京都市立学校・幼稚園
最新更新日:2024/04/16
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第3弾 PTA保健研修会アンケートのご質問にお答えいたします!

 今年のPTA保健研修会(6月実施)でのアンケートより,いくつかの質問・ご意見をいただいております。遅ればせながら,ホームページを通してご質問・ご意見にお答えさせていただきます。
 カテゴリーに「保健室より」を作成いたしました。今後,保健室関係の記事をまとめてカテゴリーに整理していきます。予約のご連絡は,担任もしくは保健室までよろしくお願いいたします。
 今回は,思春期の子どもたちを支えてくださる保護者の皆さまについて目を向けてみようと思います。

「母親自身が素直になると子どもも素直になるんだなと思った。」
 研修会の中では,思春期の子どもたちとの関わり方について,みなさんに考えてもらいました。考えてもらう際には,「子どもたち」目線ではなく,「ご自身がどんな人と関わりたいか」という目線で考えてもらいました。様々な考え方があると思いますが,「自分のやっていることが役に立つと思ってくれる人」や「自分が興味のあるものに関心を示してくれる人」といった人と関わりたいと思うのではないでしょうか。
 日々の生活の中では,思春期の子どもたちに向かって「そんなことしなくていいから!」「(ゲームなど)はやく終わらせてしまいなさい!」と,口酸っぱく言っているかもしれません。それは,子どもたちのためを思い,「こうあるべき」姿に導こうとした結果だと思います。
 しかし,「こうあるべき」姿に固執してしまうと,「こうあるべき」姿が達成できたかどうか日々一喜一憂し,最後にはお家の人もへとへとに疲れてしまいます。
 
 お家の人が子どもたちの背中を押すことはとても大事なことです。背中を押しながらも,ご自身がどんな人と関わりたいか,時々振り返ってみてください。


「子どもの思春期に付き合う自信が持てなかった。けれど,今回自己肯定感が持てたと思う。」
 アンケートに「自己肯定感が持てたと思う」と書いてくださると,研修会を行った甲斐があるなと思います。そもそも,「自己肯定感」とは,「自分は大切な存在だ」とか「自分はかけがえのない存在だ」と思える心の状態のことをいいます。今日では,関連書籍はもちろんのこと,テレビやネットでもよく耳にすることばではないでしょか。
 インターネットで「自己肯定感」と検索すると,「低い自己肯定感を高める」といったタイトルが多く見られます。自己肯定感が極端に低い場合は,「自分はダメだ」ひいては「自分なんて存在しなくていい」と,とても危険な状態になることがあります。
 無理をしてまで自己肯定感を高める必要はないですが,大人も子どもも自己肯定感はとても大切です。お家の方の「子どものためにこんだけしてあげた」や「こんだけやってあげた」という振る舞いだけではなく,ご自身が「かけがえのない存在」であることを忘れずにいてください。


2年生 保健学習会を実施しました!

 11月2日(木)7限LHRに,「食生活について考えよう」というテーマで保健学習会を実施しました。
 2年生の保健学習会は,各クラスの美化保健委員が事前に学習した内容を自分のクラスでクラスメイトにプレゼンテーションするという形式で行われます。プレゼン内容は,1「朝食」について 2食事の「量と質」について 3「甘いもの」について の3つに加え,美化保健委員自身が自分のクラスメイトに伝えたい内容を発表しました。例えば,夜食について発表した委員や,卒業アルバムにきれいに映るためについて発表した委員もいて,一見食に関するテーマではなさそうですが,食事の大切さを交えながら発表していました。
 美化保健委員が短い期間の中で,休み時間や放課後を使って,スライドを推敲したりプレゼンの練習をしたりと,一生懸命頑張った「思い」がクラスメイトに伝わり,とてもすばらしい発表になりました。2年生美化保健委員のみなさん,お疲れ様でした。

 高校生になると,保護者の方の手も徐々に離れ,食べるものを自分で選択する機会が多くなります。その時に,今回のプレゼンで知った知識と自分の行動を変えようという意識が少しでも役立ってくれたらうれしく思います。高校生はまだまだ成長期の真っ最中。食べたものが体を作るこの時期に,今一度食事の大切さを意識してほしい,正しい知識を持って健康的な食生活を送ってほしいという願いを込めて,この学習会を行っています。
今回学んだことを生かして,今後の高校生活,ひいては今後の人生を健やかに過ごしてほしいと思います。
 

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第2弾 PTA保健研修会アンケートのご質問にお答えいたします!

