最新更新日:2024/03/28 | |
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進級実技試験期間
昨日3月13日(火)から土日を挟んで19日(月)まで、1・2年生の進級実技試験が行われています。昨日は1年生専攻ピアノと1・2年生副専攻ピアノの試験が、丸1日かけて行われました。本日は2年生専攻ピアノの試験が午前中いっぱいで終わりました。本校ホールにて、本校音楽科教員とピアノの非常勤講師の先生方で審査を行い、生徒たちは演奏を聴くことができますが、拍手はなし、という緊張感の中での演奏です。このような経験を積んで、堀音生たちはタフに育っていきます。
インフルエンザ警報が出ている昨今ですがおかげさまで今日の進級実技試験も欠席者なく実施できました。生徒たちの健康に留意して学校へ送り出してくださるご家庭のみなさまに感謝申し上げます。 昨日は2年生、本日は1年生が午前中は時間割変更を行いながら授業を行っています。また、先週は実技試験前でも、体育の時間は元気いっぱいサッカーで身体を動かしていました。 今日の午後からはレッスンや実技試験に向けた各自の練習でレッスン室は満室。専攻の試験が終わったピアノの生徒たちは、仲間の伴奏をするため、まだまだ本番が続きます。ひとりひとりが、この1年間の自分の学びの成果を思い切って発揮してくれることを願います。 おかげさまで、満員御礼。2月10日(土)午後、JEUJIA宇治大久保店にて、本校の卒業生によるコンサート&学校説明会を開催しました。当日は開場時刻前からお待ちくださるお客様もあり、開始時には椅子を増やしても立ち見が出るほどの盛況ぶりでした。ご来場の皆さま、本当にありがとうございました。少し窮屈な思いをさせてしまったことをお詫びいたします。 ピアノ専攻の音楽科教員の司会で会はスタートし、はじめに校長からの学校紹介をさせていただきました。最近の本校の行事や授業の様子、施設案内など、スライドを使ってご紹介し、本校の入試についてもご説明をしました。本校の演奏会やスクールガイダンスにぜひ足をお運びくださるように、また、何より、音楽を大好きでいてほしい、音楽に接することを続けてほしいとお願いをしました。 そのあとは本校72期の同級生の、フルート日下部愛美さん(相愛大学音楽学部 特別奨学生)とピアノ袖岡英都さん(東京藝術大学音楽学部)が、情熱的な演奏を聴かせてくださいました。お二人は高校生の時は組んだことがなかったそうですが、通学の電車が同じのお仲間で、リハーサルから丁々発止のすばらしい演奏でした。最後のボルヌのカルメン幻想曲が終わると、小さなお子さんが立ち上がって拍手をしてくださるほどに、会場の皆さんの心に音楽が届く、良い時間となりました。 演奏後、お二人は司会の教員のインタビューにもお答えくださいました。堀音の思い出として、チェコとウィーンでの海外研修旅行をあげてくださると同時に、「3年間の仲間との日常−3年間クラスもひとつだし、いろいろあるんですよね。でもそのいろいろもひっくるめて−が一番の大事な思い出」とおっしゃってくださる言葉を有難く思いました。今後は留学だったり、演奏活動だったり、人に教えることだったり、たくさんお持ちの夢も語ってくださいました。 帰りには、本校の受検を考えてくれている中学生・保護者の方の質問に本校音楽科教員がお答えできるなど、有意義な会となりました。 宇治方面も、JRや近鉄が地下鉄と直結しているので、1時間もかからずに本校にアクセスしてもらえることを教員も再確認しました。ご協力いただきましたJEUJIA宇治大久保店の皆さま、本当にありがとうございました。 令和5年 宇治市ジュニア文化賞を頂戴しました。
「市内の小・中学生及び高校生等の文化に関する意識の高揚や振興を図るため、文化活動に関して優秀な成績を収めた者または顕著な成果を挙げた者に対し、市長が表彰し、その顕彰」を行ってくださる、宇治市ジュニア文化賞。その候補者に本校から推薦した2年生2名(ピアノ専攻、ヴァイオリン専攻)と3年生1名(ピアノ専攻)、合わせて3名全員が、選考の結果、表彰が決定した、という嬉しい知らせを宇治市長から受取りました。
