京都市立学校・幼稚園
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本日,第3回学校説明会を行います!

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 本日(12月12日[土]),本校にて第3回学校説明会を行います。
 第1回と第2回の説明会に参加できなかった方は,本校エンタープライジング科前期選抜の実施概要や入学後の学習活動及び学校生活等についてより理解を深めていただくため,ぜひ御参加下さい。
 なお,説明させていただく内容につきましては,第2回の説明会と同様のものとなっております。

 次 第
   9:30〜 受付 (本校7階エレベーターホール)
  10:00  全体説明会(本校7階大講義室)
  11:40  全体説明会終了 個別相談・施設見学
(12:30終了予定) 

 内 容

 (1)全体会
    ・入学後の学習活動及び学校生活について
    ・本校の進路指導について
    ・入学者選抜の実施概要について

 (2)個別相談会・施設見学

 対 象
   京都府内の,本校入学を希望する中学3年生及びその保護者

 備 考
   ・詳細は右側メニューの「配布文書」をご覧ください。
   ・御参加の皆様は,「学校説明会参加カード兼資料引換券」に必要
    事項を御記入の上,点線で切り取っていただき,御持参下さい
    ますようお願いいたします。(受付で御提出下さい。)

西京高校に興味を持たれている皆様方の御参加を,心からお待ち申し上げております!

3年生進路検討会が始まりました!

 いよいよ受験本番。3年生進路検討会が始まりました。
 12月10日(木)・11日(金)・14日(月)及び15日(火)までの4日間,3年間積み重ねてきた模擬試験の結果をはじめとするさまざまな進路データをもとに,3年生全員の進路志望の検討を行います。3年生学級担任はもちろんのこと,教科担当者や進路部等も参加し,一人ひとりの志望状況・学力の伸び・保護者の意向等を総合的に判断しながら,大学入試センター試験後の国公立大学出願を見据えた,学校としての指導の方向性を決めていきます。
 センター試験まで38日。ガンバレ! 11期生

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COP21開催記念「京都からパリへ世界へ エコ玉手箱」プロジェクトの続報です!

 11月28日(土)午後から翌29日(日)朝にかけて,京都市内の会場にて行われましたCOP21開催記念「エコ玉手箱」プロジェクト。本校生徒有志14名(1年生13名+2年生1名)を含む京都市立高校生33名や大学生等から成る参加者約75名(うち,泊まり込んでの参加は約60名)が,合宿形式でミニレクチャーを受けたり,ブレインストーミングを行ったりしながら,環境について考え,持続可能な世界の構築に向けて思いをまとめ,パリとのスカイプ中継で相互に取組を発信するとともに,パリにおくる「エコ玉手箱」に納める作品づくりも全員で協力しながら行いました。
 これは,「結」「守」の文字を染め抜いた色とりどりのハギレを短冊形に切り抜いて箱に詰めてフランスの会場に送り,現地でお好きなハギレを御来場の皆様にお選びいただき,「<結>んだ議定書を一人一人が<守>る」という気持ちを込めて缶バッジ(ハイムーン先生の環境マンガが描かれています)を装着した着物に結んでいただいて完成する,という趣向の作品です。[片木孝治先生の御指導より行われました。]

 合宿当日の様子は,こちらを御覧下さい。 (その1) (その2)

 その思いの詰まった「エコ玉手箱」が,京都市環境政策局の皆様の手によってフランスに届けられ,現地の方々に御覧いただいているとの連絡をいただきました。
 写真を見ますと,「日仏産業フォーラム」やCOP21会場の京都市展示スペース,パリ市近郊コロンブ市内の農園の集会所等,さまざまな場所で御覧いただいているのが分かります。このプロジェクトには,京都で,そしてパリで,多くの方々や団体が関わって下さっており,皆様の御支援・御尽力で盛会裡に行うことができました。

 よりよい地球環境を次代に引き継いでいくために,COP3からCOP21そしてCOP”X”へと,一人一人が継続してしっかりと取組を進めなければなりません。そのためには,私たち一人一人が,身近なところから具体的に行動していく必要があります。
 西京生に連綿と続くエコの取組の,継続・発展も期待しています!
 
