最新更新日:2024/03/29 | |
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「絵具でデッサン」授業進行中!(2年:表現基礎 ll )
表現基礎 ll 授業では、「絵具でデッサン」と題してアクリルガッシュによる静物着彩に取り組んでいます。
この課題では、講座ごとに組まれたモチーフを360度で取り囲み、感性を働かせながらモチーフを観察して彩色描写します。バランスの良い構図や背景も含めた空間表現などにこだわり、絵画的に表現することもねらいとしています。 昨年と同様に、前回取り組んだ課題「色彩表現ー音から感じる色や形ー」での制作経験を活かし、多様な技法や画材、用具の特性などにこだわって色彩豊かで魅力的な画面を作ることを目指して、生徒一人ひとりが様々な工夫を行って制作しています。 本日は次回の合評に向けて詰めの作業を行っています。モチーフの観察を通して自身が描きたい空間をイメージしながら一本一本の線や色の重なりを考え、描き足したりつぶしたりの一進一退を繰り返す姿は見ていてワクワクしてきます。さて、どのような作品が出来上がるのでしょうか。次回の合評が楽しみです。 3分野専門実習の体験が始まっています−その2−(1年:造形表現)(続き) 【漆芸専攻】(写真上) 漆芸専攻では、銘々皿の木地に伝統技法のひとつである研ぎ出し技法を用いて作品制作をしています。またお箸の制作も行っています。漆芸では、各工程をよく理解し、作業を進めていかなければ作品が完成をしません。 【染織専攻】(写真上から2枚目) 染織専攻では、糊型染による「手ぬぐい制作」に取り組んでいます。染料には藍を使用します。布の白地と藍色のコントラストがさわやかな手ぬぐいが完成します。 【デザイン専攻】(写真上から3枚目) デザイン専攻では、目的に応じたイラストレーションということで、自分の選んだ本を読の表紙と裏表紙のデザインをしています。本を読みこんで、そこから感じるイメージを様々な材料を使用して制作することになります。 【ファッションアート専攻】(写真下) ファッションアート専攻では、創作トートバッグの制作を行っています。機能や条件を考慮に入れながら、デザインの効果や美しさを整理し、コラージュの効果を理解しながら創造的に構想を練ったうえでし、完成させます。 3分野専門実習の体験が始まっています−その1−(1年:造形表現)
現在1年生の造形表現授業では、2年次に専攻選択をするために、8専攻の中から3分野に絞って専門実習を体験する授業が行われています。
【日本画専攻】(写真上) 日本画専攻では、水干(すいひ)絵の具によるスカシユリの制作を行っています。スカシユリの写生を鉛筆と色鉛筆で行ってから、パネルに和紙を張り、形を写し取ってから日本画の絵の具である水干絵の具を使って着色をして、完成をさせます。 【洋画専攻】(写真上から2枚目) 洋画専攻では,静物の油彩画制作を行っています。モチーフは、フランスパン、布、ワイングラス(色水入り)を地涌に組み合わせて、6号のキャンバスボードに描いて完成させていきます。 【彫刻専攻】(写真上から3枚目) 彫刻専攻では,粘土によるベートーヴェン面取りマスクの摸刻を行っています。まず、面取りマスクをよく観察し、後に立体的な表現ができることを考えて、デッサンを描きます。その後、粘土のモデリング技法を理解しながら、マスクの完成をめざします。完成後は石膏による型取りの方法を学びます。 【陶芸専攻】(写真下) 陶芸専攻では、石膏型の成型、たたら成型、型おこしの成型方法を活かした型皿の陶芸作品の制作を行っています。粘土で成型した後乾燥させ、釉薬の浸し掛けの方法で施釉したのち、焼成をして完成となります。 外部連携授業(3年:デザイン専攻実習 ll )デザイン専攻3年生の実習授業では、毎年外部連携授業を行っています。今年度は、下京青少年活動センターと課題解決型授業をさせていただきました。 授業では、5月当初に当該センターに生徒が出向き、職員の方から困りや課題を聞き取ることを行いました。その後、生徒たちは3人程度のグループに分かれ、その困りや課題をそのようにすれば解決できるのかを提案するために、何度も職員の方に質問や話を聞きに行くなど、積極的にリサーチをしました。 7月7日、当該センターで提案のプレゼンテーションを職員の方の前で実施、6グループから様々な提案がなされました。一つ一つの提案に、職員の方から感想やアドバイスなどをいただきました。提案した内容で活用できるものやグッズ等は、今後実際に当該センターで活用されることになっています。 この連携授業が、今後の生徒たちの糧となることを願っています。 1年生 保健の授業「生命(いのち)のがん教育」
