京都市立学校・幼稚園
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【穂美月展】生徒の作品が展示されています!

 恒例の京都市立高等学校書道作品展「穂美月展」(主催:京都市立高等学校書道教育研究会)の第28回展が,7月13日(水)から17日(日)まで,堀川御池ギャラリー(中京区油小路通御池押油小路町・京都堀川音楽高校内)の1・2階で行われています。
 市立高校の生徒たちが授業や部活動で創った作品に加え,御指導に当たっておられる先生方の作品も多数展示されており,本校からはパネルや軸等,2年生25作品,3年生14作品の計39作品が展示されています。
 どの作品も,墨の濃淡や文字の大小,余白や色の取り合わせなどに工夫を凝らした力作ばかりです。今後一層磨きをかけていかれることを願っています!

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 1枚目:ポスター
 2枚目上段: 先生方の作品
    下段: 本校生徒の作品(1)
 3枚目:   本校生徒の作品(2)
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全国高校総体に向けた「結団式」「出場激励会」に参加しました!

 7月12日(火),京都外国語大学森田記念講堂(右京区)にて,全国高等学校総合体育大会・全国高等学校定時制通信制体育大会等京都府選手団結団式が行われ,それに引き続いて市民スポーツ会館(右京区)にて京都市立高等学校からの出場激励会も開催されました。

 京都府選手団結団式では,選手約580人を代表して,本校陸上競技部の鵜池優至主将が「熊本などで被災し苦しんでいる方へのエールを込め,若い力で勇気や希望を与えられるよう,京都府代表としてのプライドを持ち,日々の練習の成果を十二分に発揮して,全力で競技することを誓います。」と,堂々と決意表明を行いました。

 今年の陸上競技の開催地は岡山です。(大会愛称「2016情熱疾走中国総体」)
 本校生(7種目・のべ13名)が出場します陸上競技は,7月29日(金)から8月2日(火)までの5日間の日程で,シティライトスタジアム(岡山県総合グラウンド陸上競技場)で行われます。
 選手一人一人が京都府代表の誇りを胸に,全国の舞台で実力を十二分に発揮できるよう願っています。カンバレ,西京生!

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 1枚目 府選手団結団式で決意表明する鵜池主将
 2枚目 府選手団結団式にて
 3枚目 市立高校出場選手激励会にて
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市立高校京大研修2016に参加しました!

 7月9日(土)13時30分から16時30分まで,京都大学農学部総合館(吉田キャンパス北部構内)にて,高大連携事業「市立高校京大研修2016〜京都大学での学びを実感しよう〜」が行われ,本校からは2年生61名が参加しました。
 これは,京都大学が行う高大連携事業の一つであり,京都大学と京都市教育委員会が締結した「連携協定」に基づくものです。生徒たちが京都大学の若手研究者と直接交流することによって,研究のおもしろさや奥深さに触れ,大学での学びに対するモチベーションを高めるとともに,京都大学での学びの魅力を実感すること,また今後の進路決定の一助とすることを目的として,今年初めて行われました。市立高校における連携指定校(堀川・紫野・西京)3校合わせての参加生徒数は,175名でした。

 全体会は,13時30分から14時50分ごろまで,農学部総合館1階のW100教室で行われました。講師は教育学研究科准教授の石井英真先生で,「学力問題を教育学的に探究する」というテーマで御講演下さいました。質疑応答も活発に行われ,生徒一人一人の今後の学びへの意識づけになったことと思います。
 15時10分からは約1時間,全体会と同じ農学部総合館1〜4階の10教室を会場に,分科会が行われました。生徒たちはそれぞれの興味関心に応じて参加する分科会を事前に登録していましたので,最も多い教室で32名,少ない教室は一桁と,京都大学の御厚意により,生徒の希望を最大限尊重した配置で行って下さいました。
 「電気でエネルギーを送ろう」「法律学の実践〜法解釈の手法に触れる〜」など,興味深い様々なテーマで大学院博士課程等で日々励んでおられる新進気鋭の研究者の皆さまから講義を受け,講義の後は質疑応答や意見交流が行われました。
 このうち,分科会3「鉄と生命の関わり」では,御自分の中学・高校以来の御経歴や研究の一端について紹介して下さり,最後に「人生において,やっておいて無駄になることはない。とにかく色々なことに興味を持ってみてください!」「大学受験で選んだ進路が将来を決定すると思わないで。大学院から進路変更しても遅くない!」「人とのつながりは大事。どこでどういうチャンスが転がり込んでくるか分からない!」等,これまでの御経験を踏まえて,生徒たちにアドバイスをして下さいました。

 最後に司会の先生からまとめがあり,16時40分ごろに,それぞれの会場ごとに分科会が終了しました。終了後も,熱心に質問をする生徒たちの姿が印象的でした。
 貴重な機会を下さいました関係の皆様方に,厚く御礼を申し上げます。誠に有り難うございました。

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  上段 全体会の様子
  下段 分科会の様子(1)

 2枚目 分科会の様子(2)

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一般社団法人京一商西京同窓会様からの「奨学生採用決定通知書交付式」が行われました!