[写真]
 上部の4枚組
  上:COP21会場にて,京都市の取組を紹介する中で「エコ玉手箱」
    を紹介・展示
  下左:日仏産業フォーラムにて紹介(会場入口付近で展示してい
     る様子)
  下右:パリ市郊外コロンブ市の農園の集会場にて

 下部:西京チームのポストカードとエコ玉手箱ポスター

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1・2年生後期中間考査が始まりました!

 12月10日(木)から15日(火)まで,4日間の日程で1・2年生後期中間考査が行われています。各教室で,生徒たちは真剣に問題に取り組んでいました。

 また,3年生はいよいよ本日で大学入試センター試験まであと38日となりました。それぞれの講座に分かれて,熱心に授業を受けています。本日午後からは,いよいよ教員による「3年生進路検討会」も始まります。

 これまで培った力をしっかりと発揮できるよう,生徒の皆さんは残りの期間も体調に気をつけて頑張って下さい。一層の飛躍を期待しています!

[写真]
 左:考査中の様子(1年生)
 右:進路部前の残暦表示板

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1年生外進生がアイディア企画演習の最終発表会を行いました!

 12月3日(木)6・7限の時間に,1年生外進生がホームルーム教室とエンタープライズ演習室の計8会場に分かれ,内進生を含む1年生全員の前でアイディア企画演習の最終発表会を行いました。

 1年生の専門科目「エンタープライズI」で外進生が取り組んでいます「アイディア企画演習」。5月以降,13回にわたって取り組んできました。6つの協力企業からいただきました“ミッション”からそれぞれの生徒が1つを選び,3〜5人のグループで業界研究やその企業の強みの分析を行ったり,ミッションの文言を読み込んでその意図や狙いを深く理解したり,学校図書館やタブレット端末から得られる情報なども利用したりしながら,「提案」としてスライド発表できるようにまとめてきました。この間,内進生が取り組んでいる「高校生ビジネスプランコンテスト」(主催:日本政策金融公庫)の最終発表会を見学したこと,また教科「情報」で取り組んだ「プレゼン大会」での経験や助言も踏まえて,40グループがそれぞれのアイディア企画をプレゼンテーションしました。

 各会場とも,発表者以外の生徒たちは,まず7分程度の発表を聴き,講評を2分程度で所定のフォームに入力します。その後,質疑応答に移り,5分程度いろいろな観点からの“突込み”が入る,という流れで行われました。講評の際は「調査力・論理性・表現力・独創性」を中心に見ながら,個々人がアドバイスを書き込んでいきます。
 質疑応答では,すでに中学3年生でこのプログラムを経験している附属中学校出身の内進生を中心に,「このアイディアって,この企業の強みと何か関連があるのですか」という根本的な突込みなど,鋭い質問が飛び交いましたが,発表者は率直かつしっかりと答弁をしていました。

 今後,12月21日(月)には締めくくりの「優秀作品発表会」が行われます。後期中間考査期間をはさみますが,今日の発表会で出された疑問点を解消して,よりよい提案となるように期待しています!

