京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2025/04/18
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本校は、本年7月1日に創立145周年を迎えます。これからも将来を見据えた教育内容を実践する学校として、地域や市民に愛される学校づくりを行います。

校長退任にあたって 〈最後の校長メッセージ〉

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本日をもって、私は校長を退任し、美工を去ります。

私はこの学校一筋26年間、美術を学ぶ多くの生徒たちと出会い、生徒の皆さんと同じように、ここでたくさんのことを学びました。
そして最後の4年間を校長として全うできたのは、この学校を築いてこられた諸先輩方をはじめ、卒業生、保護者の皆さま、そして関係する多くの教育関係者の支えがあったからこそだと、強く感じています。
特に、ともに現場で日々力を尽くしてくださった教職員の皆さん、本当にありがとうございました。心から感謝申し上げます。

校長として皆さんに最後のメッセージを贈ります。


《在校生の皆さんへ》

ここ美工は、創立当初から「ものづくり」を基軸に教育活動を行ってきた美術専門の学校です。その魅力は、ただ知識を詰め込むのではなく、実際に手を動かし、体を使って、試行錯誤しながら学べることにあります。

「考える」だけでなく「作る」、そして「試す」。

失敗しても、もう一度やり直す。そうやって、いつの時代も変わらず一つひとつの作品に向き合ってきた在校生は、この学校を通して「創造することの喜び」だけでなく、「感じ」「考え」「表現する」ことで「生きる力」を身につけてきました。

創作する中で、自分の思い描いたものが形にならず、悔しい思いをしたことや、何度やってもうまくいかず、途方に暮れたことが一度や二度ではなかったはずです。けれども、それでもまた筆を取り、ノミを握り、土をこね、何度もやり直した経験が、ここ美工を卒業していった、9000人を超える卒業生や、在校生の皆さんを大きく成長させました。

そうした中で得られる『サリエントな経験』こそが、皆さんを本当の意味で成長させるのです。成功の喜びはもちろん、思いがけない失敗や予想を超えた結果、異なる視点に気づかされる瞬間——これらはすべて、普段の生活とは異なる新鮮な学びとなり、皆さんの価値観や考え方を揺さぶるものです。

そして、ときに挑戦や試練を伴うからこそ、その経験はより深く刻まれ、自分自身を変えていく力となります。思った作品が出来ず、試行錯誤を繰り返す中で、その大切さも学んできたはずです。そして「もう一度、やってみよう!」とチャレンジする。その気持ちがある限り、人は何度でも立ち上がることができます。

私は、皆さんがこの学校で培う「何かを感じ、考え続け、作り続ける力」こそが、人生の中で何よりも大切なものだと信じています。アートには「これで終わり」ということがありません。作品を作ること、それはまさに「生きること」そのものです。

だからこそ、これから先、皆さんが学校生活の中で、時にはつまずき、転び、傷つくことがあるかもしれません。思い通りにならないこと、悔しいこと、どうしようもないことにぶつかることもあるでしょう。

けれど、皆さんは知っているはずです。失敗は終わりではなく、新しい可能性の始まりだということを。だからこそ、どんな時も、前を向いて歩んでください。どんなに苦しくても、どんなに悔しくても、前を向いて、手を動かし、考え、また立ち上がる。たとえ一歩が小さくても、その一歩が必ず未来につながります。

皆さんがこの美工で、そしてこれからの人生で作り上げるものは、作品だけではありません。自分自身の生き方も、皆さんの手で創造していくものです。

私は、皆さんがこの学校で学んでいることを胸に、自分らしい人生を力強く歩んでいくことを願っています。そして、ここで培った創造の力を活かし、後輩たちとともにより良い美工を創り続けてほしい。

美工は、皆さん一人ひとりの手によって、これからも進化し続ける学校です。そして、いつかどこかで、また皆さんの成長した姿に出会えることを楽しみにしています。

最後に、これまで皆さんとともに過ごせた時間は、かけがえのない私の宝物です。私自身も、皆さんから学び、成長させていただきました。心から感謝します。

ありがとう。そして、これからも好き嫌いをせず学び、創り続けてください。作品を、表現を、そして自分自身の生き方を。そして、美工もまた、皆さんの手によって創り続けられていくことでしょう。


