京都市立学校・幼稚園
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第19期生の「入学式」を行いました!

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 4月8日(木)10時から,2階アリーナにて,西京高校エンタープライジング科令和3年度入学式が挙行され,「エンタープライジング科第19期生」としての歩みを始めました。

 以下,岩佐校長の式辞を紹介します。

 平成15年,本校の伝統のさらなる充実と発展を図るために,『進取・敢為・独創』の校是の下,未来社会を創造するエンタープライズシップにあふれた,二十一世紀をリードする人材を育成するとの教育理念を掲げたエンタープライジング科を開設いたしました。
エンタープライズシップとは,変化の激しい現代社会において,自ら進んで物事に取り組もうとする「進取の気性」,あえて困難な事にでも立ち向かおうとする「敢為の気概」,新しい価値を生み出し創造していこうとする「独創心」,この三つを総称するものであります。
 我々は,このエンタープライズシップをエンプラ魂と呼び換え,思考停止にならず常に挑戦し続けることを心がけています。
 本校は,社会課題に対する幅広い関心と深い教養に加え,コミュニケーション能力,問題解決力等の国際的素養を身に付け,将来,国際的に活躍できるグローバル・リーダーの育成に積極的に取り組む高等学校として「SGHスーパーグローバルハイスクール」の研究指定を5年間受けてきました。その結果,質の高いカリキュラムの開発・実践を進めることができ,引き続き今年度以降もその成果を還元してまいります。
 また,内閣府の提唱する「戦略的イノベーション創造プログラム(SIP):ビッグデーター・AIを活用したサイバー空間基盤技術」に基づき数億円の予算の中で「エビデンスに基づいたテーラーメイド教育の研究実践」を京都大学と研究連携しております。コンピューターのネットワーク環境を整えたり,教科書をデジタル化したりする等,ツールとしてICTを活用する今までの「教育の情報化」とは全く次元が異なり,生徒たちの学習状況をAIが判断して生徒は「どこで,つまずいているのか。」「どの部分が学習できていないのか。」を分析・可視化することによって,それぞれの生徒に合った学習方法を決定し提供するものです。これが実現すれば子どもの学習の仕方も教師の役割もそして教育の在り方も大きく変化します。在籍する西京の生徒みなさんの教育の個別・最適化を進め,そして未来の教育を良くするために,この国家プロジェクトに臨んでいきたいと考えています。

 先日,本校学術顧問でノーベル物理学賞を受賞された赤崎勇先生がご逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。赤崎先生は平成二十一年に稲盛財団が運営する科学や技術,思想・芸術の分野に大きく貢献した方々に贈られる日本発の国際賞「京都賞」を受賞された際,特別授業を西京で実施していただきました。その折に準備や当日の進行に当たった生徒実行委員の働きぶりをお褒め下さり,生徒たちへの激励になればと,翌22年,本校西館の南側,校舎と御池通の間のメモリアルガーデンに青色発光ダイオードオブジェ「青色の滴」を設置していただきました。現在も毎晩“理知の光”“英知の輝き”を放っています。
 LEDは,1960年代に赤色や黄緑色が開発されましたが,青色は実用化が困難で「20世紀中の実現は不可能」とさえ言われていた。そうした中,赤崎先生は1980年代から90年代にかけ,世界中の研究者が諦めていた窒化ガリウム(GaN)の高品質単結晶化などに取り組み,青色LEDの開発に成功されました。
 ご講演の際に,先生から賜りましたメッセージを紹介します。
 自然に学び,感謝の気持ちを忘れずに! 若い人たちには,夢を持ち,失敗を恐れず,一旦決めたことは最後まで諦めずに貫徹する行動力を期待します。「疑問」を大切にしてください。たとえ「我一人荒野を行く」の境遇の中でも,『吾道一以貫之』(吾が道 一以つて之を貫く)の強い信念が必要です。そして『諦めなければ道は開ける』と力強く,我々の背中を押していただきました。西京は,エンタープライジング精神を育む学校です。様々な挑戦を果敢に行う「敢為」の気概を大切にしています。赤崎先生の研究に対する姿勢を忘れることなく,これからも努力していきましょう。

