京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/23
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第11回卒業証書授与式

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3月1日(月)

10時より本校ホールにて、第11回卒業証書授与式を挙行し、72期生40名が本校を巣立ちました。厳粛ななかにも温かい祝福の雰囲気に包まれ、卒業生たちは凛々しい姿で晴れやかに式に臨んでいました。

コロナ感染拡大防止のため、ご来賓の皆様からの祝辞をなくすなどの措置がいくつかとられ寂しい部分もありましたが、校長先生の式辞や送辞・答辞がみな、それぞれの思いのこもったメッセージとなって、参列者の胸に響き、心に残る卒業式となりました。

以下は、校長先生の式辞の抜粋です。

(前略)
 ただ今、第七十二期生四十名に卒業証書を授与いたしました。めでたくこの日を迎えた卒業生の皆さんに心からお祝いの言葉を贈ります。また、これまで本校教育にご理解ご協力を賜り、無事この卒業という日を迎えられました保護者の皆様方にも、心よりお祝いを申し上げます。本日は大学入試受験のため、式に出席できない生徒もおりますが、ここでその卒業を祝福し、それぞれの皆さんの健闘を祈りたいと思います。

 さて、卒業生の皆さん、今年は皆さん方にとって、たいへんな一年だっただろうと思います。大学入試改革の初年度、新しい入試がどのように行われるのかが明確でない中で受験を迎えなければならない。しかも新テストにおける記述式問題の導入の途中での断念、英語の資格試験採用の見直しなど、当事者にとってみれば不安でたまらない気持ちではなかったでしょうか。そして、この一年は、三月からの三か月にわたる学校の休業があり、友人や先生方にも直接会うこともできず、家から外へ出ることもはばかられる状況の中で、落ち着いて勉学に向かい、音楽と向き合うことすら難しかった時期もあったのではないでしょうか。感染へのおそれは世界中に広がり、日常生活ですら思うままにできない日々が続きました。世界では、毎日毎日感染者が数万人単位で増加し、感染者が病院にあふれ、死者を受け入れる施設もない、といった映像が毎日のように報道された時期もありました。

 しかし、そのような極限の状態の中で、人々の心を支え、励まし、勇気づけたものがいくつかありました。強い使命感のもと、命を賭して危険な感染症に日々立ち向かい、治療に介護に奮闘しておられる医療関係の皆さんがおられました。そしてその方々に感謝の気持ちをささげ、少しでも励まそうとして演奏された「音楽」がありました。音楽の世界も、ひところはすべての演奏会が中止となり、感染拡大の恐れがあるということで、集まって練習することすら許されない時期がありました。一年たった現在でも様々な制約の下で音楽を演奏せざるを得ない状況が続いています。しかしながら、一歩も外に出られない、とあるヨーロッパの街角で、自宅の2階の窓から楽器の演奏や歌を披露した人たちがいました。こんな時だからこそ、家に閉じこもっている人たちに音楽を届け、心を和ませ、少しでも安らかに過ごしてもらいたいとの小さな試みでした。それが話題になり、SNSで取り上げられたことから、様々な音楽家や音楽愛好者が動画配信を通じて音楽を届けることが広がりました。特に危機に日々直面している医療関係者を励ます音楽を届ける行いが、世界中で行われるようになりました。その演奏に涙を流しながら感動し、毎日の様々な苦難を乗り切る勇気をもらった、と語る医療関係の人々が多くいました。まさに、これこそが「音楽の力」ではないでしょうか。音楽は、自分が演奏して楽しむだけでなく、聞く人に感動や、安らぎと勇気を与える。人の命や生き方に影響を与える、そんな大きな力があることを確認することができた一年でもありました。

 さて、卒業生の皆さん、あらためまして本校の教育目標である「人間尊重の精神を基盤に、心豊かで自立した人間を育てるとともに、将来幅広く音楽専門家として活躍し、文化の発展に貢献できる人を育成する」という目標は、皆さんの中で、どのくらい達成されたでしょうか。三年前、入学した当初の自分と、今ここにいる自分とを照らし合わせたとき、皆さん方の堀音での三年間の努力の成果が明らかになります。音楽科や普通科の授業、各種の演奏会や様々な行事、取組の成果が、皆さん方の今の姿としてここにあります。もちろん、地道な努力がすばらしい結果となって表れたこともあれば、これ以上できないくらい努力したにもかかわらず、残念な結果となり忸怩(じくじ)たる思いをしたこともあったかもしれません。また、友人との関係や、先生との関係がうまくいかず、思い悩んだこともあったかもしれません。しかし、うまくいったことも思い通りにならなかったことも、それが皆さん方の三年間であり、皆さん方の成長の一つの過程であったことに違いはありません。「成功は人に自信を与え、失敗は人に成長を与える」といいます。将来、音楽とどのようなかかわりを持つかはそれぞれ違っていても、音楽を専門的に学んだものとして、これからの日本の、世界の文化の発展に貢献できる心豊かな音楽人となるための素地を、ここで学んできたことだけは、間違いありません。本校在学中に、自分の音楽と真摯に向き合い、折に触れて自分や周りの人たちの才能の違いに気づき、悩み、自らの限界を感じ、努力することの意味に疑問を抱いた人もあるかもしれません。しかし、たとえ才能のありようはそれぞれでも、自分を信じ、自分の未来を展望し、努力をし続ける人だけがその成果を享受することができるのです。皆さん方はこれまで保護者の皆様をはじめ、小さいころから音楽を指導していただいた先生方や、ここでお世話になった先生方など、多くの皆様のご指導や支えがあって今日この日を迎えています。それらの皆様への感謝の気持ちを持つことは当然ではありますが、卒業を迎えた本日から、自立した一人の大人として、自らの足で立っていかねばなりません。もちろん、これからも多くの先生方にご指導を仰ぐことにはなりますが、一番大切なことは、自分のことは自分で考え、主体的に行動し、そしてそこからくる結果についても自らが潔(いさぎよ)く引き受けるという、大人としてのあたりまえの責任を果たしていくことではないでしょうか。十八歳選挙権や成人年齢の引き下げが実現しようとしている現在ですが、法的にも社会的にも高校を卒業した皆さんには「自立」が必要欠くべからざるものであることを、しっかりと心にとどめておくようにしてください。
(後略)