 7月9日(土)午後1時30分から,本校3階校長会議室にて,一般社団法人京一商西京同窓会様の「奨学生採用決定通知書交付式」が開催されました。晴れの奨学生に採用された,京都市立高等学校9校(京都工学院を除く[1年生のみのため])の生徒15人が勢ぞろいし,同窓会理事長の北川明様から一人ひとりに通知書が交付され,生徒一人一人から,感謝と決意を力強く表明いたしました。
 この奨学制度は,「一般社団法人京一商西京同窓会奨学金給与規程」に基づき,本校をはじめとする京都市立高等学校9校の生徒15人に年額120,000円が給付されるもので,「学業人物ともに優れ,学習に意欲ある者」がその対象となります。
 会場には保護者の方々も参列され,厳粛な中にも喜びに満ちた式となりました。
 開会挨拶で北川理事長は,「この奨学金は創立100周年の年に社団法人の公益事業の一つとして創設が提言され,同窓会として寄付を募り,昭和63年(1985年)から始まりました。皆さんは,失敗を恐れず,それぞれの目標に向かって自信を持って進んでください。」とお話になりました。 
 奨学生たちは,「一つでも多くの資格を取得できるよう努力します。」「感謝とともに責任も感じています。御期待に応えられるよう励みます。」「奨学生としての自覚を持って勉学に励み,夢を実現できるように頑張ります。」など,感謝と決意を新たにしていました。
 奨学生の皆さんがこの御厚意を夢の実現に生かし,ますます活躍されることを祈念しております!

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1年生対象の講演会を行いました!

 7月9日(土)土曜活用講座終了後の11時50分から,7階大講義室にて,1年生全員を対象に特別講演会を行いました。
 講師は,「芸術認知科学」が御専門の齋藤亜矢先生(京都造形芸術大学文明哲学研究所准教授)で,「サイエンスの視点,アートの視点」という演題でお話し下さいました。

 齋藤先生は「進化の過程で,ヒトはなぜ絵を描くようになったのか」「子どもの絵はどのように発達するのか」「写生はなぜむずかしいのか」「アートに感動するのはなぜ?」「表現すると気持ちがすっきりするのはなぜ?」といったテーマで御研究をなさっていて,今日の御講演では,「ヒトはなぜ絵を描くのか」という点からお話を始めて下さいました。
 
 ヒトには,文字のない文化もありますが,絵などの芸術がない文化は,ほぼ皆無といっていいそうです。「描く」という行為は,キリンの長い首やクジャクの飾り羽のように,生存や繁殖に直接結びつきそうもないのに,なぜなのでしょうか。
 ヒトはなぜ絵を描くのか?・・・描く心の起源をさぐるために,齋藤先生は,進化の隣人(ヒトとチンパンジーのゲノムDNAの違いはわずか1〜2%で,ウマとシマウマの違いよりも近いそうです。)であるチンパンジーとヒト幼児との描画行動の比較をなさったそうです。
 その中で,チンパンジー個々に“画風”の違いがあること,ヒトの子どもの絵は,成長に伴って“なぐりがき”から“表象画”に発達していくことなどが分かりました。更にさまざまな実験を行う中で,チンパンジーに「シンボルを扱う能力」があり,個体の認識(ヒトやチンパンジーの写真を見て,誰かわかる),数字の認識(物の数や数の大小・順番がわかる),色と数の認識(11種の色と,対応する漢字が分かる),単語の組合せ(「5本」の「赤い」「鉛筆」など,組合せ概念がわかる)といった力はあるが,「何かを表した絵」を描かないことが分かりました。
 さらに「なぜ?」を突き詰めるため,部分が欠落した絵への描画実験をしたところ,「チンパンジーは運動調整能力があっても,補完しない」「ヒトは運動調整能力が未熟でも補完しようとする」ことが分かりました。そして,この「補完する/しない」の分かれ目は,「今ここに『ない』ものをイメージして補う想像力」の有無にあるのではないか,と,いくつかの例(アルタミラの洞窟壁画で,壁面の凹凸や亀裂などの形状を利用して今ここにないイメージを想起して「ない」ものを補っている例,また,幼児の描画行動でも,描線に物のイメージを見立てて線や円などを加えて線路やアンパンマンを描く例など)を示しながらお話し下さいました。
 そして,このヒトならではの認知的な特徴である「描線に物のイメージを見立てる想像力」が芸術を生み出したヒトの基盤ではないか,と考えを進められ,「見えない獲物の動きを読みながら行われる計画的な狩猟」「完成形をイメージしながら進められる石器の製作」などといったことや,「言葉の獲得」によって,「常に“何か”として見ようとする」「一次的な視覚情報を分類してシンボルに置き換える」想像力・思考が獲得された,とお話し下さいました。
 更に,点描のような曖昧な画像を示され,生徒に「何に見えますか」と問い掛けられました。実は,この中に“ある動物”(伏せておきます)の姿が見えるのですが,これを例に,ヒトの視覚認識には「後頭葉から側頭葉に至る腹側経路(モノが何であるかの情報処理)」と「後頭葉から頭頂葉に至る背側経路(動きや空間の情報処理)」という2つの経路があり,その結果の処理の仕方としては,網膜で感じた光の配列を分析するボトムアップ,知識参照からそれが何かを判断するトップダウンの2つが組み合わさって「何であるのか」を判断しているそうです。ヒトは,見立て・想像を働かせる回路を獲得した代わりに失ったものもあるということで,チンパンジーに見られる「直観像記憶」の実験の映像も流して下さいました。

