京都市立学校・幼稚園
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記念講演会の生徒感想文を紹介します。

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 4月9日(月)10時25分から,7階京一商西京メモリアルホールにて,エンタープライジング科第16期生の入学を祝しての「記念講演会」を行いました。
 講師は,本校学術顧問の服部重彦先生(株式会社島津製作所相談役)です。「私のターニングポイント」と題して,新入生及び保護者の皆様に対して,約35分間お話し下さいました。今回,生徒の感想文を紹介します。
 あらためまして,この場をお借りして,服部先生にお礼申し上げます。

[本校学術顧問について]
 「京都市立高等学校学術顧問等設置要綱」に基づき,将来を展望した魅力ある新しい高等学校の具現化を図ることを目的として,教育内容,学校運営,育成すべき人材像等,高校が行うすべての学校教育活動及び研究活動に対して,専門的な見地から御指導・御助言をいただくため,本校エンタープライジング科開設以来,京都市教育長が委嘱しています。
 第1期の学術顧問は,元京都大学総長の西島安則先生(平成22年9月御逝去)と株式会社堀場製作所最高顧問の堀場雅夫先生(平成27年7月御逝去)にお願いしておりました。
 平成23年4月からは赤崎勇先生(名古屋大学特別教授・平成26年ノーベル物理学賞)に御就任いただき,堀場先生と赤崎先生のお二方から折に触れて御指導をいただいておりました。
 堀場先生の御逝去に伴い,新しい学術顧問として平成28年4月から服部重彦先生に御就任いただくこととなりました次第です。

[服部学術顧問のプロフィール]
 服部学術顧問は,昭和16年(1941年)に愛知県でお生まれになり,昭和39年(1964年)4月に株式会社島津製作所に入社されました。
 平成元年(1989年)に島津製作所のアメリカ合衆国現地法人社長に就任され,その後平成5年に株式会社島津製作所取締役に就任され,平成9年から常務取締役,平成15年から代表取締役社長,平成21年からは代表取締役会長を歴任され,平成27年に相談役に就かれ,現在に至っています。
 入社以来一貫して分析装置の開発に従事しておられましたが,30代の半ばで米国駐在となられた際には,デモンストレーション用の機材を車に積み込み,不自由な英語で伝手も無い地を一軒一軒営業する日々を過ごされたそうです。
 この頃の体験から,「経験が知識の根拠であり,ただ一つの根源である」という考えをお持ちになるに至りました。
 御趣味は,毎朝のウオーキングと家庭菜園とのことです。
平成19年4月  藍綬褒章  受章
平成28年4月  旭日重光章 受賞

 私はもともとそんなに,人前に立って何かをしたり,進んで何かに取り組んだりという事は得意ではありませんでした。本日のご講演を聞いて,経験することの大切さがわかりました。お話の中で「前向きに」「思い切って」「失敗してもいい」というようなポジティブな言葉が,とてもたくさん出てきていました。そのように何事にも消極的ではなくて,自分から積極的な決断をされてこられたからこそ,自分の経験をお話されるときにもポジティブな言葉が使えるのだろうなと思いました。
 西京は,エンタープライズ精神を掲げている学校です。私はその学校の生徒であるという事を忘れず,これからの高校生活を全力でぶつかっていきたいと思いました。これからの経験が自分の将来につながることを,しっかり覚えておきたいと思います。

 今日のお話を聞いて,たとえ困難なことがあっても恐れず立ち向かっていくことが大切なのだと感じました。でもそれは成功しなければならないというわけでなく,失敗してもいいのだという事に気づくことができました。失敗を失敗のまま終わらせてしまうのではなく,次にどうやったら成功することができるのか,なぜだめだったのかを常に考えるようにしていきたいと思いました。また,これからの社会では世界を意識しなければならないという言葉がすごく胸にささりました。それは,世界に飛び立つという事だけでなく,日本にいても日本人だけで生きているのではないという事を意識することだと思います。これから進路を考えていくにあたって自分は世界にどう貢献できるかということを重視していきたいと思います。

 決断に迫られたときや辛いときに逃げないことが大切だというお言葉が印象に残りました。お話を聞いた中で,服部先生は苦しいことから逃げずに向き合ってこられたと分かりました。これは,分かっていても簡単にできることではないと思います。しかし,向き合うことでしか得られない経験や成功があるのだという事を,先生のお話をうかがって改めて思いました。また,苦しいときだけでなく「やるかやらないか」という決断をするときも,服部先生はいつも挑戦する方を選んでおられました。前向きな決断がいい経験につながると思います。
 今回のご講演を聞いて,私は逃げずに挑戦することの大切さを改めて知りました。これからの高校生活でさまざまなことに挑戦していきたいです。