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COP21開催記念「京都からパリへ世界へ エコ玉手箱」プロジェクトに生徒有志が参加しました! (その2)

 参加者全員での記念撮影の後,スペシャルゲストのお三方は次の御公務に向けて出発されました。
 お見送りの後,19時ごろから予定されていますフランス・パリとのスカイプ中継に向けて,それぞれの団体で集まって,最後の打合せを行いました。西京チームは,ああでもないこうでもないとそれぞれが意見を一通り出した後は,まとめ役を買って出た1年生がうまく意見を取り入れながら,内容の構成や話し方等,自分たちだけで発表内容を詰めていました。

 この夜の最大の目玉であるパリとの「スカイプ中継」は,通信環境が思わしくなく,結局少し会話を交わしただけで残念ながら終了することになりました。そして,発表するはずだった内容を動画で記録してそれぞれで観ることにし,西京チームは最初と最後をフランス語でにこやかに語りかけ,途中は日本語で,校内でのごみ分別・削減の取組について実演付きで説明しました。

 食事の後は,パリで展示する作品をひたすら制作するチームがあったり(西京生も大活躍していました),研究や進路のことを語り合うグループがあったりと,大学生と高校生が思い思いの形で交流し,夢を語り合っていました。

 翌29日(日)は,早朝5時過ぎに起床し,5時30分(パリ時間では21時30分)から再びスカイプ中継に臨みました。昨晩とは打って変わってクリアーな画面で,サステナブルキャラバンの「ソーラーパネルを搭載した自作のワゴン車」や現地で御参加の皆様の声もよく聞こえました。冒頭に同時多発テロ事件の犠牲者に黙祷を捧げ,この間にお互いが見た動画の感想を述べ合いました。結びに,COP21が成功し,人類の未来のための「パリ議定書」が無事に成立するよう祈りながら,お互い手を振りあって中継を終了しました。

 締めくくりに「ミニレクチャー(2)」として浅利美鈴先生からの「環境」についての講義があり,結びに参加者全員で記念撮影をして,2日間にわたった「合宿」は無事終了しました。

 盛り沢山な内容で,西京生にとっては新たな出会いと発見に満ちた,玉手箱ならぬきらきら輝く宝石箱のようなプログラムだったのではないでしょうか。
 よりよい地球環境のために,COP3からCOP21そしてCOP”X”へと,継続してしっかりと取組を進めなければなりません。これを契機に,西京生一人一人が,身近なところから具体的に行動していって下さい。期待しています!


[写真]
1枚目(1日目深夜まで)
 1段目左:フランス総領事との懇談/右:総領事による“結び初め”
 2段目: スカイプ中継に向けての本校生の打合せの様子
 3段目左:本校生の発表収録の様子
 3段目右:パリとの交信を試みている様子
 4段目: 作品のパーツを制作する様子
      (布を切ったり文字を染めたハギレを干したり等)

2枚目(2日目)
 1段目左:パリとのスカイプ中継の様子(1)
      (ワゴン車が映っています)
 1段目右:パリとのスカイプ中継の様子(2)
      (制作したハギレを詰めた箱を,パリの方々に見て
       いただいているところ)
 2段目左・右:ハギレを結んでもらう着物(缶バッジがたくさん
        付いています)
 2段目中央:制作したハギレを詰めた箱の中身
 3段目左:パリとのスカイプ中継の様子(3)
      (パリの参加者との懇談)
 3段目右:浅利先生によるミニレクチャー(2)
 
3枚目(集合写真とポスター)
 上段: 参加者全員
 下段左:エコ玉手箱プロジェクトのポスター
     (“PRAY FOR PARIS &FUTURE”と書かれています。)
 下段右:西京高の宿泊参加生徒

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COP21開催記念「京都からパリへ世界へ エコ玉手箱」プロジェクトに生徒有志が参加しました! (その1)

 11月28日(土)14時から翌29日(日)8時にかけて行われましたCOP21開催記念「エコ玉手箱」プロジェクトに,生徒有志14名(1年生13名+2年生1名)が参加しました。

