京都市立学校・幼稚園
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入学予定者登校日(第1回)オリエンテーション等を行いました!

 3月5日(土)9時30分から,2月に行いました前期選抜で見事合格された高校からの入学予定者に対して,第1回招集日ということで,オリエンテーション等を行いました。

 まず,発表された仮クラスごとに仮ホームルーム教室に集合し,仮担任の先生から書類の配付と本日の流れについての説明を受けました。

 その後,7階大講義室に移動し,約90分間にわたって全体オリエンテーションを行いました。
 村上校長は冒頭の挨拶で,「中学校と違って,高校というのは自分で選んで来るところ。いろいろな説明会の場で“西京高校はしんどいけれども良かったら来て下さい。”と言っているように,本校は自分がここで頑張りたいから来た,という人でないと,もちません。敢えて本校を選択してくれた皆さんに,西京は多種多彩なメニューを用意します。皆さんに伝えたいことの一つ目は,高校は中学校とは違うので,大事なことはまず生徒の皆さんに伝えますので,メモを取りながらしっかりと情報を取り,自分の責任でしっかりとやるようにして下さい。二つ目は,残り約一週間となった中学校生活をしっかりと送ってほしい,ということです。そして,意識高く西京に来てください。」と激励メッセージを贈りました。
 次に,今後の日程や高校での学習について,中高一貫教育推進部長の岩佐先生から説明がありました。“切り替え”の重要性について,「スタートが大切です。高校の学習は質・量ともに高度になります。勉強の仕方を変えないと,とてもついていけません。意識を切り替え,素直に勉強の“型”を受け入れて,まずは1箇月間頑張ってみてください。」とお話ししていました。
 続いて,高校生活について,生活指導部長の中村先生から諸注意がありました。「中学から高校への移行で一番怖いのは,“慣れ”。自分で情報を取り,自分で考えて行動する態度が重要。」として高校生になるに当たっての自覚の大切さを述べられ,高校生活を送る上での各種のルールについて説明しました。
 そして,海外フィールドワークの概要説明や学習合宿(1年生入学直後に実施)のスタッフ募集,「トビタテ! 留学JAPAN 高校生コース」の説明の後,各教科から,春休み中の課題と学習法について説明しました。国語,数学,英語とも,基礎基本を固めることの大切さと“予習―授業―復習”のサイクルを確立することの重要性(授業を大切にする・授業外での学習活動もしっかりと取り組む・諦めずにこつこつと毎日続ける,等)を強調していました。特に,数学科からは,「中学校の数学との違いは“論理”。春休みの課題を解くときも,解答の筋道をしっかりとノートに書き,どこで間違えたのかをしっかりと振り返れるようにしておくこと。」と注意がありました。

 全体への説明終了後,出口で「学習合宿」のスタッフ立候補を受け付けましたところ,多数の応募があり,内進生と外進生とを合わせると学年の約7割がスタッフということになりそうです。申込用紙に書かれたコメントには,

 ・この活動を通して,自分を知ってもらい,また自分も新たな仲間を知
  り,学校を知り,そして新たな自分を創っていこうと思っています。
  人の前に立つのは苦手ですが,自分を見つめまた発見するために頑張
  ります。
 ・リーダーを希望します。多分しんどいと思いますが,やらない理由は
  ありません。良い学習合宿にしたいです。
 ・やらずに後悔するよりもやって後悔する方が絶対に良いと思うので,
  Directorに挑戦したいなと思います。
 ・積極的に行動して,当たり前の基準を上げたいです。

等,これからの高校生活への喜びと意気込みの声が溢れていました。

 全体オリエンテーションの終了後は仮クラスごとに制服の採寸等を行い,第1回招集日の日程を午前中ですべて終えました。

 次回の入学予定者登校日には,内進生と外進生とが一堂に会します。元気に登校して下さい!
 

