最新更新日:2024/03/29 | |
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2年生人権学習 「誰もが行きたい場所に安心して行ける社会に〜盲導犬ユーザーに出会ったら〜」
1月31日(木)7限に,2年生人権学習として公共財団法人・関西盲導犬協会の久保ますみ様,盲導犬ユーザーの森本光子様をお招きし,ご講演をいただきました。演題は「誰もが行きたい場所に安心して行ける社会に 〜盲導犬ユーザーに出会ったら〜」です。
久保様は,視覚障がいの多くは全盲ではなくロービジョンであり,同じ「視覚障がい」であっても見え方は各人によって異なること,また視覚障がい者は生活上の安全確保が難しいことを説明されたあと,視覚障がい者が安全に歩行するための手段として「手引き」 「白杖」「盲導犬」を挙げ,盲導犬の仕事内容や盲導犬の訓練の様子などを映像も交えつつ紹介してくださいました。 森本様は,生活の中で盲導犬の存在を当たり前に感じていること,盲導犬と一緒に歩いていても歩行に困難を感じる場面もあり視覚障がい者が困っている姿をみたら「どちらへ行かれますか」など声をかけてもらえると助かるなど,実際に盲導犬と生活している視覚 障がい者の立場からお話を聞かせて下さいました。 普段の生活の中で盲導犬を目にしたことのない生徒も多く,「盲導犬はなんでもする犬ではないので,盲導犬がいるからといって困っていないわけではなく,手伝ってほしいこともある」「街中で盲導犬を見かけても触ったり見つめたりせずに,好意的に知らんぷりをしてほしい」という言葉を生徒たちは真剣な表情で聞いていました。 久保ますみ様,森本光子様,本日は貴重なご講演をありがとうございました。 |
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