《保護者の皆さまへ》

皆さまの温かいご支援とご理解があったからこそ、お子さんは安心して学び、成長することができました。作品の完成を見守る喜び、時にはうまくいかず悩む姿を支える大変さ。
そのすべてが、お子さんの力となり、彼らの未来を切り拓く原動力になっています。

お子さんがこの学校で培った創造の力が、これからの人生で輝くことを、心から願っております。これからも、お子さんの挑戦を温かく見守り、支えていただければ幸いです。
また、引き続き、美工を温かく支えていただければ幸いです。


《地域の皆さまへ》

私は、教員としての26年間をすべてこの美工で過ごしました。その間、地域の皆さまの温かいまなざしに支えられ、本校は教育活動を続けることができました。

移転前の銅駝学区の皆さま、そして昨年度からお世話になっている崇仁学区の皆さま。
日々のご理解とご協力、そして生徒たちの成長を見守り、時には励ましてくださったことに、心より感謝申し上げます。

美術を学ぶ環境は、教室の中だけで完結するものではなく、地域の皆さまとのつながりの中でこそ豊かに育まれるものです。これからも、本校の生徒たちが創造の力をもって社会に貢献できるよう、どうか温かく見守っていただければ幸いです。


《本校の教育を支え、共に歩んでくださったすべての方へ》

美術教育は、一人の力で成り立つものではなく、多くの方々の支えによって成長し、発展していくものです。教職員の方々、講師の先生方、卒業生の皆さん、学校運営に関わるすべての方々、そして美術を愛し、応援してくださるすべての方に、この場を借りて心からの感謝をお伝えいたします。
本当にありがとうございました。


最後に。

この学校が創造の場として、これからも多くの生徒たちの挑戦を支え、未来を切り拓いていく青年を育成する学校となることを強く願っています。

 令和7年3月31日
                       校長  名和野新吾

1年生美術研修旅行報告 最終日

1年生の美術研修旅行、最終日の4日目の様子です。3泊したホテルを出発し、恩賜上野公園へ向かいました。国立西洋美術館・東京都美術館を回ったうえで、東京国立博物館・国立科学博物館・上野動物園など、各自が好きな場所を訪問して自由に過ごしました。前日の雨模様から一転し、この日は天気にも恵まれ、上野界隈を楽しんだ様子でした。

夕刻の新幹線にて全員元気に京都に戻ってきました。体調を大きく崩す人もなく、事前に計画した活動をやり遂げた生徒たちでした。

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1年生美術研修旅行報告 3日目

 1年生の美術研修旅行、3日目の行程は、午前が東京国立近代美術館にて鑑賞研修、午後は東京都現代美術館にて学芸員の方による講演と鑑賞研修という内容でした。
 この日は丸一日にわたって美術館にて鑑賞に没頭できる贅沢な一日でした。どの生徒たちも、思い思いの時間をたっぷり過ぎしていました。
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1年生美術研修旅行報告 2日目の続き

2日目の夜の、レクレーションの様子です。

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1年生美術研修旅行報告 2日目

 1年生の美術研修旅行、2日目は班ごとに設定した課題探究を行うためのフィールドワークです。
 東京メトロ(地下鉄)の一日券を活用し、班ごとに計画した場所へ出かけてフィールドワークを行いました。夕方、ホテルに戻ってから活動ノートにまとめました。旅行を終えてから、今回の活動について互いに発表する機会を持つ予定です。

 夕食後は、学年レクレーションが行われ、クイズ大会や出し物(パフォーマンス)の披露が続き、みんな熱く盛り上がっていました。

 写真はフィールドワーク時の様子です。
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1年生美術研修旅行報告 1日目の続き