[写真]
1枚目
 1段目左 仮クラスに集合したところ
 1段目右 全体オリエンテーション(校長挨拶)
 2段目左 全体オリエンテーション(今後の日程説明等)
 2段目右 全体オリエンテーション(高校生活の諸注意)
 3段目左 全体オリエンテーション(海外フィールドワーク概要)
 3段目右 全体オリエンテーション(学習合宿スタッフ募集)

2枚目
 1段目左 全体オリエンテーション(トビタテ!留学JAPAN紹介)
 1段目右 全体オリエンテーション(各教科説明[国語])
 2段目左 全体オリエンテーション(各教科説明[数学])
 2段目右 全体オリエンテーション(各教科説明[英語])

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1年生海外フィールドワーク結団式を行いました!

 3月4日(金)8時50分から,1年生全員と付添教員が7階大講義室に集合して,13期生海外フィールドワーク(以下,「FW」と表記します。)の「結団式」を行いました。生徒FW委員会を中心に,一人一人がこれまで入念な準備をしてきましたが,いよいよ6日(日)に出発です。
 まず,村上校長から「日本人として初めてスペースシャトルに乗られた毛利衛さんは,地球への帰還後『宇宙からは国境線は見えなかった』とおっしゃったそうです。しかし,現実には国境線は厳然として存在します。皆さんには,この“国境線をこえる”ということの意識をしっかりと持ってほしいと思います。つまり,『普段皆さんが守られている日本の法体系の外に出るのだ』ということです。その時に皆さんを守ってくれるのがパスポートです。くれぐれも大切にして下さい。そして,2つ目には,人間は,“見よう”“聞こう”と意識しないと,見たり聞いたりできないものです。せっかく行くのですから,このFWの間,何かを知ろう,獲得しよう,という気持ちを常に持ってアンテナを張っていて下さい。」と挨拶がありました。
 次に,学年主任の富永先生からは,「君たちは1年前の今ごろ,どうしていたか覚えていますか? ちょうど内進生も外進生も新入生招集日で,私から“覚悟”という言葉を聞いたと思います。1年経って,どうでしょうか。成長していますか。西京の海外FWは,行って終わりはありません。振り返ってレポートをまとめ,発表して14期生につなぎ,さらにエンタープライズIIの「SGH課題研究」で深めるための軸になっていくものです。このプログラムを通して,新たな成長をしてほしいと思います。」「君たちの年代で海外に出て,様々な交流や異文化体験をするのは,よい経験になるはずです。主体的に動いてしっかりと受け止めること,自分の身は自分で守ること,この2つを肝に銘じておいて下さい。」とお話がありました。
 そして,教育企画部長岩佐先生からルールの確認等の諸注意の後,FW委員からの挨拶と諸注意がありました。
 コース長の代表からは「これまで一生懸命準備してくれてありがとう。ここまで来られたのもFW委員や先生方,そしてなにより親のおかげ。家では照れくさくてFWの話をしていない人もいるかもしれないけれど,話すことで親は安心する。支えてくれる親への感謝を忘れずに。そしてFW委員長に感謝の拍手を。」「みんな笑顔で帰国しよう。」と挨拶があり,生活部からも,特に“西京生としての自覚を持つ”ことを中心に諸注意がありました。
 最後に,富永学年主任からは「抜き打ち」での点呼練習が行われ,動きにくい大講義室の中でコース別ではなくクラス別に座っているにもかかわらず,インドネシアコースは25秒で,人数の多いベトナムコースも90秒ほどで点呼が完了し,西京生のポテンシャルの高さがよく発揮されていました。

 全体での結団式の後,各コースに分かれて最終の打合せ会を行い,フィールドワーク委員による進行のもと,それぞれの活動予定や交流会の進行等について確認を行いました。

 このうち,シンガポールコースでは,しおりを用いた最終確認とFW委員からの挨拶の後,広報部の生徒の提案で,ラグビーニュージーランド代表でもおなじみの「ハカ」を踊って気合を入れ,円陣を組んでお互いの団結を確認しました。
 その後,コンダイア先生から,"You have grown up","You are competent","You will learn a lot"という3つの激励メッセージをいただき,生徒たちの表情には自信と希望があふれていました。

 現地での取り組み状況は随時このホームページでもお知らせいたします。各コースとも大きな成果を収めて,全員無事に行程を終えてほしいものです。


[写真]
 1枚目 全体の結団式の様子
 2枚目 コース別結団式や打合せの様子
 3枚目 シンガポールコース結団式で「ハカ」を踊ったり円陣を組ん
     だりする様子

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1年生海外フィールドワークの直前準備を本日も行っています!

