最新更新日:2024/04/17 | |
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2年ファッションアート専攻「実習1」 テーマ「ユニバーサルデザインを考える」 京都府立盲学校、京都ライトハウス訪問2年次の最終課題では、ファッションの様々な可能性について考える機会として視覚に障害のある人を視野に入れたデザイン提案の課題に取組みます。そのとりかかりとして、2月8日に府立盲学校を訪問し、高等部1年生2名、3年生1名、専攻科1名の皆さんと交流させていただきました。 初めは互いに少し緊張している様子でしたが、次第にうちとけて、日常の様々な楽しみや困り、ファッションについての考えなど、楽しく交流させていただきました。 その後は、隣接する視覚障害者福祉施設「京都ライトハウス」へお邪魔しました。全盲の職員の方から施設を案内していただき、日々の生活の様子や、困りや要望などを聞かせていただきました。 この経験を踏まえて、生徒たちはそれぞれテーマを設定し、アイデアを提案します。美術はその表現の多くを視覚情報に依存しますが、視覚以外の感覚で豊かに世界を感知する方々との出会いは生徒たちにとって新鮮な驚きです。視覚に障害のある方を視野に入れることで、普段とはまた違ったファッションの魅力を発見してほしいと思っています。どのようなアイデアが生まれるか楽しみです。 1年専門科目「造形表現」2分野実習の様子 つづき各分野の実習の様子を何回かに分けて、紹介します。 写真上 漆芸分野 研ぎ出し蒔絵パネル 下 染織分野 綴れ織り 1年専門科目「造形表現」2分野実習の様子各分野の実習の様子を何回かに分けて、紹介します。 写真上 彫刻分野 石膏による型取り 中 ファッションアート分野 ベストジャケットの創作デザイン 下 日本画分野 水干絵具による着色写生 ICT機器の活用 普通科の授業でタブレットiPad
普通科、美術工芸科の授業でタブレットiPadを活用することで、授業スタイルが多様になり、興味・関心を高めたり、わかりやすい授業を進めることができています。
数学の授業では、以前に学習した大事なポイントを教室モニターに映し出し、生徒も手元のiPadで確認しています。 世界史の授業では、近代の歴史の単元で「オリンピック」をテーマにグループワークを進めています。来週グループごとの発表があります。 写真上 1年「数学」 下 2年「世界史」 2年専門科目「表現基礎2」 課題 動物と○○な世界2年の「表現基礎2」では、「動物と○○な世界」というテーマで課題作品を制作しています。 生徒一人一人が思考力、表現力、完成を発揮して思い思いの世界が描かれていきます。 1年総合的な学習の時間「美術探求」 西洋美術概説「芸術作品とは何か?」ビデオアートについて考えよう今回は「ビデオアートについて考えよう」で、現代美術作家ナム・ジュン・パイクとビル・ヴィオラの映像作品を教材に個人ワーク、グループワークを組み合わせながら学びました。タブレットiPadを使い、iTunseUで意見投稿をしながら進めました。 生徒、教職員がiPadをもっている状況であることを効果的に活用した授業展開でした。 1年専門科目「表現基礎1」 デッサン1年生の「表現基礎1」では、2つのモチーフのデッサンに取り組んでいます。 モチーフはレンガと紙袋。レンガを置いた時の空間もよく考えてのデッサンです。 2年生「政治的教養を育む教育」 NPO法人Mielkaより講師招聘 「模擬選挙」2月4日(月)7時間目、2年生は、政治的教養を育む教育の一環として、模擬選挙に取り組みました。 外部講師として、NPO法人Mielkaから4人の講師をお招きしました。「伝統産業の復興」をテーマに、主張をよく聞く、よく考える、共有するに重点を置いた取り組みとなりました。 事前ワークシートへの取り組みを発展させ、2人の候補者の演説を聞いた後、グループ討論を行い、各自が、自らの意見を整理した後、投票に臨みました。iTunseUを利用した取り組みとなりました。社会人としての自覚を持つ良い機会となりました。 2年「実習1」 専攻実習の様子2年生の専攻実習の様子です。 ・彫刻専攻 人体表現 トルソ模刻 ・染織専攻 ろうけつ染め、手織り ・デザイン専攻 パッケージデザイン 3年アートフロンティアコースの総合的な学習の時間「表現探求F」 京都市交通局と連携した課題研究「洛バスの車内広告スペースのデザインを作成する」 その15
●3年アートフロンティアコース 総合的な学習の時間「表現探求F」
京都市交通局との共同事業「洛バスの車内広告スペースのデザインを作成する」 1月29日の授業は,今年度最後の授業でした。この1年間に取り組んできたことを振返り,どんなことを学び,成長したかを振返りシートに記入しました。 これまで多彩な講師をお招きし,マンガやゲーム,デザイン,ファッションなど様々な業界の裏側や仕事の厳しさ,チームで情報を共有しながら作業をすすめる難しさを学びました。プロセスを可視化するグラフィックファシリテーションの授業では,目的にたどり着くためのプロセスの重要さや可視化する大切さを学びました。 また,今年度は授業の大半を洛バスの車内広告をデザインする課題に取り組みました。初めての試みで段取りがスムーズにいかなかったり,グループ分けに手間取り作業に入るまでに時間がかかったことなどもあり,作業に十分時間が取れなかったことなど反省点も多くありました。 しかし作業を進める中で,段取りの大切さや下調べの大切さ,自分たちが面白いと思えないと何も進まないことなど,様々な学びがありました。「広告には様々なルール(制限)があると知った。どうしたら目に留まるか考えた。」「一番難しかった。どういうデザインにすれば広告として伝えたいこと,魅力が出るかを考えた。」「初めて広告のデザインをしたため,より良くするためにどうすれば良いかを考えた。それがなかなか難しかった。デザインを作成するにあたって,以前に授業で学んだことを生かしていた部分もあったので大変勉強になった。」と振り返った生徒もおり,講師の先生のお話を聞く授業では得られない主体的な学びを体験した生徒も多数おり,課題探究型授業の手ごたえを感じることができました。 講師として貴重なお話をしていただいた大学の先生方や京都市交通局の担当の方々など,多くの方々の支援により,この1年充実した授業を展開することができました。厚くお礼申し上げます。 |
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