京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/23
本日:count up21
昨日:670
総数:2271907
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク

新年のご挨拶

大変遅くなりましたが,新年明けましておめでとうございます。

 遅くなりましたのは,新年のご挨拶をセンター試験前日の1月15日(金)に行われます「センター試験激励会」をそのタイミングとさせていただきたかったからでございます。もっともその趣旨に則れば元旦はすべての結果が出る3月下旬ということになるかもしれません。3年生であります15期生諸君に対しては,私は校長として,一昨年の4月に出会い,学年の言葉「音」や「存在を奏でる」など高度に探究的な言葉とその成長への方向性について考える機会をいただきました。特に,「存在を奏でる」というテーマは私が従前の理解でありました「存在感の奏で」とは違って,高度に哲学的な方向性を持っていると思います。本校は「言葉」を大切に,それを手段としてあるいは目標を設定してトライ&エラーも学びと考えることを通して最高目標の「自立する18歳」に向かう学校です。15期生の諸君は,未開拓の分野と伝える難しさと向き合うことを通して,目指す生き方も探究してきました。すでに進路が決まった人もいますが,ここは15期生,音の学年一丸となって,最後まで団体戦で,学校行事をやりきる覚悟でチャレンジしてください。

 人間社会と文明の構築の道具として「言葉」を手にした人類が,それ以前に「音」を奏でることで宗教観を表現,共有してきたことも学習いたしました。言葉以前に音を創造していたわれわれ人類の知恵の源に敬意を表すると同時に「音」の学年が「言葉」を紡いでいく物語の重要なチャレンジの場に同席できることを誇りに思い,「有志竟成」という言葉を贈りました。竟という字は,音+人から成り,音を奉ずる人の形であるとされ,「ついに」という意味を持ちます。出典は范曄の編纂した後漢書の耿 弇伝,漢帝国が中絶して「新」の復古政策の混乱時に斉攻略など不可能だと思っていた劉秀,後漢の光武帝が,それを成し遂げた将軍,耿 弇を称賛して述べた言葉です。志を曲げることなく堅持していれば,必ず成し遂げられるということです。一見すると困難のようにみえても,固い信念を以て事に当れば遂には実現されるということ。この精神で目の前のことに集中して,「音」の諸君,一丸となって突破を目指そうではありませんか。そして,「空」も「葉」もさらに志高く探究していただきたい。本校を目指す中学生諸君も,諦めず,不安と困難に立ち向かってくださいね。本校では高みを目指せば,より困難と重圧がつきもの,これが当たり前ですから。不安や重圧そのものを取り除ける人は少ないと思います。どうかみなさん,恐れることがあったとしても,恐れることを怖れない。この精神で頑張りましょう。

校 長  恩田 徹




旗の色はエピナール(記号414B22)。物事を論理的に考え計画通りに実行する人。色言葉は洞察力、マネジメント力、行動力。 

写真は15期生激励会の様子です。
上:下級生の生徒がみんなで折った鶴を3年生に渡しています。
中:檀上の担任団からは温かいメッセージが3年生に送られました。
下:学校長による激励パフォーマンス。ギターの生演奏にあわせて高山先生が歌う「翼をください」。旗が上がり始めて、恩田校長が心をこめて語りかけます。          

画像1
画像2
画像3

第4回探究道場「偉大なる生物〜バイオミメティクス〜」開催しました

 12月19日(土),本校本能館において,第4回探究道場が中学生70名,保護者・教育関係者37名,本校の高校生スタッフ40名,本校教職員8名,計157名の参加で行われました。今回は「偉大なる生物〜バイオミメティクス〜」と題して,探究活動に取り組みました。第4回探究道場は第3回までとは違いテーマ設定から当日の内容まで生徒自身の手で磨き上げていくものです。前日も遅くまで準備をしておりました。

 バイオミメティクスとは生物模倣ともいわれるように,生物の特徴を工業や医療の分野に応用することを指します。前半では中学生に対して高校生スタッフからの講義が行われ,マジックテープや水着,注射にはどのような生物の特徴が使われているのかをグループで考えてもらいました。

 後半は「遠くまで飛ぶ製品」を作ることを目標にグループごとに探究活動を行いました。どのグループも与えられた条件の中で試行錯誤しながら,自分たちの製品を作り上げていました。最後にはコンテストも行われ,最も飛距離の長かったグループから工夫した点を全体に発表してもらうことで,情報の共有もなされました。

 今回の探究道場に参加していただいた中学生からは「新しい発見ばかりだった」「答えのない問題について考えるのが楽しい」といった声をいただきました。また、保護者の方からは「堀川高校の生徒が回を追うごとに成長している」「高校生スタッフの進行がよかった」というような多くのお褒めの言葉もいただきました。