 本日(3月3日[木])も1年生は海外フィールドワーク(以下,FWと略します)の準備を行っています。

 午前中はコースごとに分かれて,昨日に引き続き,学年全員で学校交流の準備や行程の最終確認,点呼練習を行ったり,FWレポートの執筆を継続したりしていました。

 午後は,FW委員会を行いました。まずは13時20分から4階会議室にて,全体会です。明日の「結団式」運営等について確認を行い,担当の教員から,「皆さんはこれまで多くの時間を費やして,FW成功に向けて準備に努めてくれました。シミュレーションは臆病なくらい綿密にしてくれていると思います。その上で,現地では五感をフルに働かせて伸び伸びと行動しましょう。そして,学年全員が元気に帰ってきましょう。」と労いと激励の言葉をかけていました。その後,各コースに分かれてFW委員と担当の教員とで打合せを行い,本日の予定を終了しました。

 いよいよ明日は結団式。FWを実り多いものにするよう,体調には十分留意して下さい!

 
[写真]FW委員会
 左 全体会で担当の教員の話を聞く様子
 右 コース別打合せの様子

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1年生海外フィールドワークの直前準備を行っています!

 学年末考査が月曜日で終わり,本日(3月2日[水])1〜4限の時間をすべて使って,1年生全員で海外フィールドワーク(以下「FW」と略します)の準備活動を行いました。
 
 1限目は,7階大講義室に集合して「学年アセンブリ」です。
 冒頭,養護教諭の先生方から,学校保健安全法施行規則の改正で検査項目が追加されたことに伴う「四肢の状態の検査問診票」記入提出にあたっての注意点の説明と提出のお願いがありました。保護者の皆様にはお手数をお掛けしますが,趣旨を御理解賜り,御協力下さいますよう,何卒よろしくお願いいたします。
 次に,学年主任の富永先生から,模擬試験の振り返りと今後に向けての注意がありました。この中で,模擬試験の結果を見る時に注意してほしい2つのポイントとして,「それぞれの教科・分野ごとの状況をよく確かめ,弱点を克服するように。」「また,その時点の結果だけを見るのではなく,推移を見ること。変化の振れ幅はどれくらいか,またどの局面からそのようになったのか,自分なりにつかむこと。」とお話があり,「いずれにしても,授業や家庭学習を大切にして取り組んでほしい。1年から2年に進級するこの春にどれだけしっかり出来るかが大きな分かれ目となる。FW前の今からスタートを。」と注意喚起と激励をしておられました。
 そして,FW担当の土肥先生から,「FWレポート」の形式や作成スケジュールについて,「昨年度よりも完成・発表の時期が約1箇月前倒しになっており,5月上旬には完成している必要がある。」「日程が大変タイトなので,出発前からフォーマットに従って執筆をはじめ,グループ内での情報共有をしながら計画的に作成すること。」「更に成果発表会に向けて発表用ポスターの作成・準備もあるため,春休み中にいかに作業を進めるか,グループ内の情報共有を図るかがカギになる。」等の説明がありました。 
 締めくくりに,学年主任の富永先生から「安全に帰ってくるためのルールの確認と諸注意」「明日以降の予定」を説明し,アセンブリは終了しました。

 2〜4限目は,FWのコース別の教室に分かれての活動です。
 生徒たちは,まずは完成したばかりのコース別「しおり」を受け取りました。FW委員を中心に全体行程やルール等の読み合わせを行ったり,点呼(各局面で様々な種類の集合隊形があります)の練習をしたりするなど,細かいところまで確認していました。「早く行ってみたいという気持ちとともに,改めて自分たちがすることに対しての“責任”を痛感しました」と生徒たちは言っていました。また,4限目にはFWレポートの構想立案やフォーマットの確認をしながら,それぞれのグループでタブレット端末に向かって執筆を始めていました。