1年生の保健体育の授業の一環として、京都府健康福祉部の担当の方から講演をしていただきました。
医療従事者として、京都第二赤十字病院腫瘍内科副部長の白川敦史さんと、がん経験者として、京都府がん教育推進メッセンジャーである砂本和美さんのお二人が来てくださり、それぞれの立場からお話をしてくださいました。 白川先生からは、がんの病態や予防・健診の重要性など、がんに関する正しい知識を教えていただきました。砂本さんからは、患者と家族との関わりについての話や、早期発見のための検診の重要さを訴えてくださいました。 50分という短い時間の講演でしたが、直接話を聞くことができ、とても貴重な時間となりました。 京都市南図書館との連携(3年:探究F)
現在、アートフロンティアコース3年生の探究Fの授業では、解決型探究に取り組んでいます。今回(7月5日)の授業では、京都市南図書館を利用させていただきました。
生徒達は、幅広い分野の蔵書を手に取り、興味ある分野の理解を深め、探究活動の参考にしていました。多くの生徒が今回の訪問を機会に今後も京都市の図書館を利用したいとの感想をよせています。デジタル社会の現代、活字離れが進んでいますが、生徒達が改めて「読書」するきっかけになれば良いなと思っています。 京都市南図書館は、本校から徒歩15分程度の場所にあり、今年度から連携をさせていただいています。加藤図書館長をはじめ、本校生徒の受け入れにご尽力くださいました南図書館の皆さまに感謝申し上げます。 家庭科室での実習
新校では新たに家庭科室が整備されましたので、これまではできなかった調理実習ができるようになりました。
今日は初めての家庭科室での授業でした。最初ですので、家庭科室の使い方や器具の場所、後片づけの仕方など、いろいろ伝えることも多くあり、十分な実習の時間が取れませんでしたので、短時間でできる実習という事で「パフェ」を作りました。 泡だて器で生クリームを作り、コーンフレークにアイスを載せて各自が好きなかたちに飾り付けていました。 どの生徒もとても楽しそうに実習をしていて、みんなでおいしくパフェを頂きました。次回の実習が待ち遠しいと、どの生徒も担当教員にお願いしていました。 アントレプレナーシップ事業の取組(3年AFコース:探究F)6月13日の探究Fの授業では、アントレプレナーシップ事業の一環として、株式会社casie代表取締役CEO 藤本翔様より「表現者と共に未来の市場を切り開く」ための挑戦についてご講演いただきました。 藤本さんは、総合商社・コンサルティング会社勤務を経て、新しいアートのエコシステムを考案し、2017年に絵画レンタルのサブスクリプションサービスを行う株式会社Casieを創業。誰でも気軽に絵画をレンタルできるアートのサブスクリプションサービスを行い、国内の文化芸術活動にも貢献されています。 生徒達は、美術のある社会について考えるワークショップに取り組みながら、美術を取り巻く環境や美術が社会に与える影響、自分たちにできる事など、多角的に考察する機会を持つことが出来ました。 今後、今回の取組を活かして、生徒達は各々がテーマを設定し、探究活動に取り組んでいきます。ご講演くださいました藤本様はじめ,本事業にご尽力くださいました方々に感謝申し上げます。 なお、KBS京都から授業の取材依頼があり、当日の夕方、その様子が放映されました。生徒たちは取材がある中でも、しっかりと授業に取り組んでいました。 *この事業では、京都市及び(公財)京都高度技術研究所が、令和3年度から若者のアントレプレナーシップ(起業マインド)を醸成する起業家教育の一環として、京都市内の高校生を対象に起業家教育の専門家やスタートアップ等の若手経営者による講演会を実施しています。 本校でも初年度よりこの事業に参加しており、生徒が自分自身のキャリアをデザインする力を身につけ、他者とつながることで自分の個性をさらに発揮し、人生を豊かに生きるためのアイデアを学ぶ貴重な機会として位置付けています。 また、今回の講演とワークショップの進行役を、学生×企業・地域・行政の連携プロジェクトのコーディネーターとして活動されている株式会社MIYACOの仲田様にお願いし、生徒の興味や対話を深めていただきました。 