京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/18
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「美術を学ぶ」から「美術で学ぶ」学校へ。美工(美術工芸高校)は、生徒たちに未来必要な力を身に付けさせる教育活動を展開しています。

1年「表現基礎」2年「表現基礎」 生徒作品

 現在、本校マルチホール前に1年生と2年生の専門科目の作品を展示しています。

 1年生は「表現基礎1」で取り組んだ、パイナップルをモチーフにしイメージを広げて制作した課題、2年生は「表現基礎2」で取り組んだ、レモンとワイングラスをモチーフにした描写表現の課題です。

 マルチホール前は、1年生・2年生が専門科目で取り組んだ作品を掲示し、生徒や教職員が鑑賞することができます。今週の12日(土)は、午前に1年生の次年度に向けた専攻ガイダンス、午後に2年生の次年度に向けたコース別ガイダンスを開催し、保護者の方のご出席もお願いしています。この機会にお子様の作品をぜひご覧ください。
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祝 2015年度「京都府文化賞」功労賞 本校出身 村田好謙氏が受賞

 この度、2015年度「京都府文化賞」の功労賞を、本校卒業生(日吉ケ丘高校美術コース卒業)の漆芸家、村田好謙氏が受賞されました。誠におめでとうございます。今後ますますのご活躍をお祈りいたします。

本日より学年末考査

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 3月8日(火)、本日より1・2年生は学年末考査です。今年度最後の定期考査、体調管理に注意を払い、精一杯力を発揮してほしいと思います。

 3年生が卒業して、やはり少々寂しい校内ですが、来週17日には入学者説明会があり、新しい仲間を迎える季節となります。

「第6回高校生アートライター大賞」優秀賞、学校賞を受賞

 筑波大学芸術専門学群主催、毎日新聞社共催の「第6回高校生アートライター賞」で本校生徒3名が優秀賞を受賞し、学校賞も受賞しました。この催しは、アートについて自分の言葉で考え、伝える力を育む高校生のためのエッセイコンテストです。全国から823編の応募があり、最終選考に残った20編の中から優秀賞に選ばれました。

 優秀賞の受賞者は以下の3名です。
  日本画専攻 3年 大里 真瑛子 「色を創造する」
  彫刻専攻  2年 清水 里織  「芸術の力」
  デザイン専攻2年 西尾 綾香  「美術と日常」

 3月5日(土)筑波大学でその授賞式があり、遠方ではありましたが、日本画専攻の大里真瑛子さんと美術工芸科の渡邉教諭が表彰式に臨みました。

 本校では、作品制作を大切にしながらも、論理的思考力、言語活用能力、他者に伝える力の育成に取り組んでおり、今回の受賞は大きな励ましとなりました。

 写真は、上段、表彰を受ける大里さん。
     下段、学校賞の盾と賞状。
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第27回読書感想画中央コンクール 優良賞、学校賞 受賞

 第27回読書感想画中央コンクールで本校生徒が優良賞を受賞し、学校賞も受賞しました。

 このコンクールは、全国学校図書館協議会と毎日新聞社の主催で、読書の感動を絵画で表現することにより児童生徒の読書力を養い、読書活動を振興することを目的に開催されているものです。

 今回は、本校1年生の永見野乃さんが「優良賞」を受賞し、「学校賞」も受賞しました。授賞式は先日、東京で開かれました。
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3月3日 桃の節句

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 今日は3月3日、桃の節句。起源は中国の「上巳節」(じょうしせつ)で、中国では、上巳の日に川で身を清める禊の習慣があり、平安時代に日本へ伝わったあと、川に人形を流して災厄をはらう「流し雛」の風習となったようです。

 校内の食堂は、毎日メニュー豊富でおいしい昼食を用意してもらっていますが、今日の日替わり定食は、桃の節句にちなんで、年に一度の「ちらし寿司」。彩も美しくとても美味でした。「うっかりお弁当を持ってきてしまった・・・」と残念がる教職員の声も。

 写真は、校内食堂の日替わり定食「ちらし寿司」

1年生美術見学旅行 事前オリエンテーション

 1年生は3月23日(水)〜25日(金)倉敷・瀬戸内方面へ美術見学旅行に出かけます。3月2日LHRの時間帯に、学年全体で事前オリエンテーションを行いました。

 すでに生徒は1年生の総合的な学習の時間「美術探求」で見学旅行に向けた学習を重ねてきています。
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iPadを活用した「保健」の授業

 本校は、校内WiFi環境が整備され、iPad40台を効果的に活用する授業を進めています。2月29日(月)は、1年生「保健」の授業でiPadを活用した授業を行いました。この日は研究授業として教育委員会の指導主事の先生方にもご覧いただき終了後研究協議も行いました。

 「iTunesU」というアプリケーションをうまく使って、教材提示や生徒の意見集約・紹介を円滑に進めることができます。この日は「性感染症・エイズ」がテーマでした。授業の後半では、学習したことをもとに、グループワークとして感染予防の意見広告を作成・発表を行いました。