 出発当日までさらに準備を重ね,万全の態勢で出発して下さい。
 ガンバレ! 13期生。

[写真]
 1枚目
  左上〜左下 学年アセンブリの様子
   左上 養護教諭から
   右上 土肥先生から
   左下 学年主任から
  右下 コース別しおり読み合わせの様子

 2枚目
  左上〜左下 コース別しおり読み合わせの様子(続き)
  右下 点呼練習の様子

 3枚目
  左上 点呼練習の様子(続き)
  右上 FWレポート作成開始
  左下〜右下 FW連絡掲示板(あと4日となりました)

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エンタープライジング科第11期生卒業式を挙行しました!(その2)

(写真の続きです。)

1枚目
 上段左 西京同窓会会長祝辞
 上段右 卒業記念品目録贈呈
 下段左 在校生送辞
 下段右 卒業生答辞

2枚目
 上段左 歌「旅立ちの日に」合唱
 上段右〜下段左 式後の,卒業生から担任団への「卒業証書」贈呈
 下段右 式後の,保護者への謝意を込めた卒業生による合唱

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エンタープライジング科第11期生卒業式を挙行しました!(その1)

 3月1日(火)午前10時から,本館7階の京一商西京メモリアルホールにて,平成27年度卒業証書授与式を挙行しました。朝から雪が降る等寒い日となりましたが,本日卒業式に臨んだのは,自然科学系コース159名,社会科学系コース113名,総計272名(男子149名,女子123名)のエンタープライジング科第11期生です。彼らは,学校創立第128期生,西京第68回生となる生徒たちです。

 卒業証書授与に続く校長式辞で,村上英明校長は,「この式場は,130年を迎えようとしている本校の歴史の中で,連綿として続く輝かしい伝統を引き継ぎ,卒業された多くの諸先輩方の想いが息づく場所として,京一商西京メモリアルホールと名付けられています。このホールは,先輩方のみならず,ここにいる皆さん方が過ごしてきた学校生活の様々なシーンが記憶として積み重ねられていく,そういった意味でもまた,メモリアルな場所なのです。」
 「昨年7月14日に本校学術顧問で,株式会社堀場製作所の創業者であり当時最高顧問でいらっしゃいました堀場雅夫様がお亡くなりになりました。平成15年度の本校エンタープライジング科の立ち上げや翌年の附属中学校設立にも積極的にご尽力賜り,『進取・敢為・独創』という本校の教育理念やグローバルリーダーの育成,中高一貫教育の導入など,現在の西京のコンセプトの原点となる示唆をたくさんいただきました。その縁もあって,設立当初から13年の長きにわたって本校の学術顧問もお引き受け下さり,入学式には必ず新入生・保護者に対して記念講演を行って下さいました。堀場先生最後の御講演となりました昨年4月には,『西京生は,それだけでアドバンテージがある。この平和な京都に生活し,中学・高校時代も学校生活に集中する環境にある。世界をながめれば同じような年代であっても,戦争や病気の蔓延により明日の命さえ保障されず,将来の希望さえも描くこともできない青年も多く存在する。皆さんはそのような恵まれた環境を生かして,率先して世の中の役に立つ人間になる必要がある。そのためにはまず人間として魅力的である必要があり,素晴らしい人格を形成する必要がある。なぜなら,その能力で私利私欲に走り,自分が良ければそれでいいという人では,真のリーダーたりえないからだ。勉学に励んで自分の専門領域を持ち,常にそれを高めることに努め,その仕事を通じて世界に貢献できる人となってほしい。』と,熱くメッセージを語って下さいました。あらためまして堀場顧問のご冥福をお祈り申し上げますとともに,感謝の言葉を申し上げる次第です。」
 「昨年公職選挙法が改正され,公職に関する選挙権年齢が18歳に引き下げられました。ご存じのように,選挙権は憲法上国民に保障された参政権の重要な部分を占める権利であり,歴史的にはこの選挙権の獲得を巡って多くの市民・国民の血が流されることもありました。そうまでして手に入れてきた権利ですから,当然その選挙権の行使,すなわち投票するといった行動には,自分を取りまく社会全体に対する責任を負うことになります。すなわち政治の一端を担う,主体的に参加するという意識が必要となってきます。一人の若者として,これまで学んできたことを十分に活かし,その時できる範囲で構わないから十分に考えたうえで,社会の一翼を担う責任を最低限果たしていくよう,心がけていただきたいと思います。」
 「先の堀場顧問のお話にもあったように,比較的恵まれた環境で中学・高校生活を過ごしてきた卒業生の皆さんは,自分の将来の夢を実現することも大切なことではありますが,社会全体の幸福や人類全体の幸福のために自分に何ができるか,どう貢献できるかを常に考えてこれからを過ごしていただきたいと切に思っています。もちろん,家族や友人,ここでお世話になった先生方への感謝の気持ちも大切なことではありますが,社会で活躍し,様々な分野で社会の幸福に貢献している皆さんの姿を見せていただけることが,私たち,皆さん方を送り出したものの切なる願いであることを最後にお伝えして,卒業にあたってのはなむけの言葉といたします。」と述べられました。

