表現の仕方を学ぶことを目標としています。探究活動の進め方や論文の形式・書き方を学んだ後、論文作成の実習を行います。
 今年度よりHOPには堀川高校オリジナルテキスト『未知の探究―探究活動の歩き方―』を取り入れています。

2018 前期 HOP授業計画 一覧 (1年生 前期 )

1年生(20期生) 探究基礎HOPスタート!

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 1年生の探究基礎・HOPが始まりました。今年度から、新しく作成した堀川オリジナル教科書「未知の探究―探究活動の歩き方―」を使用しています。
 初回は「メタ認知」「クリティカルシンキング」「心の理論」の3つのキーワードからひとつを選び、グループに分かれて寸劇に取り組みました。あるクラスでは、クラスの半分のグループがクリティカルシンキングを選びました。
 高校に入学して間もない1年生ですが、探究の心得をはじめとする探究活動の「基礎」をこれから身に付けます。座学だけではなく、生徒自身が考え、自分の言葉で発言して取り組みます。まだまだ身体の固い生徒もいるでしょうが、これからの高校生活で変わっていくであろう1年生から目が離せません!

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探究基礎 JUMPはじめの会

 4月13日(金)LHRにてJUMPはじめの会を行いました。

 はじめの会の企画運営及び、司会進行は2年生(19期生)が行い、全体交流では春休みに出題された「春の探究ワークシート」をグループで振り返り、各生徒が探究活動のなかで直面した問題や解決方法を共有しました。
 昨年同じ授業を終えた3年生(18期生)にインタビューを行い、学校行事と探究活動を両立するために探究活動の見通しを立てる大切さを交えつつ、JUMP全体の流れを改めて説明しました。また、先人である3年生より「仲間の意見を受け入れるのはしんどかったが有り難かった」など探究活動の難しさを学びつつも、壁にぶつかった際は頼れる上級生がいるのだと再確認しました。


 JUMPはじめの会を終え、これから取り組みたい探究課題や学校生活での計画を具体的に想像できたのではないでしょうか。今後、2年生がどんなことを探究していくのか楽しみです。

 ぜひ自分たちの知りたい!と思うテーマに取り組んでください。
(写真上下:2年生によるJUMP説明)
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第20回教育研究大会のお知らせ

第20回教育研究大会のお知らせ
 
 日時:平成30年6月29日(金)9:30〜17:00
 会場:京都市立堀川高等学校
 参加対象:学校関係者,教育関係者
 参加費:無料
 内容:1.全体会1
    2.研究授業,公開授業
    3.分科会(研究協議等)
    4.全体会2

案内,プログラム,申込方法は5月上旬までにHPに掲載致します。
参加ご希望の方は,お手数ですが5月上旬にHPをご確認ください。

1年生花背山の家 活動速報!

 花背宿泊研修2日目です。
 昨日実施した探究活動をもとにポスター発表を行いました。

 テーマA「目指せ!トークマスター!」
 テーマB「こんなもんってどんなもん?」
 テーマC「坂は見た目が9割」

 各班とも、ポスター発表した際に聴衆から出される質問や意見等を参考に、今回の自分たちの活動を振り返ります。この二日間の活動がこれからの探究活動につながるはずです。




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1年生花背山の家研修宿泊1日目           探究活動がスタートしました

 1年生が花背山の家での宿泊探究研修に出発しました。
 研修の目的は、
 ・堀川高校における探究活動を体感し、今後の探究活動につなげる。
 ・クラスや学年内で積極的に交流し、親睦を深める。
 ・集団活動(文化祭や海外研修など)に必要な心がけや考え方を理解・確認し、一人ひとりが主体的に働き、力を合わせて活動することができる集団になる。
 の3点です。

 1年生は花背山の家に入所後、午後から最初の「探究活動」が始まりました。
 提示された3つのテーマから一つを選び、班ごとに考えを出し合い、ポスターにまとめていきます。 テーマは、A「目指せ!トークマスター!」、B「こんなもんってどんなもん?」、C「坂は見た目が9割」の3つです。
 Aの「目指せ!トークマスター!」は、他者に伝わりやすい話し方とはどのようなものか。伝わりやすさの要素を探究します。
 Bの「こんなもんってどんなもん?」は、日本全国の図書館で貸し出されている本の冊数の答えを、より精度高く求めるには、どのような情報を集め、どのように計算すればよいかを探究します。
 Cの「坂は見た目が9割」は、人が斜面を認識するときに、実際の傾斜よりも大きく感じてします原因を探究します。
 この宿泊研修では、「対話」を通してさまざまな観点から物事を考え、課題を発見し、複数の方法を考え出したり、検討したりすることで、課題を解決しようとする過程」つまり探究活動の進め方を体験します。

 今朝の出発前の激励会でも、「対話」という言葉が示されていました。この言葉の意味を自分なりに捉えて、この二日間の活動に取り組んでくれることを期待しています。



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探究基礎研修会を実施しました!

 4月4日(水)本校全教職員を対象に、探究基礎研修会を実施しました。この研修会は、「探究基礎は堀川高校の核である」ということを、全教職員が理解・共有することを目的としています。
 今年度は特にHORIKAWA START UP FORUMと称し、本校最高目標である「自立する18歳」の育成の核となる探究基礎研修会では、学務部・統括室・研究部が連携してメッセージを発信しました。まず研究部より「堀川のめざす探究活動」と題して、堀川高校の探究基礎の目的・仕組み・教育的意義について説明しました。続いて学務部より「なぜ今探究活動が求められているのか〜探究活動を中心とした3年間の学習モデル〜」をテーマとし、探究活動をめぐる全国的な動きや新しい教育課程における探究活動の位置づけの確認をおこないました。最後に統括室より「主体的な進路選択を育む指導」として、進路選択における探究基礎の意義についての報告をしました。
 全体を通じて、探究基礎は研究成果を求めることよりも、研究手法や過程の中での学び・気づきを重視する実践であり、堀川高校の核であることを全教職員で共有しました。

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行事予定
6/29 教育研究大会
6/30 PST   全学年:進研模試
7/5 短縮授業(2・5限・LHR)   人権学習
自立する18歳の日
京都市立堀川高等学校
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