 ICT機器を活用した効果的な学習をさらに進めるため、新しい1年生からはiPad全員購入をお願いする予定です。 
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(続報)第36回京都市立銅駝美術工芸高等学校 卒業式

 卒業式は、京都市教育委員会、京都パレスライオンズクラブ、交友会、PTA役員のご来賓の方々、多数の保護者のご臨席のもと、厳粛に行われました。

 校長より、一人一人に卒業証書を授与したあと、美工作品展受賞者披露、アートフロンティアコース後期作品展受賞者披露、産業教育振興会賞受賞者表彰も行いました。

 公益財団法人産業教育振興中央会 会長賞 日本画専攻 大里 真瑛子
 京都府産業教育振興会 会長賞   染織専攻  池森 真生

 校長式辞では、「対象と向き合い問いを重ね行動すること」「当たり前からの脱却、他者と言葉を交わすこと」を続けてほしいとメッセージを送りました。
 在校生送辞では、先輩の作品制作に向かう姿勢、作品の素晴らしさ、行事での活躍に対する尊敬とあこがれを述べながら、卒業生の前途を祈念する気持ちを発表しました。
 卒業生答辞では、中学生の時からあこがれていた銅駝美術工芸高校への入学の時の胸の高鳴り、3年間のかけがえのない美術の学びを振り返りながら、本校での経験を糧に明日からの飛躍を誓う発表でした。
 PTA会長の祝辞では、3年間の成長を祝福し、パブロ・ピカソの言葉「創造できることはすべて現実なのだ」を紹介しながら、失敗を恐れず挑戦して夢見る未来を実現させて下さいと励ましの言葉をいただきました。

 卒業記念品として、ソリッドステート・オーディオレコーダー2台、クイックテント1張を贈呈していただきました。
 卒業歌は「空も飛べるはず」。指揮、ピアノ演奏も卒業生が行いました。
 
 閉式後の「卒業生の時間」では、卒業生が手作りで制作した映像を披露してくれました。「どんな大人になりたいか」をテーマに卒業生全員の写真とメッセージ、教職員の写真とはなむけのメッセージを編集してつないだ素晴らしい記念映像。卒業生、教職員、保護者、参列していただいたご来賓の方々、みんなの胸に残りました。

 午後にはPTA主催の保護者の集いが行われ、卒業生も参加して和やかな時間を過ごしました。    
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第36回京都市立銅駝美術工芸高等学校 卒業式

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 3月1日(火)第36回卒業式。

 美術工芸科91名の卒業生に卒業証書を授与いたしました。


              式  辞

 風光る三月を迎え、巣立ちの日を知っていたかのような名残の雪に包まれる今日の佳き日、京都市教育委員会をはじめ、PTA役員の皆様、並びに、多大なご支援をいただいております、京都パレスライオンズクラブ、交友会、銅駝自治連合会よりお越しくださいましたご来賓の皆様、そして多数の保護者の皆様のご臨席を賜り、第三十六回京都市立銅駝美術工芸高等学校卒業式を挙行できますことを、心より感謝し、教職員を代表いたしましてお礼申し上げます。

 先ほど、九十一名の生徒の皆さんに、卒業証書を授与いたしました。
 卒業生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。三年間の学びを全うしここに晴れて卒業の日を迎えられたこと、心よりお祝い申し上げます。
 保護者の皆様、お子様のご卒業、誠におめでとうございます。お子様は立派に本校での学びを遂げられ、大きく成長されました。この三年間、本校の教育活動に深いご理解と温かいご協力を賜りましたこと、高い所からではございますが厚くお礼申し上げます。

 卒業生の皆さん、皆さんは明治十三年、一八八○年に創立された京都府画学校以来一三六年の歴史と伝統をもつ美術学校の卒業生として、社会に巣立ちます。その誇りと大きな志をもって、新しい歩みを始めてください。

 卒業する皆さんに二つのことをお話しします。
 私は、昨年の夏、長野県上田市にある無言館という美術館を訪問しました。そのきっかけになったのは、十年前京都で開かれた展覧会で、その美術館の所蔵する絵を見たことに始まります。作品は、すべて戦争で兵士として召集され、志半ばで画家になる夢を断たれた戦没画学生のものです。画学生が制作した家族や風景、自画像などの作品を鑑賞するにあたり、作者が出征する直前まで絵筆を動かしていた戦没画学生であるという情報が加わると、その作品はさらに無数の意味を生み出し、鑑賞者の心を揺さぶります。展覧会で購入した図録を書棚に置きながら、いつか長野県上田市にある無言館を訪問したいと思い、十年が経ちました。今年こそ、と私を突き動かしたのは、昨年四月本校に着任して、その無言館に、皆さんの先輩にあたる京都市立美術工芸学校卒業生の工芸作品が所蔵されているとわかったからです。無言館の静寂の中、作品と向き合った私は、戦後七○年の歳月を越え、画学生の創作、表現した作品から様々な問いを投げかけられた思いでした。皆さんは、三年間本校で美術を学び、対象と向き合い、思索を巡らして多くの作品を創作してきました。どうかこれからも、一人の人間として対象にしっかり向き合うこと、自分の体全身で対象を受け止めてしっかり考えることを、たゆまず続けて下さい。美術の創作活動に限らず、十八歳選挙権が実現した今、社会の諸課題と向き合い、グローバルな視点をもって、問いを重ね、行動してください。