 また,祝辞の中で,PTA会長村上久明様から「皆さんは,ここ西京高校で高い志を同じくする友人と出会い,全てにおいて高いエネルギーを使って,より良い価値のあるものを得られたことと思います。それを誇りに思って,これからも歩んでいってほしいと思います。」「皆さんは,海外フィールドワークやリーダー研修などを経験して,世界的に普遍的な価値観に気づき,肌で感じて帰ってこられたことと思います。これからは更にグローバルスタンダードを学んでいただき,『社会から求められる人』になっていってほしいと思います。」「しんどい・苦労は本人の感じ方次第。西京で培ったエンタープライジングな精神とともに,自分の人生をたくましく,楽しいものにしていって下さい。」とエールを送られ,西京同窓会会長平野正路様からは,「今日の社会環境は大変厳しいものがあります。結果が見通せないからこそ挑戦してみる価値や面白さがあります。既成の概念にとらわれることなく,斬新な発想で夢を追い求めて飛び立って下さい。さまざまな失敗の経験が皆様の将来の糧となります。西京という絆で結ばれた縁を大切に,悔いのない未来の自分に向かって一歩を踏み出して下さい。」とのはなむけの言葉をいただきました。

 続く送辞で,生徒自治会長山河絵利奈さんは,「エンタープライジング科を御卒業されると,様々な困難が待ち受けていることと思います。しかし,先輩方なら,エンタープライジング科で学んだ行動力や意見を伝える力,そしてチャレンジ精神で困難を乗り越え,更にはこの社会を引っ張っていく存在になるでしょう。」と述べるとともに,11期生の活躍を讃え,後輩としてその伝統を継承し発展させていくことを誓いました。

 この送辞を受けて,卒業生代表の義村聡志さんは,「エンタープライジング科第2ステージ1期生」と言われた11l期生の軌跡を振り返りながら,「進取・敢為・独創,この三つの力を身に付けた西京高校エンタープライジング科11期生として,どんな苦難も乗り越え,前を向いて生き続けることを誓います。」と力強く決意を述べました。

 式後には卒業生から3年担任団や保護者の皆様への謝辞も披露され,感動的な卒業式となりました。


[写真]
1枚目
 上段左 朝の校内(雪景色のグラウンド)
 上段右 朝の校内(雪景色の中の梅花)
 下段左 正門付近
 下段右 学校長による卒業認定

2枚目
 上段左 卒業証書授与
 上段右 式場の様子
 下段左 学校長式辞
 下段右 PTA会長祝辞

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3年生,最後の学年アセンブリを行いました!

 2月29日(月)13時20分から,7階大講義室にて,3年生最後の学年アセンブリを行いました。
 村上校長からは,本校の同窓会組織「西京同窓会」と「一般社団法人京一商西京同窓会」のそれぞれについて,構成員や会費の仕組み,行っておられる事業の紹介等を中心にお話しいただきました。
 そして,進路部からは卒業後の各種協力依頼について呼び掛けを行い,最後に3年担任の先生方一人一人や学年主任から,はなむけの言葉を贈りました。

 その後,場所をメモリアルホールに移して卒業式の予行を行い,村上校長からは熱のこもった歌唱指導をいただきました。(「エンプラ第2ステージ」であるこの学年は,入学直後の「学習合宿」で校長先生から“効果的な校歌指導”を受けているだけのことはあって,しっかりと歌声が響いていました。)

 明日はいよいよ卒業式。晴れの舞台で思う存分輝いて下さい!