 最後に,これから文系・理系のコース選択をする皆さんへということで,齋藤先生の研究遍歴と今後に向けてのアドバイスをお話し下さました。

[研究遍歴]
 大学の4年間は「理学部(人類進化論講座)」。ポケットゼミ(1回生でも入れるゼミ)で恩師との出会いがあり,「チンパンジーの1・2歳児の行動発達」を研究。
 大学院修士課程は「医学研究科(人間生態学分野)」。高齢者の認知機能と「うつ」を研究。博士課程は東京藝術大学大学院の「美術研究科(美術解剖学研究室)」。美術の起源(ヒトはなぜ絵を描くのか)を,チンパンジーとヒト幼児の描画行動の比較などを通して研究。修了後は京都大学野生動物研究センター(熊本サンクチュアリ)でチンパンジーの遊びの研究を行い,中部学院大学教育学部を経て,今年4月から現職に就かれました。

[アドバイス]
 大切なのは,自然や現象に目を向け,「!」と感じる力。その「!」をかたちや音にするのがアートであり,「!」から「?」を深めていくのがサイエンス。同じ「!」を追い求めるにしても,「そのメカニズムは?」と考えるなら物理学だし,「ほかの文化ではどうか?」と考えると文化人類学だし,「なぜそう感じるの?」を明らかにするのは認知科学,というように,さまざまな方向・角度から考えていくことが出来る。そして,「!」を応用するのが科学技術。
 アートとは,“物の見え方”を変えるもの。(既成概念をこわし,新たな価値を見出す[想像力])。ぜひ「アートな生き方」をして下さい,と勧めて下さいました。
 そして,締めくくりとして,悩んだときはInput(外を歩いて,いろいろなものを見る,本を手当たり次第に読む)してみたり,Output(自分の好きなもの/ことを書き出してみる,誰かに話してみる)してみたりして下さい。外に出すことで,“頭の風通し”をよくしましょう,と,これから文理選択を控えた生徒たちに呼びかけて下さいました。

生徒の感想です。
・「ヒトはなぜ絵を描くのか」という問いがそもそも素敵だと思った。大変興味深い内容の講演で,もう1回聴きたい!と思った。
・私はやりたいことがコロコロと変わることを今まで自分の悪いところだと考えていたけれど,今日の講演を聴いて,自分のやりたいこと,不思議だと思うことはいっぱいあってもいいんだ,と分かった。もっと社会に目を向けて,「?」や「!」をいっぱい見つけて,いろんなことに興味を持って,いろんなことを頑張って・・・。その上で自分の本当に「やりたいこと」と見つけたいと思った。
・文理選択は,自分にとって人生のターニングポイントになると思う。後悔しない選択ができるよう,視野を広くして考えていきたい。
・西京という,自分のやりたいことやなかなかできないようなことを積極的にやらせてくれる学校に通っているのだから,自分の視野を広げることにつなげられるよう,たくさんのことに自分から挑戦していきたいと思った。


 あっという間の50分間でした。お忙しい中,生徒たちのために御講演下さいました齋藤先生,有り難うございました!

