京都市立学校・幼稚園
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1年生人権学習で講演会を行いました!

 5月18日(木)6・7限に,7階大講義室にて,1年生人権学習の一環として,佛教大学教育学部教授の原清治先生をお招きして講演をしていただきました。演題は,「ネットいじめの問題を通して人権について考える」です。
 京都市の高校生のネット利用の実態や,ネット「いじり」とその背景にある高校生の心理といった,本校生徒にとっても非常に関係性の高い話題についてお話をいただき,多くの生徒たちは皆「ドキッ」とした表情を浮かべながら,真剣に耳を傾けていました。

 原先生から「いじられキャラの人はいますか」というご質問が投げかけられました。「いじりはすべて悪いものではないが,いじりの中に悪意のあるものはいじめであるということ,いじられている人間がいちばんよくわかり,いじられキャラを演じざるをえない面がある。すべての生徒が楽しい高校生活を送る権利を持っているという点が,西京生の人権保障の基本である。」と述べられました。
 また,「内進生,外進生の文化が異なり,両者がまじりあう1年生のこの時期はネットいじりなどが起こりやすい環境にある。心を許し始める頃が危なく,ノリによる同調が起こりやすい。」とご指摘をいただきました。
 このようなSNS利用者であれば誰しもが思い当たるような内容を的確にお話し下さり,生徒達にとっては自らのネット利用を客観的に振り返る大変貴重な機会となりました。時には大変深刻な話題に触れられることもありましたが,機知とユーモアに富んだ話しぶりで生徒達の心をしっかりと掴んでおられ,2時間の講義があっという間に感じられるほど大変意義深い時間でした。

 生徒の感想です。
・私が当たり前だと思っていることでも,立場を変えれば悪意を持っているようにもなることに気付きました。
・twitterがどのくらい危ないかを知ることができました。
・今後,twitterやLINEをやる時に今日聞いたことを思い出して,慎重にやっていきたいです。
・日常の「いじり」が「いじめ」になることがわかりました。
・SNSやネットでのやりとりは書き言葉で行われるので意図がうまく伝わらず,誤解を生みやすいだけでなく想像もできないようなことを,第三者が感じてしまうかもしれないという恐ろしさを感じました。だからこそ,対話が重要だと感じました。
・自分の何気ない行動で人を傷つけてしまっているかもしれないと思いました。自分も誰かを傷つけないように,発信前は自分に置き換えていこうと思います。
・twitterでの写真の使い方を見直そうと思いました。

 インターネットやスマートフォンは,もはや現代社会を生きる上では欠かすことのできないツールとなりつつありますが,この講演をきっかけに,生徒たちが自分なりにその利用の仕方や,背景に潜む人権問題について理解を深めようとする姿勢を持ってくれたものと期待します。
 原先生,お忙しい中ご講演下さり,有り難うございました!


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