京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/03/28
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「美術を学ぶ」から「美術で学ぶ」学校へ。美工(美術工芸高校)は、生徒たちに未来必要な力を身に付けさせる教育活動を展開しています。

「実習B」の取組(3年)

3年生のアートフロンティアコースでは、後期カリキュラムで「実習B」という科目を設置しています。この授業では、8つの専攻とは異なる分野について学びます。
本日の授業が最後となります。最後の追い込みで完成を目指している講座や講評会を行っている講座などがあり、生徒は、熱心に取り組んでいました。

それぞれの専攻とは別に4つの講座から1つを選択して受講します。後期の講座と内容は次の通りです。

・「ステンドグラス」講座
ステンドグラスの基礎を学びます。ガラスの切り方、ハンダでの接合の仕方を学び、共通課題の小さな作品から、自分のイメージに沿った平面・立体作品を制作します。ガラス工芸としての制約がある中での独創的で美しい作品を作ります。

・「シルクスクリーン」講座
シルクスクリーンという印刷技法で、布や紙に多色印刷を施した作品を制作します。色々なサンプルや小作品で練習をしたあと、テキスタイルやポスターなどを制作します。必要に応じてIllustratorやPhotoshopも使用します。

・「アニメーション基礎」講座
このクラスは、ドローイングアニメの実習を通してアニメーションの基礎を学びます。
「バウシングボール」や、キャラクターを歩かせる「ウォークサイクル」など、アニメーションの基礎をiPadを用いたデジタル描画での実習を経て「アニメーションの原則」を学んた後は、タイミングや予備動作を適用させた「くしゃみ」など、実際にアニメーションを動画用紙に描いて制作します。

・「ふるさと偉人〜絵本を作ろう〜」講座
今年度本校は移転し、新しい地域での学校生活が始まっている。歴史を調べたり、お話を伺いながら情報をまとめ、この地域の偉人についての本を制作します。完成した絵本は、施設や図書館においていただき、たくさんの人に将来見ていただくことになります。

(写真上:ふるさと偉人講座)
(写真中上:アニメーション基礎講座)
(写真中下:シルクスクリーン講座)
(写真下:ステンドグラス講座)

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京都市をよりよくするための施策提案 プレゼンテーション(探究F)

1月10日(水)3、4時間目、3年生アートフロンティアコースでは、総合的な探究の時間(探究F)にて取り組んできた課題のプレゼンテーションを実施しました。

今年度の探究Fの授業では「美術の視点を持って社会課題を解決するアントレプレナーシップ(起業マインド)の醸成」をテーマにキャリア教育及び探究活動に取り組んでおり、特に後期の後半には「京都市をよりよくするための施策提案」というテーマに対して、具体的にその問題を解決するための方法を探究してきました。

生徒たちは、5分間という持ち時間の中で、各自の提案を発表し、お互いに評価をし合っていました。論理的・客観的な提案を行うために、必要な統計データを調べたり、関連団体へインタビューを行う等、それぞれのグループの特色が出る充実の内容でした。

またプレゼンテーションには各グループが決めたテーマに応じて京都市役所の関係各所よりご出席をいただき、プレゼンテーション後に専門的な知見を基にご指摘をいただくことで、より一層、思考を深めることが出来ていたと思います。

生徒たちは今週最後の授業において、自分たちがこれから社会に出ていく際にしっかりと使える力として定着できるように、この1年間の学びを改めて振返ります。

この美工で学んだことが、彼らの血肉となり、美をもって社会に貢献することのできる青年として世に出ていってもらえることを期待しています。

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体育授業(3年)

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3年生の授業も残り少なくなりました。
体育授業の後期は、ソフトテニス、バドミントン、卓球、陸上競技から1つの種目を選択して4講座で授業を行っています。
本日も冬の寒さはあるものの、青空が広がる中で、生徒たちは各種目の取組を行っていました。

心・技・体と言われますが、美術分野で制作活動などを続けるためには、体力がなくては気持ちだけでは持ちません。しっかりと高校時代に体育に取り組み、基礎体力をしっかり身に付けてほしいものです。

(本日の陸上競技は、鴨川でのウォーキングでした。)


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京都市をよりよくするための施策提案その2(探究F)

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本校アートフロンティアコース3年生の探究F授業では、京都市をよりよくするための施策提案を企画しています。全6グループあり、それぞれがテーマを決めて取り組んでいます。

12月23日(土)には、その中の一つである「繁華街や観光地の美化に取り組みたい」グループが、学校近くにある「天然温泉 蓮花の湯 御宿 野乃京都七条」のご協力を仰ぎ、課外活動を行いました。

課外活動の内容は、生徒達がデザインした「持ち運ぶゴミ袋」を観光客に配布することで、観光の際に出るゴミの処理をより良いものにできるかを検証する、というものです。配布した袋の中には取り組みの主旨とアンケートへの協力願いを入れており、実際に使用いただいた後に感想をいただけるようお願いしています。

チェックアウトの時間に玄関に立ち、生徒が声をかけながら約90袋を配布しました。初めての経験に戸惑う生徒に対して、ホテルのスタッフの方が実際にお手本を見せながらご指導くださいました。声をかける際の英単語や言い回しなど、自分たちの考える常識が他国の方の常識ではないといった異文化理解や国際交流にもつながる有意義な取り組みとなりました。

今回の課外活動を通した学びを受けて、生徒達は1月の校内発表に向けて準備をします。実践したことをしっかり検証した上で、論理的な提案になることを期待しています。

水彩絵の具を使用したモチーフ構成(2年生)