 新入生の皆さんは,この進化しつづける西京高校エンタープライジング科第19期の入学生となり,輝かしい本校の歴史に新たなる一ページを刻んでいくことになります。130年を超える西京の歴史の歩みの中で培われた伝統の上に立ち,これからの社会を積極的にリードする人材となることを期待され,またその責任を負っているといっても過言ではないと思います。
 どんな難問にも答えはあります。挑戦すればその答えを導き出すことができます。今,世界中で人類は見えない敵と戦うという難題に直面しています。我々は,今できる正しい行動をとり,この難題の問いを導き出そうじゃありませんか。皆さんの今できる挑戦に期待いたします。
 私から具体的なアドバイスです。皆さん,本を読みなさい。いい本との出会いは皆さんの価値観を大きく広げることになります。皆さんがいい本と出会うことを願っています。

 結びにあたりまして,本日ご列席の保護者の皆さまに,心よりのご祝詞を申し上げ,さらに力強いご支援を本校教育に寄せられることをお願いいたしまして,本日の式辞といたします。

令和3年4月8日
  京都市立西京高等学校   校長 岩佐 峰之

〔写真〕 上:学校長式辞 下:担任 紹介

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新入生登校日

 4月6日(火)は新入生登校日でした。
 玄関前でクラス発表および担任発表があり,新入生は各教室に入りました。教室では,担任からの自己紹介の後,ひとりずつ自己紹介をしているクラスもありました。次に,メモリアルホールで,一斉に自転車講習会を実施しました。教室に戻ってから,対面式でのクラスの出し物について話し合いました。はじめて出会う仲間の前で,初めは緊張気味な表情だった新入生も,帰り際には楽しそうに友人と話している姿が印象的でした。

 4月8日(木)はいよいよ入学式です。西京高校の制服を着て,校門をくぐる皆さんにお会いできることを楽しみにしています。

〔写真〕
 上:クラスでの様子
 下:自転車講習会の様子 

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新年度の学校行事・自治会活動の計画策定に向けて

先日,生徒会長の影山祐史さんをはじめ,本校生徒自治会執行部生徒7名が校長室を訪れ,本年度の学校行事や自治会活動の計画策定に向けて,岩佐校長先生と意見を交わす機会を持ちました。

2020年度はコロナ禍の影響を受けつつも,さまざまな工夫を凝らしながら各種行事を実施し,一定の成功をおさめました。しかし,平年に近い規模の活動の実現を求める声がやはり生徒の間には多くあります。そこで,執行部生徒が全校生徒を代表し,生徒大会・西京祭・スポーツ大会などの自治会行事や,遠足などの学校行事について,例年に近い形での実現を求め,校長室を訪れました。

生徒自治会・学校ともに,社会情勢に十分に留意しつつ,コロナ禍の制約の大きい中でも,工夫を重ねてできるだけ平常に近い取組に向けて努力することを誓い合い,合意しました。

新年度も流動的な社会情勢の中でさまざまな困難に直面することが予想されますが,生徒諸君が創意工夫のなかで活躍されることを期待いたします。

(写真)
・ミーティングのようす
・岩佐校長と影山会長のツーショット

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本日の新入生登校日について

新入生の皆さんは,本日の登校日は原則として中学の制服で登校してください。
なお,中学の制服が着用できない場合は高校の制服を着用して登校してもかまいません。

赤崎勇先生がご逝去されました。心よりご冥福をお祈りいたします。

 本校学術顧問,ノーベル物理学賞を受賞された赤崎勇先生がご逝去されました。先生の一言一句が,現在の西京を支え成長させて頂きました。ただ残念でなりません。心よりご冥福をお祈りいたします。