 私は今日,高校生になりました。これは大きなターニングポイントであり,新たな出発点です。環境が変われば,これから超えることになるであろう壁も変わってくると思います。その大きな困難から自分の弱さを理由に逃げるのではなく,自らの意思をしっかりと持って大切な経験を積むことによって立ち向かっていける,そんな人になりたいと強く思いました。先生はアメリカ赴任中の火事未確認事件,到着先誤認識事件などを経て,いかに社会のコミュニティーに属し,言語を学んでコミュニケーションをとることが大切かを学ばれています。今,私が住んでいるのは日本です。日ごろから多言語を話すことはあまりありません。しかし,他人とコミュニケーションをとり,学び,そして発信することはできると思います。やってきた新たなターニングポイント。自分にとってどうするべきなのか。どう行動するのか。決して人のせいにするのではなく,自ら進んで考え,周りと協力し合い,経験をかてとして立派に乗り越えていき強くたくましい人になることを誓います。
 
 私はこの講演を聞いて,海外に行きたい,留学をしたいという思いが強まりました。なぜなら,服部先生は知識だけではない自分がした経験の大切さをお話しいただき,経験にもとづいて逃げずに立ち向かうことが必要だと気付かせていただいたからです。他の人から見るとかわいそうだとか辛いだろうなと思われるような経験でも,自分の中でのとらえ方やその後の行動次第でその人にとって良いものにも悪いものにもなると思いました。
また,服部先生のお話の中で「失敗してもいい」という事を繰り返しご発言されていたことも印象に残りました。「失敗は成功のもと」という言葉があるように,なぜ失敗をしたのかをポジティブに考えて失敗をうまく使おうと意識して生活しようと思いました。失敗して不合格になることを恐れて留学への応募を少しためらっていましたが,今回のお話を聞いて合格になっても不合格になっても,自分の姿勢次第で学ぶことはたくさんあると分かったので,どんどん挑戦していきたいです。

始業式,対面式が行われました。

 西京高校の正門前のハナミズキが見ごろをむかえています。
 4月9日(月)入学式が滞りなく終了し,12時から中庭にて新2,3年生のクラス発表が行われました。発表されたとたん歓声が沸きおこり,そのおおきな声が職員室まで聞こえてきました。ホームルームで担任紹介の後,アリーナで全学年がそろって始業式が行われました。竹田校長から,本校に着任された教職員の紹介がありました(後述)。続いて今年度最初の校長の挨拶があり,その中で4つのことを強調されました。
 1つめは,対話をすること。人間関係を築き,人とかかわる基本となる対話を意識して行いましょう。自分と意見の違う人を排除するのではなく理解するには対話しかありません。2つ目は,人は取組を通して成長します。さまざまなことに挑戦してほしい。3つ目は,1週間に15時間勉強する時間をつくること。いつどこで何をどうするのか,自ら学ぶ姿勢を身につけて行動することが重要です。4つ目は人権感覚を研ぎ澄ますこと。それぞれの人権を侵害するような行為は絶対に許さない。SNS等の利用の仕方など,今一度見直してみてください。以上4つのことを肝に銘じてください。
 次に,対面式です。ここからは,自治会の取り仕切りで行われます。例年は,中学生徒会と合同で行いますが,今年は中学校の入学式と重なったため,高校のみで対面式を行っています。
 恒例の新高校1年生による「クラス1分間紹介」が行われました。各クラスとも,独自の工夫を凝らしたユニークな発表で,会場全体が和やかな雰囲気になりました。2,3年生も自分たちが1年生のころを,思い出したのではないでしょうか。有志による漫才も新入生の緊張を十分にほぐしたと思います。
 今週は,検診やオリエンテーションが中心になりますが,13日(金)から授業が始まります。皆さん,新学年の準備を怠りなく進めてください。

新転任の先生方を紹介いたします。 (敬称略 お名前の右は前任校)
国語  山上 知明  紫野高校
地公  板倉 悠里子 堀川高校
地公 松永 登喜雄
数学  青木 剛    西京附属中
数学  大橋 一生   紫野高校
数学  関目 学武   塔南高校
理科  上原 直    紫野高校 
理科  松田 尚久   塔南高校
保体  安達 真琴 
保体  久保 春奈   塔南高校
英語  大窪 美祈   紫野高校
英語  黒木 巧  
英語  三谷 志穂 
養護  多田 ゆかり  西京附属中
養護  八木 敏子
実習  河野 史恵   塔南高校
育短補助  喜多 邦子
事務  池谷 良彦
用務  寺西 龍水


写真上 正門前のハナミズキ
写真中 クラス発表の様子
写真下左 クラス1分間紹介
写真下右 対面式の様子



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第16期生の「入学式」を行いました!