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附属中学校3年生保護者の皆様対象・高校説明会を行いました!

 7月9日(土)10時から,7階大講義室にて,附属中学校3年生の保護者の皆様を対象とした「高校進学説明会」を行いました。

 冒頭の挨拶で竹田校長は,「市内の中学生は,3年生の後半に受験勉強をしながら高校選びを行い,自分の生き方を考え,進路先を選択していく。内進生も,この中3後半をいかに過ごすかが大変重要なポイントだと思っている。」として,「附属中学校から西京高校への進学は,皆様方にその権利はあるけれども,義務はありません。じっくりと子ども本人の本音を引き出した上で,自分で意思決定(リセットと決断)をしっかりとさせてほしいし,今後,一人一人の主体的学びが更に進んでいくように御家庭でも応援をお願いしたい。」と,高校進学に向けての心構えを述べられました。
 続いて,岩佐主幹教諭(教育推進部長)からは,「西京高校の概要及び特色」「11期生(附属中学7期生)の進路結果」「高校から見た中学3年生」の3点について,スライド資料による詳細なデータも用いながら,高校での学びの特徴や先輩たちの学年の頑張り,また「興味関心の幅を広げるとともに,“教えてもらう”から“自ら進んで学ぶ”姿勢への移行」の大切さなどについて御説明しました。
 今後とも,家庭と学校との連携のもと,さまざまな取組を進めてまいりたいと思います。公私ともに何かとお忙しい中,また雨天でお足元が悪い中にもかかわらず,多数の保護者の皆様に御参加賜りまして,誠に有り難うございました。

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3年生進路検討会を行っています!

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7月7・8・11日の3日間の日程で,3年生の「進路検討会」を行っております。これは,模擬試験の結果や本人の進路希望等をもとに,生徒個々の進路指導方針を決めるために,また,13日(水)から始まる個別懇談会に3年担任団として共通した認識で臨めるように行っているもので,エンタープライジング科第1期生以来毎年この時期に実施しています。
 3年担任・進路部と各教科担当の教員が,生徒一人ひとりの指導方針について真剣に検討していきます。放課後16時50分から検討会を始め,初日(7日)は,21時30分ごろに終了しました。明日以降も,生徒の皆さんのこれまでの頑張りと,これからの努力に思いを馳せながら,精力的に検討を続けます。

【1年生】七夕の笹飾りをしました!

 本館6階中央のホールで,1年生の学年による七夕の笹飾りが行われています。生徒たちは,短冊に思い思いの願いを書いていました。
 皆さんの健やかな成長と,一層の活躍を祈念しています!

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1・2年生対象保健学習会を2週連続で行いました!

 性感染症予防に関する「保健学習会」を,6月30日(木)7限には2年生全員を対象に7階大講義室にて,7月7日(木)7限には1年生全員を対象に7階メモリアルホールにて,それぞれ行いました。両日とも講師は京都教育大学教育支援センター長の関口久志教授で,「HIV/エイズ・性感染症の理解とよりよい関係性」というテーマで御講演いただきました。

 冒頭,関口教授は,生徒たちに向けて大人を代表して謝罪の言葉をのべられました−「性に対する正しい知識を,きちんと大人から伝えられなくてごめんなさい」と。これは,昔,関口教授が京都府内の高校で保健体育科の教諭として教鞭をとられていたときの体験を踏まえてのものだそうです。生徒たちは普段から話をしっかり聴く集団ですが,この言葉で一気に講演に惹きこまれ,終始全員が真剣に聞き入っていました。
 関口教授御自身が実際に関わられた事例をいくつか紹介して下さりながら,性感染症に対する正しい知識も確認しつつ,「男女間の恋愛における対等な関係とはどういうことなのか」等について,快活な話しぶりで御講演を進められました。笑いもあり,深刻な事例を元に考えさせられる場面もある中で,生徒たちはその都度,互いに議論をし,よりよい人間関係について考えました。男女相互の安全・安心を心がけること,我慢だけではよい方向に行かないこと,お互いによく話し合うことが大切であること等々をお話になり,男女間の関係性では,「男性の考え方が良い方に変われば,性感染症はもっと減らすことができる。彼女のことを本当に大切にできる,『21世紀型のいい男』になろう」と訴えて下さいました。また,エイズや性感染症の実態もグラフなどで分かりやすく説明して下さり,かかってしまった際の相談先についても教えて下さいました。教授のメリハリと迫力のある語り口に引きこまれ,時間があっという間に経過しました。
 最後に,関口教授は次の言葉で締めくくられました。「よい人間関係は,『別れるとき』に分かる。微笑みと感謝で,また会おうと言って別れられるように。」