 赤崎先生は,平成21年に京都賞を受賞された際に,本校生徒に記念講演を行ってくださいました。その折に準備や当日の進行に当たった生徒実行委員の働きぶりをお褒め下さり,生徒たちへの激励になればと,翌22年,本校西館の南側,校舎と御池通の間のメモリアルガーデンに青色発光ダイオードオブジェ「青色の滴」を設置していただきました。オブジェの台座正面には,赤崎先生ご自身が揮毫されました『吾が道,一以て之を貫く』を刻んだ銘板が飾られており,今も毎晩“理知の光”“英知の輝き”を放っています。
 赤崎先生から本校生徒にいただいたメッセージを改めてご紹介します。

『諦めなければ道は開ける』
 
 西京は,エンタープライジング精神を育む学校です。様々な挑戦を果敢に行う「敢為」の気概を大切にしています。赤崎先生の研究に対する姿勢を忘れることなく,これからも努力していきます。
(おことわり)
 赤崎先生の「崎」の文字は,HPの使用可能文字との関係から,先生の戸籍姓とは異なる文字を使用しています。御理解の上,御海容ください。 

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上 青色の滴
中 台座の銘板
下 直筆メッセージ

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新年度校長のご挨拶。西京は,「おもしろおかしく」生活が送れる学校をめざします!

 令和3年度の始まりに際しまして一言ご挨拶を申し上げます。
 昨年度から引き続き,西京高等学校の校長を拝命いたしました岩佐峰之です。西京での教員生活14年目を迎えます。平成15年に創設された専門学科「エンタープライジング科」も19年目を迎えることになり,お陰様で今春16期生が無事に巣立っていくことができました。令和2年度は,コロナ禍のなか教育活動が制限され新しい大学入試制度が導入される初年度であり相当な負担を生徒諸君にかけてしまいましたが,16期生は過去最高の進路実績を残してくれました。これは,最後まであきらめずに自分のしたいこと,自分がするべきことそして自分にできることを熟考し果敢に挑戦する気概を育んできたからだと確信しています。この気概はすぐに身につくものではありません。入学時から高い志をもち,仲間たちと切磋琢磨できる環境の中で全員の卒業時の進路目標を国公立四年制大学とし,学校をあげて進路実現に取り組んできた成果だと思っています。西京高校での学びが自分の行きたい大学へ接続していくことを期待しています。
 一方,西京高校で進路実現のための勉強するのは当り前で,プラスα本校で何をするのかがとても大切です。先の見えない予測不可能な21世紀を生き抜いていく皆さんには「進取・敢為・独創」の校是のもと果敢な実行力を持ったチャレンジ精神をもって「人とつながる」「社会と関わる」そして「果敢に知と向き合う」ことをこの西京高校の素晴らしい仲間たちと共に取り組んで社会で活躍・貢献できる「社会人力」を身に付けてほしいと思っています。
 また,勢いのある学校は生徒の皆さんが「おもしろおかしく」活動をされています。「なぜ学び何を学ぶのか」という問いに対し真摯に考えることができる学校になるように,生徒が主役になる取組を展開していきたいと考えています。
 最後に,現在新型コロナウイルス感染防止のため,教育活動に制限が加わっています。こんな時だからこそ,学校の真の教育力が試されているのだと考えています。令和3年度は,感染防止対策を施したうえで,できるだけ通常の形で教育活動を運営し,生徒一人一人が主体的な学びが展開できるよう,教職員一同全力で皆さんの学習をサポートしたいと考えています。そして,生徒の皆さんを徹底的に大切にし,皆様から「選ばれ信頼される」学校づくりを教職員一丸となって進めていきたいと決意をあらたにしております。今後ともご理解,ご支援の程よろしくお願いいたします。

令和3年(2021年)4月1日

京都市立西京高等学校
校長 岩佐 峰之

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全日制
4/8 入学式(10:00〜),始業式(午後)
4/9 確認テスト・検診等,2年3年部活動登録届締切
4/12 アセンブリ・クラス写真撮影・確認テスト・検診等・部活動紹介
4/13 アセンブリ・確認テスト・検診等
4/14 2年3年授業開始,1年プレ西京
京都市立西京高等学校
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