 本校では,これまでから,「一般社団法人びっくりエコ発電所」(京都市市民協働発電受託団体の一つ/本校屋上にも太陽光パネルが設置されています。)との協働のもと,生徒への環境教育に取り組んできています。
 今年の11月30日から12月11日まで,パリで「COP21」(国連気候変動枠組条約第21回締約国会議)が開催されることを記念して,パリの若者と,平成9年12月に「COP3」が開催され,「京都議定書」が採択された地であるここ京都の若者とで行う「盛り上げ企画」(パリにおける事業名は,「COP21キャラバン・ド・リベルテ発電所〜サステナブルキャラバンプロジェクト」です。)への参加も,びっくりエコ発電所様からお声掛けいただきました。このプロジェクトに関しては,2年生の取組(ごみ分別・削減を目指す「2Rプロジェクト」)を引き継ぐ形で,1年生に「COP21プロジェクト」参加希望の有志生徒を募って取り組んできています。
 そのメインプログラムとして,「京都とパリを結んでのスカイプ中継による相互の取組発信」を,11月28日(土)午後から29日(日)朝にかけて行ったものです。[主催:一般社団法人びっくりエコ発電所(京都),Terra Citta(パリ)/共催:NPO法人グローカル人材開発センター/後援:京都市 パリ市 ユネスコジオパーク “ナテュルテジョ” ほか]

 京都市立高校生33名(洛陽工業高校自動車部11名,伏見工業高校水力発電グループ8名及び西京高校COP21パリ開催記念プロジェクトチーム13名+2R研究チーム1名)や大学生(「エコ〜るど京大」「アートキャンプ」「Xキャンプ」・・・京都大学,京都工芸繊維大学,京都府立大学,同志社大学,京都精華大学,京都造形芸術大学)等から成る参加者約75名(うち,泊まり込んでの参加は約60名)が,合宿形式でミニレクチャーを受けたり,ブレインストーミングを行ったりしながら,環境について考え,持続可能な世界の構築に向けて思いをまとめる取組です。

 本校有志生徒は,土曜活用講座終了後に校内で行いました「環境シンポジウム」(京エコロジーセンター館長・高月 紘先生,京都大学環境科学センター助教・浅利美鈴先生,びっくりエコ発電所事務局長・田村芳雄様に御臨席いただきました。)での発表終了後,すぐにJR丹波口駅近くの会場に移動し,昼食をとりました。

 14時から合宿プログラムが開始となり,浅利美鈴先生の司会により,まずは激励メッセージを西本清一先生(京都市産業技術研究所理事長)と高月 紘先生(京エコロジーセンター館長)からいただき,次に参加各チームの紹介へと移りました。
 その後,アイスブレイクを兼ねて,参加者をシャッフルしたグループごとに,各自の自己紹介とミニプレゼン(小さなポスターに全員で相談して「○○な京都が好き! だから○○」という提言をまとめて発表するという課題)を行いました。西京生は,日頃行っているグループワークやポスター発表の経験を活かして積極的に発想や意見を出したり見やすくまとめたりと,どのグループでも積極的な,目立った動きをしていました。
 完成後はどのチームも工夫を凝らした発表を行い,参加者全員で投票して,最優秀作を選出しました。

 16時過ぎからは片木孝治先生(建築家・株式会社応用芸術研究所代表取締役・京都精華大学非常勤講師)による「ミニレクチャー(1)」があり,17時過ぎにはスペシャルゲストとして京都市長門川大作氏がお越し下さり,激励メッセージを下さいました。また17時30分ごろには在京都フランス総領事シャルランリ・ブロソー氏(駐日欧州連合代表部のプロジェクト「EU があなたの学校にやってくる」で,11月12日[木]7限目,本校にて1年生全員に御講演をして下さっており,COP21チームの生徒たちは,講演後の座談会でも親しく総領事様とお話しをさせていただいています。)もフランス外務省の極東担当の方とともにお見えになり,まずは参加者全員で,パリ中心部と近郊で11月13日夜(日本時間14日早朝)に発生しました同時多発テロ事件犠牲者の御冥福を祈念して,黙祷を捧げました。各参加グループの活動紹介を行った後,パリで展示する「エコ玉手箱」の作品(着物に色とりどりのハギレ[「結」「守」と文字が染められています。]をパリの人々が思い思いに結び付けて完成します)の”結び初め”を市長と総領事とがそれぞれ行っていただきました。