生徒たちひとりひとりに宇治市長からの通知を校長が渡す式を、校長室にて行いました。教員も見守り、大きな拍手で日頃の努力を称え、今後の頑張りへの期待を伝えました。2年生は実技試験直前、3年生は志望校の入試間近、というこのタイミングでの表彰決定は、本人たちにとって大きな励みになることでしょう。 表彰式は3月1日(金)午後2時から、宇治市文化センター第ホールで開催されます。 表彰理由 〇2年生ピアノ専攻生徒 第33回日本クラシック音楽コンクール全国大会 ピアノ部門 高校女子の部 第5位 〇2年生ヴァイオリン専攻生徒 第25回関西弦楽コンクール 審査員賞 第33回日本クラシック音楽コンクール全国大会 ヴァイオリン部門 高校の部 第5位 〇3年生ピアノ専攻生徒 第7回めいおんピアノコンクール 高校生部門 奨励賞 (めいおん=名古屋音楽大学) 進級実技試験に向かって。
10日(土)から始まる三連休後の13日(火)からは、1・2年生の進級実技試験がスタートします。各自の専攻と副専攻(ピアノ専攻は声楽、他の専攻はピアノ)の実技試験を、本校ホールにて行います。審査官は、本校音楽科教員と専攻の非常勤講師の先生方。先生方皆さんがホール後方にずらっとお並びになって一人ずつの演奏を審査なさる、緊張感の漂う空間となります。
直前の木曜日となる今日は、5時間目のレッスン室を獲得するため、昼休みに早くから、何人もの2年生の生徒が事務室前に並んでいました。 1月末から今日にかけて、レッスン時にひとり1回10分のホール練習が行われています。専攻の先生のご指摘、ご指導を、うなずきながら全身で受け取っている生徒の真剣さが伝わってきました。 寒い毎日ですが、自身の体調管理を十分に行い、試験本番までの残り時間にできる限りの仕上がりを求め、当日はこれまでの努力の成果を存分に発揮してくれることを願っています。 普通科教員も楽器を奏でます!
英語科のK先生が、トルコをテーマに行った英語の授業で、トルコの古典楽器「サズ」(Saz)を生徒たちの前で演奏し、みんなを驚かせました。
サズは2000年もの歴史を持つトルコの伝統的な楽器です。細長いネックと洋梨のような丸みのあるボディが特徴的で、異国情緒を感じられる音色に魅力があります。 サズを持って教室に現れたK先生に、生徒たちは興味津々。はじめは、トルコについて知っていることをペアワークで出しあったあと、地図上の位置や国旗、首都、食べ物など、英語でやりとりしながら授業が進み、いよいよトルコの音楽についての話に。 まずは、トルコの特徴的な音楽として陸軍行進曲の「ジェッディン・デデン」をYouTubeの動画を使って紹介。そして、ついにサズの登場です! K先生はなんとこのサズを習いに行っているとか。トルコ民謡を弾き語りで披露してくれました。 自分たちにできることを。
令和6年度選抜業務のため、2月5日(月)午前は登校禁止、午後からはレッスン室のみ使用可としていました。明けて、本日2月6日(火)から9日(金)の昼休みに、本校生徒自治会の生徒が教室前の廊下にて、能登半島地震の被災地に、日本赤十字社を通して義援金を送るための募金活動を行っています。生徒自治会の生徒たちは、連日の被災地のニュースを見て、現時点では直接的なボランティア活動などは、かえって難しい状況を引起こしかねないことから、少しでも自分たちに何かできることを、と担当の教員に話を持ちかけ、どこに募金をお預けするのが適切か、などの検討を経て、実施に至りました。保護者の方々へは校長から募金活動へのご理解とご協力をお願いしました。
昼休みには、生徒自治会の生徒が、本校ではめったに使用することのない放送を使って、生徒たちに協力を呼びかけました。体育の授業に向かう1年生の生徒たちが、なんだか少し照れた表情で募金箱にこころざしを入れているところに出くわしました。生徒自治会のメンバーの「ありがとうございます」の声が爽やかでした。 今後、3月21日の本校の卒業演奏会においても、ロビーにて募金活動が行えないか、と生徒たちは教員と話合いながら、手続や調整を進めようとしています。 15年目の春に向けて。