 令和三年三月一日   

      京都市立京都堀川音楽高等学校長 村上 英明



「政治的教養」特別講座を実施しました!

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1月18日(月)第2限

本日が通常授業の最終日となる3年生に対して,「政治的教養を育む教育実践事業」の一環で,特別講座を実施しました。

講師として,NPO法人Mielka(ミエルカ)様より,2名の大学生の方々にお越しいただきました。

当初は,グループワークを中心としたワークショップを予定していましたが,コロナウイルス感染症の拡大により,スクール形式で実施しました。

まず,京都市の「いいところ」を各自ふせんに書き出し,その内容と理由について,隣席のクラスメートと短く交流したのち,どんな意見があったか,全体で共有しました。次に,京都市の「気になるところ」を同様に出し合って共有し,「いいところ」・「気になるところ」をあわせてグループ化して整理しました。

芸術・歴史・文化といった素晴らしい面がある一方で,それを目当てに国内外から観光客が集まることでバスの混雑やゴミの問題等が起こっている,災害が少ない反面,暑さ寒さが厳しい,市内中心部と周辺部で公共交通機関の便利さに大きな差があるなど,さまざまな意見が出ました。

まとめの講義では,大阪都構想の住民投票やアメリカ大統領選挙など最近の例を挙げながら,私たちの一票が大きな意味を持っていることや,投票行動以外にも,署名活動や自治体へのwebを通じた意見・要望・提言など,さまざまな形で「政治参加」や「社会参加」ができることを学びました。

最後に生徒代表が,「『現代社会』等で学習してきたことが,今日の特別講座を通して自分の中でつながった。今後の生活の中で生かしていきたい。」と講師のお二人にお礼を述べてくれました。

Mielkaの藤原さん,平田さん,ありがとうございました!

特別授業「誰かに伝えたくなる放射線の話し」が行われました

 堀音生2,3年の理科の授業の一環として,京都大学環境安全保健機構放射性同位元素総合センター助教の角山(つのやま)雄一先生にご来校いただき,特別授業を行っていただきました。音楽専門学科の本校では,これまであまり機会がありませんでしたが,理科を担当していただいている安藤悠太先生のご紹介で,普通教科の特別授業を行うことができました。角山先生は放射線に関する授業を多くの場所で行っておられ,小中学生や高校生への授業も多くご経験ということもあって,たいへん興味深い「放射線」の基礎知識の話しをされ,堀音生たちも楽しく,そして「興味深々」といった表情で話を聞いていました。その後,理科室の地下で採取したチリに含まれている放射線を可視化する実験をグループごとに行い,実際に放射線が出ているようすを目にすることができ,歓声が上がっていました。そのあと生徒からの質問にも丁寧に答えていただき,楽しい一時間をすごすことができました。
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対面式・生徒自治会総会

 アセンブリーに続いて,対面式・生徒自治会総会が行われました。
 本来4月当初に行われる「対面式」が,本日ようやく実施できました。今年度入学した1年生と,2,3年生が対面し,初めて全校生徒が集まって顔合わせを行いました。
 また,引き続いて生徒自治会総会が行われ,3年生の旧執行部からのあいさつの後,新しい執行部(2年生)の候補者や推薦者の演説があり,そのまま信任投票が行われました。会長・副会長・会計監査の3名が全員信任され,新しい執行部が誕生しました。堀音の伝統を引き継ぎ,充実した楽しい高校生活となるよう努力します,という新会長の挨拶もありました。
 また,今年度の文化祭は,日程等の関係で昨年度よりも「縮小」はせざるを得ないけれども,みんなで相談しながら充実した文化祭となるよう,3年生から2年生にその実行が引き継がれました。新しい執行部の皆さんの健闘に期待します。
 最後に,旧執行部の皆さん(3年生)の労をねぎらって,拍手で感謝の気持ちを表しました。
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桜がきれいです!

4月に入りました。

本校の東門を入ったところのソメイヨシノはすでに満開を迎え,春風に吹かれてはらはらと散る花びらがとてもきれいです。

校舎昇降口前のソメイヨシノは7分咲き,そのとなりのサトザクラはようやくつぼみを膨らませ,何輪かは今にも花を開かせようとしているところです。

静かな学校で,入学生たち,在校生たちの登校を,今か今かと待っているようです。

【写真上:東門のソメイヨシノ】
【写真中:昇降口前のソメイヨシノ】
【写真下:昇降口前のサトザクラ】
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