[写真]
1枚目(1日目オープニング〜アイスブレイク)
 1段目左:開会の様子/右:西本先生からの激励
 2段目左〜3段目左:高校生チーム紹介(順に,洛陽・西京・伏見)
 3段目右〜4段目:アイスブレイクの様子

2枚目(1日目ミニプレゼン〜スペシャルゲスト)
 1段目〜3段目:グループごとのミニプレゼン
        (どのグループにも西京生がいます)
 4段目左:片木先生によるミニレクチャー
 4段目右:スペシャルゲストの皆様との懇談

3枚目 スペシャルゲストの皆様との記念集合写真  

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1年生「環境シンポジウム」を行いました! (その2)

【第2部】高月紘先生による講評及び環境ミニ講義

 引き続き,一般社団法人びっくりエコ発電所代表理事でいらっしゃいます高月紘先生(京エコロジーセンター館長)から,講評とミニ講義を行っていただきました。

 発表では「ごみの分別」を中心に報告してもらったが,3Rには順番があり,2R,とりわけ発生抑制(ごみを作らないこと)が最も大切である,として,「京都市ごみ減量推進会議」の内容の一部を,“ごみ減太郎のくらし”と題して紹介して下さいました。御自身が描かれました環境まんが(高月先生は,「ハイムーン」のペンネームをお持ちの,マンガ家でもいらっしゃいます。)を示しながら,「おむつは布おむつで」(紙おむつは家庭ごみの4〜5%を占めているそうです。)「昼食は弁当かリユース食器で」「飲み物はマイボトルで」「買い物のときは裸売りや詰め替え用を購入する等,環境配慮製品を」「古着を利用したり繕ったり等して衣服は長く着る」「料理は計画メニューで」「リメイクを楽しむ」等のポイントを示され,「もっと違った2R生活があれば提言を」と呼びかけてミニ講義を終えられました。

 最後に,生徒代表からお礼の言葉を述べて,12時40分に環境シンポジウムは終了しました。
 その後すぐに「COP21パリ開催記念プロジェクトチーム」の生徒たちは1階校門付近に集合し,午後からの「記念プロジェクト」に向けて出発しました。

 生徒の感想です。

 ・細かい分別の仕方をきちんと再確認することができました。意外と分
  別方法を間違っていたことがわかったので,家でも学校でも気をつけ
  て,正しい方法でごみの分別をしていきたいと思いました。
 ・これからどのように人々の意識を変えていくか,そしてどのように環
  境に優しい生活を送る土台を作っていくかが課題になるのだと思いま
  す。
 ・食べ残しをしないように心掛けたり,買い物に行く時にはエコバッグ
  を持参したりする等,身近なことから実践したいと思いました。
 ・古いものを大事に使っていくのは,新しいものに飛びつくよりもかっ
  こいいと思いました。皆がやれば変わっていくと思うし,楽しそうな
  のでやってみたいです。
 ・3Rに優先順位が存在するなんて知らなかったので,なるほどなと思
  いました。これからは,2R型のライフスタイルを意識していこうと
  思います。
 ・講演を聴いて初めて知ったこともたくさんあり,自分たちで工夫し
  て2R型のライフスタイルを作り上げていきたいと思いました。
 ・環境を守るとか,3Rや2Rという言葉は,スケールが大きすぎて遠
  い話のように思っていました。しかし,高月先生の講義を聴いて,
  私にも身近に出来ることがあるのだとわかりました。自分が出来る
  ようになったら,周りの人にも呼びかけて輪を広げていきたいです。
  また,行動するのも大切ですが,それと同時に知識も蓄えていくよ
  うにしたいです。


 お忙しい中御来校・御講演下さいました高月先生,及びお世話に与りました関係の皆様方に厚く御礼申し上げます。誠に有り難うございました!