クラスマスコットを考えプレゼンを行う(1年:コミュニケーション英語 l )1年のコミュニケーション英語 l 授業では、パフォーマンステストとして、今回、自分のクラスのマスコットキャラクターを考え、keynoteを使用してプレゼンテーションを行いました。 課題は次のようなものです。 Lesson 2 Performance Test Situation: You are to make a unique mascot for your class that represents your class atmosphere. You are going to make a presentation about it. You need to talk about: 1) the name of the mascot 2) what they are good and poor at 3) their favorite phrase Sample(以下はクラス代表マスコットではなく美工マスコットとして作文しています。皆さんはクラス代表マスコットを考えます) Hello, everyone. Today, I would like to show you my creation. This is Bikonyan. The name comes from our school name, of course. He is a mascot of the art school so he is good at painting with his fluffy tail. His tail works as a paint brush!! He is very mischievous, so most of the walls are dirty with colorful paints. His favorite phrase is, “ No art, no life!” (70 words) このような取組は、美術高校ならではであり、好きな美術を通しながら教育活動を行っている一つです。 プレゼンテーションでは、生徒一人ひとり個性あふれるユニークなマスコットキャラクターを紹介しており、見ていて飽きないものでした。 キャリアアップのための実習体験(3年:実習A)
3年アートフロンティアコースでは、2年次から選択した専攻分野ではない実習体験を、将来のキャリアアップの観点から選択し履修できる「実習A(前期)・実習B(後期」を設置しています。
来年度前期は4講座を設けています。 「アートブック」 現在「ZINE」の制作を行っています。ZINEとは、MAGAZINEから名付けられていて、アメリカの西海岸から始まったとされるアーティストたちが自分を紹介するために、小部数で簡易的な出力(コピー機)等を用いて作られた冊子です。気軽に、ラフに肩の力を抜いて、「私」をテーマに、デジタルをメインとした小冊子を複数作成しています。 また同時進行で、この講座のメインでもある、世界にひとつだけの本「アートブック」の構想も進めています。粘土など様々な素材に触れながらアイデアを深めています。 「こだわりの陶芸」−釉薬で描く陶板− 約10センチ角のタイルを制作し,そのタイルに自分で考えた装飾デザインを12種類のカラフルな釉薬を自由に用いて描きます。同じ模様のタイルが連続した時にどのように見えるのか考えながらデザインしました。 最終的には30×30センチのパネルに額をつけて展示します。 「マンガ創作」 アナログからデジタルまでの画材を用いてマンガ・イラストを制作します。業界で有用するテクニックやノウハウを学びながら、最終的には合同作品集を作る予定です。 「Meta Quest研究会」 仮想空間に絵を描くことができる「open brush」というアプリをを使用して、立体絵画を制作しています。アプリ内には様々なブラシの種類があり、油絵の具のような質感を出せるブラシや、キラキラした効果のあるブラシなどがあります。描くときは平面のキャンバスに描くのではなく、空間に存在させるようなイメージで描きます。描いたものは360度回転して見れるので、絵画的表現ではあるけれど、立体的な要素もあるので、「立体絵画」と呼ばれています。生徒たちはそれらの特徴を生かしながら自由な発想でテーマを自身で設定し、制作しています。 |
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