 なお,第11期生卒業記念品として保護者の皆さまから御恵贈たまわります「置き時計」は1階入口に,「トロフィー展示台」は3階校長室前に設置させていただいております。末永く大切に使わせていただきます。有り難うございました。

[写真]
 上段・中段 学年アセンブリの様子
 下段左   卒業式予行での校長先生による歌唱指導の様子
 下段右   卒業記念品
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附属中学3年生保護者対象・高校進学説明会を行いました!

 2月27日(土)午前10時から11時20分ごろまで,7階大講義室にて,附属中学3年生の保護者の皆様を対象として,高校進学説明会を行いました。7月に続いて2回目となります今回も,何かとお忙しい中,約130名の御出席を賜ることができました。誠に有り難うございます。

 最初に,村上校長から,「7月の説明会で“3年生後半の過ごし方”についてお話ししましたが,どのようにこの半年を送られたでしょうか。中高一貫校で学ぶメリットは,高校受験に向けての勉強に縛られず,自分の資質や能力を伸ばすような,幅広くて深い知識・興味・関心を耕す取り組みを伸び伸びとできることです。裾野を広くすることで,高校・大学における学びを積み重ねて高くて大きな山を形作るための素地作りができます。前期選抜の検査問題で測れる力は限られています。入学まではまだまだ時間がありますので,読書に限らず,幅広い教養や心の豊かさを育んでいただきたい。」と挨拶がありました。

 次に,岩佐中高一貫教育推進部長から,「内進生の現状」「今後の行事の流れと高校での学習」「学習合宿・海外フィールドワークについて」等,高校進学に向けての心構えや初期指導の狙いを中心にお話ししました。
 冒頭,2月20日に行われた「東京エンプラフェスティバル」の基調講演で卒業生が話した,「“頑張るから幸せになる”ではなく,“頑張ることが幸せ”なんだ。だから,頑張らないとどうにもならない環境が自分には必要。」という言葉を紹介しながら,「西京高校は,頑張ることがたくさんある“おもちゃ箱”のような学校です。自分なりに“頑張るポイント”を見つけて下さい。」という呼びかけから説明が始まりました。
 そして,これまでの卒業生たちの進路結果と組み合わせた中学入学時からの模試データの推移や,現3年生である10期生(高校ではエンタープライジング科14期生となります)の中学入学以降の状況を分析した結果をグラフ化してお示ししながら,「全体として良い状態でここまで来ている。思わしくない部分については,高校入学までにしっかりと復習して仕上げてきていただきたい」という旨をお伝えしました。
 「今後の行事の流れと高校での学習」については,日程等の確認の後,「卒業式の翌日から3日間の日程で行う内進生春季学習講座では,速度や分量が段違いに変わる高校での学習に対応できるよう,しっかりと意識や学習スタイルの『切り替え』を求める。環境ががらりと変わる外進生と違い,内進生は十分意識していただきたい。」という点を,また「学習合宿及び海外フィールドワークについて」も,理念や進め方を,それぞれ中心に据えながらお話しいたしました。

 そして,中村生活指導部長からは,生徒指導面を中心にお話しいたしました。平尾誠二さん(ラグビー日本代表元監督)の,「日常生活でいい判断ができない者に,グラウンドでいい判断ができるわけがない。」という言葉を引用しながら,「中学と同じ感覚のままで高校に来ると大変なことになる。中高の違いをしっかりと理解し,情報をしっかり自分で取りに行って管理し,ルールに則って判断・行動していくことが大切。」として,「切り替えと自己責任」の大切さについて御説明しました。また,自転車指導では,「これまでは被害者になるおそれを念頭に行ってきたが,近年では加害者として多額の賠償金を請求される事例もあり,そういった懸念を踏まえ,ルールとマナーを守って十分注意して利用するように指導している」ことをお伝えしました。

 約80分にわたる説明会の後,3階同窓会室では,高校PTAの皆さんによる「制服リユース」販売も行われ,こちらも大勢の保護者の皆様で賑わっていました。

 本日はお忙しい中,多数の保護者の皆様に御出席を賜ることができました。重ねて御礼申し上げます。高校エンタープライジング科14期生となる中学10期生の皆様の御入学を,心からお待ち申し上げております!