[写真]第2部の様子
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1年生「環境シンポジウム」を行いました! (その1)

 11月28日(土)土曜活用講座終了後の11時50分から,7階メモリアルホールにて,1年生全員を対象に「環境シンポジウム」(主催:一般社団法人びっくりエコ発電所)を行いました。
 このシンポジウムは,「京都市市民協働発電制度」を利用して平成25年3月から本校屋上に設置・運用されている太陽電池パネルの運営主体である「一般社団法人びっくりエコ発電所」様の御厚意により,発電サイトである本校を発信サイトにもするべく毎年行われているもので,今回で3回目となります。
 これまでは「びっくりエコ発電所」の理事をお務めの先生方からの御講演が中心でしたが,今回は,本年3月から発足しています「2R研究プロジェクト」の最終報告として,校内におけるごみ分別・減量の調査研究報告と分別等の徹底呼び掛けをまず生徒から行い,その講評及び「環境ミニ講義」を,一般社団法人びっくりエコ発電所代表理事でいらっしゃいます高月紘先生(京エコロジーセンター館長)からいただくという形式で行いました。

【第1部】2R研究プロジェクト最終報告

 前半では,3月から取り組んでいます「2R研究プロジェクトチーム」(2年生有志)の研究を引き継いだ「COP21パリ開催記念プロジェクトチーム」(1年生有志)が報告を行い,ごみ分別の一層の徹底と,ごみ削減に向けた呼び掛けを行いました。
 
 まず,3R(Reduce[発生抑制],Reuse[再使用],Recycle[再生利用])と2Rの説明をした後,12期生が1年生の3月に立ち上げた「2R研究プロジェクトチーム」の活動の一部を紹介しました。ごみ箱の「ごみ組成調査」(調査当時の分別方法は,“ペットボトル”と“それ以外の燃やすごみ”の2種類のみ)の結果から,紙ごみの割合が高いことが分かり,ごみ削減の方針として「古紙回収」に狙いを定め,実験的に古紙回収ボックスを教室に設置しました。(現在は全クラスに常設)
 また,ごみ削減に向けた意識面のアンケート調査を「しまつのこころ条例」制定前後に行い,家庭と学校とでのごみ分別の有無やごみを捨てること自体に抵抗があるかどうかを調べました。その結果,若干ではありますが春の時点に比べて11月には意識面で向上している傾向があり,条例制定や2R研究プロジェクトチームメンバーによる呼びかけの効果が見られました。
 続いて,「ごみの分別方法」について例を挙げながら説明した後,クイズ形式で具体的な分別の仕方を確認しました。
 そして,11月21日(土)に2R研究プロジェクトチーム(2年生)の有志とCOP21パリ開催記念プロジェクトチーム(1年生)の有志計8名で行った「教室のごみ開封調査」の結果の中で,特に「分別の正確性」に絞って発表しました。4教室のみの抽出調査ではありましたが,学年が上がるごとに正確性が下がっていく傾向がはっきりと見られ,「ペットボトルのキャップやラベルの分別」「弁当のごみの分別や食べ残しの臭い対策」「ごみの入れ方」など,一人一人が注意して改善すべき点と改善方法を提言し,「責任ある行動をしよう」と呼びかけて約25分にわたる報告を終了しました。


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外務省高校講座を行いました!