2年表現基礎 ll 授業では、12月に入って「水彩絵の具を使ったモチーフ構成」という課題を行っていました。

テーマを「美しいイエロー」とし、レモン・ロープ・セロハン(5色から2色選択して構成)をモチーフに透明水彩絵の具を使って表現することになっています。本日(19日)は課題の最終日となっており、完成後、作品講評と作品鑑賞する時間を設けました。

この課題では、透明水彩絵具の特性を理解し、固有色や明暗、質感にそって効果的な使い方ができる。設定したテーマに対して、透明水彩絵具の特性を生かした画面構成とすることができる。水彩絵の具における多様な表現に関心を持ち、自身の取組と照らし合わせて粘り強く向き合っている。などの目標を設定しました。

生徒たちは、与えられたモチーフの特性や表情などをよく観察し、透明水彩絵の具を使って創意工夫しながら制札を楽しんでいるように思えました。

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1年生「情報I」 京都駅FWグループ発表

1年生「情報I」の授業では「情報デザイン」について学んでいます。
先日、京都駅でフィールドワークを行った結果をロイロノートでまとめて、最後にグループ発表を行ってもらいました。

今回は、それぞれのグループで、英語圏の方、高齢者、車いすの方、視覚障害のある方などを想定し、駅の案内表示を頼りに目的地までたどり着けるかを検証しました。

実際に駅を探索した生徒からは「英語や中国語での案内もあって分かりやすい。」「トイレの案内図は分かりやすくて点字の表記もあった。」「エレベーターの場所を示した看板が設置されていた」など、駅の工夫を見つけた声と同時に「英語表記が小さくて見づらい。」「看板が上の方にあって見つけにくい。」「ドアが重くてお年寄りには開けるのが難しいと思う。」「この部分は点字タイルが無くて、視覚障害のある方にはたどり着けないのでは。」「車いすが通るにはこの入り口の幅は少し狭いと思う。」など、改善点も多く挙げられていました。

普段何気なく利用している駅の中にもたくさんの工夫があり、利用者に必要な情報が様々な形で提供されていることを知ると同時に、自分とは違う状況にある人がどんな視点で駅などの施設を利用されているのかを考える機会にもなったのではないかと思います。

また、プレゼンテーションについても、回を重ねるごとに自分の課題を見つけて、聞き手にとって分かりやすく、惹きつけられるプレゼンテーションが出来るように成長してほしいと思います。
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創作ケーキを作る(家庭科)

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前回の調理実習後、生徒たちからは「早く何かを作りたい」という声が、家庭科担当教員に寄せられているようです。

12日の調理実習でのメニューは「ケーキ」ということで、前回の授業時に各グループでケーキのアイデアスケッチを行い、必要な食材を購入し、当日を迎えました。

2年生3クラスとも50分という授業時間の中で、準備から調理、試食、片付けまでを手際よく進めていました。創作したケーキはやはり美工生らしく、造形や色彩に凝ったものも多く、空をイメージしたモもの、オーロラをイメージしたものなど、創作を楽しんでいるように思えました。

第9回美工同窓会総会を開催


12月9日(土)、本校体育館において300名を超える卒業生がお越しになり、第9回美工同窓会総会が盛大に開催されました。本来であれば3年前の令和2年度に開催する予定でしたが、コロナ禍のため順延となっていました。

総会は、村居正之新会長よりご挨拶、本校 名和野校長より来賓挨拶があり、その後議事提案がされて、無事総会は終了となりました。

総会終了後、新校舎見学会が行われ、参加した同窓生は新しくなった校舎や実習室などを、同級生と一緒になってご覧になっていました。

参加した同窓生からは「素晴らしい環境ですね。」「4階のテラスから見る景色がいいですね。」「こんな施設設備で学べるなんて、今の高校生がうらやましい。」などと言った感想を聞くことができました。

第10回美工同窓会総会及び懇親会は令和7年度に予定されています。

 ◆校長挨拶 → こちら

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生成AIについて学ぶ(デザイン専攻)

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12月6日(水)、デザイン専攻2年生と3年生Fコースの実習授業では、AIを活用した教育を研究しておられる境祐司氏(Adobe Community Evangelist)を講師として、オンラインによる講義を行いました。

本校のデザイン専攻では、生成AIを使った授業も行っており、生成AIの最新情報や、ご自身が研究されていること、AIを学ぶ意義などについて、高校生に向けてとても分かりやすく興味が持てるような内容でお話しいただきました。

講義後、質疑応答の時間には、生徒たちからは「これからのデザインが生成AIの登場や発展でどのようになるのか」「クリエーターとして将来どのようにしていけばよいのか」などの質問に対し、境氏は「だからこそ生成AIの登場を自分ごとに捉え、一緒になって今後を考えていくことが大切である」などと真摯に答えていただきました。

約70分間の講義と質疑応答の時間でしたが、参加した生徒たちにとって将来に向け考える有意義な時間となりました。


「モノクロームの世界」(1年)

1年表現基礎 l 授業では、「モノクロームの世界」という題材で授業を展開しています。墨というモノクロの色彩の中の「美の世界」を通して身近にある「美の原理」に目を向けさせ、様々な身近な美を感じ取る感性を育成することにつなげることを目的にしています。

本日から始まった授業では、導入の説明後、水墨の特性、テクスチャや構図からその効果を捉えることを理解するため、何枚かの墨のみで描いた作品を、色・テクスチャ・構図から作者の表現しようとする感情やイメージを各自が読取り、それをグループで共有しながら協働的な学びにつなげる鑑賞授業を行っていました。

今後の展開としては、モノクロ表現によるテクスチャや空間の効果について理解を深めた後、実際に墨を使って「様々な感情」をテーマに半紙に作品作りを行う予定となっています。

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