京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/18
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「美術を学ぶ」から「美術で学ぶ」学校へ。美工(美術工芸高校)は、生徒たちに未来必要な力を身に付けさせる教育活動を展開しています。

3年アートフロンティアコースの総合的な学習の時間「表現探求F」 外部講師を招いて「言葉と身体のコミュニケーション」

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 今週の授業は、京都の劇団ソノノチ代表で劇作・演出家,本校の卒業生でもある中谷和代先生を講師にお招きし,「言葉と身体のコミュニケーション」をテーマに,役者さんの寸劇も交えながら「伝わらないってどういうこと?」を考えるワークショップを行いました。

 まず二人一組で互いに頭の中に思い描いた野菜,果物,動物を
1.言葉で説明して伝える
2.相手からの質問に答える形式で伝える
3.相手からの質問に答えつつヒントを出して伝える
という3つのゲームに挑戦しました。思い通りに伝えられなかったペアも多く,特に2のゲームが難しかったようです。

 1から40のカードを使ったゲームでは,自分の番号を趣味の活動量で表すゲームに挑戦しました。数字が大きい人ほど活動量の多い趣味を考えて表現するゲームで,互いに相手の趣味を尋ね,自分の数字と最も近い数字の人とペアになるゲームです。毎日マラソンする人(34)とトライアスロンする人(33)のペア,友人に誘われると遊びに出る人(11)と月1回図書館で読書をする人(10)のペアが優勝しました。生徒の表現力と勘の鋭さに感服しました。

 演劇マジカルというゲームでは,2人の役者さんが「とあるカップルの休日」という寸劇を,せりふ回しや間合い,表情,距離感などで2パターンに演じ分け,コミュニケーションを考える上で大切なことを学び合いました。中谷先生からは、「人は互いに違いがあることが前提。上手くコミュニケーションが取れなくても誰のせいでもない。その上でどのようにコミュニケーションをとるか。正解や間違いはありません。」と助言をいただきました。少し心が軽くなるお話で,笑顔が絶えない授業でした。

 授業を終えた生徒たちは,「アクティブな授業で楽しかったです。個人の感覚の差って結構あるなと実感した。普通とか平凡とか自分では分かるけど,他人の物差しだとズレが生じる言葉で,自分の言いたいことを言葉だけで100%伝えることは難しいなと思います。これからはもっと具体的に分かりやすくコミュニケーションをとっていこうと思います。」「ミニゲームや劇を通して自分では分かっていても人に伝えるときに上手く伝えたれないことが普段の生活でも結構あるなと思いました。人に伝えることの難しさが今後の人生での課題だと思います。また俳優さんの演技の違いには関心させられました。私は人見知りできつい言い方をしがちなので気をつけたいと思います。」「同じ言葉でも言い方や相手によって伝わり方が全然違ってしまうことが分かりました。だからこそ,SNSなど文面だけで交流することが多くなった今,文章の組み立て方には気をつけないといけないなと思いました。」などと,コミュニケーションの難しさや伝え方の大切さをしっかりと学んだようです。

 ご指導いただきました中谷和代様,役者の方々には大変お世話になり,ありがとうございました。生徒たちは今回学んだことを今後のコミュニケーション活動に生かしていきます。

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