 11月27日(金)7限目に,7階大講義室にて,2年生全員を対象として,外務省による「高校講座」を行いました。

 この「高校講座」は平成7年度から始まった外務省の事業で,全国の高校に外務省の職員を派遣して,御講演を実施してくださっています。(本年度は,全国の119の高校で実施)講演を聴くことで,高校生の外交・国際問題に対する理解を深めるとともに,今後の進路を選択する際の参考となるよう,外務省及び職業としての外交官に対する理解の促進を目的として行われているものです。
 本日の講師は,外務省総合外交政策局軍縮不拡散・科学部不拡散・科学原子力課 兼 国際科学協力室 首席事務官の松井宏樹先生で,「世界から見た日本」という演題でお話し下さいました。

 冒頭に,「テーマは2つ,『日本は世界からどのように見られているか』と『外交とはどういうものか』です。」として,お話を始められました。
 日本の外務省は職員数約2,300人(在外公館には約3,500名)で,英・中・米の外務省(それぞれ約6,000名,約10,000名,約20,000名)に比べると,少ない人数で業務に当たっている。年間に交わされる電信は約540万通にのぼる。
 パスポートは外務省が発行しているということ(パスポートを生徒全員が取得済みということに驚かれた様子でした)や,首脳会談やその後の記者会見で総理が何を発言するかは外務省で検討されている,ということなどをお話しくださり,身近な話題に生徒たちも興味深く聞いていました。
 また,国土面積やEEZ(排他的経済水域),人口,GDP,外貨準備高などの世界ランキングを見ると,日本はいずれも上位にあり,客観的に見ても「日本は小国ではなく,いかに大きな国であるかということを知ってほしい。」とおっしゃっていました。人口の面では,国内にある程度のマーケットがあるということが戦後に経済成長することができた理由の一つであり,今後の人口の減少傾向を見据えて,いろいろと考えていかなければならないといったことも示唆されました。
 昭和39年以降の訪日外国人や出国日本人数の推移を示したグラフから,「ニクソン・ショック」「プラザ合意」「リーマンショック」等,日本がいかに世界の動きと結びついているかを知ってほしいとおっしゃっていました。
 そして,非核三原則を掲げる日本は,核兵器を「作れない」のではなく「作らない」のであり,世界に対して情報を公開し,日本の方針を明らかにしていく努力が必要であるという見解に,大きくうなずいたり,驚いたりする生徒もいました。
 その後日本のエネルギー需要や電源構成の推移等を示され,「これって外交の話? と思うかもしれないが,これぞ外交の話。内政と外交とは切り離せない。時間軸を見据えていかに解を見つけるか,外務省は各府省と調整を重ねながら,オーケストラの指揮者のように全体として良い音が出るように判断していくところである。」と熱く語られました。
 最後に,現在の日本を取り巻く国際情勢を理解するためには,「国際法の知識を持つ」「歴史を知る」「大局的視点(個人との交流,文化的なつながり,経済的影響など)を持つ」「個人の能力(感受性・発想力,論理力,表現力)を高め,情熱を持つ」ことが必要であると述べられ,生徒たちは熱心にメモをとっていました。
 結びに,夜の地球を衛星から撮影した画像を流され,経済格差はすなわちエネルギー格差であるということ等を,わかりやすく示して下さいました。


 また,松井先生は,御講演の後,16時45分から3階同窓会会議室にて,希望生徒12人との「座談会」も行って下さいました。さまざまな質問が出され,30分程度という当初の予定を大きく超えて,18時頃まで,丁寧にお答え下さいました。以下はその一部です。

 ・最後に流した画像について・・・毎年更新して見ている。10年前と
  比べると大きな違いがあるので,確かめてみてほしい。また,2分程
  度に編集された映像であり,NASAがどのような観点からその地域を
  切り取ったのかその意図も考えながら見てほしい。
 ・政治的影響力について・・・イギリスの人口は日本の半分程度。しか
  し,政治的影響力は大きい。日本は経済的には大きいのだが・・・。
 ・政策上の質問に対して・・・物事には両面があるので,バランスをよ
  く見る必要がある。外交は勝ち負けではない。100あったら,51
  を取って49を相手に取らせればよい。
 ・外務省の「専門職」「総合職」の違いについて・・・専門職はスペ
  シャリストとして,43の言語の中の一つを専門にして深く分析す
  る。総合職はゼネラリストとして,広い視野で全体を見渡しながら
  判断する。この両者のハーモニーで政策が形作られていく。
 ・勤務時間について・・・時差の関係などもある。仕事にやりがいや
  生きがいを感じるので,誇りを持って頑張っている。
 