[写真]説明会及び制服リユース販売の様子

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「薬物乱用防止」シンポジウムに,本校生がパネリストとして参加しました!

 2月23日(火)午後6時30分から8時まで,京都市総合教育センター4階の「永松記念ホール」(下京区)にて,「子どもを取り巻く薬物の現状について様々な立場から考える」と題した「『薬物乱用防止』シンポジウム」(主催:京都市地域生徒指導連合会,共催:人づくり21世紀委員会等)が開催されました。生徒代表パネリストの一人として本校2年生の佐藤来唯さんが参加し,高校生の立場から薬物を取り巻く現状や高校生の思いを大人たち(警察・学校・保護者代表)と語り合いました。

 パネリストとして登壇した京都市立高校生は6名で,全員,昨年12月19日(土)午後に行われました「高校生自らが考える薬物乱用防止シンポジウムin京都」(於:京都産業大学むすびわざ館)に参加した生徒たちです。「夜回り先生」として有名な,花園大学客員教授の水谷修先生による薬物乱用の危険性についての基調講演や高校生とのディスカッションを通して,水谷氏の御経験に基づいた話に惹きつけられ,薬物使用がどれほど危険なことであるかを理解しました。
 生徒たちは,「不良の世界に幸せはないぞ」「薬物が身近に迫ってきたとき,自分の身を守ることを最優先に」と言われたのが印象的だった,等,水谷氏のお話を聞いての感想を述べていました。
 また,「家庭に当事者意識がないのを身をもって感じた」「自分に関係のない話だと一線を引かず,普段から気をつけておくべき」「人とのつながり,信頼できる友人関係を構築することが大切」等,それぞれの思いを率直に語っていました。

 大人側(コーディネーターや他のパネリスト)は,「薬物事案は家庭・地域で起こっている。興味本位の情報に踊らされるのではなく,『子どもたちを守る』という視点で保護者がつながり,問題意識を共有することが大切。」「市立中高で薬物乱用防止教室等の取組を行っているが,やり方については今後工夫する必要がある。 “なぜ手を出したらだめなのか”“誘われたらどうするか”を子どもたち自身に考えさせることを通して規範意識の醸成を図っていきたい。」「アンケート結果から,薬物は我々が思っている以上に子どもたちの身近なところに迫っているということがわかる。パーセンテージで数字を見ると大したことがないような印象かもしれないが,具体的な人数に直すと大変な数。」「子どもたちは,『薬物は煙草よりも体に害がない』等,大人が思っている以上に知識がなく,薬物の恐ろしさを知らない。」等,現状分析や懸念,今後の取組について発言していました。

 まとめとして,「薬物問題は,単なる非行問題ではない。命にかかわる健康問題だ。年末のシンポジウムで水谷先生は,『薬物は人を3回殺す。一つ目は頭,二つ目は心,三つ目は身体』とおっしゃっていた。さまざまな角度から子どもたちにアプローチし,正しく伝えることが必要だ。」という呼びかけがありました。

 参加者の皆さん(高校生も含めて)は,このシンポジウムを通して,「当事者意識」と「正しい知識」を持つことから始めることの大切さを痛感していました。
 熱心に参加してくれた佐藤さん,有り難うございました!


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クエストカップ2016全国大会に出場しました!