 今年のPTA保健研修会(6月実施)でのアンケートより,いくつかの質問・ご意見をいただいております。遅ればせながら,ホームページを通してご質問・ご意見にお答えさせていただきます。
 カテゴリーに「保健室より」を作成いたしました。今後,保健室関係の記事をまとめてカテゴリーに整理していきます。予約のご連絡は,担任もしくは保健室までよろしくお願いいたします。

「思春期の子どもに不安があるの?」
 いつも反抗ばかりで,思春期の子どもに手を焼いているという方は多いのではないでしょうか。思春期の子どもにはなんにも不安がないように見えますね。
 しかし,思春期の子どもには身体と心に大きな変化があり,心が大きく揺れ動く時期なのです。心の変化に着目すると,子どもは親から与えられた考え方や価値観に疑問や違和感をもつようになり,子ども自身で作る新しい価値観に切り替えていこうとするのです。しかし,新しい価値観に切り替えている間は,これまでの価値観と新しい価値観の間で大きく揺れ動き,揺れ動くことで心が不安定になるのです。
 心が不安定になると,様々な不調を引き起こしやすくなります。睡眠不足が続く,いつもより寝つきが悪くなっている,食欲や集中力が落ちているなどいった様子が見られることがあります。これらは,「心が弱い」「わがまま」というだけではありません。「ちゃんとしなさい!」と叱るのではなく,心と体を十分に休ませることが大切です。このような様子は,心が疲れている人なら誰でもあらわれます。

「不安などのストレスを乗り越えられる?!」
 思春期の子どもは身体的にも心理的にも大きな変化があることを説明しました。これは,子どもが将来一本立ちできるための準備期間なのです。準備期間とは言え,心が大きく揺れ動くことは不安などのストレスをもたらします。
 今日では,不安などのストレスは身体と心に悪影響を与えるものとしてネガティブな印象が持たれています。例えば,大事な試験などの時に緊張してうまくできなかったらどうしようと不安になったことはありませんか。
 このようなストレスは必ずしもネガティブな側面だけではなく,自分の持っている力を十分に発揮するために身体も心も準備していると状態といえます。また,不安などのストレスを強く感じる時は,「今,自分のできることをしっかり取り組む」に目を向けてみましょう。
 ストレスへの考え方や向き合い方を見直すことで,不安などのストレスを乗り越えることができます。


PTA保健研修会アンケートのご質問にお答えいたします!

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 今年の6月にPTA保健研修会が行われ,多くの保護者の方にご参加いただきました。あらためましてお礼申し上げます。その際いくつかのご質問・ご意見をいただきました。遅ればせながら,ホームページを通してお答えできたらと思っております。
 カテゴリーに「保健室より」を作成いたしました。今後,保健室関係の記事をまとめてカテゴリーに整理していきます。写真は,カウンセリングルームです。きれいでとても明るい部屋です。予約のご連絡は,担任もしくは保健室までよろしくお願いいたします。

「カウンセリングを受けてみようかな?」
 西京高等学校のカウンセリングでは,生徒はもちろん保護者の方も来ていただくことができます。保護者のカウンセリングは,お子様についてはもちろんですが,ご自身のことについて相談することができます。
 「自分のことを相談したって…」と思われる方もいるかもしれませんが,相談することによって,心にゆとりができ,親子関係や家族関係の安定につながることが多くあります。日本のカウンセリングに大きな影響を与えたカール・ロジャーズ先生の行ったカウンセリング経験記においても,大きな問題を抱える子どもの親が自身についての相談を行うことで親子関係が安定したことが記されています。
「こんなことを相談してもいいのかなぁ」と思わず,気軽に相談室へお越しください。

「承認欲求について詳しく知りたい」
 今回のPTA保健研修会では「承認欲求」についてお話ししました。
 「承認欲求」とは,他人を介して自尊心や満足感を充たしたい気持ちを指すものです。これは,アメリカの心理学者アブラハム・マズローが用いました。そして,「承認欲求」は「私は良い子だと認めてもらいたい」「“いいね”をもらいたい」といった,自分自身に重点が置かれた「認められたい」というものです。
 今日では,SNSにより簡単に承認欲求を満たすことができるようになりました。しかし,SNSで満たされる承認欲求はほんの一時的なものです。そして,人間関係の中においては自分だけが認められたいという一方通行な関係では,周りとの関係がうまくいかなくなってしまします。
 誰でも認めてもらいたいという気持ちを持っているのです。誰かから認めてもらったら,できれば同じくらい相手を認められると「承認欲求」と上手に付き合うことができます。

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