 1年生美術研修旅行、初日の様子を写真で紹介します。

(写真上)森美術館でのクラス集合写真
(写真中)チームラボボーダレス
(写真下)夕食


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転退任する教職員について

令和6年度末で転退任される教職員をご紹介いたします。(敬称略)
なお、以下の教職員は,3月26日(水)以降、美術工芸高校にはおられない可能性があります。【〇印:非常勤講師】

 名和野 新吾(校長)
 小島 広行(事務長)
 東 一郎(主幹教諭・理科)
〇岸川 佳恵(国語)
 浦野 有妃子(地歴)
 野添 愛(英語)
〇武守 喜子(情報)
 松本 晴喜(美術工芸)
 山下 耕平(美術工芸)
 福西 里美(美術工芸)
〇梅林 敬蔵(美術工芸)

※離着任式は、4月8日の始業式前に行います。

新1・2年スタディサポートを実施

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3月24日(月)、本校では来年度入学する新1年生と新2年生を対象にスタディサポートの学力確認テスト(国・数・英)を実施しました。

新1年生は、新しい環境の中緊張した様子はありましたが、一生懸命に取り組んでいました。
いよいよ4月8日(火)より、本校での学校生活がスタートします。しっかり準備をして入学式を迎えてください。

ヨーロッパ美術研修旅行へ出発!

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3月22日(土)19;30、京都駅発関空行の特急はるかにて、お見送りをする京都パレスライオンズクラブの会員の方や教員が見守る中、ヨーロッパ美術研修派遣生4名と引率教員の合計5名が、イタリア・フィレンツェに向け無事出発しました。

この取り組みは、京都パレスライオンズクラブ様よりご支援をいただき、毎年選考された代表生徒をヨーロッパ美術研修として派遣しているものです。また、この研修は1997年から、京都パレスライオンズクラブのご厚意で、感性豊かな高校生の間に現地でこそ学べる美術研修にと、20年以上ご支援をいただいている本校だけのプログラムです。

代表派遣生には、6泊8日間の美術研修で素晴らしい学びをしてきてくれると期待しています。29日の帰国後、フィレンツェでの活動の様子はホームページで紹介していきます。

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本校生徒がロゴマークを作成、京都市役所を表敬訪問

都市では、未就園児向けの施策として、令和6年度から本格実施が予定されている「こども 誰でも通園制度」及び本市独自の子育て支援施策である「マイ保育園・こども園」「マイ幼稚園」 事業を推進しています。

この度、両事業を未就園児家庭に広く普及・啓発することを目的として、本校生徒の提案をもとに、ロゴマークを作成したことを受け、3月18日(火)、ロゴマークを作成した生徒と校長が市役所を表敬訪問し、ロゴマークの作成趣旨説明を吉田良比呂京都市副市長、福井弘京都市子ども若者はぐくみ局長をはじめ、多くの関係者へ説明を行い、その後副市長より感謝状の贈呈を受けました。

下記は生徒による作成趣旨説明の抜粋です。

「今回のロゴマークを考えるにあたって職員の方にお話を聞いた時、私が制度を利用する人達に伝えたいと思ったのは、京都市では地域との繋がりが深く、地域全体で子育てをしていくというメッセージでした。その地域の強固な絆やきめ細かな支援を伝統的な織物で表現し、それで赤ちゃんをくるむことでしっかりと支援が行き届き子供たちが守られているということを表しました。線の太さや本数、色、外の円をどうするかなど先生方からアドバイスを頂き見やすいものになるよう最初のアイデアから修正していきました。

そして完成したロゴがこちらです。最初にもお話しましたように、コンセプトは京都市が地域全体で目の細かい子育て支援を行うと伝え京都市で子育てをしたいと思ってもらうということです。またその支援が碁盤の目のようにしっかりと整備され支援を必要としている人のところまで届くという意味も込めています。色は優しいイメージのあるピンクと落ち着いたグレーで、このロゴマークを主に目にするであろうお母さんたちに親しみを持って貰えるやわらかい色にしました。初めは赤ちゃんの表情が目を閉じていましたが、目を開けることで明るい未来を見ているということを表現しました。」

このロゴマークが市民の方にいつまでも愛されるよう願っています。

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