 外務省と自分たちとはあまり関わりがないと思っていた生徒たちも,今回の御講演で身近に感じるとともに,客観的に日本と世界とのかかわりを考えることで,また一つ新たな視点を得たようです。また自分たちも世界で活躍したいという希望を強くしていました。

 生徒の感想です。

◎講演会

 ・外務省は僕たちと何のかかわりもないと思っていましたが,詳しい説
  明のおかげでよく分かりました。すごく面白かったです。
 ・外務省の方々が日本の外交を支えているのだなということがよく分か
  りました。経済的な話も面白かったし,日本は世界の中で大きな影響
  力を持つ国だということを改めて実感しました。
 ・日本にいて思っていることと海外から見た日本とでは違うことが分か
  りました。いろいろな観点から日本を見ていくと日本の国の良さが分
  かってくると思いました。
 ・日本は小さい国だと言われているけれど,EEZや人口,GDPなどをみ
  ると全然小さくないという話が印象的でした。
 ・経済をエネルギーの視点から見るなど自分が考えつかないような視点
  で世界を見ることができてよかったです。
 ・人の動きやエネルギー利用の推移のグラフが年表とすっかり重なるこ
  とがとても面白いと思いました。
 ・今日の国際情勢は複雑になっていて,テロや紛争など,ありきたりの
  平和論では考えきれなくなっていると思います。その中で,これから
  の世代がよく考えて世界を動かしていかなければならないと感じまし
  た。
 ・印象に残ったのは,「外務省はオーケストラの指揮者」ということで
  す。外務省の役割がよくわかりました。
 ・自分の役割をしっかりと認識して,誇りをもって仕事をしていらっし
  ゃるのだなということが,よく伝わってきました。
 ・最後にお話し下さった「個人の能力を高める」というお話で,発想力
  も論理力も表現力も自分はまだまだ足りないと感じたので,これから
  伸びるよう努力して,世界的レベルで物事を考えられるようになりた
  いと思いました。

◎座談会

 ・座談会において,私たち高校生の質問にとても丁寧に答えて下さった
  ことが,うれしかったです。領土問題や移民のこと等,国政に直接関
  わられている方のお話を直に伺うことができ,貴重な経験となりまし
  た。
 ・アメリカでは大統領選挙の時には市民も演説をするということを聞
  いて,日頃の自分は,外国どころか日本国内のことすら無関心であっ
  たのだと気づき,何も知らない,何も興味がない若者のままではいけ
  ないと危機感を覚えました。大学生になったら,一度留学してみよう
  と思います。自分のためにも,社会のためにも,知識を蓄えて,考え
  ることをやめないようにしたいです。お話を聞いてたくさんの気づき
  があり,自分を見つめ直すことができました。本当に有り難うござい
  ました。
 ・お話の中で,とても印象に残っていることがあります。それは,「情
  報はたくさんあるから,私たちはそれらを取りにいく努力をするべき
  だ」というお話です。私たちは,世の中の情報に対して受け身になり
  すぎなのだと気づかされました。これからは正しい判断をするために
  必要な情報を積極的に収集し,自分の考えを持てるようにしたいと思
  います。


 松井先生,御多忙の中御来校・御講演下さり,誠に有り難うございました!


[写真]
 上段左 御講演前に生徒代表が歓迎の言葉を述べる様子
 上段右〜中段 御講演の様子
 下段左 座談会の様子
 下段右 座談会終了時に生徒代表がお礼の言葉を述べる様子
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全日制
4/6 1年クラス発表 第3回入学予定者登校日 1年スタディーサポート
京都市立西京高等学校
〒604-8437
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