京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/24
本日:count up5
昨日:238
総数:898916
文字: 大きく | 小さく | 標準 配色: 通常 | 白地 | 黒地
ハートフルマーク
5/11(土)実施 中学1年生〜3年生対象、中学生向けスクールガイダンスのご案内を配布文書に掲載。4/10〜4/26が参加申込期間!

1年生「文化芸術探究」事業〜歌舞伎の音楽 長唄ってなに? 知る・見る・聞いてみよう〜

画像1
画像2
画像3
6月19日(火)
2,3時限の2時間にわたり、歌舞伎に使われる音楽「長唄」を、一流の講師を招いて聞き、知り、そして実際に弾き、唄う、実践的な学習を1年生を対象に行いました。

講師は、長唄三味線方の杵屋浩基先生と杵屋寿哉先生、長唄唄方の今藤小希郎先生、そして解説として、本校で「日本音楽史」をご担当くださっている井口はる菜先生の計4名の先生方にご指導いただきました。

オペラ「蝶々夫人」の挿入曲でもある、長唄「越後獅子」より「おのが姿」の鑑賞を皮切りに、長唄・三味線の簡単な歴史、三味線の構造や道具の紹介【写真1枚目】をはさんで、歌舞伎の音楽(黒御簾音楽)の披露、長唄のなかの動物の鳴き声の表現の紹介などが繰り広げられました。

質疑応答では、「三味線を志したきっかけは?」「演奏中に三味線の弦が切れたらどうするのか?」「唄方の発声と西洋音楽の発声の相違点は?」など、次々と質問が出ました。

その後、三味線の体験を代表者3名がさせてもらい、先生方と合奏。【写真2枚目】

唄いは、全員で長唄「勧進帳」の縦書きの独特の楽譜(一部)を見ながら、ご指導を受けました。【写真3枚目】
歌詞の横に書かれている数字が、いわゆるドレミに読み替えることができ、みんな初めてなのに、声を合わせてなかなかうまく唄えており、お褒めの言葉をいただきました。【写真4枚目】

最後に、先生方の演奏で「勧進帳」を鑑賞して、密度の濃い特別授業を終了しました。

「勧進帳」については、7月3日(火)に行う団体鑑賞「7月大歌舞伎」のなかの演目の一つになっており、充実した事前学習ができました。

杵屋浩基先生、杵屋寿哉先生、今藤小希郎先生、井口はる菜先生、楽しいお話と熱心なご指導、ありがとうございました!

【お知らせ】明日6/19は通常通り、授業を行います

本日の地震発生後、学校の施設・設備を点検いたしましたが、特に異状は認められませんでした。

明日は6月19日(火)は、通常通り、授業を行います。

通学時には、公共交通機関の途絶が継続されている可能性もありますので、運行状況をよく確認し、時間に余裕をもって、安全を最優先に、登校してください。


【お知らせ】明日6/19は通常通り、授業を行います

本日の地震発生後、学校の施設・設備を点検いたしましたが、特に異状は認められませんでした。

明日は6月19日(火)は、通常通り、授業を行います。

通学時には、公共交通機関の途絶が継続されている可能性もありますので、運行状況をよく確認し、時間に余裕をもって、安全を最優先に、登校してください。


「現代音楽ワークショップ」を開催しました!

6月12日(火)
米国の作曲家、チャド・キャノン氏と、彼が2013年に設立したアジア・アメリカ現代音楽協会(AANMI)のメンバーのみなさんが本校を訪れ、キャノン氏の作品を本校生徒全員がオーケストラ・合唱で演奏研究する「現代音楽ワークショップ」を開催してくださいました。

ここ京都を皮切りに、AANMIのみなさんが行われる、日本では初となるコンサートツアーの一環で、6月11日〜13日にかけて開催される京都市でのイベントのひとつとして、実現したものです。

本校生は今日、ほとんど初見のかたちでキャノン氏の作品「INVISIBLE SEA」第2楽章に臨みました。

キャノン氏と指揮者ユウガ・コーラー氏は、ともに日本語が堪能でいらっしゃり、キャノン氏の、この作品の着想のきっかけや表現の眼目などの説明のあと、コーラー氏の軽妙な語り口による指導で、ワークショップが始まりました。

楽譜のなかに、作曲家(キャノン氏)の指示が文で書かれている箇所が何か所かありました。現代音楽に現れる「特別奏法」についての指示です。
コーラー氏から「クラシックを学ぶ上で、言語は非常に大切。作曲家の指示を正確に読み取って演奏すること。」との話があり、キャノン氏がヴァイオリンで実際に手本を見せてくださったりしながら、学んでいきました。
たとえば、弦楽器のある特別奏法についての話では、「この奏法は、ストラビンスキーの『火の鳥』や『春の祭典』にも出てきますよ。」とか、管楽器に対しては「楽器を通して呼吸し、水や風の音を表現してみましょう。」など、具体的にご指導いただきました。

1時間半に及ぶワークショップの最後の演奏では、初めの通し演奏とは比べ物にならないほど、水や風の表現、ダイナミズム…すべてが素晴らしく、みな興奮を抑えきれない様子でした。

キャノン氏は「現代音楽は抽象的でわかりにくいと思うかもしれないが、こうして音楽の意味を作曲家と演奏家が話し合い音楽を創り上げることができるのが、現代音楽の楽しみです」とおっしゃいました。

質問コーナーを挟んで、後半は、メンバーであり作曲家の小杉紗代さんの作品「Akebono」をヴァイオリン・チェロ・フルート・オーボエのAANMIメンバーによる四重奏をお聴かせいただきました。美しくそしてダイナミックな音楽に、拍手喝采!

最後に、今回のコーディネート役である本校の藏野先生から「作曲家が生きて同じ空間に存在する、そして、ともに音楽を創り上げるという、今回の経験は、とても素晴らしいものだった。これから先、音楽家として生きていくうえで、今、現代音楽をこのような形で学べたことは、本当に貴重。この経験を心にとどめて、今後の音楽の学びに生かしてほしい。」とのまとめがありました。

解散後は、多くの生徒たちがキャノン氏やコーラー氏、そして、AANMIメンバーの周りに質問やサインを求めて集まって、いくつかの輪ができました。

本当に素晴らしい経験を、ありがとうございました。

AANMIのみなさん、そして、今回のワークショップの実現にご協力くださった京都市ならびに京都市教育委員会のみなさまに感謝いたします。

【写真1枚目】ワークショップの様子
【写真2枚目】四重奏を聴く本校生徒
【写真3枚目】AANMIメンバーと本校生の交流
【写真4枚目】校舎前での記念撮影
画像1
画像2
画像3
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
京都市立京都堀川音楽高等学校
〒604-0052
京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1
TEL:075-253-1581
FAX:075-213-3631
E-mail: ongaku@edu.city.kyoto.jp