京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/03/19
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「美術を学ぶ」から「美術で学ぶ」学校へ。美工(美術工芸高校)は、生徒たちに未来必要な力を身に付けさせる教育活動を展開しています。

学校紹介   歴史と伝統 そして未来へ

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 本校は、京都市中京区、鴨川の西岸にあり、グラウンドからは大文字を正面に東山の山並みが見え、川のせせらぎ、鳥のさえずりが聞こえる静かな環境にあります。江戸初期、角倉了以が開削した高瀬川や、江戸後期、儒学者頼山陽が「山紫水明処」と呼んだ屋敷地があったところも近く、歴史と自然に囲まれたこの地で、明治に創立以来、歴史と伝統のある美術学校として教育活動を進めてまいりました。これまで、文化勲章受章者、文化功労者をはじめ多くの優れた作家を輩出し、卒業生は現在、美術界、産業界の様々な分野で活躍されておられます。

 本校が、京都御苑内に「京都府画学校」として創立したのは1880年(明治13年)。その後京都市画学校、美術工芸学校と改称し、日本画から出発した専門内容も洋画を加え絵画科、さらに工芸図案科ができ充実しました。明治末年には美術工芸学校の上級教育機関として絵画専門学校(現在の京都市立芸術大学美術学部)が創立しました。大正末年には東山七条日吉町に移転、絵画・図案・彫刻・漆工・建築の5科となりました。戦後、1949年(昭和24年)には、京都市立日吉ケ丘高等学校の美術課程となり、日本画・西洋画・図案・彫刻・漆工の5科が置かれ、後に陶芸科、服飾科が設置されました。創立100周年にあたる1980年(昭和55年)には、現校地、旧銅駝中学校跡地に京都市立銅駝美術工芸高等学校として独立開校し、染織科を新設して8科となりました。本館の建物は1933年(昭和8年)当時の銅駝尋常小学校が増改築された姿をベースにしていますが、その時の増改築趣意書には、「教育の場所である学校は設備においても徳育上大に顧慮を要する点が多々ある」「この校舎に集うものはその生活中に愉快を感じ自ら堅実なる崇高味を覚え、自然と襟を正しくする荘厳さを感じせしめたい」と書かれており、当時の教育関係者が教育の内容はもちろん、児童生徒が学ぶ建物、環境をたいへん重視していたことがわかります。そのような思いのこもった学び舎で生徒は学校生活を謳歌しています。

 創立124年にあたる2004年(平成16年)からは、美術工芸科1科として入学し2年次より日本画、洋画、彫刻、漆芸、陶芸、染織、デザイン、ファッションアート8専攻に分かれて専門美術を学ぶ教育システムで指導しています。絵を描くのが好き、ものを創ることが好き、そのような思いをもつ生徒が、同じ思いをもつ仲間とともに感性を磨き、創造力や表現力を高めて「美」の世界を学び、感じ、自分らしさを形にしていく、そのような3年間を過ごせる学校です。

 教育目標は 美術系進学希望者の学力・実技力向上をはかる
       美術と関わる産業界で活躍できる人材を育成する
       美術工芸作家を目指すための能力を養う

 本校では、美術専門科目だけでなく普通科目の学力の向上を重視し3年次には進路目標別にアートフロンティアコースとアートパイオニアコースに分かれたカリキュラムで、美術系進学に向けたきめ細やかな指導を行っています。主体的・対話的で深い学び、また社会と接点をもった学び、グローバルな視点をもった学びを通じて、これからの時代を生き抜くために必要な思考力、判断力、協働力、コミュニケーション能力を育成してまいります。2015年度(平成27)からは校内WiFi環境整備のもと、タブレットを用いてICT機器を活用した教育活動にも取り組んでおります。

 2017年(平成29年)3月に、「京都市立芸術大学移転整備計画」が決定され、2023年に京都市立芸術大学が京都駅東部崇仁地域へ移転されることにあわせて、本校も同地域へ移転することとなりました。これからも、移転先での新しい教育活動のビジョンを立てながら、現校地で、一人一人の個性、特性を尊重し、確かな専門力、学力を育成する豊かな教育活動を行ってまいります。

 本校は、美術を通して、生徒の可能性と夢と希望を広げるOnly Oneの美術専門学校を目指します。
                        
                        校長 吉田 功

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行事予定
5/16 1年人権学習
5/17 体育祭準備(45分短縮)
再検尿(予備日)
5/18 体育祭
5/19 体育祭予備日
京都市立美術工芸高等学校
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