 4月9日(月)9時30分から,7階京一商西京メモリアルホールにて,西京高校エンタープライジング科平成30年度入学式が挙行され,本校附属中学校および府下の各中学校から合計285名の新入生が,晴れて「エンタープライジング科第16期生」としての歩みを始めました。

 竹田校長は式辞の中で,
「エンタープライズシップとは,変化の激しい現代社会において,常に新しいものを追い求める「進取の気性」,あえて困難な事にでも立ち向かおうとする「敢為の気概」,誰のものでもない,自分独自のものを創造していこうとする「独創心」,この三つを総称するものであります。我々は,このエンタープライズシップをエンプラ魂と呼び換え,常にチャレンジブルな行動をとることを心がけています。」
「本校は,国際的に活躍できる人材を育成する,日本を代表する高等学校として,文部科学省から『スーパーグローバルハイスクール』に指定され,質の高いカリキュラムの開発・実践,そしてその体制整備を進めています。また,学術顧問として,ノーベル物理学賞を受賞された赤崎勇先生,本日この後御講演も賜ります島津製作所相談役の服部重彦様をお迎えし,まさしく本校がめざす“社会で活躍・貢献できる社会人力を有した生徒”の育成を図る環境が強固なものになっているところです。新入生の皆さんは,この進化しつつある西京高校エンタープライジング科の第16期生として入学され,輝かしい本校の歴史に新たなる1ページを刻んでいくこととなります。」
「そこで皆さんにお聞きします。『決意』,いえ『覚悟』はできていますか。自ら選んだ道としての高校生活は,自らの意思で,自らと自らの将来のために行うものであり,ここで学ぶことを選択し許可された皆さん自身が,主体的に行動力を持って行うものです。もちろん学校は,皆さんそれぞれの将来の夢の実現のためにさまざまな道筋を示し,課題や方法を提示し,時には超えるべき壁となって,行く手を阻むことがあるかもしれません。しかし,どんな堅固な壁であっても,皆さん自身がその課題に果敢に挑み,何度跳ね返されても突破するまで挑戦し続けることで,皆さんがさらに大きく成長していくことを願って,学校はあえて『試練の壁』となっているのだ,ということを,十分理解しておいて下さい。」
「皆さんの学び方はどうあるべきなのでしょうか?それは日常的に当たり前だと思っていることを批判的に捉え「問題化」し思考できる能力を育成すると共に,多様なパートナーと積極的な「対話」を行うことによって自らが変容できる指導をさらに推進する。疑問を持ち,自分で調べ,考え,更に新しい問いをもつ。従来受験で求められてきた素早く正答する受験勉強とは違った思考を西京では求めます。それが皆さんが21世紀を生き抜いていくための大きな力となると思います。」
「皆さんは中学時代,日本の社会や学校の中で一生懸命学んできたと思います。その日本を世界の中で相対化しその上で日本ならではの視点をどう生かしていくのか。それを考えてほしい。グローバル化の流れは止まりません。その中で世界全体をより良い形に発展させていくためには世界の多様な知恵を組み合わせることが大切です。この様な21世紀だからこそ,本校の特色である『実践的英語運用能力』・『情報活用能力』を向上させることはもちろん,形式的・表面的なコミュニケーションではなくて,考えの違い,文化,民族,宗教の違いをお互いに理解・尊重することによって,『視野の広さ』『多面的な視点』を持つことが重要であり,常に『自らの視点』とは『異なる視点』に身を置き換えて思考することによって,自らを成長させていって欲しいと思います。」と述べられました。(以上は式辞の中から抜粋しました。)
 PTA稲波文雄会長は祝辞で,「主体的な学びが大切です。夢を描いて計画を立てて,1日1日をいかに充実させるかを考えてください。」「皆さんにはさまざまな未来を作り出す可能性がたくさんあります。今は,頑丈なものを作り上げるには,基盤となる基礎が大切です。皆さんは今その基礎をつくる時期です。努力は,決して裏切りません。努力を積み重ねてこそ勇気を持って決断できるのです。新たなことにもどんどんチャレンジして下さい。」と激励して下さいました。
 新入生代表は答辞の中で,「この西京で過ごす3年間をどれだけ有意義なものにできるかは,私たち一人一人の意思にかかっています。新たなスタートに立った今,もう一度私たちは自分が何をしたいのかを確認し,悔いのない選択ができるよう全力を尽くして何事人も挑戦していきたいです。」と力強く決意を述べていました。