 今回の探究道場で高校生スタッフはグループの中で意見を引出し,まとめることがうまくできていました。無事に1年間の大役を果たした生徒たちに教員からもお疲れ様!とねぎらいの声が上がっていました。


 では、今回探究道場のリーダーを務めた塚本君の声を紹介いたします。
「今回の探究道場のテーマ「偉大なる生物〜バイオミメティクス〜」は去年から考え続けてきたテーマで,とても思い入れのあるものでした。そのため,内容をかなり欲張って設計してしまい,準備段階では,時間が足りなかったり,実験回数が少なかったりと多くの問題がありました。しかし,道場スタッフや先生方の多大な協力により,無事に成功を修めることができました。中学生の皆さんにも探究について少しは分かってもらえたようで,とてもうれしく思っています。来てくださった中学生,保護者の方々も含め,協力してくださった皆さんに,感謝したいと思います。」


画像1
画像2
画像3

SSH静岡フィールドワーク(12/12,13)の報告をします。

 本年度の調査は,昨年度(富士川・富士五湖での水質調査:山梨県)の成果を受け,静岡県での探究活動です。中学生14名・高校生は27名(塔南高より1)・引率4名,合計で45名の合宿です。活動内容と結果を簡単に報告します。

●第1日(12/12 大井川・富士川での採水と旅館での学習会)
前日の雨で濁流になっていることが心配されましたが,大井川・富士川とも流速もさほどではなく,問題なく採水ができました。(写真上)
旅館での学習会も盛り上がりました(写真中)

●第2日(12/13 三保の松原見学と東海大学海洋科学館訪問)
三保の松原は雨天となり,教員によるバス中の説明だけで終わり,少し残念でした。東海大学海洋科学館では予定通り,海洋科学館・自然史博物館を見学した後,みんなで深海魚ミズウオの解剖をしました。(写真下)
大きなイカが胃から出てきた時は驚嘆の声が上がりました。


帰途のバス中では,多くの参加者が自然に直接触れることの重要さ,そして同年代の仲間や先輩との共同作業の楽しさを語りました。また,日々自然と接し研究しておられる,学芸員さんのような方と直接交流することの意義を感じていました。

画像1
画像2
画像3

吹奏楽部 アンサンブルコンテスト金賞!

 12月22日(火),八幡市文化センターにて第48回京都府アンサンブルコンテストが開催され,堀川高校からは校内オーディションを勝ち抜いたトロンボーン3重奏が出場し,見事金賞を受賞しました!

 日頃の練習の成果を評価してもらえ、生徒たちはとても喜んでいます。この舞台での経験を、今度は部活全体としての演奏に活かしていくことでしょう。


 本校吹奏楽部の定期演奏会は来年3月27日(日)に京都堀川音楽高校にて行われる予定です。皆様ぜひ足をお運びください。

画像1

タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (5)

24日は8つのグループに分かれてのフィールドトリップが行われました。堀川高校の生徒はLaem Phak Bia研究開発プロジェクト(LERD)の施設を訪問しました。
午前は植物や微生物を用いた浄水施設など、様々な施設を見学。午後は学校に戻り、見学した内容について交流し、グループごとに発表を行いました。

この日は最終日ということもあり、夕方からパーティーが開かれました。有志生徒がそれぞれの国のダンスや音楽などの文化を披露し、大いに盛り上がりました。
これでタイ・日本高校生サイエンスフェアの全プログラムが終了。いよいよ帰国です。


画像1画像2

タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (4)

レポーターとして参加している竹本真菜さんによる報告が届きました!
以下に掲載します。

日本での生活に慣れている私たちにとっては、ショッキングなことも多いタイですが、タイの人々の優しさにふれて、笑顔で楽しくここまでの3日間を過ごすことができました。とくに、パートナー校のPhathumthani校の生徒さんたちは、タイ語のわからない私たちのために通訳してくれたり、一緒にタイの話をしながらご飯を食べたり、朝2時に起きて空港まで出迎えにきてくれたり、本当に親切にしてくれて、感謝の気持ちでいっぱいです。会場の高校にある売店で、タイ語に囲まれて右往左往しているときには、英語も日本語もわからないにもかかわらず、お店の人が商品を身振り手振りで説明してくれ、とても楽しく買い物をすることができました。