 2月20日(土)8時から18時ごろまで,法政大学市ヶ谷キャンパス外濠校舎(東京都千代田区)で「クエストカップ2016全国大会」が行われ,本校1年生のチーム「うーぱー」(東前明日香さん,荒木彩那さん,中路祐さん[いずれも1組])がファーストステージに出場しました。

 この大会は,現実社会と連動したリアルな学習テーマに取り組みながら自ら感じ・考え,チームでの活動を通して自律的な学習姿勢と豊かな創造性を育む,「クエストエデュケーションプログラム」の取組の成果を発表するものです。
 今年の大会テーマは,「勇気あり。」です。このテーマのもと,実在の企業から出されたミッションに応える「企業プレゼンテーション」部門,夢を実現した先人たちのストーリーを追う「人物ドキュメンタリー」部門,自分の過去と,未来の履歴書を執筆する「自分史」部門の3部門に分かれて審査が行われました。
 3部門を合わせた応募総数は,全国81校から約1万人・1,486チームで,この中から選ばれた「優秀賞」72チームが発表を行います。
 日本のトップ企業6社とのタイアップ企画であるこの大会は,全国の中学・高校生が自らのビジネスアイデアを実際の企業の方々に披露するというもので,本校では1年生外進クラスの生徒たちが「エンタープライズI」の授業において参加しており,約半年をかけた試行錯誤ののち,12月に校内選考を兼ねた発表会を行いました。校内選考を勝ち抜いたチームの一つが,「企業プレゼンテーション」部門において各企業の上位10作品として「優秀賞」に選ばれ,見事全国大会への出場権を得たというわけです。

 チーム「うーぱー」は,大和ハウスからのミッション「私たちが世界を変える! 72億のハートを動かす大和ハウスの新商品を提案せよ!」に対して,「レインボーハウス」を提案しました。
 「レインボーハウス」は,1辺2mの立方体・ポリエチレン製で,4名程度が寝泊まりできる,災害時の避難所生活を明るくする商品です。これまでの避難所生活では,臭いや生活音が気になったり,プライバシーがなかったりという物理的な問題や,コミュニティの解体により人間関係のストレスが起こるといった心理的な問題の存在が明らかになっていました。
 これまでから,段ボールハウスやテントは一部利用されていたのですが,機能面のみが重視され,避難所に彩りがなく,さらにストレスがたまるという悪循環が生じていました。そこで,レインボーハウスはその名の通り,7色での展開を提案しています。
 消臭や防音効果も兼ね備えた素材に,色という要素を加えることで,無理なく,避難所に明るさをもたらせると考えました。さらに,ラジオ体操を色ごとに行う等,コミュニティの構築にも貢献できるという応用例も紹介しました。それにより,新たなコミュニティの構築に役立ててもらい,ストレスの軽減を図ろうというものです。
 「レインボーハウス」という名前には,雨のあとにかかる虹のように,被災という「雨」のあとに少しでも光を照らしたいという3人の希望が込められています。そしてこの活動が世界中に伝われば,頑張っている被災者を見て,世界が動くと考えたのです。

 全国大会は各企業の出場チームの中から代表1チームを決める「ファーストステージ」と,各企業の代表(計6チーム)の中からグランプリ・準グランプリ作品を決める「セカンドステージ」とからなります。今回はファーストステージで敗れてしまったのですが,終了後の交流会では,審査員の方から「うーぱーを推す人もいた」と教えていただき,本校のチームは落ち着いて質の高い発表ができていたのではないかと思います。また,今年のグランプリは大和ハウスの代表チームが獲得されたのですが,そのチームは二次審査でも満場一致というほどの実力であり,本当に惜しくも1次で敗退したのだということがうかがわれました。

 帰り道にしっかりと反省を行い,今大会のテーマ「勇気あり」という言葉を噛みしめ,全国大会に出た経験が今後に生かしていこうと誓い合いました。「勇気」をもって踏み出した一歩は,必ず次につながると思います。今後の3人の活躍に期待しています!

[写真]
 1枚目
  左上    会場入口にて
  右上〜左下 発表中の様子
  右下    質疑応答の様子

 2枚目
  全員での集合写真と,西京生のいる部分を拡大したもの

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全日制
3/6 1年海外フィールドワーク(〜11日)
3/7 1年海外フィールドワーク(〜11日)
3/8 1年海外フィールドワーク(〜11日)
2年学年末考査
3/9 1年海外フィールドワーク(〜11日)
2年学年末考査
3/10 1年海外フィールドワーク(〜11日)
2年スタディサポート
3/11 1年海外フィールドワーク(〜11日)
2年学習講座
京都市立西京高等学校
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