本校が現在の校舎を城巽の地に迎え入れていただき、校名を「京都堀川音楽高等学校」としてから14年が経とうとしています。自然の風化(生徒たちの汗と涙も含まれます)によって“貫禄”の出てきた校舎内のさまざまなところを、事務室の肝入り、また京都市教育委員会のご理解とご支援のもと、昨年末から業者のお力を借りて、開校当時の美しい姿を目標に、“リフレッシュ”しています。
南門は、植栽の整備と門扉の汚れ落としと塗装の修繕。玄関前は新しい足ふきマットや新設のレンガ調プランターに季節の花パンジーを植えて。また、音楽ホール横のHealing Space(平成27年3月完成 当時の京都市立伏見工業高等学校住環境システムコースの生徒さんの企画・設計によって設置された、憩いの空間)のクリーニング。校舎を取り巻く通路等の全てのインターロッキングのクリーニング。校舎回り全体に白さがよみがえり、通路や空間が広く感じられるようになりました。 15年目の春に向けて、というコンセプトの補修ですが、せっかくなら明日2月3日(土)と明後日4日(日)に行う、本校の令和6年度前期選抜検査に間に合うように、と業者の方々にも工期等にご協力いただきました。緊張して来校する受検生たちが、少しでも気持ちよく検査に臨んでくれたら、という全教職員の思いです。 本日は3時間目まで通常授業。その後、生徒とともに清掃や会場設営などを行い、並行してピアノの調律も入ってきます。13時の生徒完全下校後、教職員は明日に向けて職員会議で情報共有をしたのち、時間をかけてさまざまなシミュレーションを行っていきます。準備を万端にして、確かな選抜を行っていきます。 明日、明後日の天気予報は、寒さは厳しそうなものの、晴れのマークが見えています。受検生のみなさんが春に向かって、これまで積み重ねてきた努力の成果を、全て出し切ってくれることを願っています。 第14回卒業演奏会 開催にあたって〜申込方法のご案内〜
第14回卒業演奏会を、3月21日(木)午後5時30分より、京都コンサートホール大ホールにおきまして開催いたします。
皆様お誘い合わせの上、お越しください。 チケットの申込方法につきましては、以下の通りです。 ◎入場券(全席指定)申込方法 〇申込受付期間 令和6年2月5日(月) 〜2月26日(月) ・受付期間終了後のお申込みはできませんのでご注意ください。 ・定員に達した場合には、申込受付期間中であっても、受付を締め切ら せていただきます。 (京都堀川音楽高等学校ホームページにてお知らせいたします。) 〇申込方法 (1)氏名・電話番号 (複数の場合は全員の氏名・電話番号をお書きください。ただし、 1通につき最大5名まで。) (2)住所 上記(1)(2)をお手元の便箋等(用紙・大きさ等不問)に 明記のうえ、84円切手を貼った返信用封筒(宛先を記載したもの)と ともに、下記まで郵送してください。 〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1 京都市立京都堀川音楽高等学校 卒業演奏会事務局 宛 〇入場券発送期間 令和6年3月4日(月)〜 3月8日(金) 上記の期間中に入場券を返送いたします。コンサート当日に必ずお持 ちください。なお、3月15日を過ぎてもお手元に届かない場合は、 本校までご連絡ください。 〇申込上の注意 ・お申込み1通につき最大5名までお申込みいただけます。 (6名以上でのお申込みの場合は、恐れ入りますが2通以上に分けて いただきますようにお願いいたします。) ・電話やFAX、電子メール等でのお申込みは、お受けできません。 ・勝手ながら、お席はこちらで指定させていただきます。 ・3月15日を過ぎても入場券が届かない場合は、恐れ入りますが 下記までご連絡ください。 ○個人情報の取り扱いについて お送りいただいた個人情報につきましては、京都市個人情報保護条例 に基づいて管理を行い、卒業演奏会の開催・運営・公的機関からの 要請以外の目的では使用いたしません。 