京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/05/23
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本校は、本年7月1日に創立145周年を迎えます。これからも将来を見据えた教育内容を実践する学校として、地域や市民に愛される学校づくりを行います。

令和7年度 入学式 式辞

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< 式 辞 >

 鴨川の桜も新入生を迎える日にあわせ、入学を祝福するかのように満開となりました。この春の佳き日、京都市立美術工芸高等学校第3回入学式を挙行するにあたり、京都市教育委員会、美工同窓会、美工校友会、京都パレスライオンズクラブ並びにPTA役員の皆さまをはじめ、ご来賓の皆さまのご臨席を賜り、高段からではございますが、厚く御礼申し上げます。
 また、保護者の皆さまにはご列席をいただき、ありがとうございます。本日、このように逞しく成長されたお子様の姿に、さぞ感慨深いものがあろうかと存じます。心よりお祝いを申し上げます。

 さて、先ほど入学を許可いたしました93名の新入生の皆さん、入学おめでとうございます。皆さんは、中学までの義務教育を終え、自分の将来を考えるうえで、普通科ではなく、美術工芸専門学科での学びを主体的に選択されました。皆さんの入学を教職員一同、心から祝福し、歓迎いたします。

 本校は、明治13年(1880)京都御苑内に画学校として開校以来、美術学校、美術工芸学校、日吉ケ丘高校美術課程、銅駝美術工芸高校を経て2年前に現校名で移転開校いたしました。この夏に創立145年目を迎える伝統ある学校です。

 美術工芸の専門高校である本校には、他校にない強みがあります。多様なものごとに触れ美しさや本質を見出し、主体的に取り組み広い視野で柔軟に深く思考し、幅広い美術の知識や技能を学び自分の思いや考えを形にすることができます。本校では、皆さんに様々な学びの機会を提供します。これから始まる高校生活で積極的にチャレンジし、多くのことを学んでください。

 ここで本校のグランドデザインの中で掲げているスクールメッセージを紹介します。

  「そのワクワクが、ありたい未来をソウゾウする」

 未来をソウゾウ、皆さんはどんな漢字をイメージされたでしょうか。学校ではソウゾウに2つの意味を込めています。イマジネーションの想像、そしてクリエーションの創造です。ありたい未来をイメージし、それをクリエイトする。本校の特長を生かし、「美」を通して様々な学びに教科横断的に取り組み、多様な学びへの意欲・関心を高め、想像から創造へ、自分の思いや考えを形にする、「無」から「有」を生み出す教育活動を展開していきます。

 2つのソウゾウに関連して、新入生の皆さんに質問です。少し考えてみてください。

  「10年後の今日みなさんは何をしていますか?」
  「25歳の自分はどうなっていると思いますか?」

 質問を変えると「10年後の未来を予測する方法は、どうすればよいでしょう」

 パソコンの父と呼ばれるアラン・ケイ博士はこう言っています。

  「未来を予測する最善の方法は、それを創り出すことだ」

 予測しにくい未来社会、どうなるかは解りません。解らなければそれを自分で創ればよいのです。未来を自分で創ること。これが未来を予測するもっとも簡単な方法なのです。

 自分の将来はどうでしょう。皆さんの夢はなんですか。将来なりたい自分を想定し、その目標に向かって努力する。10年後こうなっていたい。それなら5年後にこう、3年後はこう、未来へ続く階段を造っていってください。

 では、自分の将来像が決まっていない人はどうすればよいでしょう。人は成長するものです。その中で夢は変わることもあり、新たに生まれてきたりもします。やりたいことは自分が知っている中からしか生まれてきません。知らないことをやりたいとは思わないからです。自分の将来を拡げるためにも、この高校時代に様々なことに取り組み、新たなことにチャレンジし、どんどん知っていることを増やしましょう。

 自分の未来は自分で創る。逆に言えば、自分の将来は自分にしか創れないということです。皆さんは今日、新たなステージの出発点にいます。自分の将来を創りだすスタートです。

 「どうすればよいですか」や「そんなの無理」ではなく「自分はこうしたい」、「こうすればできる」であって欲しいと思います。できない理由を探すのではなく、常に前向きに取り組みましょう。美術工芸高校、美工での学びは、皆さんの感性を磨く大きな機会となるはずです。美工で“ありたい未来”を創り出しましょう。学校は、皆さんを全力でサポートします。

 あらためまして、保護者の皆さま、お子様のご入学、誠におめでとうございます。私ども教職員は、本校の教育理念に掲げる「自由快活な校風のもとで 多様性を尊重しともに高め合い 美の精神をもって 広く社会に貢献できる 高い理想をもった創造性豊かな自立した 青年を育成する」の実現に向け、全力を挙げて、教育に取り組んで参ります。そこで、保護者の皆さまにお願いがあります。

 高校生活では、様々な場面においてお子様は悩み、考え、決断しなければなりません。人は取組や経験を通して成長します。お子様が、自らの未来を自分で切り拓けるよう、お子様の成長を支え、見守っていただきますようお願いいたします。これからの教育は、学校のみではなく、学校、家庭、地域社会が連携して進めていくことがますます重要になってきます。学校と家庭がそれぞれの役割を認識し、子どもの成長という同じ方向を向いて協力し合って参りたいと考えております。ご理解・ご協力を賜りますよう、よろしくお願いいたします。

 結びに、新入生の皆さんが、充実した高校生活を送り、将来の夢に向かって大きく飛躍することを祈念して式辞といたします。

 令和7年4月8日
                       校長 大窪 英行
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ご挨拶

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 今年度から京都市立美術工芸高等学校長を拝命いたしました 大窪 英行(おおくぼ ひでゆき)と申します。どうぞよろしくお願いいたします。
 美術工芸の専門高校である本校は、明治13年(1880)京都御苑内に画学校として開校以来、美術学校、美術工芸学校、日吉ケ丘高校美術課程・美術工芸課程、銅駝美術工芸高校を経て2年前に現校名で移転開校いたしました。創立145年目を迎える伝統ある本校校長として重責を担うこととなり、身の引き締まる思いです。
 本校の教育理念は「自由快活な校風のもとで 多様性を尊重しともに高め合い 美の精神をもって 広く社会に貢献できる 高い理想をもった創造性豊かな自立した 青年を育成する」です。本校には他校にない強みがあります。多様なものごとに触れ美しさや本質を見出し、主体的に取り組み広い視野で柔軟に深く思考し、幅広い美術の知識や技能を学び自分の思いや考えを形にすることができます。本校の「学校グランドデザイン(スクール・ポリシー)」の実現を目指し、全力を挙げて教育に取り組む所存です。
 また、学校グランドデザインの中で「そのワクワクが、ありたい未来をソウゾウする」をスクールメッセージとして掲げ、本校の特性を生かし「美」を通して様々な学びに横断的に取り組む「BIKO steAm」を意識した教育活動の実践を行い、多様な学びへの意欲・関心を高め、ソウゾウ(想像・創造)に向かう力を育成して参ります。引き続き本校へのご理解とご協力を賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。

<令和7年度 学校経営方針>

 令和7年4月
 京都市立美術工芸高等学校 校長 大窪 英行
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11 12 13 14 15 16 17
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行事予定
5/30 短縮45分授業 大掃除
5/31 中学3年生向けオープンスクール(実技講習会) 
京都市立美術工芸高等学校
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