 二つ目の話。私は昨年四月に本校に着任し、皆さんと出会い、皆さんの学びに関わることをきっかけに、今までの人生ではなかったほど多くの美術作品を見る機会を得ました。私は今、「見る」と言いましたが、人間の得る情報の八割から九割は、「視覚」に由来すると言われています。ならば、「目の見えない」人は美術作品を鑑賞するという素晴らしい経験をできないのか。東京工業大学リベアルアーツセンター准教授の伊藤亜紗さんは、その著書『目の見えない人は世界をどう見ているのか』で、この問いに鋭く迫っています。「目の見えない」ことと、「目をつぶる」ことは違う、と伊藤さんは言います。「目をつぶる」ことは視覚情報の遮断。「目の見えない」ことは、単なる情報の遮断ではなく、違う形でものを見ているのだと。そして、二〇一三年、水戸芸術館で開催された「視覚に障害がある人との鑑賞ツアー」に参加し、これまでの自分の思考を転換します。この鑑賞は、「目の見えない」人が、手の触覚を通して立体作品に触れるものではありません。「目の見える」人が「目の見えない」人に解説をするものでもありません。では、どうやって「見る」のか。それは、グループに分かれて、「目の見える」人がどんな作品かという情報を「目の見えない」人に伝え、「目の見えない」人が「目の見える」人に質問をし、作品についてみんなで語り合いながら鑑賞を進めるという方法です。「ソーシャル・ビュー」と呼ばれるこのワークショップは、「見えるか見えないか」という視覚に左右されるのではなく、決定的に重要なものは「言葉」です。作品に関する客観的な情報を共有しながら、主観的な意味・解釈について論じるプロセスが要となるこの活動は、「目の見える」人にとっても新鮮で、「美術作品は視覚で鑑賞する」ということを当たり前だと考えていては成立しない経験です。「当たり前からの脱却」。このことを皆さんに贈ります。二十世紀は、情報処理力が求められ、一つの正解を速く見つけるというジグソーパズル型学力を身につけること、みんなが一緒であることに重きをおく社会であった。それに対し二十一世紀は、情報編集力、様々な情報から納得できる解を導き出す力、レゴ型学力を身につけること、一人一人の個性、特性を大切にする社会へと転換している、そう言われています。違いを認め合いながら斬新な発想を出し合い、共に課題解決することで、みんなが納得できる解を見つけることが、社会をより良い方向へ発展させていくのだと思います。
 先日インターネット上で話題になった東北芸術工科大学プロダクトデザイン学科四回生の鈴木完吾さんは卒業制作として、自作の四〇七個の木製パーツを組み合わせ、時刻を書いて知らせる「書き時計」を制作しました。本人曰く、「人間がやったら単純なことでも機械がやったら大変なこと」を機械にさせてみたのだと。彼の発想は、「人間がやるには複雑なことを機械にさせて早く簡単に済ませる」という、誰もが疑わない現代の「当たり前」をひっくり返したわけです。モノと情報があふれ、簡便性、スピードの速さに価値の優位が与えられる社会であっても、皆さんが「違い」を壁や優劣としない、出てきた結果だけで評価を決めるのではない、「当たり前からの脱却」「当たり前を疑う」観点と、他者と言葉を交わす事を大切にして、創作活動、そして課題発見、課題解決に果敢に挑戦されることを、強く望みます。

 銅駝美術工芸高校で、感性を磨き、豊かな発想力で作品を制作してきた皆さん、この世になかったものを新たに創造してきた皆さんの成長は、本校の誇りです。本校で学んだこと、出会った人々、経験したすべてをかけがえのない宝物として、胸を張って社会に出て行って下さい。目の前に現れるのは「壁」ではない、ひるむことなく、必ず開けられる「扉」だと信じ、自らの手で「扉」の向こうへ進んでください。GReeeenの「扉」という曲の歌詞「新しい扉のその先に きっと出会える 次の自分に」というフレーズに思い込め、皆さんの未来が輝くこと、そして皆さんが未来を輝かせてくれることを願い、式辞といたします。

平成二十八年三月一日
          
                  京都市立銅駝美術工芸高等学校
                  校長 吉田 功 

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行事予定
3/10 1・2年学年末考査3日目
3/11 1・2年学年末考査4日目 シェイクアウト訓練(時間未定)
3/12 新3年コース別説明会 新2年専攻ガイダンス

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