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上  学校長式辞  
中左 新入生宣誓
中右 新入生答辞
下  担任 紹介

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トレーニング機器のお披露目式を行いました。

 一般社団法人京一商西京同窓会におかれましては,学校創立130年にあたるにあたる平成28年度に,130周年記念事業として京都市教育委員会へ金500万円を寄付いただきました。
 この度,その寄付金の一部で西京高校のトレーニング機器を整備していただきました。トレーニング室を活用する本校陸上競技部は,京都市教育委員会から教化部として指定されており,平成29年全国インターハイでは23名が出場し,全国レベルの活躍をしています。
 3月27日(火)本校で実施したお披露目式で,生徒代表がお礼を申し上げる際に「さらなる高みをめざして努力し,日本一をめざします。」と力強く決意を述べていました。また,一般社団法人京一商西京同窓会の市村理事長からは,温かい励ましのお言葉をいただきました。
 今回新しく導入していただいた器具は,「グレートS955」「ローバック&アブドミナルクランチDF206」「サイ&ヒップコンディショナー2」の3種です。

 高価な器具を整備していただきありがとうございます。大事に使用させていただき,自分の目標を達成すべく頑張っていきます。

写真 上 トレーニングの様子          
   中 市村理事長より激励
   下 集合写真

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平成30年度 ごあいさつ

ごあいさつ                  京都市立西京高等学校 
                       校長 竹 田 昌 弘

 京都市立西京高等学校校長の竹田です。
 平成15年には,本校の伝統のさらなる充実と発展を図るために,『進取・敢為・独創』の校是の下,未来社会を創造するエンタープライズシップにあふれた,21世紀をリードする人材を育成するとの教育理念に基づき,「エンタープライジング科」が開設されました。さらに16年からは中高一貫教育も導入し,今年度の高校入学生で新学科第16期生を数え,「エンタープライズ第2ステージ」も中盤を迎えました。今年度は,さらなる飛躍をめざすために新学習指導指導要領を見据え,「エンタープライズ第3ステージ」への準備をスタートさせる年と位置付けています。
 本校は平成27年度に,文部科学省からSGH(スーパーグローバルハイスクール)として研究開発指定をいただき,これまでの取組を拡充しつつ,国際的に活躍できるグローバルリーダーの育成に積極的に取り組んでいます。
 私は,生徒たちが本校の掲げる三つのC(コンピテンシー)[【1】Communication(人とつながる力)【2】Collaboration(社会と関わる力)【3】Challenge(果敢に知と向き合う力)]をしっかりと身に付け,その能力や技能を最大限に生かして,激動する21世紀の世界で自分の役割を果たしながら活躍・貢献できる有為な人物となるよう,本校教育の充実発展に邁進していきたいと考えております。
 今年度の学校経営の基本方針を掲載いたします。ぜひご覧ください。今後とも御支援のほど,よろしくお願い申し上げます。

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平成30年度がスタートいたします。今年もよろしくお願いいたします!



本年度も,よろしくお願いいたします! 新しい年度が始まりました。
 平素から本校のホームページを御覧下さり,有り難うございます。
 今年度も,本校の取組等についての情報を,保護者・地域の皆様に発信してまいります。
 なお,これまでに掲載しました過去の記事につきましては,
  ・左下の「過去の記事」欄
  ・右上の「カレンダー」
  ・右上の「検索」欄
 等から御覧いただくことができますので,御利用下さい。


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全日制
8/11 (山の日) 3年東大実戦(〜1年2年外・希)
8/12 3年全統マーク(外) 学校体育施設開放日(グラウンド・二体・テニスコート)
8/13 学校閉鎖日 学校体育施設開放日(午後、グラウンド・二体・テニスコート)
京都市立西京高等学校
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