〇お問い合わせ先 京都市立京都堀川音楽高等学校 卒業演奏会事務局 〒604-0052 京都市中京区油小路通御池押油小路町238-1 TEL:075-253-1581(平日9〜17時) 研究授業と研究協議。今日は、京都市総合教育センターから音楽の指導主事の先生にもお越しいただき、音楽科教諭の採用年次研修の研究授業とその後の研究協議を行いました。今回は、他校にはない、ピアノ専攻の個人レッスンの授業を研究授業としました。参観しやすいように、いつものレッスン室ではなく、比較的広めの202教室を使い、普段向かい合せに置いている2台のピアノを、ピアノのレッスン仕様に横並びに移動させての授業となりました。 対象生徒は2年生。2週間後に迫った進級実技試験の課題曲ベートーヴェン作曲ピアノソナタ第21番 通称「ワルシュタイン」(この作品がフェルディナント・フォン・ワルトシュタイン伯爵に献呈されたことに由来。1803年、ピアノ・メーカーのエラール社からベートーヴェンに、連打がしやすいなどの新しい機能を備えたピアノが贈られ、その性能を試すような新しい試みが含まれている…というようなことも、指導案の教材観に書かれています。)のレッスンでした。第1楽章を弾き終えた生徒に、自分での課題や感想などの振返りを求める教員。「指がまわりにくい、拍感が左手と右手でちがっている、多声部を聴きとれない」の3点を即座に回答する生徒。授業者がこの生徒のレッスンではこういう問いかけを常に行っていることが垣間見えました。その3点は教員が解決すべき点と思っていたことと一致していたようで、この3つについて抽象的に示唆したり、具体的に弾いて見せたり、というレッスンが続きました。その間にも、生徒との言葉のやりとりは欠かさず、生徒の理解を丁寧に確認していました。 第2楽章にも第3楽章にも進みながらでしたが、50分はあっと言う間。いつもと違うシチュエーションの中でも、よく集中している生徒でした。「全ての音に意味がある」という教員の言葉を受け取りながら、次のレッスンまで生徒はこの曲としっかりと向き合い時間をかけて練習をすることでしょう。 続く研究協議では、参観の教員から授業者への質問もいくつもあがり、参加者全員にとって刺激の多いよい時間となりました。指導主事からは授業者の成長を評価するとともに、「音楽はすべてを言葉にできないが、指導案を書くことで言葉にできる限りを書くということは大事。教員の働きかけで生徒の音が変わることがよくわかったが、自分で起こした変容を次に活かすために書き留めたりできているか?授業の最後に何らかの確認は?」など、有意義なご指導をいただきました。 生徒以上に、教員が学び続けていくことの大切さと愉しさを、たっぷりと感じる時間となりました。 縁(よすが)として。
1月30日(火)、75期3年生は、視唱と聴音の進学補習があり、LHRも実施されました。今日は校長が教室を訪れ、音楽に志し、しっかり音楽の土台を学んできたみなさんには、音楽以外の物事を考えるときでも上手く使える“ネタ”のようなものがたくさん身についているよう。このところ75期のひとりひとりと話していると、そういうことを強く感じ、これから先この人たちは大丈夫だ、と思える。今日は音楽以外で、そういう“ネタ”を一つ増やしてほしい、と、言語学の考え方である「相補分布」の話をしました。
いろは歌と五十音図の違いから話は始まり、五十音図の子音+母音の構造へと話は進み、マ行とハ行を発音してそれぞれの子音について確認し、ハ行「はひふへほ」、は同じ子音ではないことに気づきました。同じではないが「相補分布」という考え方をすると/h/として扱える、と説明し、この考え方を使ってプラスに考えられる日常の例をあげて話を終えました。 高等学校で教科を学ぶ意味は、それぞれの教科についての見方・考え方を身に着けられるというところにもあります。生徒たちは、音楽という広く深い専門性とさまざまな教科から、また、めぐりあった多くの人たちから、多くの見方・考え方を生きる力を生み出す縁(よすが)として受け取り、堀音を巣立っていこうとしています。 |
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