 時間の都合上,質疑応答の時間がとれなかったのが残念ですが,友人・男女・親子の関係など,周りの人たちとの関係を見つめ直すのによい示唆をいただいたことと思います。この講演で学んだことが,今後の一人一人の生き方や考え方によい影響を与え続ける糧となることを願っております。
 関口教授,お忙しい中御講演下さり,有り難うございました。

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 1枚目 2年生(大講義室にて)
 2枚目 1年生(メモリアルホールにて)

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今年も京都大学デザインスクールの発表会に参加しました!

 7月6日(水)午後,京都大学デザインスクールの修士科目「情報通信技術のデザイン」(担当:石田亨教授・佐藤高史教授)の高校生向け発表会に,本校1〜3年生の希望生徒17名が参加しました。
 この科目は,招待講演,ワークショップ,高校生への発表会などといった新しい試みを含む情報学領域の概論科目です。今回の「発表会」は全国的にも珍しい高大連携の取組で,この科目を履修している情報学研究科等の修士課程大学院生約20名が,科目最後の「試験」として“情報通信技術がどのようにデザインされているか”をテーマに「できるだけ分かりやすく」高校生に向けてプレゼンテーションするという企画です。(会場は京大吉田キャンパスで,堀川高校の生徒3人も一緒に参加しました。)今年度で4年目の取組となります。
 今年は,Internet of Things (=IoT),ビッグデータ,人工知能(AI),セキュリティの4つ技術に関する発表ブースが用意されており,PCを用いたデモを交えて,大変分かりやすいポスター発表をしてくださいました。
 ポスター発表の後には,高校生と大学院生が一緒になってワークショップに取り組みました。今回のテーマは,「今,困っていること」を解決するための未来の情報通信技術のデザインについて考えるというものでした。生徒たちは身近な学校生活での悩みなどを出し合い,先ほどポスター発表で学んだ4つの技術を使うことによって解決できることは何かをディスカッションして,未来の情報社会についての考察を深めました。最後に行われたワークショップの報告は高校生が担当し,「将来の情報社会についての理解が深まった」,「大学院生の説明が詳しくて分かりやすく,専門的な内容もよく理解できた」といった感想を述べていました。
 発表会の前後には,生徒たちは有名な京大の時計台を見学したり,大学構内のカフェでゆっくりキャンパスの雰囲気を味わったりしながら過ごしました。


 生徒の感想です。

・さすが京大生!と言わんばかりのクオリティのポスターと発表内容にとても興奮しました。IoT,ビッグデータ,AI,セキュリティのどの部門もこの世界の可能性をより大きくするものだと心から感じました。ただ,逆に言えば,今後の技術や製品はこれらのどの観点から見ても高水準でなければならないということであり,この発表会を通して“将来への楽しみ”とともに“今後社会で活躍する難しさ”も感じました。とても有意義な時間でした。
・興味深い話ばかりで,ひとつひとつの話題を楽しく聞くことができました。大学に入れたら,このようなことをもっと詳しく学び,人に上手に説明することができるようになりたいと思います。そして,社会に出て,今回の話で考えたようなさまざまなアイディアを僕自身の手で現実のものとしたいです。
・私は,将来の進路の視野を広げる目的で参加させていただきました。ポスターセッションや話し合いを通してその目的を十分に果たすことができました。これからの自分の人生に情報学という新しい道を作ることができたとともに,今後への期待をもつことも出来ました。ありがとうございました。


 京都大学の皆様,今年も大変貴重な機会を提供して下さり,本当にありがとうございました!

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 1枚目 ポスター発表の様子
  上段 今起こっているサイバー攻撃をリアルタイムで表示したもの
  下段 人工知能のLINEアカウント「りんな」に話しかけてみる
 2枚目 ワークショップの様子
  上段 ディスカッションの一場面
  下段 報告をする西京生

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7/18 (海の日)
7/19 月1234 個別懇談会
7/20 木4567 個別懇談会
7/21 夏季休業(〜8/24) 1・2年夏季学習講座 GTEC  3年夏季進学補習
7/22 1・2年夏季学習講座 3年夏季進学補習
京都市立西京高等学校
〒604-8437
京都市中京区西ノ京東中合町1
TEL:075-841-0010
FAX:075-822-5702
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