また、タイに来てとくに驚いたのは、親日の方が非常に多いということです。Phathumthani校の生徒の中には、来年広島に一年間留学する生徒や日本に訪れたことがある生徒が何人もいて、タイにとって日本が身近な国であることが感じられました。日本での楽しかった思い出を語ってくれる様子をみると、聞いているこちらまで、楽しくなってきます。

今まではタイの人々の優しさに助けられてばかりですが、ここからはタイのみんなに私たちが来てくれてよかったなと思ってもらえるように行動していき、より一層成長して帰国したいなと思います。

タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (3)

23日も公開ポスター発表会と口頭発表会が行われました。
この日は2年の松岡絢加さんが「豆苗における水分の伝達経路について」というテーマでポスター発表を行いました。
茎の中で道管がどのようにつながっているか、観察方法から自分で考え、道管のつながり方と葉の位置との関係を発見しました。
ポスターだけでなく、実際に観察に用いたUVライトや染色液も見せながら発表していました。
以下、松岡さんの感想です。
「はじめは台本を見ながら話していましたが、途中から自分でしゃべったほうがいいかなと思って、自分で喋ってみたり道具を使ったりしていたら楽しくなっていきました。なんとか終えることができて良かったです。」
画像1

タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (2)

 22日午後、タイ王国のMaha Chakri Sirindhorn王女が、日本・タイ両国の生徒によるポスター発表を見学されました。

 本校2年の山口祐司君が発表者の1人に選ばれ、「四条通の歩道拡張工事が交通に与える影響について」というテーマで発表を行いました。車線の減少によって起こる渋滞の緩和策を、コンピュータを用いてシミュレーションした結果を英語で発表しました。

「王女様の前での発表、それも初の英語での発表ということもあって、すごく緊張しました」という山口君の感想でしたが、堂々たる発表でした。

 
 王女様の前でのポスター発表に続き、公開ポスターセッションが行われました。2年の山口祐司君と中田裕貴君がポスター発表を行いました。

 中田君のテーマは「二項演算の拡張」。足し算と掛け算で成り立つ「交換法則」「結合法則」「分配法則」が成り立つような演算(計算)を次々と定義し、実数全体でこれらを成り立たせることができる計算は実質的に足し算と掛け算しかない、という内容の発表を英語で行いました。

以下、中田君の感想です。
「タイの高校生に鋭い質問を受けてひやりとすることもあったけれど、たくさんの人に聞いてもらえてとても良い経験になりました。」


画像1
画像2

タイ・日本高校生サイエンスフェア2015 (1)

 本校は,SSH校として12月21-25日にタイで実施される「タイ・日本 高校生サイエンスフェア2015(以下TJ-SSF2015)」に参加することになりました。

 TJ-SSF2015は,タイ・日本の高校生がそれぞれの科学研究を発表する大会です。日本とタイ両国のトップサイエンススクールの学生の友好関係を深め,日本とタイ両国の経済発展のために教育面での協力を強化することを目的に日本からも100名以上の高校生が参加して開催されます。今年は特にシリントン王女殿下の60歳記念行事として,下記の通りの日程で行われます。

日程と主なスケジュール:平成27年12月21〜25日
1 日目:到着
2 日目:両国のトップ科学者による科学セミナー
3 日目:4つの分科会に分かれて高校生の研究発表会
4 日目:フィールドトリップ・フェアウェルパーティ
5 日目:終了(帰国)

 本校では校内での参加希望者から選抜された4名が,英語による研究発表を通して,海外の生徒と議論・交流をすることで本校SSHの研究課題である「挑戦意欲の向上」を目指します。

写真1:タイ・スワンナプーム国際空港到着時,現地高校生の歓迎を受ける本校生徒
画像1

新聞局 京都府高等学校文化連盟賞を受賞しました!

 12月20日の第32回京都府高等学校総合文化祭優秀校発表会にて、新聞局が京都府高等学校文化連盟賞を受賞しました。学校行事や校内の話題を積極的に新聞の題材として取り上げ取材し、校内新聞『堀川高校』を定期的・精力的に発行してきたことが評価され、京都府内の新聞専門部の最優秀校として推薦を受け、今回の受賞に至りました。

 同日には第4回全国高校生伝統文化フェスティバルが開催されましたが、そこで参加者の方々に配布する『みやこ新聞』を作成しました。他校の新聞部と協力して、各出演高校に普段の取り組みや当日の意気込みについて取材をし、堀川高校が編集長役となって新聞を完成させました。

画像1
画像2
    1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31    
京都市立堀川高等学校
〒604-8254
京都市中京区東堀川通錦小路上ル四坊堀川町622-2
TEL:075-211-5351
FAX:075-211-8975
E-mail: horikawa@edu.city.kyoto.jp